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「Career of mistake-00-(ネギま!)」

金 (2005-02-10 02:18)


「卒業証書授与―ネギ・スプリングフィールド君」

「はい!」

大きな広間に大勢の人間が居た。
その中央に並んで立っている数人の1人―ネギと呼ばれた少年が返事をし、一歩前へと歩み出た。
そして、さらに前へと一歩一歩歩みだす。
周りに立っている大人達の視線をその身に感じつつも、彼は目の前にいる校長から卒業証書を受け取った。

「この6年間よくがんばってきた、しかしこれからの修行が本番じゃ。気を抜く出ないぞ?」

「はい! 頑張ります! スプリングフィールドの名に賭けて!!」


魔 法 先 生
ネギま!
Career of mistake
第00話


ネギ達卒業生は卒業証書授与式を終わり、ネギは姉のネカネ・スプリングフィールドと共に帰路に着こうとしていた。
そんな中、ネギと共に卒業証書を受け取っていた少女―アーニャが話しかけてきた。

「ネギ、修行先何処だった? 私はロンドンで占い師よ♪」

「今浮かび上がるところだよ。
 でも、アーニャはロンドンか〜。アーニャは占い得意だし、大丈夫そうだね。」

「まあね〜。もっと変な修行するのかと思ってたけど、随分まともよね〜。」

二人はそんな話をしながら、ネギの卒業証書を覗き込む。
ネギの後ろに居た姉のネカネも、ネギの後ろから見下ろすように卒業証書を覗き見していた。
そして、卒業証書に浮かび上がる文字は、こう書かれていた。
『A TEACHER IN JAPAN』と――

「なんて奇天烈・・・」

その文字を見て唖然と呟くアーニャであった。


「校長先生!! ネギの修行先の『先生』ってどういうことですか!!」

ネカネは学園の廊下で校長を捕まえ、ネギの修行先について抗議していた。
ネギの幼馴染でもあるアーニャや、ネギ本人もすぐ側に居た。

「ほぅ、『先生』か。」

しかし、ネカネの抗議も何処吹く風と、校長は飄々とした態度を崩す事は無かった。

「何かの間違いでは!? 弟はまだ10歳なんですよ!?
 それに、それに日本だなんて遠すぎます!! 私のたった一人の家族なんですよ!!」

「そうよ! それにネギってば、ボケボケっとしてる所があるんだから! 先生なんて無理ですよ!!」

そんな校長にますます興奮して詰め寄るネカネとアーニャの二人。
しかし、校長は二人を見ずに視線を空に向けると静かに語りだした。

「しかし、卒業証書にそう書かれていたのではしかたないのぅ。
 コレばっかりはワシにもどうしようもない事じゃ。
 立派な魔法使いになるためには、頑張って修行してくるしかあるまいて。」

「あ、あぁぁ・・・」

「あ、お姉ちゃん!!」

校長の言葉を聞き、ついによろめいてしまうネカネ。
そんなネカネを慌てて抱きとめるネギ。

「安心せい。修行先の学園長はワシの友人じゃからの。
 ま、頑張りなさい。」

「が、がんばります!! ス、スプリングフィールドの名に賭けてぇぇぇ〜っっぅ!!」

ネカネを抱きとめるつもりが、体格差の所為で逆に押しつぶされそうになりながらも、けなげに返事を返すネギであった。
こうしてネギ・スプリングフィールドは魔法学園を卒業し、日本で『先生』をする為に―――

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