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▽レス始

「ほわいとでーのお返しは?(絶対可憐チルドレン)」

偽バルタン (2005-04-02 04:02)


このSSは
・もー4月だってのに今更ホワイトデーネタです(汗)
・毎度の事ですが壊れてます…是非とも広いココロでお読み下さい。


2月中旬。

薫、葵、紫穂…3人娘から皆本へ、バレンタインの贈り物。
貰えるとは思っておらず吃驚する皆本…
…だが、素直には喜ぶ事は出来ない

『薫等の事だ…また絶対にナニかあるんだ…あるに決まっている!!』
今まで散々やられてきた経験から、そう考え身構えてしまう。

しかし…以外にも、何の変哲も無いチョコだった…彼女達お手製の。
思わず拍子抜けしてしまうが…基本的にお人好しな彼の事…
『僕の考え過ぎだったんだ…』
と、そう思い直し彼女達に感謝した。


…知らない事は幸せである。


…なぜならば『ナニかある!』とゆー彼の考えは、実はあまり間違ってなかったのだから…


素肌をチョコでデコレート、あられもない姿の上から奇麗にリボンでラッピング、『私を食べて♪』のメッセージカード…

3人娘計画の『バレンタインの贈り物はわ・た・し♪』作戦(立案、命名:薫)は、皆本の知らぬ水面下で着々と当日の決行に向け進められていたのだ。
だが…


『こ…ここは普通にチョコを送って、ホワイトデーの3倍返しに期待した方がいいんじゃない?』


その計画は事前にその計画を察知した、柏木朧 起死回生の一言で、寸前で阻止されていた。
しかし…


「「「…ホワイトデー…皆本(さん)(はん)からのお返し…」」」


ニヤリ…x3

思わず背筋が寒くなる様な…それはそれは“黒い”微笑だったという。

その頭に何を思い描いているのか全くの謎だが、それが(主に皆本にとって)ロクでも無い事であるのは、もー絶対に間違いない。

3人娘の暴走を止めようとした朧の台詞は…しかし逆に彼女等を刺激し、事態のより一層の悪化を招いてしまったとゆーワケだ。


(す、すみません…皆本さん…)


これから…皆本の身を襲うであろう災難を思い…朧は、ここには居ない彼に向かい、ココロの中で謝罪した。


ほわいとでーのお返しは?


3月中旬、バベル本部休憩室にて。


「なぁ…君達、今何か“欲しいモノ“あるか?」

「「「ほえ?」」」

「いやな…バレンタインにチョコ貰っただろ?
だから…ホワイトデーも近いし…ナニかお返しがしたいんだけど…君達が喜びそうな物ってよく解らなくてなぁ…
もうすぐ業務終了だ…だからこれから一緒に買い物に…それで君等が自分で選んでくれないか?」


こーいった事は、贈り相手の女の子には、その素振りを一切感じさせず、その当日に贈り物を渡し吃驚させる…というのが定石であろう。
しかし皆本にそんな甲斐性は無い…
『ヘンなお返しをしてガッカリさせてしまうよりは…』そう思い、直接彼女等に尋ねたのだ。
こーゆー素直さ、実直さこそが、誰もが認める皆本の美点である。
だが、今回…に限らず毎回の様な気もするが…兎に角それが仇となった。
…その台詞は拙すぎたのだ。


「まぁ…あくまで僕が用意できる範囲でだけど…
君等が“欲しいモノ“があれば…」

「「「皆本(さん)(はん)」」」


即答だった。

そう…皆本は今、決定的かつ致命的な大失言をかましてしまったのだ。
特大の地雷を踏み付けてしまったのだ。
…彼自身、それに全く気付いてはいなかったが。


「…………はい?」

「「「だから“欲しいモノ”…皆本(さん)(はん)!」」」

「……そ…それは一体…?」


何の事やらさっぱり解らず『?』状態の皆本…だが…

ぞくぅッ…
背筋に感じる猛烈な悪寒。
ヤバい、何かがヤバい!…心の中で内なる皆本が叫んでいる。

何か今…自分はトンでも無い間違いを犯してしまった気がする(正解)。

この嫌な…嫌過ぎる予感は一体!?

しかしその時…


〜〜〜〜♪


業務終了を告げるベルが…彼は思考中断を余儀なくされた。


「あ、皆本…あたし等“準備”があるから先に帰るな!」

「詳しい事はうちに帰ってからじっくりと…な。皆本はん♪」

「今日は残業も無いんだから早く帰ってきてねー…寄り道しちゃだめよ〜?」

「あ…おい…」


未だ混乱する皆本を後に、そう言い残し手早く身支度を終えわたわたと帰宅する3人…
因みに、3人が帰る先は当然皆本の自宅マンションだ。


「な…なんなんだ…?」


ひとり残された皆本は呆然…
結局…彼が全ての事に気付くのはも少し後になってから…


そう、皆本が…自身の犯した大きな大きな過ちに気が付いたのは、帰宅して後…


「ま、ヤっちゃえばこっちのモンだよな〜♪」

「既成事実や〜♪今度こそ逃がさへんで♪」

「…初体験…夫婦…しあわせな家庭……きゃ♪」


寝室のベッドの上で…
黒、赤、白…と其々に合った、極端に布地の面積の少ない、レース付の“せくしぃ”な下着に身を包み…
もーヤる気満々で皆本の事を待ち構えていた…紫穂、葵、薫の3人娘の姿を眼にしてからである。


「「「ホワイトデーのお返しは、“皆本(さん)(はん)“でお願い♪」」」

「………」(滝汗)


勿論、間違いに気付いた所で…もう出来る事なんてナニも無い…
既に手遅れな状況だったとゆー事は、最早言うまでも無いだろう。


おしまい。


後書き
今更…本ッ当に今更で恐縮ですがホワイトデーネタです(汗
急にネタを思い付きまして…しかしそれが先月末…
せめて3月中に…と急いで書き上げたのですが間に合いませんでした(爆
…なんの捻りも無く…ネタもオチもありがちですネ…もっと精進したいです…

こんなお話ですが、突っ込み、ご指摘など頂けると幸いです。


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