「な、夏子……」
そんな夏子の媚態に、横島の「男」が反応する。そして、本能の命ずるままに、夏子を抱きしめ、そして、自分の胸元にしがみつく女の頬に手を添え、その秀麗な顔を自分の顔に向かせ、その唇を征服しはじめる。
──クチュ……、クチュ……
たちまち、暗がりの部屋に、男が、女の口腔を征服する淫靡な音が響く。そして、男が女の口腔を征服したのに、満足し、唇を話す。たちまち、女と男の唇の間に、銀色の橋ができ、まもなくそれは途切れた。
「……夏子。ホンマにええんやな?」
男は女に念を押す。その言葉に──、男が自分を求めていることを暗示しているその言葉に──、女は悦びをこめて応える。
「──うん。ずっと、こうなったらええな……、って思ってたんや……」
その言葉を、聞くと、男は女を抱きしめ、そのまま、「お姫様抱っこ」で、自分のベッドへと女を連れ去る。そして、女をベッドに横たえらせると、男は、予想以上にたわわな女の果実の頂きをその下で愛ではじめる。
──ペロッ
「ファ……」
──ペロッ
「ファア……」
──ペロペロペロ……
男が舌を動かすのと女の嬌声がシンクロしていく。そして、ひとしきり、そのたわわな果実の頂きを堪能し尽くすと、今度はそのはるか下にある花弁を、指と口を使って愛ではじめる。
──クチュ、クチュ……
「……アア、ハアン……。横っち、横っちぃ……!!」
そして、女の嬌声に満足したのか、男は花弁を愛でるのを止め、女の太股の間にからだを差し入れ──
「なあ、夏子、いくで……」
「うん、きて……。横っち……」
そして、男は女の花弁に、「ソレ」をあてがい、それを花弁の中に押し込みはじめる
──グググッ……
「うっ、うっ、ウン、クッ……」
女は初めて、男とつながるためにおきる苦痛を一身に受け、苦悶の声を上げる。そして、
──ズブウ!
「夏子……、つながったで」
「うん、横っち……。ウチ、嬉しい……」
「動くで……」
──グジュ、グジュ……
男と女のつながったところから、ぬめった音が部屋中に響く。そして──
「な、夏子、出る!」
「き、きて!横っち!!」
そして、その間もなく──
「「ああああぁぁぁ……」」
二人の感極った声が重なった──
──チュン、チュン……
やさしい朝日の光がその部屋に差し込む。そして、その光は、ベッドで眠る二人の男女にも降り注いだ。そして──
「おはよ♪横っち♪」
「──う、う~ん……。おはよ、夏子」
そして、女は男に抱き着きつつ、目覚めの口付けをする。そこへ──
──スー
「──タダちゃん、朝……、アラ♪」
「うわっ、ね、姉はん?」
「きゃっ!」
とベッドの上で、男女は生まれたままの姿で大慌てする。何せ、裸で抱き合っているのを、女の母に見られたからだ。
「おめでとう、夏子♪こうしてはおれへんわ♪はよ、百合子はんに、電話せんへんと♪」
と女の母親が部屋から出て行こうと仕掛けたが、その刹那、女の母親が振り向き──
「タダちゃん、これから、夏子をよろしくね♪」
とのたまった──
―― ・ ――― ・ ――― ・ ――― ・ ――― ・ ――
どうも、お久しぶりの高沢です。
HDDを整理していたら、出てきたんですわ。これが。
まあこうなったらよる花でも公開していたし、ここでも公開するしかないだろうということで、公開させていただきました。
とりあえず、皆さん高沢に向かって物は投げつけないでやってくださいませ。
では失礼を