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▽レス始

!警告!女女の絡み、男女の絡み有り
18禁注意

「しあわせ……(GS)」

ほんだら参世 (2007-02-16 02:22)


今だから言える事だが、俺は馬鹿だったんだ・・・・・・

ルシオラともう一度会う方法はあるってのが問題だったんだろうな。

そんな方法は無い、何て言われれば時間はかかっても何時かは立ち直って新しい恋をってのになったかも知れない。

でもその方法がある、だったらその方法をって考えちまうのが人ってもんだろ?


たとえ、それが別の女に自分の惚れた女を産ませるなんて方法であったとしても・・・・・・


しあわせ……


結論から言うが、俺はやっちまったよ。

それが誰かって言うと、うちの事務所が誇る獣娘コンビ、タマモとシロだ。

なぜその二人かと言うと、ヒャクメが

「可能性があるとしたら、同じ魔族か、もしくは神族が一番可能性は高いのね。 でもデタントの問題とかが絡んでくるんで、この二種族の場合、横島さんの一生が終わるまでに二人で平穏で暮らせる様になるなんて確率が少ないのね。 だから、人よりも可能性が高くて神魔族に対して色々誤魔化せる、妖怪辺りの女の子が一番都合が良いと思うのね。」

と俺がルシオラを誰かに生ませるならと言う会話の中で、教えてくれたのを覚えていたからだ。

本当に、俺は馬鹿だよ。
ルシオラを失った悲しみを乗り越えられずに、狂気に支配されて、二人を襲っちまうなんて。
これ以上無いって位に愚か者だってのも納得しているさ。
でも、でもな・・・


なんで・・・


「せんせー、ご飯できたでござるよー」


なんで・・・・・・


「シローー、横島はまだなの−。 ご飯冷めるわよー」


なんで・・・・・・・・・


「また、先生がたそがれてござるよ」

「なに、またなの? まったく、いい加減男らしく事実を受け止めなさいよね。 もう」


なんで・・・・・・・・・・・・


「なんでこうなるんじゃーーーーーーーーーーーーー!!!」


*  *  *  *  *  *


結論から言うと、俺は二人を妊娠させる事はできた。
できたけど、実はそれが二人の計画通りだったというのだ。
妊娠の事実を語ると共に、シロとタマモに婚姻届を付きつけられた時には、なにかの冗談かと思ったよ。
後日、ヒャクメのあの証言が二人に脅されて言わされた言葉だと聞いたときは、思わず東京タワーの天辺から身投げしちまったよ。(十秒で復活したけどな)
ついでにいうと、ルシオラは子供になって両親のいちゃつく様なんぞ見たくないという事で、俺の中の深い所で不貞寝かましてるから、来世でないと会えないんだそうだ。

「まあ、近頃はどうでも良くなっちまったよな〜」

それぞれの産んだ子供に乳を与えるシロタマの様子を見ながら、俺はそう呟いた。
ちなみに、二人の産んだ子供はやはり犬(オ・オ・カ・ミ!!)と狐らしく、どちらも三つ子という大人数である(それでも少ないほうだったのだが)。
そのために美神さんに給料の交渉に行って、・・・・・・・・お、思い出したくないので、ここまで!
まあ、とにかく最近は何とか今の生活に対してあきらめっつーか、納得とゆーかができたのだ。
・・・・・・・時々は旅立つけどな。

「せんせーーーーーーーー。」

流しっぱなしのテレビをぼーっと見ながらそう考えていた俺に、静かに叫びながらシロがタックルしてきた。
寝かしつけた子供たちの心配をして声を小さくしているのを見ると、シロも母親になると違うのだな、と感じる。
まあ、もうちょっと行動の方も落ち着いてほしいがな。

「さ、あの子達は寝かしてきたから風呂に入るわよ。」

シロに続いてタマモがゆっくりとこちらに向かって歩いてきた。
こっちは母親になってもあんまり変わらず、相変わらずにマイペースである。
俺に抱きついていたシロを簡単に引っぺがす辺り、かなりパワフルになってきてるようではあるが。

「んん、いってらっさい。」

画面の向こう側の新人芸人の意外なほどにキレの良いボケを脳内のネタ帳にしっかりとストックしながら、俺は二人の方に手を振っておいた。
だが、

「なに言ってんの。 あんたも一緒に入るのよ。」

問答無用とばかり後ろ襟を掴まれ、シロ諸共にズルズルと引きずられていく事になった。
いや、了承を取れとか言っても無駄なのはわかってるけど、テレビの電源くらい消させろよ。


*  *  *  *  *  *


かっぽーーーーん

「んん、んーー。」

ちゅっ んっ ちゅっちゅーー んん、ふぁ。」

んー、やっぱ舐めるのはシロの方がどっちかっーとうまいかな。
と、啄ばむようなキスをタマモと繰り返しながら、俺の胸の辺りを舐めるシロを見下ろしてそんな事を考えていた。
これは風呂に入った時は、いつもこんな感じである。
体を洗いつつ、まるでそこいらのバカップルのように互いの体をくっ付けあい、思う存分にいちゃつく。
こうする事を最初に提案したのは俺だが、別に俺自身がやりたかったからと言うわけではない。
………いや、やってみたかったってのも確かにあったけどさ。
でも一番の理由は、こういう関係になってから気付いたのだが、俺に抱きついているシロをタマモが羨ましげな顔で見ているのがわかったからだ。
まあストレートに甘えてこいよと言っても意地を張っちまうだろうから、子供の前でやたらにべたべたするのも教育に悪いからとシロに対して言い、そう言う事をするのは子供が寝静まった後で風呂場や寝室でだけにしようと提案することから始めたのだが、それがかなりうまくいった。
それまで我慢していたシロが全力で甘えてくるのでタマモのほうにあんまり注意が向かないという事があったり、誘導通りに甘えていい空間を甘えなくちゃいけない空間という様に脳内変換させたり、広めの風呂場といっても3人だと少し狭いから体を嫌でもくっつけなくちゃいけないという言い訳があったりで、狙い通りにタマモは甘えてくるようになった。
まあ誤算だったのは、タマモが予想以上に甘えん坊だったことだろう。
最初の方はおずおずといった感じが抜けてなかったのに、シロを押しぬけて頬ずりをしたりまでするようになるとは思わんかったわ。

「よーこーしーまー。」

「せーんせー。」

少し考え事に夢中になりぼーっとしていたら、二人の少し棘が混じっているかのような声が聞こえてきた。
はっと我に返り二人を見ると、二人とも頬を少しだけ膨らませながら咎めるような視線を浴びえてきていた。
その視線の中には確実に『構え構え構え構え構え』と連呼しているのが見て取れ、俺は思わず

「あーーーーーー、もう。 ちくしょーーーーーー!」

「きゃっ!」

「うひゃっ!」

力一杯二人を抱きしめていた。
ああ、もう本当に畜生だぜ。

「なんだってこうお前らはそうなんだろうな。」

「んにゅ?」

「なんでござるか?」

わしゃわしゃと乱暴に二人の頭をなでながらの言葉に、二人とも頭にハテナマークを乗せているようだった。
まあ、今の俺が考えていることを二人は知る必要はないので、誤魔化す事にして二人の耳元に口を寄せる。

「二人があんまりにも可愛いんで、本格的に可愛たくなっちまっただけなんだが、……   良いか?」

その一言で何をしようとしているのかわかったのか、二人は蕩けるような笑顔をこっちに向けてくれた。


*  *  *  *  *  *


「あっ、はふ、ん、んんんんんん!」

俺は叩きつける様な勢いで、バックからタマモを貫いていた。
シロはすでに一度行為を終え、股間から俺が吐き出した白濁を垂らしながらタマモと舌を絡ませあっていた。
本番に移る前に口によって運び出された精液が二人の顔を濡らし、舌の間に白く濁った橋を渡しているのが見え、さらに俺を興奮に導く。

「くっ、そんなに締めんなよタマモ! とっとと出ちまいそうだろが!!」

二人の様子を見て興奮した所為で滾りが増したってのもあるだろうが、それにしてもいつもよりもさらに締め付けがキツイ。
今にも暴発してしまいそうな俺の滾りを何とか押さえつけて文句をいうと、タマモはこちらに思わず押さえが聞かなくなりそうな程に艶に満ちた笑顔をこちらに向けた。

「別に、ふう、出しても良いわよ っんん。 偶にはシロとあんたが んくっはっ しているとこを見て あっ ひゅくっ 一人で達するってのも、乙かもしれないから。」

荒い息を吐きながらこちらを見ながら自分の指先を妖艶になめる様を見て、俺は自分の押さえをを思わず外してしまっていた。

「あっ、あくっ、はっ、で、でて、出てる!! 熱いのがびゅくって、びゅくって!!! 奥まで、奥まで来てるーーーーー!!!」

俺の迸りに合わせて叫びをあげたタマモだったが、絶頂に達しているというような感じではなかった。
さっき言ったとおりに、俺とシロとの行為を見ながらという事なんだろう。
俺は、こちらを先ほどと同じ艶のある笑顔で見ているタマモに自分だけイかされちまった不満をこめた視線を向けた後に、再び自分の順番が来たことを尻尾を振りながら喜ぶシロに向かった

「せんせー♪」

シロは昔から変わらぬ甘えた声を、昔は考えられなかった先ほどの快感の残滓と今からの快感の予感に蕩けた笑顔を浮かべながら、俺に聞かせてくれた。

「ん、んん、ん。」

「んん、ん、ぷはっ、んあ、ん、んんんん。」

深く唇を重ね、互いの舌を貪りあう。
舌にわずかに残っていた俺自身の苦味も気にならないほどに、シロの唇は甘く、俺を再び狂わせる。

「せん、あっ、ああああああ!! ん、んんんんん!!!」

俺を呼ぼうとしたシロの声を遮るように、俺は自身の肉棒により、シロを深く刺し貫いた。
最奥を強く突いた感触だけで1度目の絶頂にシロは達し、俺は自身の絶頂を耐えるためにシロの唇を乱暴にむさぼった。
タマモが絶頂を我慢したり色々な方法で快楽を楽しむのに比べ、シロは只一身に俺と快楽を貪りあうことを楽しむ。
俺自身は焦らす為にシロに対してとっとと終わらせたり、今回のように俺を先にイかせようとするタマモに対してギリギリまで耐えていじめてみたりと色々な楽しみかたをしている。
まあ、今回は3人でまったりと楽しむことにするかな。

シロの体の痙攣が治まり俺自身の波も引いてきたのを感じながら一息を付いてタマモのほうを見ると、ベッドの脇にある化粧台のいすに座り、こちらに見せ付けるように股間をさらけ出す姿が見えた。
どうやら、見せ合いっこってやつが御所望のようだ。

「ふふっ。」

小さな笑い声が聞こえ下にいるシロをみると、タマモの様子を見て薄く微笑んでいた。
タマモの意図に気付いている様子で、顔はタマモの方に向けたまま、こちらに流し目を送ってきている。
シロも成長したもんだなっと考えながらシロを少々乱暴に引き起こし、そのまま背面座位体制を変えることにした。

「んくっ、ふぁっ!」

未だ貫いたままでだったので、膣内をこすられる感触にシロは悶え声をあげる。
その後はなんとかシロに協力してもらいながら移動し、ベッドの淵に腰掛けて二人してタマモと向き合うような体制になった。

「ふふっ、こんなに広がっちゃって、いやらしい光景ね。」

「あふっ! お、お前も、先生に頂いた精が垂れてきているのが、とてもいやらしい光景だぞ。」

シロもタマモもそんな事を言って微笑みあい、互いの体を弄りあう。
俺もシロを後ろから貫きつつ、タマモと口付けを交し合っていた。

「ん、んんんんん、ふぁくっ!!」

「ふぅ〜〜〜、くっ、んぁああああああ!」

「くおぅ、シロ、タマモ!!」

三人の吐息が溶け合い、快感と幸福感とがとめどなく湧き上がる。
この瞬間を永遠のものにしたい、そう本気で思ってしまう。
だがそんな事が出来るわけがなく、俺たちの体に耐え難いほどの震えが奔り、俺はタマモを引き寄せてシロと一緒に抱きしめた。

「くううううう、お、おおおおおおおお!!!」

「あひ、は、ひゅああああああ!!」

「ふっ、ん、んんんんんんんんんん!!!」

三人の絶頂がほぼ同時に訪れ、俺はシロとタマモを抱きしめたままベッドに倒れこんだ。
そしてそのまま胸の中にある2つのぬくもりを感じながら、意識を手放していった。


*  *  *  *  *  *


「ん、んああああああ。」

ふと目が覚めて辺りを見渡すと、カーテンの向こうは未だに闇に包まれたままで、夜が明けていない事が伝えられる。
抱きしめていたはずの二人は胸の上からは消え、俺の両脇でしがみつく様に俺の腕を抱きかかえていた。
意識を失う前まで貪っていた二人の艶やかな裸身は、未だに惜しげもなくさらされたままだ。
そして二人の顔には満足げな、安心しきった笑顔が浮かんでいる。
ああ、本当に、

「ちくしょう。」

こんな笑顔を目が覚める度に見せられちまう。
こんなんだから俺はいつまでも後悔をしちまう、いつまでも後悔をできないでいる。
今こんなに大切な二人をあんな形で抱いちまった最初を後悔しちまう、それで手に入れてしまった今を後悔できないでいる。
ああ、俺は何時までたっても情けない男だ、でもこの二人といりゃあ前よりはマシになれっかもな。
だからルシオラ、いちゃつく様なんぞ見たくないと言わないで一度だけは見てくれ、お前がくれた命のおかげで俺はこの二人にこんな笑顔をもらえている、こんなに幸せでいられる。
それとごめんなルシオラ、俺はこの二人をとことん幸せにするために次に会う時までお前のことを忘れる。
じゃあなルシオラ、俺はこの人生を力一杯生き抜いて、とことん幸せになる。
俺が死ぬその瞬間に、このお前がくれた命に心の底からありがとうと言うために。

再び目を閉じて眠りに付こうとした瞬間、まぶたの裏でルシオラが笑いながら手を振って歩いていくのが見えた。
それは後姿だったけど、確かに笑っていると、俺は感じた。


ちなみに、腹が減って夜鳴きを始めた子供たちの声で跳ね起きたシロとタマモに切なくなる場所を踏みつけられて、色々台無しになるのはこの数秒後だったりする。


うぃ、ほんだら参世です。
今回のこれはは更新が止まる前に書きかけていたSSを書き上げたものです。
元々は偽バルタンさんのリクで書いていたものなんですが、作者のあほさ加減の所為で今までだせなかったものです。
18禁の方のリハビリも兼ねて書き上げたんですが、微妙ですかね?
今、素晴日々の23を執筆しようとしているんで、何とか来週辺りに出したいです。
他の連載のほうもおいおいと出していけるようにするんで、よければお付き合いください。
では、また次回にてお会いしましょう。

と、その前に22話の方の返レスを

>Ysさん

お待たせしましたーーーーーー!!
GS試験の方は自分でも書きたかったあるネタを出す予定なんで、楽しみにしていてくださいね。


>焔片さん

うぃ、はじめまして。

いやいや、こちらこそそんなに風にいってくれてありがとうございます。


>趙孤某<チョコボ>さん

ああ、そんなに喜んでもらえるとカムバックした甲斐がありますね。
極楽の方はちょっとスプリガンの原作が手元に無いんで遅れます。
多分来月くらいには出せると思うんで、楽しみにしてくださったら幸いです。


>夜雲さん

いや、こちらこそ待たせてしまってごめんなさい。
今度はこんなに長く休むなんて事は無いようにしますんで、これからも拙作を読んでやってください。


>sousiさん

待っててくれた人がいるってのは嬉しいもんです。
それだけでどんなに大変でも、頑張れそうです。


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