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「マーセナリーズ  第一章『ファントムブラッド』 第2話『魔法と魔術に花束を』(まぶらほ+JOJO)」

ジグザグ (2005-08-21 16:03/2005-08-22 02:20)


やっぱり今回まぶらほ関係ありません。


この世界には魔法という神秘が存在する。


いきなり何だ?とお思いだろうが気にしないでくれ、これは私の単なる考察だ。


御伽噺に出てくるような魔法使い、ああいう者を思い浮かべてもらいたい。
昔の憧れで、今も夢になれたらいいなと思っている人も居るといえば居るんじゃないかと思う。
 ただ流石にティーンエイジ後半で憧れるやつは居ないと思うが。


この世界に『魔法使い』は実在する。


大昔この世界には『魔法使い』が居た。いや、いまもいるが数が少なくあんまり知られていない。
廃れに廃れ今じゃ数えるほどしか居ない、それが今の『魔法使い』達だ。

問題はここだ、『魔法使い』は実在する。

それはこの世界ではあまり知られていない事実。

そんな不思議な連中が居ればすぐさま見つかるというのが当然だろう。
しかし『魔法』は知られていない。 

『魔術』という存在があるから。
この世界では各個人が自由に『魔術』が使える。
火を熾したり、水を操ったり、土を降らせたり、風を巻き起こしたり。
飛んでくる石を途中で止めり、空に浮いたり、重いものを持ち上げたり。
そんな不思議。

だがそれは『魔法』ではない。

魔法とは神秘である。

それ故の『valuable』。

『魔術』は『科学』と替えが効く。

それ故に『Alternative』

『魔法』は虚像、『魔術』は実像。

似て非なるものだ。

この世界において一般的に使われているのは『魔術』と呼ばれ、いずれも科学で実現可能な代物だ、科学の代替え品みたいなものだと私は解釈している、故にあんまり要らないんじゃないかと思っている。
しかし世間一般の認識は違う、この魔術が使えれば使えるほど社会で優遇されている。
もちろん本来ありえざることをするのだからリスクがある、それが各個人にある『魔法使用回数』と呼ばれる制限だ、『魔術』を使うのに『魔法』とはこれいかに。
まあ、魔術と魔法の違いなぞ、それが現行科学で実現できるか出来ないか、だ。
それは一般人は分からない、もう既に大半の魔法が魔術に格下げされていることに。

それにその神秘を使う者こそ『魔法使い』だ。
この世にそれが分かっている人間は一般には居ないだろう。

魔術は基本的に使う者が持つ属性に左右される、火ならば火がうまく扱え、水なら水がうまく扱える、そんなところだ、地、水、火、風、宝石などなど色々だ。

それはさておき

その『魔法使用回数』がなくなった人間は塵になる。
それはどうしようもない事、無くなれば死ぬ、消える、灰になる。
それでもこの人間の社会ではこの『魔法使用回数』がある種、人生を決めるといっていい、回数が多ければそれだけ優遇されるし、羨望の目で見られることだってある。
多ければどうだというのだろう、つまり『魔法使用回数』=『身体の中にある魔力の総数』=『命の分けた数』ということだ。
使えば使うほど自分の命を削る、いわば諸刃の剣だ、多ければ多いほどそれだけ感覚が麻痺して乱発する、行き着く先はただの灰だ、命を使って魔術を使う。
私は『魔法使用回数』=『命のカウント』=『明確な可能性の数』私はそう解釈している。
可能性を使い可能性を具現化する、理には適っていると私は思う。
『可能性』が無くなれば『発展』は無い。
『発展』の無い者はただ静かに取り残されていく。
選択肢の無い者の唯一の道、それが灰だ。


「人間には無限の可能性がある」「命は尊いものです、皆さん大事にしましょう」これがおおよその人の考えうる事だろう。


その命や可能性を日常生活で使う。


意味が分からん。


回数は一般人でおよそ10回〜50回程度、凄いので1000〜10000、血統書付きの名家様で50000〜100000程度、回数の多いものたちの間で出来た子供で親同士を足して二で割って三割り増しがいいところだ。。
これを多いか少ないか判断するのは個人によって分かれるだろう。
どのみち自分の命が代価だ、手前の命は手前の命だ好きに使って死んだらいい。
回数枯渇が原因で新聞の死亡記事欄を埋める日もあるくらいだ。
なまじそんな魔法使用回数があるからそんな事が起こるのだ、いっそのこと無くなればいいと言う考えもある。


そしてそれが実際に起こった。


今までのことは全部過去だ、現在は違う。


私も長いまえふりだなぁとは思うよ、だけどまだしばらく我慢してくれい。


今からおよそ30年くらいの前の事だ、一般人に魔術が使えなくなった、正確には魔法使用回数が無い子供が生まれるようになった、生まれなくなったのは回数が1000桁以下の連中だ、つまり今生まれてくる連中は、『魔術が使えいなか』OR『使用回数が1000以上か』にわけられるというわけだ。


そして使える子供は極端に減った、元々1000回以上なんて一般人では珍しいのだ。

魔術師の激減。

魔術の衰退。

それに伴う科学の発展。


その結果、魔術の不思議が不思議ではなくなった。


人類の永遠のテーマ、不老不死

平行世界への干渉、次元屈折現象

未来と過去への道、時間移動

全ての存在の否定、事象崩壊


そして、無からの有


私の知っている神秘はそのくらいだ。


しかしながら魔術が衰退した今でも魔術師達の需要は未だ多い、『魔法使用回数』が多いほど社会的に優遇されるのは変わらない、回数という代価でこの世に不思議を起こす、手ぶらで色々な作業ができる、そういった点では便利な連中なのだろう。
それに加え魔法使用回数が多いと身体能力や頭脳が普通の人よりも優れていることが多いからだ。
今の社会ではその身体能力のほうが注目されることも少なくない。


魔術が使えるが故に魔術では評価されない。


皮肉なものだ。


希少価値が故の存在、それが今の魔術師。


それが一般の魔術師。


発展の無くなった者達。


発展がある者達は可能性を探す。


それが真なる魔術師。


『魔術回路』


魔力の供給による魔術の行使、自分の命は代価にならない。
これに辿り着けば魔術師としては本物だ。


辿り着ければ可能性が手に入る。
可能性がほしければ自分の力で手に入れろ。
魔法、魔術がほしければ自分の命を賭けるのだ。


つまり何が言いたいかと言うと、そんな『魔術』や『魔法』に関しては今の状況じゃ期待するなということ。


ちょっとした現実逃避だ。


そして私は使えない一人だったりする。


先頭が始まり既に5分が経過していた。


「GOOOOOOOOOOOOOOOU」


ザックリと私の手刀が目の前に居るゾンビの肩口から進入し鎖骨、肩甲骨、胸骨、背骨をへし折りながら、胴体を抜け、体を二つに分ける。
手刀を出した勢いをそのままに体を1回転させ踵で後ろに迫っていたゾンビの顎に入り顎ごと頭を吹き飛ばす。
脳漿が当たりに飛び散り周りのゾンビ達の目に入り視界を塞ぐ。
目の眩んだゾンビが居る数十体ほどの集団に飛び掛り、先頭の目の眩んだゾンビを掌底打ちで吹き飛ばしその場で少しだけ踏みとどまる、後ろのゾンビ達は飛んできた仲間を受け止めるため動きを一瞬だけ止める。
私はその隙を見逃さず両手の拳に波紋を纏わせゾンビの集団に突撃する。

「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラア!」

私の雄たけびと共に繰り出された拳のラッシュで目の前のゾンビの集団を薙ぎ倒していく。
パンチに当たるたびにゾンビ達は吹き飛びながら断末魔の悲鳴を上げ蒸発していく。
最後のゾンビの頭を砕き蒸発させると同時に私は何かの視線を感じ上体を仰け反らせる、するとすぐ目の前を何かが高速で飛んでいく、風圧で服が破けた。
そしてその延長線上に居たゾンビ達の頭を吹き飛ばしていく。


銃だ。


いくらゾンビといえどこいつ等は知能があったようだ。
こういう肉体派なゾンビなんかは、いくら自分の肉体が強力でも攻撃できるのは精々2〜3メートルが限度だろう、手っ取り早く射程のばすなら銃は一番適している。
と、その銃を確認すべく発射された方向に目を向けて愕然とした。
ゾンビの一体が確かに銃を構えていた、しかしその銃が問題だ、銃は銃でも拳銃ではなかったライフルだ、それも大きい、大きすぎる、私の記憶違いでなければあの武器は対物狙撃銃と呼ばれるカテゴリの銃だ。
本来狙撃に使われ主に対物目標用(建造物、軽装甲車両や重陣地、航空機や軍用ヘリコプター等)に使われる物のはずが私を狙っている、それも50M離れていない距離で使用されている。
こんな近くで狙撃かよとお思いだろうが、なかなかどうして大口径の銃弾が初速800m/sで飛んでくる物はなかなか恐怖だ。
まあそんな考察はさておき。
というかそろそろ頭も冷えてきたところでツッコミを。


―――何でそんな物騒な物がこんなところにあるのよ!


と、しごく当たり前の事を疑問に思う、なんだってゾンビ共がそんな物を持ってるのかは謎だが、とりあえずは目の前の障害を排除すべく突撃を敢行しようとする、相手は地面に腹這いになっている、横っ飛び気味に動けば当たらないだろう、それにこの距離じゃ詰めるのに一秒かからない、もらったな。
と思ったが、人生そう甘くないようで、ぞろぞろと同じ様な銃器を持ったゾンビが現れる………おいおい本気か?戦争でも本当に起こすつもりなんじゃないだろうなという装備をしてきやがった。
さっきの対物狙撃銃だけじゃなく普通の小銃を持っているやつらまで居る、その中で筒のようなものを持ったゾンビが数人現れる……………あれはもしや。

映画やアニメでお馴染みの。

それに思い当たり急いで横に飛ぶ。


その瞬間私に向けて『それ』が連続的に発射された。


―――――――――――――――――――ロケットランチャー!!!!


私の居たところに連続して爆発が起き激しい砂煙が舞い起こる。
次ごう6発のロケットが周囲に破壊の嵐を巻き起こす。
それが終わったと同時に断続的に私の居る場所に銃弾が飛んでくる。
畜生、正気かこいつら私一人にここまでする?
ゾンビに正気も糞も無いと思うけど。
重火器を持っているのは大体40人程度だろう、おそらく小隊規模か。
しかしこいつら何か変だ、武器を持っているのはいい、普通のゾンビ達だって武装ぐらいする、だがそれは鎌や包丁など原始的な武器ばかりで到底近代兵器なんかを持てるような知能は持っていないはずだ、いや実際重火器を持ったゾンビというのは過去に事例がある。
でもそれは親玉の吸血鬼が従えていて絶えず指示を出さなければいけないという制約があった。
しかし今はそんな指示を出している吸血鬼は見当たらない、さっきの吸血鬼もどこかへ消えてしまっている、そして連中は自分の意思で重火器を使っている。

そういう事を考えれば出る結論は一つ、知能が高すぎる。

――――そんな結論今はどうでもいい重要なのは敵が強大な火力を持っているという事実だけだ。

私に迫る弾丸を拳で弾き飛ばす。
とりあえずあのロケットランチャーを潰す、当たったらただじゃ済まないのは確実だ。
以前ロケット砲で吹き飛ばされた死体を見たことあるが酷い物だった、ああは成りたくはない。
しかしあのロケットランチャーは使い捨てだったようで筒をその場で捨てる、そして周りの連中と同じように小銃で私を攻撃してくる。
それを拳の連射で弾き飛ばしつつ近くの岩場に隠れる。
そこに断続的に銃弾が叩き込まれる。

マズイ、貼り付けにされた。

その瞬間、また嫌な視線を感じその場で旋回し視線の先から飛んでくる物を指で摘み取る。
飛んできたのは銃弾だった、だいたい12mm位の大きさだ、恐らくさっきの対物狙撃銃と同じ物だ。
飛んできた先を見ると約500m先の高台の上に二人一組の狙撃兵が居た。
手近にあった小石を掴み投げる。
石は銃弾を越える速度で一体のゾンビの頭を砕く、続けざまにも一発投げもう一人の頭を拭き飛ばす。

よっしゃ大命中!


………ん?


足元を見るとコロコロと丸い球体が転がっていた。

私はそれの正体に気が付いたと同時に逃げる。
その瞬間、その球体が爆発する。
それの爆風に当たり私はキリモミしながら吹っ飛ぶ。
飛ばされた場所にはゾンビの大群が待ち構えていた。
が、私はそれを逆手に取り飛ばされた衝撃をそのままに頭を掴み、後頭部を地面に叩きつけ頭を潰す。


魔法魔術は関係ない、あるのは自分の身体だけだ。


この杜崎沙弓に神秘は必要無い。


必要なのは……………今のところ銃と海兵隊辺りの支援がほしい。


っていうか残りの三人、手伝えよ!


=================================


と言う訳で第二話です、とりあえず今回はこの世界の魔術のあり方。
それと沙弓譲の奮闘っぷりを。
沙弓嬢は基本的に戦いに対するスタイルは持ちません、銃があれば銃を使い、ナイフがあればナイフを使う。
このSSのスタイルは負ける奴は負ける、勝つものは勝つ、死ぬものは死ぬ。
できれば男女の絡みなんかも出せればいいかなぁと。
18でいくか15で止まるか、エロ+バイオレンスで突撃するか、悩み所です。


そしてこの物語において『最強』は存在しません、必ず強さゆえの『弱さ』が有ります。


ちなみにしばらくまぶらほ本編とは関係ない話が続きます、暴走娘三人はやっぱりでてきませんね。
まぶらほの時間軸で言えば現在5月です、まだ夕菜は転校してきていません。
第二章辺りで学園編やろうかと、とりあえずは今のメキシコ編が続きます。
そしてこの物語の主人公である杜崎沙弓は恐らく20歳を超えてます。
ほかの登場人物も20歳前後になると思います。
その辺の事は後々明らかになっていくでしょう、今はどうにかしてメキシコ編の続きを書かなければ。

主人公がその年齢で学園編をやろうというのだから中々チャレンジブルだと思います。


それとこの物語の主人公は『杜崎沙弓』であり、まぶらほの『式森和樹』は関係ありません、史上最強の魔力も関係ありません、その時点で何か物語が破綻しているような気がしなくも無いですが気にしないでください、どうせSSです。
そしてこのSSのおいての敵は、おそらくオリジナルのスタンド使いか怪物か人間かどれかになると思います。


次回、新たなる介入者が出てきます。

ヒントはカレーです。

後ようやくまぶらほのキャラクターが出てきます、例によって本編とはほぼ別人ですが。


というわけでレス返を。

ナナシ様
実はまだスタンド出てきません、JOJO第一部と同じで波紋です、今回はスタンドに繋がる話の予定です。


陣様
吸血鬼については次回登場します月姫系とJOJO系が今回の鍵です、あとフェンリルは出てきますよ、マナも、実はラグナロクの片割れ既に登場してたりします、あとリロイも。


ファルケ様
そうですねSS級の連中は正直人間かどうかすら危ういですからね、今回の章で一人か二人、出せればいいかなと。


XTC様
とりあえずレギュラーとゲストに分かれますね、次回登場予定の方は結構登場してくると思います。


最後に一言

ツンデレは素晴しい        


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