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「本能(NARUTO)」

こるべんと (2005-09-05 18:07)


 木の葉の里を、朱色に染まった満月が照らし出していた。

 誰もが寝静まったその街道を、二人の下忍が歩いていた。

 一人は黄色いジャケットを着た少年。もう一人は、ぶかぶかのパーカーを着た少女。

 少女は少年の手を握って、ときどきハーフパンツを苦しそうに股ですり合わせている。

 そんな少女のしぐさを見て、少年はハーフパンツの内側に右手を差し入れ指で刺激した。


 「はあっ!!・・・ん・・んん!!・・ナ、ナルト君・・ひぃん・・」

 「ふふ・・・おもちゃが後ろに入ってるから?こんなに濡らしてる・・・」


優しく耳元で咎められて、ヒナタは顔を真っ赤にしながら頷いた。

 ナルトはハーフパンツの腰に指をかけると、スルスルと脱がしてしまった。

 ショーツをつけていないヒナタの菊門にはローターが差し込まれ、ブンブンと振るえながら膣から流れ落ちる愛液に濡れて光っていた。

 ヒナタは立っていられなくなって、ナルトの胸に体を預けるように収まった。

 短い吐息を繰り返す少女を優しく抱きしめると、ハーフパンツを履かせなおし背中におぶってナルトはアパートへ歩き出した。


 朱色の月が照らす夜が終わり、白金の光をもたらす太陽が顔を出した。

 カカシ班は演習場一帯の草むしりという、あまりにも果てのない任務に精を出していた。


 「んがぁぁぁぁぁぁぁ!!カカシ先生、こんなのやっても無駄だってばよ!!」

 「ん〜?何いってんの、これだけ草むしりをやれば薬草や毒草にだって詳しくなるじゃないか」

 「カカシ先生は、エロ本読むばっかりでなにもやってないっいてばよ!!」


 サスケとサクラもその言葉に頷いた。

 こいつは今日も今日とて、3時間も遅刻して毎度おなじみの言い訳をほざき、クナイと起爆札の洗礼を受けたのにまったく反省していなかった。


 「ん〜?あれ、あそこにいるのは・・・」

 「あら?ヒナタじゃないの」


 サクラは何か用事があるかもしれないと、木の陰に隠れているヒナタのもとへ走っていった。

 カカシは何気なくナルトを見た。いつもなら自分から行動するナルトが、他人がいるのに黙って待っていたからだ。

 すると、サクラが走って戻ってきた。


 「ナルト。なんか知らないけど、ヒナタがあんたに用事があるんだって」

 「ん?わかったってばよ」


 ナルトはあいづちをうつと、ヒナタのほうに走っていった。


 「さて・・・・草むしりのつづきをしようか?」

 「先生もやってくださいよ・・・」

 「ウスラトンカチが・・・・」


 カカシは部下二人と冷たい視線をものともせず、そのまま任務終了まで読書に熱中していたという。


 『世の中には、どうにもならないくらいズボラな人間がいることを知りました』

 木の葉出身・S・Hさん


 『あいつの担当上忍は、何をやってやがったんだ?』

 木の葉出身・S・Uくん


 ナルトはヒナタの傍まで行くと、顔を覗き込んだ。

 ハーフパンツの内側に手を入れてみると、ちゃんとバイブを動かしていた。

 くぐもった機械音をたてながら、太めのバイブはちゃんとヒナタの膣に収まり、溢れ出しそうな愛液の流れを遅くしていた。


 「どうしたってばよ?」

 「あ・・・あの・・ひん・・・・あとで・・あう・・アパートに行ってもいいです・・・か?あうっ!!」

 「うん。あとは綱手ばあちゃんに報告したら終わりだし・・・」


カカシはくさった表情で草むしりをする二人を手招きした。


 「ねぇ、あの二人の会話。盗み聞きしたくない?」

 「へ?そんなことできるんですか?!」

 「まあな。俺が暗部時代に習った秘術は、ターゲットが10メートル以内にいれば、チャクラの波をキャッチして会話が聞こえる」

 「ふん・・・おもしろそうだな」


 珍しく乗り気なサスケの了承も得て、カカシは印をすばやく組んで術を発動・・・した瞬間強烈な殺気を感じた。

 他の二人もそれを感じ、放たれた方向に顔を向けた。

 それは、驚くべきことにナルトからだった。

 ナルトはしばらく会話をしていたが、少し振り向くように3人を見た。

 その瞳は深紅に染まり、獣のように裂けた瞳孔は獲物を見つめる肉食獣そのものだった。


 その夜、アパートの一室では少年が少女にいやらしいことをしていた。

 ヒナタは額当てで目隠しをされ、荒縄で縛られてナルトの胸に収まっていた。

 太いバイブを膣と菊門に挿入され、差恥と悦楽に体を震わせながらヒナタは必死に耐えていた。


 「あうぅっ!!いい!!お・・おお・・」

 「ふ〜ん・・・ヒナタはおもちゃだけでいいんだ?」

 「いやぁ!!いやぁ!!おちんちん、おちんちんちょうだい!!ナルト君ので、ヒナタをもっといじめて!!」

 「了解しましたってばよ♪それっ!」


 ナルトはヒナタの菊門からバイブを抜くと、肉棒を深く挿入した。

 短い鳴き声とともに、ナルトを受け入れたヒナタはその体制に顔が真っ赤になった。


 「あうっ!!あぁぁぁぁぁ・・・・・あん!!あん!!いやぁ・・・犬さんの格好はやめてぇ・・・・あうぅ!!」

 「ほらっ!!もっと腰をふれってばよ!!」

 「あひっ!!あんあんあんあんあんあん!!気持ちいい!!ヒナタはナルト君の肉棒が大好きな、いやらしい雌犬です。好きなだけ、好きなだけ気持ちよくなってください!!」

 「いい子だってば・・・・じゃあ、そろそろ!!」


 ナルトは強く腰を打ち付けると、腰を震わせて腸内に精液を噴射した。

 熱くたぎる精液を取り込みながら、ヒナタは獣のような鳴き声をあげて達した。

 少ししてヒナタが目を覚ますと、目隠しをはずされてナルトの下で犯されていた。

 あれだけ噴射したのに精力を失わない肉棒が膣に挿入され、突き上げられるたびに意識の覚醒が早くなっていった。

 体を起こされると、さらに深いところまで肉棒がとどき悦楽が強くなった。


 「はぁぁぁぁぁぁ・・・・あうっ!!ひん!!もっ・・と!!もっと!!深く突き上げてぇ!!」

 「いやらしいのな・・・こんなに濡らして、俺のを咥えこんで。あ、ヒナタは雌犬だったけ?」

 「そ・・そうです!!ナルト君の肉棒を咥えこんでいないと、我慢できないいやらしい雌犬です!!が・・がんばりますから、捨てないでください!!」

 「大丈夫だってばよ。ヒナタのこと大好きだから、捨てたりしないってばよ」

 「う・・うれしいです・・・ああん!!ナル・・・ご主人様ぁ!!」


 さて、ちょうどそのころ火影邸では綱手が、カカシから昼間の報告を受けていた。

 「ナルトの瞳がねぇ・・・・だが、チャクラの高まりが誘発していた現象が、戦闘に関係ない状態で・・・?」

 「ですが事実です。俺は気配を消すように印を組みました。どう考えても、それを察知して殺気を放ったとしか考えられません」


 二人が意見を言い合っていると、白髪の大男が瞬身の術で登場した。ご存知、エロ仙人もとい伝説の三忍・自来也である。


 「その話・・・血筋がそうさせるのかもしれんの。四代目もそうやって、わしに殺気を飛ばしてきおったわ」

 「へ?先生がですか!!」

 「ああ・・あれは四代目がナルトと同じ年齢のころか・・・」


 その日、自来也班は森で演習中だった。

 一段楽して、みんなが休憩を取っているときナル母が四代目を呼んだ。


 「あの・・河矢欠くん!!ちょっときて欲しいんだけど」

 「ん?わかった、今行く!!」


 自来也は盗み聞きしてやろうして、まったく同じような出来事が彼らの身にも起こったのだ。


 「そのときはそれでおわったんだが、そのあと四代目が言っとたのぉ」

 『先生・・・彼女は僕のショートケーキみたいなものです。まるごと全部僕のものですから。ね!』

 「あの目・・・あれはたぶん、雄の本能みたいなものの現れだったのかもしれんのぉ」

 「本能?」

 「雄は自分の子孫を残すために雌を守る。それと同じように、うずまきの男二人も・・・のう?ナルトのやつ、どえらい野性的な男かもしれんぞ♪」


 野性的というのは間違いかもしれないが、とりあえず鬼畜な才能があるようだ。

 これも血筋かと思うと、今後のヒナタはますます大変だろう。

 ちなみに、深夜の火影邸で隠し撮りしたナルトたちの情事を見ながら、綱手がオナニーをしたかどうかはさだかではない。そこに、シズネも混ざっていたかどうかも同様である。


 翌朝、どこのうちでも朝食を食べているときに、アパートではいやらしい時間が流れていた。

 膝の上で挿入され駅弁スタイルで突き上げられながら、ヒナタは時間を確認した。


 「あうっ!!あん!!ナルト君・・・・ち・遅刻しちゃうよ・・・うう!!」

 「ん?別にいいってば・・よっ!連絡網で適当に話して休めばいいし・・それっ!!」

 「くふっ!!あんあんあんあん!!すごいぃ・・・わ・わたしも・・休むから・・あん!!電話させてください・・あふっ!!」

 「いいってばよ、でもこのまま電話しろってば♪」

 「そ・・そんな・・・」


 ヒナタは突き上げられながら、何と言い訳するか考えていた。


 どうも。初投稿のこるべんとです。読みきり作品からはじめようと思い、こんな作品ができあがりました。感想などありましたらよろしくおねがいします。


 


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