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「もう一つの世界・・・ 〔プロローグ〕(GS)」

紫雲 (2007-10-22 00:39)

これはもしかしたら起こりえる可能性・・・ 

  もしかしたら起こりえた事・・・

道は一つ・・・、または無限・・・ 

  それは、そんな中の一つ・・・・・・


もう一つの世界・・・ 〔プロローグ〕〜これは始まり・・・そして〜


一つ、・・・昔話をしましょう。
今は書物にも、人や神、魔さえも知らない、遠い遠い・・・昔話を。

昔・・・、この世界に一人の子供がいました。
誰よりも優しく、誰よりも人を想い、誰よりも平和を願った子供。
子供の力は特に強くありません。
それでも、違う意味の・・・心の強さは持っていました。

その子供が、“英雄”になりました。
               ―――愛しい人の、命と引き換えに・・・・。

それは、苦渋の決断―――世界か、愛しい人か・・・。

“英雄”になった子供は、世界の脅威になりました。
誰も手に負えなかったものを倒した子供・・・。
それは世界を制圧、又は滅ぼす事もできると考えられたのです。
               ―――子供には、そのような考えは微塵も無いと言うのに・・・。

世界は、子供を狙いました。
それは命を、魂を、力を・・・。

子供を守る者も、多くいました。
家族が、仲間が、子供を慕う全てが・・・。

神魔人―三界―の争いは熾烈を極め、多大な被害を・・・残しました。
子供を守っていた者は、次々に死に絶えました。
子供も、皆の死を嘆きながら・・・死んでしまいました。

目的の子供が死に、世界が荒れ果てようと三界の争いは止まらず・・・酷くなる一方でした。
なぜなら、魂が見つからなかったのです。
子供の魂が、子供を守っていた者達の魂が。

そして、子供が死んでから一年後・・・―――ハルマゲドンが起こりました。

・・・私が知っているのは、此処まで。
続きはその瞳で、どうぞご覧下さい・・・―――。


さあ、物語の扉が開く・・・

 誰も知らない、誰も知らずに

  始まった物語は・・・何処に繋がる・・・?

   扉が開いたのは何時・・・?

    始まりの鐘は誰が奏でた・・・?

     さあ、物語の始まり始まり・・・―――


壊れた世界。
荒れ果てた大地には、昔の面影など影も無く、生き物がいた事さえ疑われます。
そこに降り立つ影三つ。
一人は神界の最高責任者。
一人は魔界の最高責任者。
最後の一人は、宇宙意思。

彼らが止める事もできず、壊れた世界。
子供が命を賭けて守ろうとした世界。

今はそれを知る物も此処にいる三人だけ・・・。

仲間や家族が死に、子供は苦しみました。
子供は、自分の無力を嘆きました。
―――全ては、自分の責任だと。

殺したものを恨むでもなく、不道理な世界を憎むでも無く・・・。
平和になることを・・・ただただ、世界の平穏を祈っていました。

彼らはそんな子供だから、幸せになって欲しかった。
とても辛い選択を強いてしまったこの子供に、幸せを送りたかった。

それなのに子供は死に、世界は壊れてしまった・・・・・・・。

三人はある計画を実行する事を決意した。
隠していた子供の魂を、異世界に送り込んだのだ。
宇宙意思が創った、此処とよく似ていて、でも明らかに違う世界に。

子供の魂を追う様に、子供を守っていた者達は異世界に消えていく。

それを見送り、神界の最高指導者―キーやん―はポツリと呟く。

『これで良かったのですよね・・・。』

『当たり前や。
これ位はせんと・・・な。』

苦虫を噛み潰したかのような顔で、魔界の最高指導者―サッちゃん―は遠い目をする。
それに頷き、宇宙意思は静かに言葉を紡ぐ。

『そうですよ。
私は、あの子にとても重いものを背負わせてしまった。
これ位の事で、罪滅ぼしになると思っていませんが・・・・・・やらないよりはマシでしょう。』

『そうですね。
では、残りの罪滅ぼしと参りましょうか?』

『そうやな。
準備はもうええの?』

『はい。』

先程までのシンミリした雰囲気とは裏腹に、三人の顔には悪さをする子供のような笑顔が。

『『『私達(ワイ等)も異世界へ・・・・・・!』』』

そう言い残して、三人は異世界へと向かった。
これで完全に、この世界に生息する者はいなくなった。


残されたのは、壊れ、荒れ果てた大地だけ・・・―――


〜言い訳〜

はじめまして紫雲です。
皆様のSSに触発されて無謀にも書いてみました。
色々お気づきの点がありましたらどうぞご指摘下さい!

この話は原作に沿ってるか、自分で少し疑問です。
それはもう、「これは何が元ですか?」「GS美神です。」となるように・・・!

そんな駄目人間若造ですが見捨てずに生暖かい暖かい目で見ていてください。


△記事頭

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