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!警告!インモラル、ダーク、男女の絡み有り
18禁注意

「吉祥果の宴(GS)」

aki (2006-07-04 03:07/2006-07-04 03:22)


「ふふ、どう、横島君…?」

「うおっ、愛子、それすげえっ」


何処でもない、何時でもない。そんな空間。
でも形だけは決まっている。
誰がどう見ても学校にしか見えない。
そう、ここは私だけの世界。


時間も循環する中で。
私達は体液を循環させる。


「はぁ、はぁ、はぁ…」

「くぅん、そこ、それいいよっ、横島くんっ」


〜吉祥果の宴〜


この外では、学校…それも昼休みの世界。
私の外では、変わらない日常が広がっている。

そんな中、私は淫らな行為に耽る。

外と中。その落差が、深く私を耽溺させていく。
深く。深く。


「あああっ、横島くんっ、もっと、もっと!」

神聖な教室、その教壇は、もう役目を果たす事はない。
私達の体液を吸う役目になるとは、私も思わなかったけれど。

「まだ、まだだぞ愛子」

ここは私の世界。だから、ここ全てが私の本体と言える。
机と身体がいくら離れていても問題ないし、外ではできない事もできる。

「ほら、愛子、おまえの足だ」

横島君が引っ張って来たのは、私の足。
ただし、机だ。

「さあ、愛子好みの形に変えてみろよ」

そう、そういう事。

「…これで、いいか、しら?」

変えた形は、張り型。
彼のと同じ形。

「そうだ、それでいい」

まるで彼は違う人のよう。
…そうなるように誘導したのは私だけど、少し寂しい。

「さ、もう一本くれてやるぞ。泣いて喜べよ!」

私の身体が、私を貫く。

「ぐっ、くぅぅぅっ、うっ、も、もっと、やさしく、して、おねがいぃぃ」

瞬間、ぴたりと動きを止める。なんて…悪趣味。

「なんだ、ゆっくりと焦らすのがお好みか?悪いな、気が利かなくて」

くっ、そっちがそのつもりなら、こっちだって…!

まずは、両手で乳首を責める!

「うう、こっちもお返しだ」

強く先端を責められる。
普通なら痛いだけかも知れないけど、ここは私の世界。
何をやっても快楽に変わる。

…それは教えるつもりはないけれど。
さ、逆襲開始よ。

「うあ、あんっ、で、でも、まだ続きがあるのよっ、くぅっ」

「ん?おぅっ、なんだこりゃ?」

私の足のうち、一本は私を貫いている。
だが、足は4本あるのだ。

「う、うおっ?」

1本は触手状にして蟻の戸渡りに這わせる。
安心して、横島君。貴方の処女を貰うつもりは無いわ。

今はね。

「うわぁ、み、耳が、こんなに効くとはっ」

残り2本を手に変えて、そのうち1本を耳に這わせる。

最後の一本は…

「ぐうぅ、愛子、もう出そうだっ」

ぎゅう。

「ううっ、な、なんで?」

彼の根本を強く握る。

「ああんっ、横島くっん、が、我慢した方が、気持ちよくなるって、知ってる、かし、らっ」

「そういうことか。じゃあ、思いっきり楽しませてもらうぞっ」

まだよ、まだ。到底足りない。
もっと、もっと高めてもらわなきゃ。

全身で彼を愛して、撫でて、感じさせて。
頃合いを見計らえば、より効果的になるの。

「はうっ、う、くぅぅぅ」

彼のものが、もう限界と言わんばかりにますます大きくなる。
我慢しきれないのか、びくんびくんと振えが強まる。
それが私の奥をノックして…

「ああっ、もう、もう限界っ。きて、横島くぅんっ」

ここで突然手を放す。
堰を割ったように、あふれ出すのがわかる。

「う、うおおおお」

「あうっ…ああ…いっぱい…」

どくっ。震える肉棒から解放された熱い塊が、私の中に染み渡る。
熱い熱い魂の欠片が、私の奥に届いていく。
違う熱もわずかに帯びた、魂の欠片が。


「ふうぅ、さすがにこれだけ出すと疲れるな…少し休むよ」

「そう…ゆっくりしてくれればいいわ」


ここは、私の中の世界。
そう、私の中の揺り籠。

この子宮に包まれて。
精一杯、私に愛をぶつけたら。
ゆっくりと、眠りなさい。
ここならば、いくら休んでもいいのだから。


「さて、もう一戦頑張るぞ」

「もう?ふふ、これが本当の性春ね」

「…つまらんこと言うなよ。萎えるだろ」

「大丈夫。責任はとるから…」


私の世界。私だけの学校。私だけの同級生。
彼らは皆、元の時間へと旅立っていった。
いつか、いつかは旅立っていく。それはわかっていたけれど。

でも今はもう、寂しくはない。

最後の同級生。愛しい愛しい最後の子。
貴方の心も、魂も、未来も、恋人さえも。全部全部守ってあげる。
私が全部支えてあげる。

だから。もう少し…
せめて、…この夢を醒ます使者が来るまで、もう少し。


「うおおお、出るぞ、また出るぞ!」

「きて、きてぇ、横島くんっ!」


繰り返す時間の中で、それでも変わっていくもの。

そんなものなど無かったはずなのに。私は見つけてしまった。

それは命。魂の欠片。貴方の大事なものの欠片。

繰り返す時間の中で、たくさんたくさん集めてあげる。
いつかきっと届くから。足りない分に届くから。

だから、だからね。もう少し…このままで。


「ふふ、どう、横島君…?」

「うおっ、愛子、それすげえっ」


そして時間は循環する。
互いの体液も、また。


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後書き
同時投稿、テーマは宴。いかがだったでしょうか。
このSSは、ちくわぶさんと意見交換を行いながら創作したものです。

こちらでは初投稿になります。
各所でレス付けをしたり、某所でヨゴレなものを書き散らしているakiと申します。
今回の話が、どのような受け取り方をされるものなのかドキドキしながらの投稿です。
ご意見ご感想を頂けたら嬉しく思います。


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