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「蒼穹……再会……第1話(蒼穹のファフナー)」

狼虎 (2005-02-16 00:06)

あなたはそこにいますか………

あなたは………


地球外知的生命体とのファーストコンタクト

それに成功することとなった2113年

この時が始まり………

生命体・相手の思考を読み取る能力を持つ謎の生命体によって、

地球は壊滅的な打撃を受けた、そして2116年

日本全土を地図上からも消滅させる謎の事故とともに、

事態は一時適な落ち着きを見せていった

そして時は流れ……


少年は戦う……

自らの思いを秘め……

少女は舞う……

自らの思いの為に……

少年達は……

少女達は……

その思いの……

光と闇の狭間のなかで、進む……


第1話 「楽園」……はじまり……おかえり……ただいま


竜宮島……楽園……

朝、家と家の間の隙間を縫うように出来た道を
少年と少女が同じ速さで歩いている、が、
それを良く見れば少年が少女の歩く早さに
あわせて歩いているのが分かるかもしれない……

「俺はもう、決めたから……今度こそ……」

少年の小さな呟きを少年の傍らにいる少女は
敏感に聞き取り、その呟きに対する疑問を少年にぶつけた

「え?決めたって……今度って何?」

そう言い少年に疑問をぶつけた少女、遠見 真矢は
腰を前に折り体をくの字の形にして、下から覗き込むように
少年、真壁 一騎の顔を微笑みながらも、どこか恥ずかしげに見た

「いや、なんでもないよ……それより、少し急がないか、
 あんまり遅くなると翔子がまた……」

一騎はそう言……おうとした口をつぐみ、
っう、と言う顔で自分を睨んでいる少女の顔を見た……

「……私を待たせるのは良くて、
 翔子を待たせるはまずいって言うんだ……一騎君は……」

あきらかに、私不機嫌です!という顔で真矢は
一騎を下から睨みつけていた

「いや、そ、そういうわけじゃなくて……」

一騎は、右に左に目を泳がせながら、なんとか
誤解を解こうと考えるが、ふと下を見ればこちらを
いまだに睨む真矢の顔……

更に、とどめとばかりの重い一声……

「じゃ、なくて……?」

「……ごめん」

重圧に耐え切れなくなった一騎が真矢に申し訳なさそうに
謝ると、真矢は「じゃぁ……」といい、頬を赤らめ、

「今……キス、してくれるなら……いいよ」

「……え?」

「だから……キス、してくれるなら許してあげる……」

顔を真っ赤にしながら真矢は片腕は自分の胸へ
もう片方の腕は一騎の腕を掴みながら、
瞳を潤め、上目遣いで一騎を見た……

「え……俺……」

まただ……一騎にとってはこういう彼女達の
アタックは日常的なものになっている、が
勿論それになれることなど無い……
というよりも、自分が"還って来て"一月もしない内に
彼女達は、まるで人が変わったようにこのような
行動をとってくるのだ……

「ねぇ……一騎君……」

そういい、少しずつ瞳を閉じながらも自分の
顔に自らの顔を近づけてくる少女……
別に、何度もそのまま唇が触れ合った……キスをしたこともある
……そのさき……と言うべきものも……
が、やはり慣れ無い……というよりも、罪悪感に苛まれる……

自分がそういう関係を持っている相手は、目の前の
彼女だけではない……

はじめは……翔子だった……久しぶりに再会した彼女は
"前"と同じで、おとなしく、どこか気弱げだった……
が、何が彼女を変えたのかは解らないが、彼女は一騎にも
その"変化"が分かるほどに変わっていった

まず、前よりも明るくなった

いや、これじゃあ、言い方が悪いかもしれない……
なんというべきなのだろう……元気に……なった?
変な言い方なのかもしれないが、そのとおりなのだから、
他に言いようが無い……

前よりも笑うようになった

何より、あの儚さと言うべきなのか……
そういうものが今では感じられない、"前"の時よりも
学校にも来ているし、体調も、格段とよさそうだ……

なにが、彼女をそこまで変えたのかは分からないが、
彼女は変わった、もちろん彼女の"本質"まで
変わったとは言わないが……

その矢先だった……彼女が自分に、

あんな事を言ってきたのは……


学校……


「あの、一騎君……」

その声に一騎が振り返ると、そこには、上目遣いで
気弱げにこちらを見ている翔子がいた……

「……羽佐間、どうか、した?」

あの時の自分は、彼女に……いや、"皆"に対して
負い目を感じていた……
いや、今でも感じてわいるのだが……あの頃は
その傾向が今よりも強かった……

「その、ちょっと……今日家によって欲しいなって……」

「羽佐間の家……?」

一騎が自然と疑問を口にする……
仕方が無いことだろう、いきなり自分の家へ来い
と言われても、はい、はい、などとついては行かない

「あ…べ、別に変な意味じゃなくて、この前の……お礼」

そういい、翔子は顔を下に向けてうつむいてしまう……

お礼……ああ、あのことだろうか……


一騎の脳裏に、ついこの間の出来事が思い描かれる……


まだ、自分が"還ってきて"本当に間もない頃、
彼女がひとり山の"あの場所"で立っていたのだ……
何故そこに立っていたのか?
それは一騎には分からないが、とにかく彼女は
そこに立っていたのだ……

「羽佐間……?」

一騎が声を翔子にかけると、翔子は不意に……

前に倒れていった……

前は崖だ、落ちればまずただの怪我ではすまない……

思うよりも早く体が動くと言うのは"前"にも何度か

体感してはいたが、この時も同じように体が動いていた

脳の中で"何か"と自分が繋がる……

彼女と自分の距離を一気に0にし彼女の腕を掴んだ

ガシッ

と言う音が酷く大きく聞こえたような気がした、

足腰に力を入れ、自らも一緒に落とされないように
重心を下に置き、一気に腕に力を入れて、彼女を引き寄せる!

ジャリッ

という、靴が少し砂の上をすべる音と共に、彼女を
自らの腕の中に抱きかかえると、そのまま後ろへと倒れた

「はぁ……はぁ……」

死ぬかと思った……

これぐらいの体験は"前"何度と無く体験してはいるが
慣れるものじゃない……

それに、"あれ"を使ったのは初めてだった……

ビキッ

「う、ぐ……」

右腕と、両足に、それほどではないにせよ、痛みが走る

"あれ"の反動なのだろうか……?

「でも、とにかく、良かった……今度は……助ける」

そういい、自らの腕で眠る少女を抱えると
彼女の家へと向かった……


まて……自分が家につれて帰る間彼女は寝ていた?


ふと気づいた疑問に一騎は疑問の表情を浮かべる

それに気づいたのだろう、翔子は一騎の顔を見ながら

「あ、あの、お母さんがね、教えてくれたの……」

そう、。顔を赤らめながらいう彼女の顔は、
どこか愛らしい……

「そっか……」

一騎がそういうと、翔子は肯定と考えたのか

「うん!……じゃあ、家で待ってるから……」

「……え」

「じゃあね!」

そういい、少し足早に先に帰っていってしまった……

置いてけぼりをくらった一騎は

……一緒に帰ればよかったのでは……?と

いう疑問を消すことが出来なかった……


羽佐間家

ピンポーン……


ガチャッ…

「いらっしゃい……あら」

「どうも、こんにちは」

ドアを開けた女性、容子は始め少し驚いたように、
そして、その後になにかとても嬉しそうに微笑んだ

「いらっしゃい、一騎君よね?上がって、
 翔子は自分の部屋にいるから」

そういい、家に招かれるように一騎は
翔子の部屋へと向かった……
そこで、待っているものも知らずに……


つづく………


どうも、お久しぶりです
覚えている方はいないと思いますので
自己紹介を狼虎といいます

自己紹介……完!


……えと、とにかくファフナーです、
なんか自分の最初書こうと思っていたものから
かなりずれてしまっていて……一応ダークにする
つもりだったんですが……全然ダークじゃねぇ……
もう宣言します!次回は○○○です!
誰がなんと言おうと英語でもカタカナでも入ります!
ちなみに翔子です!いいですよ彼女!薄倖の美少女!
美人薄命とはまさにここに極まり!
マン……げふん……とにかくですね、次は○○○
を絶対に入れていきたいなと思っています……


では、ご意見、ご感想、よろしくお願いします!


えと、ちなみに、前に書いていたSEEDは、
「ヤローを女にしてんじゃねぇYO!」
という批判があったので……
ヤローが女は駄目ですか……まぁ、確かに
あまり考えちゃうとあれですね……はい……


えと、とにかく!

ご意見、ご感想、よろしくお願いします!


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