ある日家に帰ると、アシュタロスがいた。
「ははははは! 遅かったじゃないか横島君! この私特製ザ・魔界カレーはもうすっかり出来上がっているよ!!」
片手にお玉。片手に包丁。ふりふりピンクのエプロンドレス!
無駄にいい笑顔を浮かべて立つ奴の名は…そう! アシュタロス!!
瞬間――
ドメシャッ!
「なにやっとんじゃあ! お前はぁ〜〜!!?」
日々雇い主の折檻によって鍛えられた全身のバネをこれでもかと言うほど駆使して放たれた蹴りは、芸術的な軌跡を描きつついまだ笑顔で仁王立ちな魔神様の喉にクリーンヒット!
「〜〜〜〜〜っ!!」
本気で痛かったのか無言でのた打ち回るアシュタロス。それを心の底から鬱陶しそうに見下ろして聞く。
「で、何でお前がここにいやがる? 何してんだよ、俺に家で! 死んだんじゃなかったのか!?」
「ふ、よく聞いてくれた我が後継者!!」
とたんに立ち上がる魔神様。髪をかきあげ決めポーズ。
ふわりと広がるフルーティな香りがそこはかとなくムカつきます。
「後継者?」
ちょっぴり嫌な予感がしつつもアシュタロスの言葉をリピート。
「うむ! ……その前にカレーを食べよう! せっかくのて・づ・く・りvなのだから! 嬉しいだろう? 女っ気の無い、悲しいインスタント生活な横島君!! ふはははははへぶしぃ!!?」
余計なことを口にしてくださったアシュタロス様の端正なお顔に、横島渾身の右ストレートが突き刺さったことは言うまでもありません。
「で、実はあの時死んでなかったと?」(ずるずる)
「そうなのだ。まったく最高指導者どもめ! 何が滅びたいなら後始末をきっちりしてからにしろ、だ……」(もぐもぐ)
カレー作りの前に片付けていたらしい、珍しくきれいになった部屋の中心。
横島はいつものインスタント。アシュタロスはお手製カレーをそれぞれ食べながら。
横島がカレーを食べていないのは、当然ながら辞退したから。
ええ、そりゃ嫌でしょう。
カレー臭を放つ紫い色のゲル状の物体は。
浮かぶ具も活きがよく、人参は手足を生やして逃走を図り。ジャガイモは「ぎゃげげげげぇ」と元気に笑い。玉ネギは食われる直前に無言で泣いてくれます。
肉らしい何かは緑色。原材料は何かなど聞きたくも無い。
唯一まともかと思われた白米は魔神様がしっかり丁寧に研いでくれたおかげか、魔力が付着しなにやらオーラを漂わせています。
魔族にはともかく、人間には悪影響必至。
当の魔神様は「食べてくれないのぉ〜?」と、涙目で訴えてきましたがエルボーとともに黙殺。
「後始末、か。それと俺にどんな関係があるんだよ?」
「君も神魔のデタントは知っているだろう? 私が抜けたせいで保たれていたバランスが崩れてきているのだ。
私の代わりになる魔族もいないし、かと言って神族を堕天させても無理がある。
今すぐどうこうなるわけではないが、早急に手を打ったほうがいい。
そこで、君に白羽の矢が立ったのだ!」
「ちょっと待て! なんだそりゃ!? なんでそんな話になるんだよ!!」
アシュタロスの言葉にぎょっとする横島。
冗談ではない。
魔神になれと言っているのだ。よりにもよってこの自分に!
アシュタロスが滅びを望んだ理由は知っている。
アシュタロスを『模』したときに刷り込まれた記憶と知識。
時間をかけてソコから引き出した僅かな情報。うち一つ――魂の牢獄。
そんなものに囚われるのは御免である。
だが横島の反論などどこ吹く風。
魔神は意気揚々と話を続ける。
「なに、君の功績を鑑みてのことだよ。君は子とごく私の邪魔をしただろう?
きっかけは美神令子かもしれないが、中心になったのは君だ。
なにせ最終的にはあの究極の魔体すら倒してくれたのだからね。
神魔の最高指導者たちも判を押している」
どうかね?と言われても、横島は俯いて押し黙る。
握ったコブシに力が入り、肩が微かに震えている。
「なんだよ、功績って? あの時俺は、俺は何も……。あいつを……!」
眉根を寄せて言葉を吐き出す横島に、それでも魔神は表情を変えず。
「君がいくら自分を卑下しようと否定しようと目の前の事実は変わらんよ。
君は三界唯一の文珠使いであり魔神殺しであり、英雄だ。
君が己をどう思おうと、周りの評価は変わらない」
「うるさい!!」
冷静なアシュタロスに掴みかかりそうになる腕を苦痛を伴うほどの自制心で持って抑える。
「正直私は君の意思などどうでもいいのだよ。
なにせ君がこの話を承諾してくれなければ、私は滅びることが出来ないのだし」
「そんなこと知るか」
にべもなく言い放った横島に、だが魔神は平然と言葉を続ける。
「そこで、だ! 君が魔神になるのを承諾してくれればこの私が書いた『素敵な魔科学〜人体実験実践編〜』を特別に譲って…!」
「帰れ」
「うお!? ならば私お勧め魔界シルク製おしゃれ褌もつけよう! 履き心地ばっちりで私も愛用して…」
ぼひゅ!
言い終わる前に手の中の褌は灰も残さず焼き尽くされ、こちらを見やる横島の目は微妙に据わっているような?
「イクか?」
どこへですか?
優しい声音で問う横島に、なぜだか逃げ腰な魔神様。
だがここで引いてはいけない。
楽しい死後ライフのためにも!
そのために、アシュタロスは切る。
最後のカードを。
「ならば……」
「まだなにかあんのか?」
「ルシオラを復活させてやろう、といえばどうする?」
「なんだと!? おま…! どうやって!!」
その反応に、アシュタロスは正しく悪魔の笑みを浮かべた。
「なに、私は魔神だぞ。そしてあれの生みの親だ
君の知己たる神族や間族が出来ずとも、私なら可能だ。
君が魔神になることを承諾してくれれば私は責任を持って彼女を復活させる。が、受けなければしない。
――どうするかね?」
横島の答えは決まっているだろう。
優しい彼は己の恋人を見捨てられない。
だが本人が口にしない限り確定ではない。
ゆえに魔神は待つ。返答を。
パニックから回復し、アシュタロスの言葉の意味が脳内に浸透してゆく。
「……脅迫って言うんだぜ、そういうの」
「交換条件といって欲しいね。コレは正当な取引だよ、横島君」
「くそ……っ!」
横島は憎々しげに魔神を睨み、その顔は苦悶に染まっている。
魔神はそれを満足そうに眺め、笑う。
そうして紡ぐ。
更なる決断のための言葉を。
「悩むのは構わないがね、返事は早いほうがいいぞ?
いまさら十年や二十年待たされたところで私は気にしないし、どうせ力を受けいれるための器造りに数年の修行が必要なのだから。
だが、ルシオラは違う。
彼女はあと一年もすれば完全に君の魂に吸収されて、『彼女自身』の部分は消えてなくなるのだから」
「……へ?」
間抜けにアシュタロスに顔を向け、固まる。
「おや、気付いていなかったのかい? 彼女の魂はどんどん君に魂に溶けていっているんだよ。全ては君を想って、ね。
本来なら魔族である彼女のほうが君を吸収するはずだったのだが……。
いやいや愛の力とは素晴らしいね。
――で、どうするかね?」
大仰に肩をすくめて、見る。
横島はいまだ固まっていた。時折小さく何かを呟いているがそれはほとんど意味を成さない。
聞き取れたのは、意味を成したのはただ一つ。恋人の名前だけ。
「一つ聞く。どうやってルシオラを復活させるんだ?」
横島が正気を取り戻し、沈黙を破った言葉がそれ。
「簡単なことだ。君の中の霊気構造を取り出せばよい」
事も無げに言われた一言に、横島は眉を寄せる。
それが出来れば苦労はしない。だが、その手段は取れないはずだ。
そんなことをすれば横島自身が死んでしまう。
その疑問を読んだかのように、魔神は続ける。
「君の魂からルシオラの霊気構造を引き剥がすのと同時に、その部分に私の霊気構造を与える。私が彼女を創ったからね。私とルシオラの霊気構造はよく似ているんだ。
それによって君の魂に誤認させる。異常はない、とね。
もっともコレは繊細な力のコントロールが必要だから、ベスパやパピリオではいくら霊気構造が似ていても出来ないがね」
どうかねと、得意げに視線をよこす魔神に横島は唸り、唸りながらも頷いた。
「わかった。――その話、受ける。
ただし! 絶対にルシオラを復活させろよ、いいな!!」
「もちろんだとも。では、この契約書にサインを。判子も押してくれ。あ、なければ拇印で結構だ」
ぺらりとどこからともなく取り出した一枚の紙切れ。
大半は難しい図形と読めない言葉で埋められていたが、下のほうに申し訳程度に日本語が――
……魔神としての義務を果たします。
魂の牢獄に入っても文句言いません。
死ぬような目にあっても我慢します。
キーやんとサッちゃんの遊びにも付き合います。
要約するとそんな感じで。
「……なぁ、このキーやんとサッちゃんて、誰?」
「最高指導者たちだ、気にするな。それより早くサインを」
「いや、でも遊びってなに……?」
「だから気にするな」
何か釈然としないものを感じつつ、さらりと名を書き、判を押す。
「うむ、契約成立だな!」
大変嬉しそうです魔神様。
実に晴れ晴れとした顔で今にもスキップしそうなウキウキ気分を撒き散らしてくれます。
横島なんだか殺意が沸きました、が今は我慢。
「おい、アシュタロス。早くルシオラを…」
「わかっている。そう急かさないでくれ」
少しくらい余韻に浸らせてくれとぶつぶつ呟く魔神様を軽〜く一睨み。
「……早急に始めようじゃないか」
横島の気持ちを汲んだのかさらりと仰る魔神様。
額に浮かんだ汗は、これから行う娘の復活に緊張しているからであって別に横島の視線が怖かったわけではありません。念のため。
「では、やるぞ」
「おう」
魔神の言葉に、硬い顔で頷いて。
アシュタロスはがしりと横島の肩を掴み、
ん〜〜〜〜〜
顔を近付けてきました。
はい?
あまりに唐突且つ訳が解らず、だがしっかり現状を理解して逆に全てがフリーズ!
絶対の恐怖にもかかわらず、体は動いてくれません。
横島ピーンチ!!
アシュタロス様の唇があと数センチで届くという距離。
何かを失う覚悟をした少年の脳裏に浮かぶのは恋人。
彼女はこれでもかってほど優しい笑顔を浮かべてサムズアップ!
ええ!?
だが立てられた親指は次の瞬間、するりと下へ向けられて――
ヤっちゃえヨコシマ♪
OK、ルシオラ!
心で通じ合える関係って素敵だと思いませんか?
そして、彼の拳は光を超える!
メギョシャアッ!
素晴らしいアッパー。
べごぉ!と天井を突き破り、魔神様のお体が天高く舞い上がります。
ひゅうらり〜……ばどっ!!
舞い上がったときに比べほぼ倍の速度で降りてきたアシュタロス。
開けた穴から畳へダイブ。
手足が軽く変な方に向いていますが、魔神なのでノープロブレム!
ちなみにアシュタロスが床を突き破らなかったのは、それを見越した横島が文珠によって部屋全体を『強』『化』していたからである。
先見の明って大切ですね。
「いきなり何をす…!?」
身を起こし、吐き出そうとした文句はだが頭をぐがしぃ!と少年に掴まれ中断する。
「何を…? それはこっちのセリフだ、くそ魔神」
目の前に立つ横島は、常と変わらぬ表情。
だが背負った瘴気がそれを裏切っている。
今なら遥か太古にやってきたと言われる旧支○者だって召喚出来そうだ。
その眼に宿る殺意は、それだけで軍隊を壊滅できそうに鋭く。
そして頭を掴むこの右腕。
霊気が収束してバチバチ音を立てているのはかまわない。
だが膨大な霊気が収束されすぎて、逆に物質化できないとはどういうことだ!?
「掴マレテルダケデ頭ガギヂギヂ鳴ッテマスガ、ヨコシマサン?」
なぜか片言な魔神様に横島はにっこり笑いかけて、
「手を離してほしいなら、先ほどの行為に関して納得のいく説明をしろ。
五百字以内で」
「字数制限ですか!?」
魔神様、ちょっぴり泣きたくなりました。
頭皮に食い込む指に力が入るのを感じ取り、慌てて口を開く。
「これが一番効率がいいんだ!
口移しが最も効果的で有効なのだ! 霊体は実体がなく体はそれをおさめる為の器。
特に君たち人間の場合体内に入れる、という意味では口移しが安全且つ最良の方法となるんだ!」
滅びたいが今ここで死にたくはないアシュタロス。必死です。
「君にも思い当たることはあるだろう?
小竜姫だって君に心眼を与える時にバンダナにではあったが口付けたし、メドーサも君に霊気構造を口移したろう?
ルシオラだってそうだ。君を救うために瀕死の君に口移しで霊気構造を吹き込んだ。
これはごく当たり前の手段だよ。わかってくれたかね?」
そのセリフに横島は過去の出来事を反芻して、考えこむ。
難しい表情ながらも、しぶしぶアシュタロスの頭から手を離し収束していた霊気を開放する。
アシュタロスはほっと息を吐き、胸をなでおろす。命拾いした。が、安息はつかの間。
「――何で、知ってるんだ?」
魔界の最も深いところから響くような横島の声。
「な、何をかね? 横島君」
なぜか正座をしつつ答える魔神様。声が引き攣ってます。
正面に立つ横島を直視したくありません。
「どうして、ソレを知ってるんだ? 小竜姫様とのこと、メドーサのこと。
ルシオラが霊気構造をくれた方法は俺も知らなかったぞ。意識がなかったしな」
スペシャルスマイルなのに放つ瘴気は先ほどの三割増。
横島の周囲には某モビルスーツの某ファ○ネルのごとく、文珠が幾つもふよふよと。
その中に見える文字が『必』『殺』『滅』『殲』『死』『抹』『消』だとか、不吉なものばかりなのはきっと目の錯覚でしょう。
「ど、どうしてと言われても……」
だらだら汗をかきながら、視線を泳がす魔神様。
言えません。
ここに来る前に、神魔の最高指導者たちとともに後継者のことを研究するためとのたまい、コタツに入り『横島忠夫・どきどきメモリアル』(編集ヒャクメ)を見ていたなんて!
ちなみに四部構成で『幼児期〜お母さんと一緒編』、『小学生〜初恋編』、『中学生〜思春期編』、『高校生〜GS編』があります。
魔神様は思いました。
バレたら殺される!
アシュタロスだけでなくサッちゃんとキーやんの命も危ないでしょう。
確実に。
横島のプレッシャーから逃避したくて自分が開けた天井の穴を仰げばすっかり暮れた空が視界に広がり、都会では弱弱しく見える星の瞬きがいつの間にか、アシタロスが捨て駒にした部下の顔となりました。
蛇な年増や小生意気なお子様やハエとか。
みんなの笑顔がこう仰ってました。
『よくも利用してくてたなぁ、コラ』
『テメーの自殺に付き合わせてんじゃねーぞ!』
『覚悟は出来てるんだろぉねぇ?』
その目の奥に宿る光が、狙い定めた哀れな獲物に飛び掛るタイミングを計る無慈悲な獣のソレなのは魔族としての嗜みなのでしょう。
生暖かい微笑を浮かべ、正面に立つ横島を見る。
こちらもやはり笑顔。
なにやら暗黒を撒き散らしてますが。
ふっ……
軽く息を吐き、
「なぜ私がそんなことを知っているかというとだな! 実は神魔の最高指導者たちと…」
Let's 道連れ☆
(ええええぇ!? ヤバイでキーやん、今すぐ逃げんと!!)
(その前に証拠隠滅ですよ、サッちゃん!!)
某所で怯え、慌てふためく某二柱は置いといて。
横島は変わらぬ笑顔のまま、そうかと一つ頷いて。
文珠発動!!
(以下21禁級の暴力描写のため削除)
「……ぐっ…がは…い、いっそ殺してくれ」
虫の息のアシュタロス。
本来ならとっくに賽の河原逝きだったが、横島の文珠で『修』『繕』、『修』『理』を繰り返したので一応生きている。
これぞ飴と鞭!
「ルシオラの復活はそれ以外に、本当に方法は無いのか?」
疑わしそうな横島に、何とか持ち直したアシュタロスは頷きで返す。
「う、うむ。君に私の力を継承させれば可能かもしれんが、いまだ未熟な君では力を受け継いだとたん最悪魂そのものが崩壊してしまう。
そうはならずとも私より弱いルシオラの部分は消し飛ぶからな。
他の高位神魔にも真似できん。
私だけが出来る、裏技のようなものだし」
言いながら恐る恐る横島の顔をうかがえば、毒をあおる覚悟を決めた漢の表情をしていた。
「わかった…。それで彼女が蘇るんなら。
やってくれ、アシュタロス……!」
悲痛な決意に満ちた瞳で真正面か魔神を見据え、きっぱりと。
「そ、そうか! わかってくれたか!!
では、早速…!」
アシュタロスも嬉々として立ち上がる。
ルシオラ復活を決意した少年の意志の強さが嬉しいのであって、別に命の危機から脱して喜んでいるわけではない!
もう一度、がしりと横島の肩を掴み――
「今から行うが、先ほども言ったように繊細な力のコントロールを必要とするため動かないように。10分くらい」
――は?
横島がその単位を理解するよりも早く、アシュタロスの顔が近付いて。
――――――間
(己の心に良心や優しさ、憐憫の情が僅かでもあるという方は目を逸らしてあげましょう)
「うわあああぁぁぁぁぁぁぁぁんっ!! ルシオラァ!! ルシオラ、俺…俺ぇ……!!」
「いいの! 大丈夫よ、ヨコシマ! わかってるから!! 好きなだけ泣いていいのよ!!」
失った恋人に再び会えた嬉しさからか泣きじゃくる横島を、きつくきつく抱きしめてルシオラもまたその瞳に涙を浮かべていた。
お互いをもはや離すまいと、しっかりその背に手を回し。
感動的な抱擁が行われている部屋の片隅に、長くて硬くて止めがさせそうに先の尖っているものが幾つも突き刺さった肉塊?が転がっている。
時々いい感じに痙攣するが、二人の世界を形成している恋人たちは見向きもしない。
あ、痙攣止まった。
その日の夜遅く。
安アパートの前には連絡を受けて駆けつけたオカルトGメンと、彼らに保護連行されてゆくアシュタロス。そしてそれを見送る何かをやり遂げた顔の恋人たちの姿があったという。
駆け付けたオカG隊員は後に語る。
あの哀れな魔神よりもあの二人の方が怖かった、と。
END
後書きという名の言い訳
世界の半分はヨコルシで出来ている。(逃避)
逃避できませんでした。
ギャグって難しい……orz。私には向いてないと判明です。
語り口調もおかしいし、途中から自分でも何かいてるのかわからなく(最低だな、自分)。
口移しで〜は原作を読んで。それに『王子様のキス』のお約束がミックスされてこんなことに。スマン、横島。
読んでくださってありがとうございました!