その頃

シャチに呑み込まれてしまった雄介はというと

両手両足が紐で封じられているせいで身動きが出来ないのだ

雄介「身動きが出来ない!くそ!」っと言ったのだ

シャチの胃袋の中は

何時も魚を食べているせいか魚臭いのだ。

雄介「うう〜〜!魚臭いよ。クー、吐き出してよ。」っと言ったが

クーは吐き出す気は無いのだ

そりゃあ、勿論なのだ

獲物を食べて吐き出す馬鹿など居ない

すると

雄介の両手両足が胃袋の壁に吸い込まれてしまったのだ

雄介「な、何!」っと言って抵抗したが無理だったのだ

雄介は死を覚悟したのだ

雄介「あ、俺、このままシャチのクーのお腹の中で吸収されて、このシャチと
同化してしまうんだ。」っと目を閉じたのだ

でも

何故かは知らないがシャチの胃袋の中に入ると

何処か安心&心地が良いのだ。

雄介「あ〜、でも、気持ちが良いや。」っと消化される事を覚悟して
目を閉じたのであった

そして

朝になったのだ

シャチのクーのお腹の中に居る雄介はというと

雄介「ん?俺は生きているのか?」っと体を見てみたのだ

すると

まったく消化していなかったのだ

だが

両手両足が胃袋の壁に吸収されているのだ

雄介「一応、消化していないみたい。でも、両手両足が壁に吸収されてる。」っと
言った

そして

何時もの様に

シャチショーが始まったのだ。

雄介がお腹の中に居る事を知らずに。


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