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▽レス始

!警告!インモラル、男女の絡み有り
18禁注意

「蜂蜜の宴(GS)」

ちくわぶ (2006-07-04 03:07)


 ――注意――

 この話はベスパ×ジークの18禁SSです。
 このカップリングが好きでない方、興味のない方は読まない方がいいかと思われます。
 以上を踏まえた上で、問題ない方は進んでください。


 上官であるジークの部屋に、時折遊びに来るのがベスパの習慣となりつつあった。良き理解者としてのジークと共に過ごすのは、軍で肩身の狭い思いをしている彼女にとって貴重な安寧の時間であった。
 ある時、大量に溜まった書類仕事を片付けるため、ジークは自室でその作業に励んでいた。一生懸命仕事をする彼に何かしてあげようと、ベスパはあるものを用意してジークの部屋を訪れた。


「あのさ、疲れに良く効くドリンク作ったんだよ。飲んでみて」

「ああ、すまないなベスパ。ありがたく頂くよ」

「……どう?」

「うん、甘くて美味しいな。材料は何だ?」

「魔界のハチミツとか、手下に色々材料集めてもらって……」

「そうか、確かに効きそうだ」

「じゃあ、仕事の邪魔しちゃ悪いから後でまた来るわ」

「ああ、ありがとう」

「仕事、頑張ってね」


 ジークは自室で一人、黙々と作業を進めていた。ドリンクのおかげで全身には力がみなぎっている。しかし、どうも身体が火照ってしょうがない。


「……おかしい。元気になったのはいいが、これははっきり言ってそれ以上というか……」


 際限なく湧き上がる衝動がジークを絶えず貫き、そのたびに体の芯が疼く。それはどうしようもないほどに強く女を求める衝動で、自分では到底押さえられそうもなかった。とにかく気を紛らわせようと冷えた水を喉に流し込むが、まるで効果がなかった。


「ジーク、まだ起きてる?」


 その時、部屋のドアを開けて声をかけるベスパの姿があった。ジークは煮えたぎるマグマのような感情を必死に押さえ、平静なフリをしてソファに身体を預けたままベスパに尋ねた。


「なあ、さっきのドリンクだが……お前はいつも飲んでるのか?」

「うん、疲れたときにね」

「何ともないのか」

「なんともって……何が?」

「そうか、私の体質には効きすぎる成分があるのかもな……」

「顔が赤いよジーク。まさか熱でも――」

「すまないが、一人にしてくれベスパ」

「ど、どうして?どこか具合が悪いなら――」

「いいから早く行けッ!!」

「……そんな言い方しなくてもいいでしょッ!!」


 カチンと来たベスパは眉を吊り上げ、ジークに詰め寄った。視線を逸らしたままのジークの顔を見たとき、ベスパは続ける言葉を飲んでしまった。紅潮した顔に輝く瞳は、普段の温厚な彼からは想像も出来ない情念に満ちてギラついていたのだ。


「あのドリンクは確かに良く効いたが……お、俺にとっては強力な媚薬にもなるらしい」

「び、媚薬!?」

「わかったら……さっさと出て行け!!でないと、でないと……お前を……!!」

 ベスパは目の前にあるこの状況がいかなるものかを理解すると、真っ赤に顔を赤らめて後ずさる。だが、紅潮した顔で苦しそうに歯を食いしばるジークを放っておくのは気が引けたし、自分の不始末なら責任を取ってあげたかった。


「……ジーク」

「もたもたするなと言ってるのが――」

「他人にそんな副作用が出るなんて知らなかったんだ……だから」


 ベスパはソファに腰掛けるジークに覆い被さるように近づくと、潤んだ瞳で見つめ返す。その身体は小さく震えていたが、それがこれから起こる出来事への恐怖からか、あるいは期待からなのか。ベスパが視線を下に降ろすと、その股間ははち切れんばかりに内側から圧力がかかっていた。


「上手くできないかも知れないけど……楽にしてあげるから」

「べ、ベスパ……ッ!!」

 細く長い指がファスナーを降ろし、その中をまさぐる。すると勢いよく、猛り狂ったジークのそれが姿を現した。間近でそれを見るのが初めてだったベスパは面食らったが、鳴りやまぬ心臓の鼓動を感じながらそれに手を伸ばした。


「熱い……それに、こんな……大きい……」

「ま、待つんだ……よせっ」

「すごく苦しそうだよジーク……いいから、任せて」


 恐る恐る指先で触れると、それはびくんと跳ねる。逃げないようにしっかりと両手で握り込むと、焼け付くような熱さを感じながら上下に動かしはじめた。手を動かしながら、ベスパは愛撫の方法を思い出していた。かつて性行為はゲノムコードによって禁止されていたとは言え、それがどういうものかは生まれながらにレクチャーを受けている。その記憶に唇で慰める方法があり、実践してみることにした。
 顔を降ろしていくと長い髪が垂れ下がり邪魔になるので、そっと左手でかきあげる。その仕草がまた、ジークの情欲に火を注いでいることなど彼女が知る由もないのだが。


「ん……んっ……」


 目を伏せたまま舌先でそっと雁首をなぞると、次第にその動きを速くする。上下に大きく舐め上げ、唇や頬で優しく擦るように刺激を与えていく。その度に、ジークの口からも熱い吐息が漏れはじめてきた。


「あむ……」


 唾液でぬらぬらと光る男根を、ベスパは口に含んでみる。焼けた棒をくわえているような熱さを感じながら、口腔内で舌を絡ませていく。一定のリズムを刻むベスパの頭をなで回しながら、ジークは押し寄せる快感に身を委ねている。やがて吸い上げられる感覚とまとわりつく舌の波状攻撃に耐えきれなくなったジークは堪えきれず声を上げた。


「も、もう出そうだ……顔を離してくれ」


 ところがベスパは行為に没頭してしまい、まるで聞こえてはいない。自分でも気付かぬうちに、硬くそそり立つ肉棒を放すまいとしゃぶり付いていた。そしてついに、ベスパの口腔に濁液が大量に解き放たれた。


「……んんーーッ!?」


 突然のことに驚いて、ベスパはおもわずそれを飲み込んでしまう。だが、おさまらない射精の勢いにむせて口を離すと、顔に熱い飛沫がパタパタと降り掛かった。独特の青臭い匂いに脳の奥が痺れ、ベスパもまた恍惚とした表情を浮かべる。顔に付いた生暖かい液を指ですくい取り舐め上げてみるが、苦いうえに匂いがきつく、お世辞にも美味しいと思えるモノではない。それでも、これが彼のものだと思うとその行為を止めることが出来なかった。


「……すまん」

「いいの……気にしないで……はあぁ……」


 熱い吐息を漏らし、膝を内側に向けて座り込んだベスパは自らの身体に生じた異変に戸惑いつつ、それを抑えきれなくなっていた。身体をぴっちりと覆うスーツ越しには見えないが、その女の中心部からはたっぷりと蜜が溢れている。生まれて間もないのに身体は成熟しているという彼女のアンバランスさが、尋常ではない快楽のうねりと欲望をベスパに与えていた。
 身体の奥から燃え上がる感覚に思わず右手の指先で秘芯をなぞると、快感の電流が背筋を走り抜ける。それを繰り返すと、そこはまるで蜜液の海に溺れてしまうかのようだった。同時に、自然と腰も浮き上がって動いてしまう。


「はあ……ああ……ん……っ」


 左手で顔の精液をぬぐい、それを舐め取りながら股間をまさぐる姿はとてつもなく卑猥で淫靡な――まるで魔性に満ちたエロスの女神のようであった。
 今まで見たことも無い妖艶なベスパに、ジークの衝動は再び爆発する。


「だ、ダメだ……我慢できない――!!」


 ベスパの身体をソファーに押し付けて体勢を入れ替えたジークは、熱を帯びた眼差しでベスパを見つめながら呟く。


「こんな風に……ケモノじみた気分のままでお前を抱きたくはなかった……けど、もう抑えきれない」

「……いいよ、ジークになら……強く、抱いて」

「ベスパ――!!」


 衣服と共に理性すら脱ぎ捨てた二人は唇を重ね、むさぼるように狂い、乱れた。舌を絡め、吸い上げ、唾液を混ぜ合わせ、唇で互いの身体に痕を刻みつけ――飽きるほどにそれを繰り返しながら、やがて二人は繋がる。深く、深く――。照明の落ちた薄暗い部屋で、ベスパの嬌声が絶え間なく響き続ける。


「あっ、あっ……はあっ……ああんッ……も、もうだめ、何か……来る!!」

「構わない、そのまま身を委ねるんだ……」

「な、なんだか怖いよジーク……んんっ、あはぁっ!!」

「素直に受け入れて、思うままにたくさん感じればいい……きれいだ、ベスパ――」

「あっ、ああっ!だめ、あっ、ああああーーーッ!!」


 そっと耳元で囁かれた言葉が最後の引き金となって、堰を切ったように快感の津波が押し寄せる。それはベスパの中を駆け巡り、膣壁を何度もきゅうきゅうと痙攣させる。


「うっ、ベスパっ!!」


 肉棒を締め上げられる感覚にジークも登り詰め、奥深くまで突き上げて熱い飛沫をほとばしらせた。


「あん、ああっ……はーっ、はぁーっ……んん……」

「欲しい……どうしようもなく欲しいんだ、ベスパ――」


 それから互いは何度快楽の頂点に登り詰めたか。それでも二人の行為は終わりが見えなかった。魔族の繋がりというものは人のそれを遙かに超え、果てなく、濃く、熱を帯びるものである。深く繋がったまま豊かな乳房を、首筋を、耳を、そして未だ衰えぬ欲棒で秘芯の奥を。執拗かつ濃厚に愛し続けながら、自らの腕に組み敷かれるベスパをジークは見た。美しい、と心から思う。もっともっと、この最高級の楽器を奏でてみたい――律動を続けながら、呼吸のぬくもりが感じられるまで顔を近付けていくと、押し寄せる快感に溶けてしまいそうなベスパと目が合う。


「――まだ、まだ足りない。こんな俺を――許してくれるか?」

「私も……まだこうしていたいの……もっと繋がって……もっと、もっと求めて……ジーク――!!」


 加速する情愛と欲望の宴は、意識が途切れるまで続けられた。
 それは燃え盛る欲望を昇華させる儀式にも似て――男と女を逃れられぬ快楽の螺旋へと絡め取る。
 二人の心と体が溶け込んだ蜂蜜の宴は、始まったばかりだ――。


 あとがき


 同時投稿、テーマは宴。いかがだったでしょうか。
 このSSは、akiさんと意見交換を行いながら創作したものです。


 皆様このような特殊カップリング話を読んでいただいてありがとうございます。
 私はこの二人が好きでして、勢い余ってこんなモノを作ってしまいました。
 まず見あたらないカップリングだとは思いますが、喜んでいただけたら幸いです。
 ベスパはかわいいですよ皆さん。もっと彼女を可愛がってあげてくださいね(笑)
 それでは、お目汚し失礼しました。


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