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!警告!バイオレンス、壊れキャラ有り

「桜よ、その散り際にも美を魅せよ。(GS+サスケ様のイラスト[285])」

Yu-san (2006-04-12 00:27)

このネタはお絵かき掲示板『285:ほら、なにしてんの!?』イラストからの電波を基にサスケ様の許可を全く頂かず(爆)作成いたしました。


桜。
古より大和民族に最も愛され続けてきた花。
人々ははこの花を称える詩を詠み、咲き誇る花弁を眺めつつ酒を嗜んだ。
しかしながらその散り際に人の命を準え、破滅的な美しさをも見出した。
そんな桜の魔性の美しさを、とある文人はこう称えている。
『桜の樹の下には屍体が埋まっている!これは信じていいことなんだよ』と。
そして今日も、その美しさに魅入られた一人の少女がいた。


〜とあるお花見場所にて〜
−グォオオオオオオオオオオオオオオオン!(←燃え盛る狐火)
−うぁああああああああああああああああ!
「……ゥ〜〜〜イ。んで、次は誰の芸?」
その日、妖狐タマモはしたたかに酔っ払っていた。
お花見に付いて来たのはいいのだが、いつの間にか一升瓶を抱えこんで呑みふけっていたらしい。
ちなみに相方の人狼シロは、すでに眠りこけている。
タチの悪いことに、宴会芸が始まると桜の樹の根元に大股開きで座り込み、審査委員長を気取って仕切り始めたのだ。
んで。いの一番にマイクを握って歌い始めた西条が、尊い犠牲者となった。
「……ま、まだ僕は死んでないぞ…」
「わ、悪い酒だな〜〜〜」
「誰だよ?タマモにまで飲ませたのは?」
「はいーーい!令子ちゃんで〜〜〜〜すッ!」
「美神く〜〜〜ん。君まで…」
「ほら、なにしてんの!?言っとくけど寒い芸なんか見せたら、ここら辺の桜を全部焼き払ってやるわよ!」

「……仕方が無い。ここは一つ私が事を納めるしかないようだね」
「二番、唐巣和弘。手品をやります」
「はーい。あのね、これはね、台東区の吉田さんに評判良かったやつで…」
「しょっぱい。次」
−グォオオオオオオオオオオオオオオオン!(←燃え盛る狐火)
−どぉあああああああ!髪が!私の髪が〜〜〜〜〜〜〜!

「せ、せんせーーーーーーい!…くっ!先生の敵は僕が取ります!」
「三番、ピエトロ・ド・ブラドー。バンパイアミストをやります」
−シュゥゥウウ〜〜〜〜〜……
「キモイ。次」
−グォオオオオオオオオオオオオオオオン!(←燃え盛る狐火)
−あちちちちちちちち!蒸発する!蒸発する〜〜〜〜〜〜〜!

「え〜〜と…四番、伊達雪之丞。ママの写真でマザコります」
「ま、ママーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッ!!!」
「痛い。次」
−グォオオオオオオオオオオオオオオオン!(←燃え盛る狐火)
−ぎゃあああああああああ!写真が!大事なママの写真が〜〜〜〜〜〜〜!

「ほいじゃ。五番、タイガー寅吉」
「ウザイ。次」
−グォオオオオオオオオオオオオオオオン!(←燃え盛る狐火)
−わーーーーーーーーーーーん!どーせどーせワッシなんかーーーーーーーー!!

「ほーーーっほっほっほ!やはり本命はアタシ達のようね。いくわよ!横島クン!」
「はい!いやですけど逆らえません!」
「六番、美神令子&横島忠夫。漫才魅せます!」
−パチパチパチパチパチパチパチ(←自分達で手拍子)
「はいーーーーっ!令子で〜〜〜っす♪」
「あいどーも。横島でおま」
「「二人合わせて“萌え萌えチャウシェスク大統領”でーーーーっす♪」」
「………………………………………………………」

「よーし!あったまってきたわね、アタシ達が!いやーそれにしても世の中には悪い奴がおりましてな」
「ほう。なんぞあったんですか」
「この間、アタシが汗水流して溜めた大事なおゼゼを仰山持っていかれたんですわ」
「泥棒ですか、ヒドイ話でんな。やっぱりほっかむりに風呂敷背負ってた奴?」
「ちゃうちゃう、そんな目立つ格好せえへん。スーツ着てネクタイ締めて、オマケに昼間に堂々と来て、法人税法違反の容疑ですーなんて云うてきたんや」
「おいおい。そら国税局やがなー」
−ぽよぉぉんん……
横島の放ったツッコミは、美神の90のDカップを波立たせた。
次の瞬間!
−がばっ!モミモミモミモミモミモミモミモミモミモミ!
「うぉおおおおおおおおおおお!この乳は俺のもんじゃーーーーーーー!」
「おのれはーーーーー!どうしてすぐセクハラかますんじゃーーーーー!」
−ゲゴッ!ヅムッ!バグッ!ベギッ!ゾブッ!ボグッ!(←内臓に響く音)
「…はぁ・・はぁ・・で、何か言いたい事は?」
「…………きょ、今日はこれぐらいで勘弁してやる………」
「いーかげんにしなさい♪どーもありがとーございましたーー!」

「………………………………………………………」
−プル……プル、プル、プル、プル……
美神達の漫才?を終始無言で眺めていたタマモであったが、突如小刻みに震えだす。
怒りに肩を震わせているのか?
意外とツボに嵌っているのか?
果たして真相はどちらなのか!?

「………………………………………………き………きぼち悪い……」
「え゛?ま、まさか…」
「ちょ、ちょっと待って!いまビニール袋を…!」
「…………………………も…………もう駄目…………………ウウゥップゥ!」


解放。
悲鳴。
怒号。
絶叫。
嘆息。


宴会場は一瞬にして凄惨な地獄絵図と化した。
そして、ようやく眠りから覚めたシロはその惨劇に対して、一言こう洩らした。

「だめだコリャ♪でござる」

〜完〜


ごめんなさい。やってみたかったんです。
微妙な元ネタも混じってるのですが、気づかれた方は……エライです♪
それでは、タマモファンクラブから逃亡しますので!


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