インデックスに戻る(フレーム有り無し

▽レス始▼レス末

「キツネの独奏曲(GS)」

あらすじキミヒコ (2008-06-21 02:21)

「あんただって本当のこと見せないじゃん。
 あいこだよね」

「え……!?」


 もう、何ビックリしたような顔してんの?


「男の子だからって
 がんばってばっか
 いちゃってさ」

 平気なフリしてれば誰にもわからないとでも思った?
 でもね。
 女って、そういうの何となくわかっちゃうものなの。
 ましてや……。
 私は普通の女の子じゃないのよ?
 妖狐タマモなのよ?


「笑って
 いいコにしてなくていいじゃん!」

 そりゃあ私だって、あんたの笑顔は好きだわ。
 だけど……。


「悲しいんだったらさ、
 泣いたっていいのに……!」

 私と一緒にいるときくらい、ありのままの自分を見せてくれたっていいじゃない。


「男のコでもさ……!」

 今さらカッコつけないでよ。
 あんたの男らしさは、もう十分わかってるから。
 ……ね?


「……!
 〜〜〜〜〜〜!!」


 はいはい。
 ほら、こうやって私の胸の中で泣くのも、たまにはいいもんでしょ?


 まったく。
 ここまで言わなきゃ、自分をさらけ出せないなんて。
 これじゃあ、当時を知る人たち――美神さんやおキヌちゃんの手には負えなかったわけだわ。
 真友くんといい、あんたといい、男ってホントに不器用な生き物なのねえ。


 これからは……。
 せめて私の前では素直でいてね、ヨコシマ。


(完)


______________________
______________________


 あとがき

 『横タマもの』ということで、こちらに投稿させていただきます。
 この短さでも形態的に小説として認められること、また、既出のネタでないことを祈っています。


△記事頭

▲記事頭


名 前
メール
レ ス
※3KBまで
感想を記入される際には、この注意事項をよく読んでから記入して下さい
疑似タグが使えます、詳しくはこちらの一覧へ
画像投稿する(チェックを入れて送信を押すと画像投稿用のフォーム付きで記事が呼び出されます、投稿にはなりませんので注意)
文字色が選べます   パスワード必須!
     
  cookieを許可(名前、メール、パスワード:30日有効)

記事機能メニュー

記事の修正・削除および続編の投稿ができます
対象記事番号(記事番号0で親記事対象になります、続編投稿の場合不要)
 パスワード
    

yVoC[UNLIMIT1~] ECir|C Yahoo yV LINEf[^[z500~`I


z[y[W NWbgJ[h COiq O~yz COsI COze