ウィーン
轆轤を回して一騎は器を作っていた。
ぴんぽーん
「ん？こんな時間に誰だろう」
「おーい真矢、玄関でてくれ。俺も手を洗ったらすぐ行く。」
別の部屋で赤ちゃんをあやしてた真矢は玄関へとむかった。
「はーい。どなたですか？」
玄関を開けると２人の男が立っていた。
「ッアッ！　あなた！あなた！早く来て！」
「どうした真矢。そんなにあわてて。」
「どちらさまですか？」
！！
「総士！甲洋！帰ってきたのか！」
「一騎、ひさしぶり。」
「カズキ・・・」
「おまえたちはあのころと変わってないな。俺たちはこう年をとってるのに。」
「フェストゥムに成長の概念は無い。ただ、同化した人間の形態を維持しているだけだ。
地球上の憎しみを核にしたフェストゥムを根絶したので一度帰ってきた。
僕は比較的人間の部分が多く同化したようで皆城総士だったころの記憶を
比較的持っている。南極での戦いの後にまたあうと約束したからな。
甲洋は残念ながらかなりの同化率だったがあの戦いのあとフェストゥムも感情
を覚えたのでかなり回復している。」
「そうか。無事でよかった。あの時つながってたから総士が消えていくのを
感じてしまってたので約束だけが頼りだった。ん　そうだこの子を見てくれ。
俺と真矢との娘、翔子だ。竜宮島で２番目の自然出産な子だ。
俺たちの希望の子だよ。」
「健司と咲良も結婚したんだよ。」
「プロポーズしたときの健司の上がり具合と真っ赤になった咲良は面白かったな。」
「か・ず・き・く・ん！あんまり茶化すと私にプロポーズしたときのことを
言っちゃうよ。」
「うう　すまん。もういわないから勘弁してくれ。」
「ふっ。みんな平和にやってるんだな。」
「ああ。あの時以来フェスティムの襲撃はやんだからな。
俺たちがファフナーに乗ることも無くなったし。」

「我々は地球から宇宙へと行く。地球上からは消滅したが憎しみを核とした
フェスティムが一部宇宙へ行った。我々は全にして一、個にして全である。
憎しみは絶たねばならない。
地球上に人類はこの竜宮島とあと新国連の都市ひとつを残すのみだ。
新国連の都市の座標はここだ。アクセスしてみるといい。」
「そうか。わかった親父に渡しとくよ。」
「それでは我々は行く。ではな。」
「又帰ってきてくれるんだよな？総士。」
「わからない。しかし約束をしよう帰ってくると。」
「そうか。じゃあ行って来い。がんばれよ。」
「ああ」

「総士君も甲洋君も生きてたんだね。」
「ああ、あいつらのことだ必ず約束を守って帰ってきてくれるさ。」
彼らの視線は満天の星空へと向けられていた。

end

あとがきと言う名のへたれ文

短いですね。へたですね。エクスキュラメーションマーク使いすぎですね。
キャラ変わってますね（総士君はわざと壊しましたが）。
甲洋君１回しかしゃべってませんね。　orz
はじめてのSSはこんなものなんでしょうか。
傑作を次々と書かれる先人には頭がたれます。
さて、小学校のころ高々作文用紙（２００字）１,２枚の作文が
かけないで泣いていた悪夢があるROMオンリーの私がSSを無謀にも書こうと思ったのは
私的にポストエヴァの位置にいて何度も泣かされた「蒼穹のファフナー」の
SSがまてどくらせど書かれないので、自分で書いて呼び水にするべし。
と思い立って書いた次第です。
マイナーで終わってしまったのですかねぇ。
マリア様が見てる・ナデシコ・エヴァを抑えて歴代トップになりかけてる作品なんですが。
というわけで（なにがというわけなんだ？）皆さん「蒼穹のファフナー」のSS書いて下さい。

全員HAPPY EHDでもないし（レギュラーメンバーさくさく死んじゃうしねぇ）
エヴァのようにBAD ENDでもないGOOD ENDで終わったその後日談的な話を書いてみました。

総士はフェスティムに同化されたので生き残り、一騎は治療により視力を取り戻し
親父に器の作り方を習い既に独立していると考えてます。

竜宮島役場　蒼穹のファフナーSS書きを増やそう課　課長　へろ　でした

追加
ふと思ってぐぐってみると世の中結構ファフナーのSSあるじゃないですか。orz
無かったのは旧夜華系掲示板だけだったのね・・・最近それらしかチェックしてなかったから・・・
しかし野菜が多いのはなぜなんだろう　うう　よみたくないよぉ　orz