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「URSさんけっぱれ作品 『娘たちの休日』(GS+プチロリ)」

摩夜摩夢 (2005-07-02 18:34)

 良く晴れた日曜日、プチロリさん達はそろって街の映画館へ。 ワリュキューレお奨めの映画『れしぇんど・おぷ・めきひこ』を鑑賞
 お子様達に良いのかと思う映画だか、そこはそれのプチロリさん達。 楽しんで外のオープンカフェで休憩。


 メニュー片手に悩む姿が微笑ましいし、こういった時に個々の性格が見られて面白いのだが。
 プチロリさん達の姿にウエイトレスのお嬢さんも、『笑顔ただ』で注文を取に来た。
「ご注文おきまりでしょうか?」
「私はエスプレッソとシュークリーム」
 即断即決&大人な味覚のひのめ。 大人びた注文に、ウエイトレスのお嬢さんは少々困り顔。
「お抹茶ぱふぇを・・・ 特大で」
 京人形のようなお咲は見たままの注文。 だが量が尋常ではない、バケツで来るのだバケツで。
 ちなみに完食で5万円貰える、この店自慢の目玉商品。
「私、シナモンティーとパンプキンパイ」
 母親である小鳩の入れ知恵か、歌にも出てきた歌詞のまま注文する蛍子。
 願いが叶うのはいつの日だろうか・・・ がんばれ蛍子、母は超えるには高い壁だぞ。
「パピは・・・ ホットミルクとホットケーキ。 メイプルシロップはいいでちゅから、蜂蜜を瓶で」
「はっ? ・・・瓶ででしょうか?」
「これはゆずれないでちゅ」
 一瞬の間。 ウエイトレスのお嬢さんの後頭部に漫画汗が張り付いていた。
「えっと・・・ 店長に聞いてからでよろしいでしょうか?」
「うん、出来ないなら出来ないで早く教えるでちゅ」
 そう言ったパピリオはリュックから、マイ・蜂蜜を取り出し臨戦態勢に入った。
 流石にホークとナイフで机を叩いたりはしていないが、その目は『本気と書いてマジと読め』ぐらいに真剣である。
「メドは。 うーんとね。
 クレープケーキとプリンとミルクセーキ。 ねこポシェしゃんは?」
「我輩は杏仁豆腐を所望つかまりたい」
 チビメドとねこポシェは普通にあっさりと決める。
 そして最後に残った猫耳っ子ケイは、メニューを一人で見ているにもかかわらず、まだ何を食べるのか決まっていなかった。
「うにゅーー これはこの前食べたし。 これはおいしそうだにゃぁ あっ、これもいいなぁ」
 古典的な唐草模様のがまくち財布の中身を見ながらさらに悩む、そして。
「よし! きまったにゃ。 すいませんデザート一つずつお願いしますぅ〜♪」
 元気よく右手を“ぶんぶん”振りながらウエイトレスのお嬢さんに注文する。 大食いなら一度は挑戦して敗れ去る、伝説の『左から全部』をする様だ。
 ウエイトレスのお嬢さんの漫画汗も許容一杯。 しかし、最後の力を振り絞ってオーダーを繰り返す。
「オーダー繰り返します・・・
 エスプレッソとシュークリームがお一つずつ
 特大抹茶パフェがお一つ
 シナモンティーとパンプキンパイがお一つずつ
 ホットミルクとホットケーキ・・・ と蜂蜜瓶がお一つずつ
 クレープケーキとプリンとミルクセーキがお一つずつ
 杏仁豆腐がお一つ
 ・・・・・・ デザート各種お一つずつ。

 い、以上よろしかったでしょうか・・・」
「「「「「うん」」」」」
 ウエイトレスのお嬢さんに幸多からん事を・・・


 ケイとお咲の為に机を一つ追加して各人思うように食べる。
 パテシエは作り置きのケーキ類を中心にケイに出すが、微妙なラインで押されている。
 ショートケーキが三口で消えていくが、ニコニコしているという事はちゃんと味わっているようだ。
 片手で頬を押さえ『しあわせ♪』な表情も裏付けている。
 お咲も淡々とパフェを口に運び確実に胃の中へ収めている。
 ひのめ・蛍子・パピリオ・チビメド・ねこポシェは慣れた仕草で二人から目を逸らし自分の注文したものをじっくりと味わって胃の中へ。
 無理な注文が通ったパピリオは目を細めいそいそと蜂蜜を舐めている。 大瓶(一リットル)なので当分はなくならないと思うのだが、消え去るのも時間の問題だろう。


 あらかた食べ終わりお腹もこなれてきたプチロリさん達。 ふと、耳に聞こえなれた声が聞こえてくる。
 不思議に思い耳をそばたてると聞こえてくるのは、プチりん事『淵原小鈴』&仮面編集者『YOMEDA−』である。
「ですから、先ほどから申していますように今すぐとは申しません。 書き溜めていただいてその内からこれはと思ったものを他の作家が急病・事故の時にと・・・」
「ですが・・・」
「淵原さんにご迷惑はかけません。 ファンレターもこちらで一括集積しますし、私が責任を持って深夜でも取に参ります。 どうかどうか」
 頭をテーブルに擦り付けるように頼み込むYOMEDA−。 売れる新人確保は至上命令、せっかく見つけたおまんまのたねを逃すつもりはない!!
 「此処で脱げ」と言われたら当然のように脱ぐ気迫。 それぐらい必死である。
「五分まって下さい」
 母の教えどうり五分考えるプチりん、網を入れる入れない・港から出る出ない。 網元は資財と人命を守る義務がある、だから軍人の様に時間を切って考えるのだ。
 一分・・・
 二分・・・
 三分・・・ 

 そして五分。
「解りました・・・ どこまで出来るか解りませんがやって見ます。 しかし、教師ですのでこちらの方を疎かにする事はでしません。 それだけは譲れません、この条件を飲んでいただけないのでしたらこのお話は無かった事で」
「ありがとうございます」
 さらに頭を擦り付けるYONEDA−。
「では、一話完結もので最低十六ページで組んでください。 ファックスはこの番号、私の携帯はこれです。 いやぁ〜私の首もこれで繋がると言うものです。 定期的にお邪魔します、あぁ、ちゃんと連絡してからお邪魔しますのでお気遣いは結構です。
 どんなネタが浮かんでも必ず書き留めて置いてください。 引き出しは一杯有ると後々楽ですので」
 プチりんの手を取り、握手を思いっきりするYOMEDA−。
 怒涛のようにしゃべり、
「ではよろしくお願いします」とレシートを持って店から飛び出していった。 が、
「あ、領収書下さい。 民房書房で」
 戻ってきた。
 仮面編集者YOMEDA− 彼女の寿退社の訪れはまだ遠い・・・

 それはほっといてプチりんの不幸はこれから。 シャチャ猫の様に笑っているやんちゃな子猫が、六匹覗いていたのを知らなかったからだ。

「お姉様」「小鈴さん」「姉様」「リンねぇ」「おねぇしゃん」「りんねーちゃん」「(小鈴殿・・・ 不憫な)」
 呼びかけられはっとするプチりん。 声の方向を見ると・・・
<電探に感あり! ちくしょぉーーー白が七に黒が三だ。 繰り返す、白が七に黒が三だ> <なんてこった!!>
 などと思わしてしまう子猫達の笑顔が店外に見えた。 “くぃっくぃっ”と化け猫が招きこむようにプチりんを招きよせる六匹と漢泣きしているポシェット。
 大きな溜息を吐き、仕方がなくプチりんは飲みかけの紅茶を持って席を移動した。
 オープンカフェに陣取った七人。 傍から見れば小・中学生が偶のショッピングでお茶を飲みに来たと思うだろう。
 しかし、実際には教師と教え子達であり義姉妹でもある。
 ほほえましい雰囲気とは別に漂うだめげな空気にプチりんは足取りも重く進むのであった・・・     合掌


 尻切れですが、調子がよければ増えるはず。


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