第一話 普通の少年?
「やくそくだよ。せかいいちのまほうつかいさん」
それは少年と少女の約束・・・・
「う〜ん。よく寝た〜」
少年、式森和樹十七歳はベットから起き上がる。
「何だろう、なんか夢を見たような気がするけど・・・・・まあいいか」
そう言いながら和樹は制服に着替える。
「今日も普通に学校に行きますか」
少年の名前は式森和樹。
葵学園に通うごく普通の高校生だ。
どこかのSSのように家が大財閥と言うわけでもないし、魔法回数も七回の落ちこぼれだし特別な力やら魔眼の類を持っているわけでもない友人関係が変わっているだけの普通の高校生だ。
「くそ〜このままでは遅刻ではないか!!」
和樹は猛ダッシュで走りながら、学校に向かっていた。
「まさか、目覚ましをセットし忘れるなんて、僕としたことがうかつだったな」
「くそ〜またお前のせいで遅刻しそうじゃないか!!!」
「だって眠いし」
「だって眠いじゃねええええ!!!」
和樹の走っている前方から声が聞こえる。
人数は二人、一人は学園の制服を着た、眼鏡をかけた黒髪の少年。
もう一人は、白いセーターにタイトスカートをはいた、金髪、赤眼の外国人女性。
「志貴にアルクェイド先生、遅刻ですか?」
「和樹か、お前も遅刻か?」
「和樹、おはよう」
上から志貴アルクェイドの順に挨拶をする。
「朝から仲がいいね」
和樹が二人に話しかける。
「えへ、まあね」
「・・・毎朝苦労してるよ・・・」
「ブーブー志貴、横暴」
「何でだよ!!お前教師の自覚あるのか!?」
今日も二人仲良く口論する二人。
彼らは恋人?同士らしい。
何故?かと言うと三年のカレー先輩や志貴のナイチチ妹が否定するらしい。
ちなみに志貴は自宅通学だ。
ビバ!遠野の財閥の権力。
ちなみに和貴君学校に着くまで彼らとまったく同じペースで走っていた。
何処が普通だ?
この日式森和樹は朝からついていなかった。
朝遅刻し、魔法語の授業でうっかり呪文を間違えて、何故か死んだはずの黒いトレンチコートが似合う、命が666個あるダンディなおじ様を呼んでしまい、同じクラスの志貴の眼が蒼くなりこのままじゃ不味いと、誠心誠意説得(主に拳で)したりして友情を深めたり、
錬金学の授業で隣の女子を金に変えてしまいウエストの部分を少し削り金をパクッたりしたが仕方がないことだ。
昼は昼で何故か女子に食事を誘われたら仲丸達が襲い掛かってきたので、回し蹴りで頭蓋骨を粉砕したが和樹に罪はないらしい。(オイ
そういう不幸があり和樹は午後の授業をサボりどこかに向かっていた。
別に和樹のことを『最高の実験材料』とほざくマッドドクターの魔力診断が嫌になったり、
寮のほうから不吉な予感がするわけでもない。
「今日はディス義姉が帰ってくるからな。僕が迎えに行かないと」
ディス義姉。
戸籍名ディステル・シキモリ(オイ
彼女は四年前和樹と心友のギルっちが中東に旅行に行ったときに出会ったのだ。
最初はいきなり銃で撃たれたり、火炎弾を食らったりしたが、誠心誠意(拳で)話し合いその後いろいろあい和樹の義姉になったのだ。
ちなみにギルっち、本名ギルガメッシュ。
和樹が小学五年生のときたまたま行き倒れになっていたのを拾いご飯をあげたのがきっかけだ。
最初は雑種呼ばわりされていたが何日かご飯を作ってあげたら和樹とよんでくれる中になったらしい。
実家に入り浸っているが食費をちゃんと払ってくれるので家族は気にしない。
和樹の中では王様ないい奴らしい。
「さてと。さっさと空港に行きますか」
ちなみに和樹は今日ディステルと家族で過ごすため寮にはいない。
そのため、
「和樹さ〜ん。まだ帰ってこないんですか?」
和樹の部屋に不法侵入した、キシャーの出番はない。
あとがき
なんとなく書いてみました。
まだ至らないと思いますが応援してください。