入学式から数日たったある日の事。 新入学生たちはこの学校の規則について厳しく指導され、何とか混乱をすることなく無事に過ごせそうな雰囲気になってきた…のかな…。 まぁいいか。 まだ馴染めていない生徒も多いようなので、新入学生の中にはまだ他の生徒と関わろうとしない者から、積極的に絡んで行こうとする生とまで、様々だった。 そんな流れの中、教室の自分の席に着いて窓から外を眺めている一人の生徒がいた。 青いジーンズに、ちょっと変わった黒いジャケットを着ている。顔は…一言で言えば「白い毛並みを持った狼」である。 そんな彼は、どこか退屈そうに外の景色を眺めつつ、ハァ…と地小さくため息をついた。 そんな時に、。 「おい、エルガ。ボサッとしないで授業に集中しろよ」 「…あ…スイマセン…」 先生だと思われる人物に怒られてしまった。しまったな…と密かに思いつつ、視線を前に向ける。 そんな彼の一日…。 捕食学校第2話 ある白狼の日常編 |
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