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▽レス始

「機械仕掛けの魔術師第3話(まぶらほ)」

漢長 (2005-09-25 04:25/2005-09-25 10:43)

「…で、こうなった訳ですか?」

荒れ果てた教室の中、クラスの男子が全員床に正座させたインテリメガネでカイゼル髭の一人の男性教師が教室を見渡しながらそう言った。

教師の名は島崎治虫、葵学園の魔法言語の教師である。

彼は自分が担当する科目の時間になったので、授業を始めようと教室のドアを開けたらこの有様であった。

目の前の光景の唖然としていると、クラスの男子が目の前を走り去っていった。

何事かと思い見なれぬ女子を質問攻めしてる女子達に聞いてみると、どうやら今日転校してきた生徒が自分は式森和樹に自分の初めてを捧げたと言う爆弾発言をしてそれに激怒したクラスの男子が式森和樹を魔法で攻撃しながら追い回したらこうなったらしい。

それを聞いた後、島崎は走っている男子連中を正座させ女子が言ったことが真実かそうでないのかもう一度問いただしたのだった。

「なるほど、女子の言っていることとほぼ変わりありませんね。」

島崎は、顎に手を当てると暫く考えてから口を開いた。

「……事の真相は解りました。では、この場は私があなた方に処罰を言い渡します。」

そう言って島崎は男子達を見る。

「2−Bの男子は、自分達の魔力を使ってこの教室を今日中に直すこと。」

島崎がそう言うと

「横暴だー!」

「生徒の魔法を無駄遣いするなー!」

「その髭似合わね〜ぞ!」

男子達は島崎に文句を言い始めた。

「ただし!」


ビクッ!


島崎の突然の大声に男子は驚いて静かになる。

「式森君は魔法使用回数がたったの3回しかないのでで教室の修理に魔法を使うと灰になって死んでしまうので教室を修理しなくてよろしい。」

島崎がそう言うと和樹以外の男子が、また騒ぎ始めた。

島崎はそれを無視して話を続ける。

「その代わり、式森君には体育館裏の草むしりを一人でやってもらいます。」

「先生!それはあんまりです!」

「そうです!式森君だけで体育館裏の草むしりなんて何日掛かるか判りません!」

それを聞いた和美と沙弓は島崎に対して抗議する。

「なにを言うのです?魔法を使えば今日中に終わるでしょう?……あぁ!そういえば式森君は魔法が3回しか使えないでしたね。」

島崎は先ほど自分も言ったのにいかにも忘れてましたといった感じで答える。

「なら、何日掛かってもかまいません。その代わり必ずやり終わるように。」

「やり終わったら私の所に報告に来ること。もし、やらなかったり途中でやめたら魔法言語の単位はあげません。」

「そんな!和樹さんは逃げただけで教室を破壊していないじゃないですか!」

夕菜も島崎に対して抗議する。

「宮間夕菜さん、でしたね。たしか?」

「はい。」

「いいですか?元はといえばあなと式森君のことが原因なのですよ?」 

「それは、そうですが…」

「それに、彼が魔法にさえ当たってさえいれば教室はこんな事には成らなかったのですよ?」

「そんな無茶な!」

「いいえ無茶ではありません。彼が魔法を避けて逃げたから男子達はムキになって彼に当てようと魔法の威力を上げていったのです。だから、彼が最初に魔法に当たってさえいれば教室は無事ですんでいたのです。」

「そんなこと「無いと言い切れますか?」っ!」

沙弓が言おうとしたことを島崎が否定する。

「ともかく、式森君が体育館裏の草むしりをするのは決定したことです。」

そう言って島崎は教室から出ていこうとする。

「あっ、そうそう。」

「まさかいないと思いますが式森君を手伝った人は式森君と同じく魔法言語の単位はあげませんので」

教室から出てドアを閉める前にそう言った。


バタン


――昼休み 屋上――


「ふ〜ん。そんなことがあったんだ。」

購買のパンをかじっていた和美がそう言う。

あの後、和樹以外の男子が教室を直して午前中の残りの授業は支障なく行われた。

昼休みになると夕菜が和樹を昼食に誘おうとして途中で和美と沙弓に割り込まれ口論となり更に玖里子が乱入。魔法の打ち合いとなった。

和樹は、4人が戦っている最中にその場から逃げ教室を出た所で和樹の弁当を持ってきた千早と出会い屋上に向かった。

2人が弁当を食べようとしたところで夕菜達が来て結局、皆で昼食を採ることになった。因みに夕菜達の中に何故か凛も居た。

そして、千早と和美と沙弓の3人が何故玖里子と凛が和樹を昼食に誘うのか質問したところ玖里子が3人に和樹を婿に捕って来いと言われた事とその理由を話して現在に至る。勿論和樹の体の事は伏せて話した。

「大変だね和樹君も」

千早も簡単に言う。

「……」

沙弓は黙って何かを考えている。

「あら、2人とも結構あっさりしてるのね。」

玖里子は千早と和美を見てそう言った。

「以外ですか?風椿先輩?」

「まぁね。てっきり『式森君は渡しません!』とか言ってこっちに突っ掛かってくるかと思ったわ。」

玖里子はそう言って弁当を食べる。

「別に式森君を攫って監禁して既成事実を無理やり作って籍入れる訳じゃないんでしょ?」

和美は玖里子にそう質問する。

「そりゃ、そうして方が早いし確実だけろうけど。少なくとも私は嫌ね。」

「私だってそうです。」

玖里子に続いて夕菜もそう答える。

「凛、あなたは?」

沙弓が凛にそう質問する。

「私は、式森と結婚する気はありません。」

「それじゃぁ、なんでここにいるの?」

沙弓がそう質問する。

「それは、式森が玖里子さん達に変なことをしないか監視する為と私の個人的な興味です。」

「…らしいわよ。」

「なら、別に焦る必要はないわね。結局、誰を選ぶかは式森君が決めることだし。」

「そうね。」

「うん、そうだね。」

沙弓と千早も和美の意見に同意する。

「夕菜、風椿さん。私、負けませんから。」

そう、夕菜と玖里子に宣言する千早。

「もちろん。松田さんと沙弓にも負けないから。」

そして、和美と沙弓にも宣言する。

夕菜達4人も自分もとそう宣言する。

そんな中、凛は重苦しい表情で沙弓に質問した。

「…沙弓さん。貴方は何故、式森に言い寄るんですか?」

「それは、さっきも言った通り私が彼を好きだから。」

沙弓があっさりと答える。

「そんな!沙弓さん貴方は、あの人の事を忘れてしまったんですか?!それとも、もうどうでもいいんですか?!」

凛は凄い剣幕で沙弓に詰め寄る。

「…凛、貴方気付いてないの?」

凛を睨みながら沙弓がそう聞く。

「何をです?」

「……気付いてないなら別にいいわ。」

「?」

凛は沙弓の言っている事の意味が解らない様である。

因みに、女性陣の話の中心人物の和樹はというと……


「式森待てーーーーーー!!!」


「何でこうなるんだよーーーー!」

夕菜達6人と一緒に昼食を食べ様としたところで、たまたま昼飯を食べようと屋上に来ていた男子(彼女無し)に追い掛け回されたいた。

そして、和樹を追い掛け回していた男子は話が終わった夕菜達に殲滅されて和樹は夕菜達と昼食を食べたらしい。


「あら、和樹これから帰るの?」

和樹が廊下を歩いていると玖里子に声をかけられた。

「あ、玖里子さん。違いますよ、これから体育館裏の草むしりをやりに行くんですよ。」

「はぁ?なにそれ?何で和樹が体育館裏の草むしりをやるのよ?」

「実は……」

和樹は、玖里子に午前中の島崎とのやり取りを説明した。

「……なるほどねぇ〜」

玖里子は和樹の説明を聞いてそう言った。

「島崎先生か…」

そう言って玖里子は何か考える。

「あの先生もアレさえなければね〜」

などと言っている。

「にしても、夕菜達がよく一緒に来なかったわね。」

「いえ、教室を出る前に宮間さんと松田さんと社崎さんの3人で自分達も手伝うって来たんですけどそうすると宮間さん達の魔法言語の単位がとれなくなるから…」

「断ったわけね。」

「はい。」

和樹は玖里子の言葉にそう答えた。

実は、ここに来る前に千早にも出会って千早も和樹を手伝うと言ったのを断ったのだった。

「じゃぁ、僕はこれで」

「そう、じゃぁがんばってね。」

玖里子はそう言って和樹を見送る。

そして、和樹が見えなくなると懐から携帯を取り出して電話をかける。


プルルルルルル…


「あ、ピエール。ちょっと人を集めて欲しいんだけど…」


「はぁ、ここ全部一人でやるのか…」

和樹は、一人体育館裏に来てそう呟いた。

「宮間さん達はやらなくてもいいって言ってたけど、そういう訳にも行かないし」

和樹は、そう言って辺りを見渡す。草はボーボーに生えており見た限り殆ど手入れをされてない様である。

「とにかく、やらないと。島崎は何日掛かっても良いって言ってたし」

「明日、明後日は学校が休みだから今日の放課後と二日丸々つかえば何とか三日で終わるかな?」

和樹は、そう言って草むしりを始めた。


1時間後


「ふぅ」

和樹はそう言い辺りを見る。其処には1時間歩と前と殆ど変わらない光景が在った。

「あ〜やっぱり一人でやるには辛いな〜」

「それにしても熱いな〜」

和樹はそう言いながら額の汗を拭った。

真夏の炎天下の中、草むしりをしていれば汗もかくだろう。

「あ〜ダメ。日陰で少し休もう。」

和樹はそう言って体育館裏にポツンと1本だけ生えている楓の下まで歩いていく。


ザー


和樹が楓の木陰で寝転がると風が体育館裏を通り抜けた。

「あー、涼しー。」

和樹は目を瞑って涼しさを楽しんでいた。

「あらあら、凄い顔ね。」

和樹が涼んでいると上から誰かの声が聞こえた。

「はい?」

和樹が間抜けな声を漏らしながら目を開けると其処にはメガネを掛けた長い黒髪の女生徒が覗き込んでいた。

「あの〜何か用ですか?」

和樹は、自分を覗き込んでいる女生徒にそう質問した。

「あら、ごめんなさいね。別に貴方に用がある訳じゃなくてここに来たら貴方が凄い間抜け顔で寝っ転がっていたもんだからつい声を掛けただけなの。」

「そうですか」

和樹はそう言って立ち上がり、彼女の胸元のブローチを見る。

「青いブローチ…3年生ですか?」

和樹はそう彼女に質問する。

「…えぇ、まぁね。」

葵学園の女子は制服に付けているブローチが学年ごとに違う1年が赤で2年が緑、3年が青である。

「で、先輩は何でここに来たんですか?」

「ん?私はこの木に用があって来たのよ。」

彼女はそう言って楓の木に手を当てる。

「そういう君は?何でここにいるの?」

今度は彼女が和樹に質問した。

「え〜と、ここの草むしりをしているんですよ。」

「あら?なんでまた?」

和樹の答えにまた質問した。

「いや、実は…」

和樹はそう言ってここの草むしりをする羽目になった理由を話し始めた。


「そう、それは災難だったわね。」

彼女はそう言って何か考え始める。

「……よし!私が手伝って上げる。」

「え!そんな先輩に迷惑を掛けられませんよ。」

そう言って和樹は彼女の申し出を断る。

「いいの。別に迷惑なんかじゃないから。」

「でも、島崎に知れたら魔法言語の単位が無くなっちゃいますよ?」

「そんなことは君が気にする必要はないの。」

「でも!」

「いいから、人の親切は素直に受け取りなさい。」

「はぁ〜分かりましたよ。手伝って貰います。」

「はい、手伝ってあげましょう。」

「では、早速。」

「え、もう始めるんですか?」

「えぇ、そのつもりよ?」

「そんな〜、さっきまで僕は、草むしりしていたんですからもう少し休みたいですよ。」

「ダ〜メ、それじゃ私の気が変わるかもしれないから。」

「手伝ってくれって僕が頼んだわけじゃないのに」

和樹が小さくそうぼやくと

「何か言った?」

笑顔で彼女は和樹に聞いてきた。

「い、いえ!」

和樹は、首を横に力一杯振りながらそう答えた。笑顔なのに何か怖い、和樹はそう思った。

「そう。なら始めま「あーいたいた」…あら。」

和樹と彼女が草むしりを始めようとした時、遠くから和美の声が聞こえてきた。

2人が声の聞こえた方向を見ると和美を先頭に夕菜達6人がこっちに向かって歩いてくる。

「あーやっぱり松田さん達来ちゃったか。」

「すいません。彼女達が着たから先輩が手伝ってくれなくても手が足りると思うんですけど……」

そう言って和樹は、彼女の方を向く。

「………あれ?」

和樹が振り向いた先には誰も居なかった。

「何処行ったんだろ?」

「和樹君、何探してるの?」

和樹が彼女を探して辺りを見ていると後ろから千早が声を掛けてきた。

「あ、山瀬。」

「どうしたの?誰か居たの?」

今度は和美が声を掛けてきた。

「……いや、何でもないよ。」

和樹は彼女がいなくなった事が気にはなったが、今は夕菜達のことを優先させた。

「一様聞くけど何しに来たの?」

和樹が、夕菜達に質問すると千早が皆を代表して答えた。

「何って和樹君の手伝いに決まってるよ。」

千早以外の女性も自分も同じとばかりに首を縦に振る。

「ちょっと待ってよ!そんな事したら皆の魔法言語の単位が無くなっちゃうよ。」

和樹が夕菜達を止めようとそう言うと和美が和樹に話しかける。

「いいの、いいの、魔法言語の単位の1つや2つ無くなっても別に卒業できるし。」

「確かにそうかもしれないけど。」

和美の言うとおり2−Bの生徒は性格等に問題が有るが成績だけは良いので魔法言語の単位が無くなっても卒業は出来る。

千早も成績は良いので、心配ないし玖里子は去年取ってあるのでその点は問題ない。

夕菜も転校生であるが多分問題ないだろう。

問題なのは、1年でまだ魔法言語を取ってない凛である。

和樹が心配そうに凛を見ると凛は和樹を見て

「心配せずとも私は貴様を手伝ったりしないぞ。」

そう言った。

「ならなんでここに来たのよ?」

和美がそう言うと凛は和樹を指差して

「あいつがここに人気がないのを良い事に皆さんに不埒な事をしないかを監視する為です。」

そう宣った。

「そんなことはしません!!」

凛がそう言うと和樹は顔を真っ赤にして否定した。

「べ、別に和樹君が望むなら…」

「わ、私だって同じです。」

「そ、そうね。」

「………」

4人ほど顔を真っ赤にして小さく何か呟いている。

「あら、それは、それでいいかもね♪」

そして、1人は堂々としていた。


チャキ


玖里子がそう言うと凛が刀に手を添えた。


「と、とにかく皆が手伝ってくれるのはうれしいけど、そんなことしたら単位が無くなるからダメです!」

「なら、私達が手伝わなければいいのよね?」

和樹がそう言うと玖里子がそう質問した。

「え、えぇそうですけど。」

「そう、……ピエール。」


スタッ


「はい、玖里子様。」

「うわぁ!」

玖里子がピエールを呼ぶと、突如和樹の後ろにピエールが現れた。

「ピエール。用意はできてるわね。」

「はい、既に待機させてます。」

「そう、じゃぁチャッチャと初めて。」

「判りました。」


ピッピッピッ


ピエールは、玖里子にそう言われると携帯を取り出して何処かに掛け始めた。

「あぁ、私だ。今から始めるからこちらによこしてくれ。」


ピッ


ピーエルは、そう言うと携帯を切った。

「直ぐに来ますので暫くお待ちください。」

「だってよ、和樹。」

「はぁ、そうですか。」

和樹は、訳がわからないといった感じで返事をした。

和樹が返事をして1分もしない内に何十人もの男性がこちらに向かって歩いてきた。

「あの、風椿さん「玖里子でいいわよ。」玖里子さんあの人たちは何なんですか?」

千早が玖里子に質問した。

「あぁ、あれはピエールが集めたバイトの人たちよ。」

「バイトの方々ですか。」

夕菜が玖里子にそう聞いた。

「そうよ。」

「一体何の為に?」

今度は和美が質問した。

「何って、ココの草むしりをさせる為に決ってるじゃない。」

「「「「「??」」」」」

和樹達は玖里子の言っている意味が解らないと感じである。

「いい?和樹の手伝いを私達がすれば魔法言語の単位が無くなるけど、この学園の生徒じゃない第三者が手伝っても学園に通っていないから別に気にする必要はないわけ。」

「だから、バイトを雇ったんですか?」

凛が質問した。

「その通り。」

「はぁ、そういうモンですかね?」

「そういうモノよ。」

などと和樹達が話している後ろでピエールがバイトの男達を集めて何が話している。

そして、暫く話とバイトの男達は各自バラバラになって草をむしり始めた。

「玖里子様、バイトの方々への説明は私がやりましたし監督も私がしますので玖里子様は和樹様と一緒にお帰りになられても結構でございます。」

話し終えたピエールがこちらに歩いてきて玖里子に報告をした。

「あらそう、じゃ後は頼んだわよ。」

「はい、お任せください。」

「和樹行きましょ。」

「く、玖里子さんいいんですか?」

「いいのよ。」

「でも、こんなに人がいたら島崎にバレませんか?」

「大丈夫よ。ちゃんと人払いの結界を張ってあるから。」

「そう、ならいいわね。」

「そうですね。」

「そうね。」

「じゃ和樹君、帰ろ。」

夕菜達も和樹に寮に帰るように言ってきた。

「いいのかな〜」

和樹はそう言って後ろで草むしりをしているバイトの人たちを見た。

年齢はバラバラで顔見知りは居ないようである。中には数人マスクを被っている者も居た。何処かで見たような身体つきであったが気のせいであろう。

「ま、いっか。」

和樹はそう言って夕菜達と帰ることにした。

「あ、そうそう。」

「和樹君、今日和樹君を起こそうとして朝、部屋に行ったけど鍵が開かなかったよ。仕方がないからそのまま学校に行ったけど。」

千早が和樹にそう言ってきた。

「あ、ごめん。昨日ちょっとした事があって部屋の鍵が変わったんだ。」

「そうなの?」

「うん。あとで渡すね。」

「うん、解った。」

「和樹さん。」

今度は夕菜が和樹に話しかけた。

「ん、なに宮間さん?」

「あの、私明後日寮に引っ越すんで手伝ってくれませんか?」

「いいよ。」

「ありがとうございます。」

「式森君。」

夕菜の次に和美が和樹に話しかけた。

「ん、松田さん何?」

「今度、何処かに行こって約束忘れてないよね?」

「うん、忘れてないよ。なら明日にでも行こうか?」

「うん!」

「私も式森君と一緒に、何処かに行きたいな。」

沙弓がそう呟くと

「じゃ明日松田さんと一緒に行こうか?」

「(2人っきりが好かったんだけどな。)……いいわよ。」

沙弓はそう了解した。

(沙〜弓〜!!)

そして、和美の機嫌が悪くなった。

「……」

凛は黙って和樹を睨んでいた。


後書きといふもの

どうも、漢長です。3話が出来たので投稿します。

今回、色々在りましてこんなにも遅くなってしまいました。すみません。

量は少ないですけど今回、区切りがいいのでこの位で投稿させてもらいます。


では、前回のレスの返したいと思います。


白様

そう言ってくださると作者として嬉しいです。

今回はこんな感じです以下かでしょう?


D,様

そうですね、彼はマッドですけど一応善人ですからね。

紅尉と一緒に和樹を助けに行ったのはかおりでも、紫乃でもありません。(といってもオリジナルでもありません。)


AL様

右肩から肘は生身なのでそんなの打ったら反動で肩が捥げるのでは?

骨格や血液等のナノマシンの侵食はネタがあるのでここではお答えできません。体重も同じです。

おいおい作中で書いていきたいと思います。


以上前回のレスの返しです。


誤字脱字は自分でも気を付けていますがもし、ありましたら作品の感想や批判と共に書いて頂けると幸いです。

では、機械仕掛けの魔術師第4話でお会いしましょう。


△記事頭

▲記事頭

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