注意;すみません、GS美神の原作にあまり近くないです。それからGSキャラは横島君とタマモしか出ませんのであしからず。
満月の日だった。
満月の日は犯罪が多いというが、その日は陽気も良く、平和な一日だった。
したがって仕事も無く、横島忠夫は帰途についた。なんか気持ちいいので月光浴しながら遠回りなんかしたりして・・・・
途中やたらアベックを見かける。すでに数十組とすれ違った。この先に公園があるのでそこでいちゃつくのだろう。
「ちくしょう~~くやしくなんかないや~~い」
内心は悔しかったが、、、まぁとにかくやたら盛りまくっている季節だった。犬まで交尾しているのが多い。
1人歩いているのが馬鹿馬鹿しくなった横島は急いでアパートに帰る。だが何故か部屋に明かりがついている。
(あれ?俺電気消して行ったよな、まさかドロボウか?取る物なんてないのに)
横島は文珠に栄光の手と武装し、忍び足で階段を駆け上がり部屋のノブに手をかけようとするが。
ハァ~ハァ~~ハァ~~~
中から声が・・・それも何か興奮している声が聞こえる。
(なんだ?変態か?まさか俺の部屋を女の子の部屋と間違えたんじゃないだろうな・・・・となりの小鳩ちゃんの部屋とか、、、、だったら小鳩ちゃんのためにも成敗せな)
「動くな~~~~一歩でも動いたら殺す!!」
し~~~~~~~ん
足でドアを蹴り怒鳴る横島・・・だが予想に反して誰も居ない・・・・
「妙だな?確かに息づかいが聞こえたのに・・・・・」
ハァ~~~ハァ~~~フフフフフフ
またしても声が・・・・声はすれども姿は見えず。
「誰だ!幽霊か?だったらここを襲ったの間違いだぜ!俺はこれでもGSなんでな」
「ハァ~~~ハァ~~~ヨ・・・コ・・・・シ・・・マ」
声がどんどんはっきりしてくる・・横島の名前をはっきり言っている、しかもこの声は女の声だ。
横島が警戒している時、横島の後ろの影が動いた。横島は気がつかない。
影から細長い手がニュウ~と出て横島の首に・・・・・・・
「捕まえた~~~~~~~」
「どわあぁぁぁぁぁぁぁタ・・・タマモ!!!」
それは美神事務所に居候している九尾の狐の生まれ変わり。タマモであった。
そういえば今日は一度もタマモと会わなかった、調子が悪いので部屋に引っ込んでいたと聞いたが。
「な・・・・なんでタマモがここに?それより一体・・・・」
どうやってタマモが横島の影に居たのかというと、部屋に待ち伏せしていたタマモが横島が部屋に入ってきた時幻術で姿を隠して影に入ったから。なのだが今のタマモにはそんなことはどうでもよかった。
「エヘヘ~~~~~ヨコシマ~~~~わたしね~~~身体が熱くてムズムズするの~~~原因はわかるでしょう?」
見るとタマモは服がよれよれで目は血走り口からは涎、髪は逆立ち気のせいか胸が大きくなっている。【満月】【犬が交尾していた】・・・・・この状況で考えられるのは唯一つ。
【発情期】
「ま・・・・まて・・・お前発情期なんだろ?だから異性を求めてるんだ、一時の感情に支配されてるんだ・・・だから・・・ふぶっ」
それ以上は何も言えなかった。タマモが横島の口をキスで塞いだから。
くちゅくちゅっ・・・ううん・・・・
最初は抵抗しようとした横島だったがタマモの唾液には媚薬効果があり、それに先ほど見たカップルの影響か、横島の煩悩に火がついてしまった。
「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」
「きゃんっ」
タマモを襲う横島、だがそれはタマモにとっては喜ぶべきこと。ついに二人は朝までセックス三昧していた。
それから数ヵ月後。横島の部屋には同居人が増えた。タマモと子供が一気に7人!!!(全て女の子)
皆生まれて数日で一気に五歳ぐらいまで成長した。ちなみにタマモも見た目20歳まで成長している。妖怪の成長は人間と違うということだろう。
「パパ~~遊ぼう」
「パパ~~本読んで~」
「パパ~~文珠で何かやって~~~」
「パパ~~おなかすいた~」
「パパ~~おしっこ」
「パパ~~結婚して~~」
「パパ~~美神令子て人から電話があったよ~浮気?」
中にはドサクサ紛れに恐ろしいことを言うのも居たが、やたら賑やかになってしまった。
「はぁ~~なんでこうなったんだ?」
「運命よ・・・・運命なのよ・・・タ・・ダ・・オ・・ちゅっ」
疲れた顔をする横島。その横で横島にいちゃつこうとするタマモ。そしてその周りに群がる子供たち。
はたしてこれで良かったのか?
横島忠夫16歳(だったかな?)独身の運命はいかに?
おしまい
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おはつにお目にかかります。
GS美神は昔読んでいました。
はいぱーぽりす。で狐の妖怪が人間襲って子供作ったの思い出して書いてしまった(^^)A汗汗。発情期なのにシロが出てこないのはそれが理由です。
またいつか書くときがあったらよろしくお願いします。