横島は悩んでいた…

どれぐらい悩んでいたかというと、元幽霊の少女と元貧乏神憑きの少女と、年令は不確かであるが現代の魔女といわれる女性から、同時に食事を出され誰のを先に食べるの？と言う目を、上目遣いでしかも瞳をウルウルさせて見つめられてしまい、悩んでしまう位に悩んでいた
勿論誰のも食べないという選択肢は、彼にはないし出された分を全て平らげることだろうが……
問題は誰のを先に食べるか？である

まぁ、それと同等の悩みを今横島は抱えていた
何故なら彼の傍には、見た目小学生ぐらいの数人の子供が首に抱きついていたり、背中に体重をかけて眠っていたり、頭にのっていたり膝枕で寝ていたり、羨ましそうに指をくわえて見つめながら頭を撫でられていたり……

とまぁパッとみで仲の良い兄妹、勘ぐるものがいたらロ〇コ…「わいは違うんやぁ〜〜」…＃うるさい…バシーン！！…「ぶげらぁ！」…ふぅーまったく…

まぁ…どうしてこの状況なのか…未だ出演者は揃っていない事だし…人工幽霊壱号…【ハイ　SIRIUSさん】…観客の皆に少し前の状況を見せてあげてくれないかな？……【了解しました】
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………

……

…

「しかし今日は依頼来ないっすね〜あ、ありがとうおキヌちゃん」
「どういたしまして」
「まったくよね〜まっこんな日もあるでしょ」

とまぁ麗らかな昼下がり、美神除霊事務所は依頼も来ず退屈な時間を過ごしていた

「ふみゅ〜」「きゅ〜ん」
事務所内の獣ッコ二人（匹）はここが自分の定位置だと云わんばかりに、狐は頭でたれぱ〇だのように乗っかり、犬「狼で御座る！」…‥狼は肩に寄り掛かり自分の身体を預けて、安心仕切った顔で眠っている。

まぁそれを苦笑しながらも受け入れるのが横島忠夫という男であり、羨ましそうにみている同僚と上司の視線の意味に気付かない鈍感さも、また横島忠夫という男たる所以だろうが…
その後、三人はとりとめのない話をしていたのだが…

【美神オーナー、私の結界内にて複数の時空震の乱れがあります！！】
「「「えっ！！！」」」
ガタッ「ふにゃ！？」「キャイン！？」

人工幽霊渋鯖壱号の声により打ち切られた

後書きという名の負け惜しみ

どもSIRIUSです…
御汐さんにキャラの使用許可を貰いましたが、まずは自分で何かを書いてみようかと…
自分の中では構成はある程度まとまっていますが、掲載期間として大体二週間に一話位だと思います。

では、皆さんの誤字脱字、意見具申等お待ちしています