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▽レス始

「バレンタインで小ネタ(GS)」

裏のF (2006-02-14 23:59/2006-02-15 00:04)

2月14日
st.バレンタインデー
本来ならば、恋人と手紙やカードを交換する日
だが、極東の島国……日本では少々意味が違う
お菓子メーカーがバレンタインのプレゼントにチョコはどうですか?と送り出してから、チョコをあげるのが習慣となった
たとえ、ソレが義理だったとしても………
それで、これはある煩悩少年が煩悩を爆発させるより、少し前のおはなし

「銀ちゃん、すごいなー」
素直そうな少年……横島忠夫が本当に羨ましそうな顔でそう喋る。
「そうなん?」
大して嬉しそうでも無くジャ○ーズ系な少年……堂本銀一が答える
紙袋一杯に詰まったチョコを見て、一言
「でも、大して知らん女ばっかからこんなに貰っても全然、嬉しくない」
その言葉を聞いて、忠夫は
「うわー、それってモテルから言えるんやで」
半眼で睨みながら言う。
「バレンタインのチョコはな量やない!どうせ、貰うんやったら本当に想いの籠もったオンリーワンが良いんや!!」
どうやら、銀一は"量より質"派らしい。
「ふーん」
気の無い返事
「ところで、横ッチは幾つもろたんねん」
「…笑わん?」
微妙に不貞腐れた表情
「笑わへんって」
「夏子含めて義理チョコ5枚」
「……へ?」
"コイツが義理チョコ?"
自分と一緒に下らないイタズラばかりやっている少年が義理チョコ受け取ることに、疑問を感じる銀一。
"これは何かある!"
ちなみに、この銀一少年、某長髪な名探偵の孫や頭脳は大人な子供に憧れる推理少年でもある。
憧れているモノがモノなだけにトンデモ推理で的外れも多いが、そこは愛嬌だ。
「しかも、失敗したものだからといってハート型なんか送ってきて、まぎらわしっちゅーねん!!」
本当に悲しそうに叫ぶ忠夫。血涙を流さんばかりの勢いだ。
「・・・ちょう渡してきた奴等の名前いうてみい」
忠夫が出した名前を聞いて銀一は納得した
"あー、ガッコでも有名な意地っ張りばっかやな"
同時にこう考える。
"だとすると、失敗したっちゅーのはウソ"
そして、迷う。
ちなみに、忠夫は銀一が思考に没頭している最中に横で夕日に向かって「神様のばっきゃろぉぉぉぉ」と大昔の熱血青春ドラマのノリで叫んでいる。
当然ながら、この忠夫少年は甘酸っぱいラブコメや青春ドラマ系のマンガが大好きだったりする。
"まあ、ええか。ワザワザ、敵に塩を送るっちゅーのもシャクやしな"
そう考えると
「義理で5枚か……それって、ちーとばかし、さみしいんやないか?」
裏腹な言葉がでる。
「まあ、ええって。義理でも5枚ももろたら上出来や」
横島はさっきまで悲惨そうな顔していたのを笑い顔に変えて言う。
忠夫にとっては大して問題とはならなかったらしい。
そんな横島を見て、銀一は思う。
"ホンマにもてんのはドッチや"
と………


あとがき

どうも、裏のFです
すんごい久しぶりに書きました。
色々な電波が来て書きましたけど・・・出来悪い、短い、大して面白くないの三拍子っすねorz
では、逃走します(脱兎)


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