インデックスに戻る(フレーム有り無し

▽レス始

!警告!男女の絡み有り
18禁注意

「犬いじめ(GS)」

ほんだら参世 (2005-10-20 23:55)


まだ日が出たばかりの早朝、一人の青年が一匹の犬を連れて散歩していた。
青年は横島忠夫、連れられている犬は実は犬では無く、人狼のシロである。
いつもは人の姿になって自転車に乗った横島を引きずるシロが、その日は何故か狼の姿で首輪にリードをつけられて、ゆっくりと歩いていた。
しかし、ゆっくりである筈なのにシロの口から出る息は荒く、四本の足も微妙にふらついている。

「く、くぅ〜〜〜〜〜〜ん。」

「ん〜〜〜、どうした、シロ? まだ歩き始めたばかりなのに、そんなに辛そうにして。」

微妙に潤ませた瞳を向けて切なそうに鳴くのを横島はにやにや笑いながら見て、歩みが遅れ始めたシロをリードを引いて横に並ばせる。
横に並んだシロは横島の顔を一度見上げるが、すぐに諦めて歩みを進める。
横島が最初に示した目的地は、まだまだ遠いのだから・・・


犬いじめ


「いい加減に反省しねえか、この馬鹿犬!!!」

「きゃう〜〜〜〜ん! お、狼でござるよ〜、せんせ〜〜〜。」

どこともわからぬ山の中に、横島とシロの二人は迷い込んでいた。
仕事の所為で2,3日散歩が出来ずにいたので、いざ出来るとなった瞬間にシロが暴走して、現在の状態になったのだ。
つまり、正気に返ったらぼろくそになった横島と一緒に、見知らぬ山の中で迷ってましたという状態である。

「今度という今度は、もう勘弁しねえぞ! 当分の間は散歩は無しだからな!!」

「ええーーーーーーー!! そ、それは酷いでござるよ〜〜。」

言葉通りかなり腹に据えかねているらしく、横島はシロが涙目で縋り付いてもそれを無視して、引きずったままずんずん歩いている。
10メートル程引きずった後、横島はいきなり立ち止まって、しがみ付くシロを半眼で見下ろす。

「ほんとーーーーーー!!! に、反省するんだろうな?」

「ほ、本当でござるよ!! 明日からは先生の言う通りに走るでござる、絶対でござるよ!!!」

涙目になって必死にそう言うシロを見て、横島はふか〜〜〜〜〜〜いため息をひとつ吐く。

「は〜〜〜〜〜〜〜、・・・・・・しゃあねえ、今回は許してやるよ。」

「せ、せん 「ただし!!」 は、はいっ!!」

「次暴走したら、思いっきりきっついお仕置きをするからな。」

ちなみに、この後数日はシロも反省したらしく、暴走もなく平和に過ごす事が出来た。


・・・・・・・・・・・正確には三日だけだったけど。


*  *  *  *  *  *


そして、現在お仕置きの真っ最中だったりするのだ。
とわ言え、見た目はシロを犬(狼でござる〜〜〜〜〜!!)の姿に戻しての散歩にしか見えない。
さて、横島がシロに施したお仕置きは何かと言うと・・・

「くくくっ。 シロ、流石のお前も擬似的とはいえ、全裸での散歩は嫌か?」

「く、くぅん。」

そう、シロは今[錯][覚]の文珠により感覚を操作され、犬の姿に戻ってはいるが、人の姿をしていると錯覚させられているのだ。
本人も自分はそれが錯覚であると知っているが、体は全裸に首輪のみをつけて四つん這いで散歩させられているとしか感じられないので、たまったものではない。
しかもそれだけではなく、彼女の体は横島の手により、もう一つ細工されているのだから。

「お、見てみろよ、シロ。 前から人が来たぜ。」

その言葉に、シロははっとして前を見る。
前方からは横島の言う通りに人が、小さい女の子を連れた母親の姿が見えた。
しかも悪い事は続くようで、シロを見つけた女の子が 「ワンちゃんだ〜〜〜。」 と駆け寄ってきたのだ。

「おにいちゃん、ワンちゃんに触っても良いですか?」

近寄ってきた女の子は、横島にそう尋ねた。
横島はそれに対して、どうぞどうぞという意思を込めてにこやかに首を縦に振る。
その笑みは、シロから見れば悪魔の笑みだったそうな。

「ありがと〜〜〜。」

横島の許可を貰った女の子は嬉しそうにシロに手を伸ばし、その体を撫でさすった。
その瞬間にシロの体はビクッと震え、キャインと小さく吠えた。
女の子はそれに驚くと、手を引き、心配そうな顔を横島に向ける。

「おにいちゃん、ワンちゃんどうかしたの? もしかして、痛かったの?」

「大丈夫、こいつは少し人見知りするから、知らない人に触られてビックリしただけだよ。」

横島のその言葉に女の子はホッとしたが、次の瞬間には残念そうな顔になっていた。

「じゃあ、私がワンちゃんを触っちゃ駄目だよね。」

「いやいや、こいつの人見知りは直さなくちゃいけないと思っていたからさ、存分に触ってやってくれれば良いよ。 こいつも、触られる事自体は『気持ち良いから』大好きなんだからさ。」

横島はそう言うと、少し下がり気味になっていたシロを女の子の前に差し出し、これが手本だと言わんばかりに乱暴に撫でた。

「く、くぅぅぅぅぅぅぅん。」

その手の動きにより、シロは気持ち良さそうに一声泣いた。
すこし遠慮気味になっていた女の子も、そのシロの気持ち良さそうな様子を見て、オズオズと手を伸ばして横島のようにシロを撫で始める。
最初の内は横島以外の手に撫でられる事に緊張気味になっていたシロだが、しばらくすると目がトロンとしてきて、体の力を抜き、されるがままになっていた、
この反応は、実は横島のもう一つの細工によるものだったりする。
実は、現在シロは文珠の力により、強制的に発情状態にさせられているのだ。
それこそ、体のどこかに手を置かれるだけで全身に快感の電流が走るほどの状態である。
周りから見れば、小さな女の子に撫でられて気持ち良さそうにしている犬、という微笑ましい光景かもしれないが、シロにとっては路上で衆人監視の元で小さな女の子に悶えさせられている状態なのだ。
しばらく撫でられ、もはや限界と大声で吠えそうになった瞬間、女の子を呼ぶ声があった。

「未央〜〜〜〜、そろそろ行くわよ。」

「あ、は〜〜〜い。 おにいちゃん、ありがとうね。 ワンちゃん、またね〜〜。」

その母の呼び声に女の子は離れ、こちらに会釈する母に連れられて、手を振りながら去って行った。
後には、心なしか残念そうな表情を浮かべるシロと、そのシロを楽しそうに見下ろす横島が残るだけ。

「さて、シロ。 目的地に着いたらちゃんとシテやるから、散歩の続きと行こうぜ。」

その横島の言葉にシロは潤んだ瞳を横島に向け、先程よりもふらつきながら、その後に付いて行った。


*  *  *  *  *  *


「きゃいん! きゃい〜〜〜ん!!」

昼なおくらい森の中で、目的地に到着したので人の姿になったシロが横島の乱暴なまでの愛撫に悶え、嬌声を上げていた。
今までの時間で溜まっていたもの全てを発散させるが如く大声で、横島に与えられる快楽に蕩けきった顔を振り、涎と涙を撒き散らしながら。

「おーおー、もはや遠慮のかけらも無いな、シロ。 って、聞いてないな、このヤロ。 ・・・・・・・・・ん、やっと来たみたいだな。」

もはやなにも目に移らないとばかりに悶え狂うシロに呆れるようにした横島だったが、何かに気づいたのかある方向に顔をやり、面白い事になりそうだとばかりにその顔をニヤつかせた。

「なあ、シロ〜〜♪」

「はひぃ、っひぃ・・・・はぇ、な、何でござるか?」

愛撫の手の動きを少々弱めての横島の呼びかけに、シロは息も絶え絶えにではあるが何とか反応し、後から自分の体を弄る横島の方に顔をやる。
そこには、先ほど見たよりも邪悪さの増した、横島の悪魔の笑みが待っていたのだった。

「せ、先生。 な、何を企んでいるのでござるか?」

その顔を見たシロは猛烈なまでの嫌な予感が頭をよぎり、その所為で快楽により火照っていた体が少々冷め、逃げ腰になりながら横島から数cmほど離れら。
しかしその距離は、横島が笑顔を保ったまま指差した方向に顔をやった瞬間に0になるのだった。
何故なら、その方向にはなにやら興奮した様子の犬達が十匹ほど、こちらににじり寄って来ようとしていたのだ。

「せ、せんせい!! あ、あれは!!?」

「ん〜〜、近頃この辺りを縄張りにしている野良犬の群れだろうな。」

シロはその様子に慌てた様子だったが、横島は未だに笑みを崩さずに落ちついた様子だった。
なぜなら、元々どんなお仕置きをシロにしてやろうかと考えていた時に、おキヌちゃんが最近野良犬の群れがこの辺りに良く出る様だと話していたのを聞き今回の事を計画したのだから、横島にとってはメインディッシュの始まりにしかすぎないのである。

「多分、発情したシロのフェロモンってヤツに反応して、集まってきたんだろうな〜〜〜〜。 ん〜〜〜、大人気だな、シロ。 どうせだったら、お相手してやったらどうだ♪」

その横島の言葉に、シロは愕然とした表情を浮かべた。
それはそんな事を言ってくる目の前の自分の大好きな先生に対してでもあるが、それ以上に、その言葉を聞いた瞬間に目の前の犬たちに犯される映像が頭に浮かび、それに対して興奮して下腹部に疼きを感じてしまった自分に対してものであった。
文珠による発情状態は続いているとは言え、そんな風になってしまう自分が信じられなくなり、シロは自分の肩を抱きしめる様にしながらガタガタと震え始める。

「お、おい。 シロ?」

ちょっとしたお仕置きの一環の言葉攻めのつもりで言った言葉に過剰な反応を示したシロを見て、まず横島は慌てた様子で文珠を出し、結界を張って周りの犬が近づいて来れない様にする。
そして震えるシロの顔を覗き込もうとしたが、いきなり飛びつく様にして抱き着いてきたシロによって押し倒されるのだった。

「し、シロ!? ど、どうし 「せんせーーーーー!!」 ン、ングゥウウウ!?」

いきなりの事に驚き、押し倒してきたシロに対して開こうとした口は、そのシロの唇により塞がれていた。
横島はそのシロのいきなりの行動に目を白黒させ、何時もならじっくり味わう己の口内を蹂躙するシロのざらついた舌の感触を楽しむ事も出来ない。
しばらく横島の口内をそのまま蹂躙した後、シロは今度は引き裂くように横島の上着を脱がせ、その胸板に舌を這わせ始める。

「お、おおおおお! し、シロ!? き、気持ちは、良いんだが、何故にそんなに興奮状態なのかの、説明が欲しいんだが!?」

横島がいきなりのシロの暴走に戸惑いながらもそう問いかけると、シロはその興奮し来た様子の顔を横島に見せて、吠える様に叫ぶ。

「先生が悪いんでござる! 先生が!! 拙者は先生のものでござる、拙者の全ては先生の為にあるのでござる!! あんな、あんな奴等に蹂躙される事を望むなんて、有るわけ無いんでござる!!!」

そのシロの叫びに、横島は自分がやりすぎた、と理解したのだった。
ちょっとばかりきつめのお仕置きってだけのつもりだったのに、どうやらトラウマレベルのショックを与えてしまったらしい。
その思考に至った次の瞬間、横島はシロの体を優しく抱きしめていた。

「すまなかったな、シロ。」

「せ、せんせー?」

横島に優しく抱きしめられ、それにより少し落ちついたのか、シロはその動きを止めた。

「さすがに、相手してやったらどうだ、何てことは言い過ぎだったな。 本当にスマン。」

シロはその言葉を聞き、歓喜が体を走るのを感じた。
ああ、やはり自分は先生に愛されているのだ、と。
ここで終わればまだ普通と言えたかもしれないが、さすがいじめっ子モードの横島、次にとる行動が普通じゃねえと来たもんだ。

「せ、せん 「最初っから、あいつらに見せ付けてやろうぜ、って言っておけば良かったな。」 ・・・・・・・・・ハイ?」

自分のセリフを遮るかのように聞こえてきた横島の言葉にシロは呆然としてしまったが、そんな様子にも構わんとばかりに横島は自分の上のシロを器用に抱えて動かし、最初に取っていた背後からシロの体を弄る体制に戻っていた。
しかも、何時の間にか自分も全裸になって、臨戦体制が整ってしまっていたりする。

「さあ、シロ。 見せ付けてやろうぜ〜〜♪」

「ち、ちょっ、せんせ ズニュ あふぅっ!!」

シロもさすがにその横島の行動に抗議しようとしたが、抵抗するまもなく結合が済んでしまうのだった。

「はうっ!! ふぁぁぁぁぁああああ!」

横島のモノにより貫かれる甘美な感触によりシロは横島の行動を止める事も忘れ、ビクビクと体を痙攣させながら、ため息のようなあえぎを発する。
なんだかんだとあった所為でかなりキていたので、この時シロは一撃で頂点まで達していたりするのだ。
その表情は恍惚としており、もはや今の自分の状況など頭の片隅にも残ってないんじゃないのか、と思える様子だった。

「お〜い、シ〜ロ〜。 呆けてないで、前見てみろよ。」

横島の言葉に反応し、シロは頭の中をぼやけさせながらも前の方に視線を向ける。
するとそこでは、集まっていた野良犬達がこちらに向かってこようと、結界に体当たりするように飛び掛っているのが見えた。
そしてその全ての犬の股間に、興奮状態とわかるモノが見える。

「文珠での発情状態だからかも知れないけど、かなりの興奮状態だよな〜。 あいつら、もうお前と交尾する事しか考えてねえだろうな。 でも、・・・・」

横島はそこで言葉を切り、シロを抱える手に力を込めて激しく腰を動かし始めた。

「ひゃうああああ〜〜!! せ、せん 「お前を抱けるのは俺だけだからな。」 ふぇ!? あひっ! ふきゃ!!」

耳元で言われた言葉に反応して振り向こうとしたシロだったが、横島の激しい動きによって与えられる快感により、喘ぎ狂う事しか許されない。
そのシロの様子を、横島は薄く笑みを浮かべて眺めながら、次の言葉を紡ぐ。

「ほれ見ろよ、あの悔しそうな様子。 お前って言う極上の“メス”と交尾ができる“オス”を羨んでるんだろうな。 でも変わってなんかやんねえ、お前と“交尾”すんのは、“種付け”すんのは、俺だけなんだから、なっ!!」

横島はその言葉を吐くと同時に、その剛直から大量の白濁をシロの胎内に吐き出し、宣言通りの“種付け”を行う。

「ひぅ、ひっ!! あ、あ、あ、ああああああああああ!!!」

シロはそれを受け、今までで一番の絶頂に至っていた。
それは単純に自分の中を満たす横島の剛直から与えられた肉体への快感もあったが、それよりも先の言葉の中の種付けする、つまり自分の子供を産ませると言う言葉を聞いた瞬間に生まれた幸福感と言う精神への快感によるものであった。
自分の愛する男に、少し歪曲しているが自分の子供を産めといわれた事が、シロにとっては目も眩むほどの快感を生み出す呼び水となったのだ。
自分の子宮内に染みる横島に与えられた温もりを感じ、シロはまだ横島を挿れたままの自分の腹を撫でさすりながら、今までで一番艶めいた女の笑みを見せる。
今の彼女の笑みはちっとやそっとの出来事では崩せないだろう、たとえば


何時の間にか結界が消えて、野良犬たちがこっちに近づいて来たりしていたとしても・・・・・


「って、せ、せえせせせせせせっせっせんせーーーーーーー!」

「うをーーーーーーーー、もうタイムリミットだったのかよーーーーーーーー!!」


どうやら最後の落ちもついたようなので、この話しはここで終わりである。
まあ二人とも、がんばって逃げろや。


「し、シロ! とっとと逃げっぞ!!」

「了解でござる! っ! せ、せんせ〜〜〜、抜けないでござるよ〜〜〜〜〜。」

「なにーーーー! ま、まさかケイレンかよ!? 冗談じゃねーぞ、ますます逃げにくくなるじゃねーかーーーー!!」

わぉんっ!!

「「ひぃいいいいいいいいん、お助けーーーーー!!」」


後書き

どうも、卒業研究と就職活動で大忙しの上半期を送ったほんだら参世です。
どうも、面接時に緊張のあまりしょんべんをちびりそうになり、終わった後に便所に駆け込んだほんだら参世です。
どうも、就職試験の際に緊張のあまり、7×9を49とか計算しかけたほんだら参世です。
どうも、リクを二つも残してSSから半年以上も離れていた最悪の愚か者、ほんだら参世です。
どうも、書き途中だった二つのSSの続きを、外付けHDのご臨終と共に紛失したほんだら参世です。

さて、おひさしぶりです・・・・・・・・いや、皆さん忘れてるかもしれませんが、とにかくおひさしぶりです、ほんだら参世(ばか)です。
最初に書いた通り、卒研と就職活動で忙しくて少々SSから離れてたんですが、一区切りついたんで帰ってまいりました。
朧霞さんすいません、やたらめったら遅れました。
偽バルタンさんすいません、只今そっちも進めてるんで、来週までにはUPできると思います。

『素晴日々』も『極楽』もなんとか再始動させたいんですが、何分長期間離れてたんで作品のテンションというモノを掴みなおすのに時間が掛かりそうなんで、もうちょい後になりそうです。

なお、はじめて私の作品を見てくださる人へ。
復帰1作目がエロですが、自分はエロSS作家ではありませんよ〜〜〜〜。

前から知っているという人へ。
久しぶりなんでへたれなエロでしょうが、我慢してやってくださいっす。

まあ、本当に久しぶりのSSなんで、おかしな所が沢山あるかもしれないですから、そこらへんは注意してやってください。

それでは、ほんだら参世でした〜〜〜〜〜。


△記事頭

▲記事頭

G|Cg|C@Amazon Yahoo yV

z[y[W yVoC[UNLIMIT1~] COiq COsI