だが・・・ 「ちっ・・邪魔しやがって・・・・」 一瞬は怯んだが全くと言って良いほど効いていなかった 「だったら!」 と入れ替わりにロッドの魔術がヒットしていた、 「ぐぁっ!」 これは流石に効いたようで、ボーマンダは思わず持っていたニドランを落としてしまった。 「チャンス!」 その機会は逃さないとばかりに駆け出したガーディが、素早く背中にニドランを乗せて叫んだ 「早く逃げよう!」 その言葉を合図にしたかのように3人は逃げるように駆け出した。 一方、ボーマンダは・・・魔力があたったところを押さえながら、メラメラと復讐の炎を燃やしていた 「くそっ・・・あいつら・・・絶対に思い知らせてやる・・・」 そういうと飛び立つのであった 場所はまた変わって、ガーディ達 「はぁ・・・はぁ・・・あっ!出口だ!」 やっと森が切り開けている場所が見えてきたのでダッシュして向かった だが・・・・ 「ぇっ?砂浜・・・?村が無い・・・?」 「まさか・・・方向間違えた・・・・とか?」 そうなのだ、とっさの判断とはいえ、方向を間違えてしまったのだ・・・ 「これじゃ丸見えだよ!早く戻らない・・・・」 「見つけたぜ!」 森に戻ろうとしたが時既に遅しであった 目の前にボーマンダがおりたっていたのだから・・・・ 「手こずらせやがって・・・たっぷりお礼をしてやるよ・・・・」 そんな目つきや、口元からポタポタと落ちる涎・・・ どうみても、無事で居られる可能性はなかった・・・ 「やばいっすよ・・・逃げ道がない・・・」 「このままじゃ・・・・」 2人は絶望的な気持ちで満ち溢れていたが ロッドだけは、二ドクインのお婆ちゃんが渡してくれた、お守りをみて、最後の望みに託していた 「助けて・・・・・神様!!!」 その言葉に反応したか、しなかったのかは定かでないが・・・ そのとき、地面が揺れるような感触がおそった そして、良く見ると、海の方で明らかな作為的な渦が起こっているのがみえた・・・ が、それもつかの間だった。 どっぱーーーーーん! そんな擬音がぴったりだろう、そんな音がして、渦が天に昇っていってるかのような竜巻が起こり始めた その中に一瞬見えた陰をみて、ガーディは呟いた 「あれって・・・・もしかして・・・・・」 |