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▽レス始

「○○○○ピート!!魔戒大作戦!!(試験的)(GS+牙狼)」

煌鬼 (2006-01-14 00:37/2006-01-15 14:39)

ネタバレ注意!!危険と感じたら読まないでくだされTT


美神や横島たちが主役となり、動いている世界。


これが、皆が知るGSの世界だろう。しかし、世界は一つではない。


皆が知るGS世界ではない・・・・・・GS世界が存在する。


この世界は・・・・・ヴァンパイアと人間との間に生まれた


一人のハーフヴァンパイアの少年の・・・・・戦いの描いた世界。


○○○○ピート!!魔戒大作戦!!


とある孤島。そこには多数のヴァンパイアたちが住み、ただ平穏を求めて生きていた。その孤島の南にある森の奥、そこに一つの屋敷が存在した。


「あぁ・・・・・・今日もいい天気だな・・・・」


屋敷の一室の窓を開くと、そこから姿を見せるのは、金髪碧眼の少年だった。外見は17歳ほどだが、実際は700歳という年齢。そう、彼こそがこの世界を動かす少年、ピエトロ・ド・ブラドーである。


「おはようございます。ピート様」


少年のいる部屋をノックし、一人の初老の男性が入ってきた。全身をタキシードらしき服で覆っている所を見ると、執事と考えるのが妥当だろう。


「おはよう、ゴンザ」
「おはようございます。朝食は出来ておりますので、早めに下へと降りてきてくださいませ」
「ああ。分かってる」


ゴンザと呼ばれた男性はそう言うと、一礼しドアを閉めた。


「さて・・・・・そろそろ起きようかな」


ピートは背筋を伸ばすと、服を着替え始めるのだった。


「いただきますっと・・・・」


全身を黒い服に揃えたピートは、下で用意してあった朝食を食べ始めた。トーストに目玉焼き、ヴァンパイアとは思えない食事である(笑)


「ふぅ・・・・・ご馳走様」


食後のコーヒーを飲みながらのほほんとしていると、ゴンザが懐から一つの黒い封筒を取り出した。


「・・・もしかして、“番犬所”から?」
「はい。先ほどこちらに届きました」
「あの三神官か・・・・あまり好きになれないからね」
「ピート様は、あのお方たちからは色々困らされておられますからね」
「うん。正直苦手だよ。さて、見てみようか」


ピートは苦笑しながらそう言うと、ポケットからライターを取り出した。そして点火させると、緑色の炎が大気を焦がす。そしてそれをそのまま封筒に当てた。すると、黒い封筒は一瞬で燃え尽き、中から緑色の炎で出来た文字が宙へと浮かび上がり、文章と化した。


「“災いの兆しあり、人間の傲慢が生みしホラーの陰我、直ちに断ち切るべし”・・・か」
「そのようです」
「今回は・・・・遠出になりそうだね」
「はい。今回は私も同行させていただきます」
「そうしてくれると、僕もありがたい。早速準備にかかろう」
「分かりました」


ピートの言葉に頷くと、ゴンザは準備にかかるために動き出した。


「さて・・・・僕も少し身体をほぐしておこうかな」


ピートはそう言うと、屋敷の地下へと下りていった。そして、一つの刃の収まった鞘を持つと、漆黒の空間の中へと入っていった。


「あれから100年・・・・・早いものです・・・・旦那様」


準備をしていたゴンザは、ふと窓に置かれていた写真を見ていた。そこには、ピートの父“ザイン・ド・ブラドー”が写っていた。


「旦那様が亡くなられてから、ピート様は旦那様の後を継いでたくましく・・・・そしてお強くなられました。人々を護るための・・・・護り手として」


ゴンザはかすかに涙を浮かべながらも、すぐにまた準備にかかるのだった。


「泣くのはいいが、俺が下にいる事を忘れないで欲しいぜ」


突然の声にゴンザが下を向くと、そこには骸骨の指輪が置かれていた。そして、その指輪がゴンザに話しかけた張本人だった。


「こ、これはザルバ様。申し訳ありません!!」
「ま、別にいいがな。それにしても、今回の行き先・・・・何故日本なんだ?」
「私には分かりません。番犬所の決定は、決して覆せませんので」
「にしても、あの国は霊力とか持っているGSって奴等がいるはずだ。なのに俺たちを呼ぶって事は・・・」
「それほどの・・・・・事態としか・・・・思えませんな」
「だな」


ゴンザとザルバは、互いに唸りながら、その答えを考えているのだった・・・。


「ゴンザ、準備は出来た?」
「はい。大丈夫でございます」


白いコートを羽織ったピートと、灰色のコートを着たゴンザは一つの船に乗っていた。ゆらゆらと揺れる中、ピートは自身が生まれ育った島を見ていた。


「次は・・・・いつ帰ってこれるかな」
「分かりません・・・・ホラーがいなくなる日までは・・・・」
「やるしか・・・・ないって事だよね」
「そうです・・・それが・・・・・【魔戒騎士】に定められた・・・・宿命なのですから」
「・・・・だね。行こうか、ゴンザ、ザルバ」
「仰せのままに」
「あいよ」


こうして、一人の騎士・執事・使い魔が旅立った。“魔”を“戒める”戦いの火蓋が切って落とされた。ここで、今度こそ真のタイトルコール(笑)をしておこう。真のタイトルは・・・・・・・


黄金騎士ピート!!魔戒大作戦!!


次回をお楽しみに!!(すいません無謀っすorz)


あとがき
いや〜なんかやっちゃいました(マテ
最近はまり出した牙狼を見ていたら、何故かむしょうにGSとのクロスをしてみたくなり、とりあえず試験的に書いてみました(笑)
これ、本編を書いてみたいのが本音ですが、書き出すともう一つの作品である“ヒーロー見参”に支障が出てしまうので、とりあえずレスしてくださった方々にアンケートします。

1・ピートルートで牙狼を書く
2・横島ルートで書く
3・まず本編にするか(笑)


△記事頭

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