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「試しの大地 外伝 「犬と雀の内緒の話」(GS+オリキャラ)」

犬雀 (2005-03-15 15:00)

犬と雀の内緒の話


えっちらおっちらと湯の底に沈んでいた少年をやっとの思いで引き上げる霧香さん。
完全に意識を失った人間を運ぶのは意外と大変だったりする。

湯壷の傍の柔らかな砂地に少年の体を横たえると、焦る気持ちを必死に抑えて一つずつ声を出してのバイタルチェック。

「呼吸OK…心拍OK…体温やや高めと…」

どうやら少年の不死身ぶりは健在だったらしい。計らずも以前に素潜りの世界記録に無理矢理挑まされたことがあるのだ。
肺活量も半端じゃないらしい。

意識は無いようだが命に別状もない少年の様子にひとまずホッと胸を撫で下ろす。

「えと…えと…他に外傷とかは…」と見渡せば一箇所タラリと血を滲ませている場所発見。

「う゛…」

見なかったことにしようか…と一瞬迷う犯人。

だがそうもいかず、不発のまま大破した「煩悩」主砲にそっと手を伸ばした。

「思いっきり齧っちゃいましたしねぇ〜。」

ぐっすんと涙目で観察しようとも、クタリと力を失って倒れる主砲のどこに傷があるか判別できない。
オロオロとうろたえつつ悩むが焦っているせいか良い解決策は出てこなかった。
思わず自分も神様であることを忘れて天を仰ぎ神に祈る霧香さん。

「ああ神様…私はどうしたら…(汝の為したいように為すがよい…)…ふぇ?」

どうやら異世界の神とリンクしてしまったらしい。
ほんのりと邪神風味の気もするが…。

「私のしたいように…シたいように…ふふふふふ…」

何やら暗黒のフォースを漂わせつつ、霧香はまだ気絶したままの横島の傍に正座すると意を決してその白くたおやかな手に「煩悩主砲」を握り締めた。

「き、傷口を確認するには…お、おっきくしなきゃっ!」と聞く人もない言い訳を一つして、ゆっくりと手を動かし主砲にエネルギーチャージを始める。

にょこにょこと立ち上がる主砲の感触に頬を赤く染めながらも、ゆっくりと見えない傷口を労わる様にエネルギーを送り込む。

その甲斐あってか完全に力を取り戻した主砲。
それは今にも「キシャー」と口を開けて襲い掛かってきそうなぐらい生き生きと精気に満ちていた。
「はふぅ…」と溜め息をつきつつ破損箇所を確認すると、キノコの子の子、元気な子のカサの下の部分からチロッと流血している場所が目に入る。

「こ、ここはいったいどうすれば…」

申し訳なさもあって涙目になるお姉さんにまたまた異世界から声がかけられた。

(だから…汝の為したいように為せばいいってば…)

「具体的に教えてくれてもいいじゃないですかぁ〜!!」

文句を言われても異世界の神様も困るだろう。案の定、答えは返ってこない。

「ぐす…絆創膏なんか持ってないし…や…や、や、やっぱりアレしかない?」

考えてみれば我を忘れていたとは言えさっきもした行為だ。
何をためらう必要がある。
傷口は舐めるのが一番。

と自己完結して、握り締めた主砲にそっと顔を寄せる。

唇から覗かせた小さな舌でペロリと一舐め。
傷に沁みたか、別の理由か気絶したままの少年の口から小さなうめきが漏れた。

(い、痛いんでしょうか?もうちょっと優しく舐めりゅ?)

おずおずと舌を使って傷口の周りを舐める。
少年の口から途切れ途切れに息が漏れる。どうやら痛いということではないらしい。

(気持ち良いのかな…この辺りはどうなんでしょね?)

完全に露出した主砲先端の曲線にそってチロチロと舌が這う。
その舌の動きに主砲が血流を集めて「キシャーキシャー」と脈打つのが掌から伝わり、その脈動は霧香の体にもゆっくりと染み込んでいった。
自分の体が掌の中の主砲と同じく熱くなるのを自覚する。

「ん…」

いつの間にか傷口を舐めることも忘れて主砲先端を舐め続けていた霧香が、身に沸き起こる衝動のままにその先端を口に含む。

(今度は歯を立てないように…けど…この後どうしたらぁぁぁ)

口に含んだ主砲をそのままに心の中で泣き言を言う霧香に、異世界の神様から最後の通信が届いた。

(だからぁ…ヤりたいようにヤれってば!!)


(はひっ!)

心の中で神様に返事しつつ、もう一度自問自答。

(横島さんに気持ちよくなって欲しいです…)

注意深く唇を動かしてみれば、何となく少年の反応がわかってきた。

「んっ…んっ…」

頭ごと唇を上下に動かして先端を刺激するたびに、意識の無い少年の息が荒くなる。

(気持ちいいんだ…)

少年の反応に喜びを感じてもう少し奥まで含んで見る。
口内に少年の熱が満ち、その熱と波動が自分の体の中にどんどん蓄積していく。
体の奥が熱い。
下腹部にしびれのような感覚を感じ、その未知の感覚に戸惑う霧香。
遥か昔、人の世界に現れた勇者との過去の経験ではこんな感覚を感じたことは無かった。もはや神の記憶を持ってしても思い出せなかった勇者と横島の顔が重なって見える。

「んふうっ!」

そう思った瞬間、ズシンと重い衝撃が彼女の胎内の奥で弾けた。
思わず塞がれた口から声が漏れる。
正座して合わせた自分の太股に何かが伝わる感触がする。

片手をそえて主砲を口に含んだまま、開いた手で自分の秘密の部分に手を伸ばす。
温泉の湯にしっとりと濡れた水草の奥、かすかにほぐれて蜜をこぼす神秘の泉。

その外側の花びらにおずおずと触れた指先から思いもかけない快美な電流が体に走った。

「んーっ…むうっ…」

かすかに触れただけの指先から放たれた電流に神経を灼かれ、自ら塞いだ口もそのままに身悶えする。

(こ…これは何ですかぁ?)と桃色の靄のかかり始めた頭で考える。

(なんか凄くマズイです…お姉さんピンチ!って感じです…でもぉ…)

まずは横島のためと口に含んだ主砲に刺激を送ろうとするも、自分の意志を離れたかのように妖しく動く指先が彼女の秘花を責め始める。

外側の花びらを掌で包み込むように押さえる。
それだけで体の奥から背骨に向けて衝撃が走り、腰がくねりそうになる。
熱を持った花びらも、ゆっくりと膨らみながらほころび始め、つぼみが咲くかのように嫋やかな内側の花びらを外気に晒した。
それに触れるかすかな空気の流れさえも彼女の神経を甘く苛んでいく。

(なんか怖いです〜。それに横島さんがほったらかしぃ…)とは思うのだが、体が言うことを聞かない。
いつしか歓喜の涙を浮かべつつ口の奉仕を続けるが、自らを蹂躙するかのような指の動きは止まろうとしなかった。

すっかり開いた蕾の中、あふれ出した蜜に甘く濡れる柔らかな花弁に指が触れる。
クチュと湿った音を立てて指が飲み込まれるかのように花弁の中に沈みこんだ。

「んむーーーーーーーぅっ」

涙を流しながらも主砲を口から離せず、かといって手も止められず、混乱する霧香の閉じた瞼の裏で光が弾けだす。

指が秘花の中で蠢くたびに、そこから溢れる電流は背骨を伝わり足の先からその豊な乳房の先端まで駆け巡り始めた。

触っても居ない乳房の頂、その山の見事さとは対照的に小さな野苺を思わせるそれがそれを取り巻く桃色の輪ごと膨れ上がるのを感じる。

(ふえぇぇぇ。触りたいよう…)

どこを触りたいか…いや触って欲しいのか…自覚することも出来ずに居るうちに体にたまった力が外に向けて飛び出そうと蠢動するのに戸惑う。

秘花の中に半ば埋没した指先がズルリと下から上に駆け上がった瞬間、最初の波が霧香を襲った。

「うむぅぅぅぅぅ!!」

口から主砲が外れるも、もはや咥えなおそうとする気力はわかない。
片手で少年の主砲を握ったまま、その逞しい腹筋に頭を乗せ、自らの秘花の中心で蜜に塗れた指先をクチュクチュと蠢かせる。
指にあわせるかのように少年の腹の上で身悶える霧香。
その指が綻び開いた秘花の花びらの上にある快楽の芽に触れた瞬間、彼女の中ですべてがはじけた。

「あっ。いやっ…ダメっ。一人じゃダメぇぇぇぇ!!」

快楽に濡れた叫びとともに少年の腹の上で身を振るわせる美女。

その声にお花畑でマッチョの鬼と生死をかけた追いかけっこをしていた横島が現世に復帰した。

薄っすらと目を開ければ自分の腹の上に頭を乗せ、涙と快楽に潤んだ目でぼんやりとこちらを見ている霧香と目が合った。
まだ余韻に襲われているのか時折ピクッと体を引きつらせながら、やっとという感じで気だるい声を出す霧香。
その様子は紛れも無く大人の色気を匂わせていた。

気がつけば気絶している間にナニがあったか股間の主砲は臨界寸前だったりする。

「き、霧香さん?」と声をかけてみれば、どことなくぼんやりとしたような霧香がニッコリと恥ずかしげに微笑んだ。

「ふにゃ〜。横島さぁん…」

すっかり蕩けた彼女の表情に見惚れる横島の股間で主砲に添えられたままの手が動き出す。

「な、なにしてんすかっ!」

「ふに〜。ごめんなさい〜。お姉さん自爆しちゃいましたぁ〜。」

「へ?」と疑問符を浮かべる横島の腹の上からよっこいせっと頭を上げるお姉さん。
体に力が入らないのか、その動作はノロノロとしている。

それでも何とか体を起こすと、事情の飲み込めない少年の上に跨るように覆いかぶさった。

「な?!」と声を出しかけた口が霧香の唇でふさがれる。
そのまま体全体をこすり付けてくる霧香。
胸に当たる双乳の頂が少年にもはっきりと感じられるほどに硬くしこっていた。

少年の胸にこすりつけた野苺から、再び甘い官能が走り息を乱し始める。

そのまま自分と彼との間に挟まれていた主砲に手を伸ばすと霧香は体を起こして主砲に手を添えたまま妖しく笑う。

「お姉さん頑張っちゃいますねぇ…」

腰をずらして屹立した主砲の先端を秘花の中心、とめどなく蜜を零す泉に押し当てる。
それだけで彼女の体に再びの衝撃が走った。思わず声が出る。

「んふうっ…」

自分の発した声が耳を通ったとき、彼女の胎内の奥にある女の宮殿がキュッと収縮し、濃厚な蜜を吹き零す。
それが出口に向けて流れ出す悦びに体を灼かれ、腰の力を失いそうになりながらも必死に体を支え、少年の主砲を飲み込もうとする霧香。

下からその官能的な表情を見る横島の脳内では「煩悩」が意気揚々と凱歌を上げている。

「えへっ…行きますね…」とはにかんだ表情を浮かべる霧香が腰をわずかに落とす。

クチ…濡れた音とともに主砲の先端が灼熱の火口と化した蜜の壷に飲み込まれた。

「あはぁぁぁぁ…」

それだけで早くも官能の階段を登り始めた霧香の表情に一瞬、トリガーを引きそうになるも、「まだだ!まだ終わらんよ!」と発射のタイミングをずらそうと必死ですでに沈んだ「理性」の残骸をかき集める横島だったが…。

かき集められた「理性」最後の抵抗か、すでに主砲発射秒読みの「煩悩」の前に満身創痍の身を晒した「理性」が横島めがけて緊急電文を打電する。

『ゴムナシ・リュウイ・サレタシ…』

「き、霧香さん…」

「はい…あふぅっ…」

「あの…コン〇ームは?」

「どっかに流れていっちゃいましたぁ…。んんっ!」


少しずつ官能の渦に飲み込まれようとする「煩悩」。発射カウントに入った艦橋で「煩悩」の艦長が「勝った…な」と笑みを浮かべた時、レーダー要員から驚愕の報告が入る。

「どうした?」

「「理性」が特攻してきます!!」、「何だと!!」

発射態勢に入って身動きの出来ない「煩悩」に、炎上しほとんど水没しながらも突き進む「理性」。
「理性」艦長の最後の叫びが横島の脳内に響きわたる!

「明るい家族計画うぅぅぅぅぅぅぅぅ!!」

「理性」は「煩悩」の船腹に突き刺さると、大音響とともにこれを巻き添えに自沈した。


今まさに霧香の胎内に主砲が飲み込まれようと刹那、腰を無理矢理捻る横島。
滴る蜜に滑りがよくなっていたのが幸か不幸か、主砲は目標をそれ霧香の秘唇にそってその横腹で花びらをこすりつつ上に逸れるとその先端で秘芽を叩いた。

「あっ!ダメっ!イヤっ!そんなぁぁぁあ!」

「くほうっ!」

中心を埋めるはずの主砲に官能に膨らみ、敏感になった秘芽を直撃されて、心ならずも絶頂に押し上げられる霧香と、その声と主砲に感じる熱く濡れた秘花の感触にトリガーを引く横島。

主砲から放たれた横島の分身は熱と質量を伴って、雀でも落とせそうな勢いで霧香の豊な胸を直撃した。その熱さに再び高みに押し上げられて「あはぁぁぁぁん」と啼く霧香は横島の上でしばし仰け反って小刻みに体を震わせると、ガクリと崩れ落ち彼の胸に顔を埋めた。

身を寄せ合ったまま甘い気怠るさに身を委ねる男女。
何か言おうと口を開こうにも体に力が入らないのか「ふえ〜」と虚脱した声を出す霧香。
自分の下で産まれて初めての体験に緩みきった顔で呆ける少年をおずおずと見上げる。

その目に溜まる涙。
それが官能の余韻からくる涙腺の緩みでは無いことは確かだ。

「むー。」とやっとの思いで声を出す彼女の全身から抗議のオーラが立ち上っていることに気がつく煩悩少年の頭に疑問符が浮かぶ。

「どうしたんすか?」

「むー。むー。」と今度は完全に頬を膨らませて唸るお姉さん。

「あの…「ぐすっ…何でですかぁ…」…うお?」

「なんでシてくんないんですかぁ〜。やっぱりお姉さんのこと嫌いなんですね…ぶえぇぇん」

「いや、それは…」

自分に体を預けたまま泣き出す美女を宥めようと何か上手いことを言おうにも、こういうことに不慣れな横島君にそんな気の効いたスキルはない。
こういう時は考えるより体を動かすことで乗り切ってきたんだし、しかもそれが大抵正解だったりするから、少年はこの時もそうすることにした。

下から彼女の背に手を回しギュッと抱きしめる。

「ふぇ?」と戸惑う彼女の息を首筋に感じると、おずおずとその頭を抱きかかえた。

「嫌いなわけないじゃないっすか…。」

「はい…でも…」

ぐすぐすとしゃくりあげる霧香の柔らかな髪を優しく愛撫する少年は少し寂しげに見えた。

「でも、今は勘弁してください…優柔不断ってのはわかっているんすけど…今はまだ…」

「ぐすっ…わ、わかりました…でも…」

顔を埋めたままこみ上げる感情を何とか抑える霧香。

「へ?」

「次は必ず最後までシてくださいね…」

恥ずかしげに呟く彼女に「勿論っす!」と元気一杯のお返事が返る。
その声に真実の響きを感じて彼女は目元を染めながらニッコリと微笑んだ。

「にゃは♪お姉さん今度はちゃんと1グロス買っておきますから。」

「グロスっ?!!」

「でも…せめて今だけは朝まで一緒に居てくださいますか?」と途切れ途切れの囁き声に愛しむように「はい。」と答えた少年の胸に顔を埋めてお姉さんは彼に気づかれないように涙を拭いた。


Q.
ヤりたい盛りの少年とすっかり火がついちゃった美女が裸で抱き合いながら朝までナニもしないで居るとどうなるか?

A.
朝もやに煙る湯壷の中で、精神的に激しく消耗したのか目の下に隈をつくり、何かを我慢するように「うーうー」と唸りつつ、それでいて幸せそうに肩を寄せ合う男女の姿が朝ごはんを探しに出た雀に目撃されることになるのである。


△記事頭

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