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▽レス始

「耽美夢想GSルーイ征服大作戦(試験品)序章(GS+耽美夢想マイネリーベ)」

ばんばんじい (2005-05-02 11:10)


           輪廻転生における注意事項


 1・性格が180℃転換する可能性大

 2・転生以前の記憶の消去(前世の記憶として一部を残しておく)

 3・転生者と会うことは極力さける(一部例外もあり)


 横島忠夫 死亡

 死因 魔力暴走・臓器の急激な老化

 転生 可能

 転生許可者 最高指導者サッちゃん様&キーやん様

 転生実行者 ガーくん(大天使ガブリエル)

       アーすけ(アヌビス神)

       ハーちゃん(ハーデス)

 なお、魔族因子提供者:ルシオラを対象者から離脱させること


                OP「刻印」


 青空に飛行船が飛び、その真下を馬に乗ったルーイが駆け抜ける

 タイトル、フェードイン

 エド、カミユ、ナオジ、アイザックの過去が映りこむ

 ルーイが剣を抜くと女性の影が映りこむ

 その剣をオルフェが受けると、亡き実姉が映りこむ


 ルーイとオルフェが決闘を始める

 エド、カミユ、ナオジ、アイザックの姿が映る

 どこかの塔の屋根から、ルーイと女性が夜の街を見下ろしている

 ルーイと横島が重なり合う


 ルーイの左腕が異形の者に変化し、飛び掛る影を切り裂く

 切り裂かれた影が美しい花びらになり、シュトラール候補生とアイザックを包み込む


 フェードアウト


 横島が死んだことを聞いても、仲間の大半は何かの冗談だろうと教会の霊安室へ行った。だが、寝台に横たわる彼を見るといやでも受け入れるしかなかった。その死に顔はあまりにも美しく、ある種の儚さを醸しだしていた。葬儀は唐巣神父の教会で行われた。そのあまりにも短い生涯を閃光のように駆け抜けた彼を、皆、大切な思い出とともに脳裏に焼き付けた。


             やがて、数年が過ぎた


 皆がそれぞれの道で生きていたころ、その知らせが舞い込んできた。


 横島忠夫 転生完了


 死後数年という恐ろしいスピードでの転生は、アシュタロス戦での活躍や神魔界からの推薦を受けた結果であった。この嬉しい知らせにかつての仲間は競うように妙神山に向かった。


 「小竜姫様!横島君が転生したって?!」

 「先生!!どこに居るでござるか?!」

 「ポチィィィィィ!!」

 「横島ぁぁぁぁぁぁ?!」


妙神山中が蜂の巣をつついたような騒がしさに包まれ、ハヌマンの一喝によってようやく沈静化したのはお昼を回る頃だった。


 「小僧は無事に転生した。残念なことにこの世界ではないがのぉ」

 「へ?横島さんは別の世界に行ってしまったんですか?!私は生き返っても美神さんたちに会えたのに?!」


おキヌの疑問はもっともだった。かつて人身御供として死した彼女がここにいるのに、なぜ横島が?
 その疑問に答えてくれたのは小竜姫だった。


 「横島さんとおキヌさんには決定的な違いがあります。おキヌさんには死後も保存された肉体がありましたが、横島さんは火葬されて肉体が存在しません」

 「そこで、横島さんの肉体を形成するために別の世界に転生させたというわけなのねぇ」


横島がここに存在しないことは残念だった。だが、彼がどこかに生まれ再び動き出したことは事実なのだ。


 「それで?!先生にはいつ会えるでござるか?」


シロが皆の気持ちを代弁するように言った。しかし、小竜姫の答えは無常だった。


 「残念ですが・・・私たちは誰も横島さんに会うことは出来ないんです」

 「「「「は?」」」」

 「「「「はぁ?!」」」」

 「「「「はぁぁぁぁぁぁ?!」」」」

 「ダーリンに会えないってどーいうことだい?!」

 「「「「ぴよぴよぴよぴよ!!」」」」

 「私は会えましたよ?!」

 「確かに・・・おキヌちゃんが令子ちゃんに再び出会えたのに、横島君に出会えないのはおかしいな」

 「・・・・それもわけがあるんだろう?」


今度はワルキューレが説明する。


 「おキヌは生前の肉体のほかに、幽霊であったときの記憶、つまり横島と関わりがあった。だからこそ記憶を呼び覚まし、すんなりと仲間になることが出来た。横島の場合は転生して赤ん坊から始めるんだ、無理もないだろう?」

 「それに、転生したことによって性格が様変わりしている可能性が高いのねぇ。だから簡単に出会うことはできないようになってるのねぇ〜〜」

 「結局、ぬか喜びですジャァァァァ!!」

 「骨折り損のなんとやらってのは、こういうことなんだろうな」


沈痛な空気が皆を包み込んだとき、天から光が差しこみ声がした。


 『一部の例外をのぞいてなぁぁぁ!!』

 「何だ?どこからか幻聴が聞こえるぞ?」

 「雪之丞!!静かにせんか!!恐れ多くも最高指導者様のお告げなのだぞ!!」

 「「「「なにぃぃぃぃぃぃぃぃ?!」」」」

 「お前たちもじゃ!!小竜姫、お主まで驚いてどうする!!」

 『はははあ!!かまへん、かまへん。人間の前に姿現すなんてほとんどないことやしなぁ。特に問題なしや、さて、本題に入ろか?!』


最高指導者・サッちゃん様のお告げを、皆、真剣な面持ちで聞いた。


 『坊主の転生には成功した。せやけど、あの膨大な霊力を何とかせなあかんということで、ルシオラを離脱させたんや』

 「姉さんを?!ここにいるんですか!!!」

 「ルシオラちゃん!!」

 『心配せんかて大丈夫や、肉体を再構成して今培養液の中で休んどる。でな、問題はここからやねん』

 『因子を取り除いてもあの霊力を消し去ることはできなかったんや。しかも、それを狙って魔族・神族ともに魚の目鷹の目で小僧を探しとる!!』

 「文殊使いをそのままにしておくはずはない・・か。それで、あたしらは何をしたらいいワケ?」

 『転生した17歳の坊主に会ってもらうのはもちろんやけど、まずはこの隠し撮り・ゲフンッ!!ゲフンッ!!もとい、資料映像を見てや。坊主かどうかは霊力が溢れ出し取るからわかるで!!』


先ほど言いかけた言葉に、


 『『『『こいつ本当にえらい神様なのか?!』』』』


という疑問を心にしまいこんで、ヒャクメが用意した大型液晶画面の映像を食い入るように見つめた。


 ぴっ・・・


 ぷつ・・つ・・・つつつ・・・・


 ちぃぃぃぃぃぃぃ・・・・・・


 「やはり、お前の考えは間違っている!!ルートヴィッヒ、お前は民自分の意のままに動かすことが目的だというのか?!」


青い西洋騎士の礼服を着た金髪の青年が、黒髪で同じ礼服を着た青年に問いただしている。ルートヴィッヒと呼ばれた青年は、その切れ長の瞳を目の前の青年に向けて言い放った。


 「お前は自分の高潔な思想を民に説いてどうするつもりなのだ?そんなもので、民の腹は膨れまい。必要なのはそれらを満たすための力とそれを行使できる指導者だ。きれいごとを並べるだけのお前に、それができるのか?!オルフェリウス・・・・」


 「くっ・・・」


その言葉に見え隠れする王族の血統、威厳。

 そして、溢れ出す霊力はまさしくアシュタロスを倒した英雄の存在を再確認させた。

 以前と明らかに違うのは、その野望を秘めた瞳だった。


 「これは・・・いくらなんでも違いすぎるだろう?!」


雪之丞の言葉が、その場にいた全員の気持ちを代弁していた。

 
 続く?どうだろう・・・・?


 始めての投稿です。わからないことだらけですが、宜しくお願いします。


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