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完璧なイーブイの作り方(vore、産卵、R-18)
日時: 2016/06/23 21:54
名前: ヤーデ

野生のイーブイは希少だ。
けれども多くの人がイーブイを持っている。

なぜか?

それはイーブイ達が一番よく知っている。
メンテ

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1 イーブイと黒い噂 ( No.1 )
日時: 2016/06/23 22:19
名前: ヤーデ

「かわいいイーブイをあなたに!」
「イーブイが疲れたあなたを癒します!」

そんなキャッチフレーズが広告にあふれ、
イーブイは随分身近な存在になった。
安く効率的に増やす方法が実用化されたのだろう。
最近のイーブイブームの影響もあり、街にはイーブイがあふれているといってもいいくらいだ。

そういえばこういった現象は過去に何度か経験している。
ピッピ、ピカチュウ、チラーミィ、パチリス……
かわいらしく人間ウケの良いポケモンたちばかりだ。

無邪気な我が娘たちはそれを手放しに喜んでいる。
しかし、警察官である私はそれを黙って見ているわけにはいかない。

かわいいポケモンブームの裏には黒い噂があったからだ。
メンテ
2 潜入捜査 ( No.2 )
日時: 2016/06/23 22:34
名前: ヤーデ


売られている「かわいいポケモン」の種類は豊富だ。
一方で「かわいいポケモン」の出所はたった1社である。

世間的に良く知られた大企業ではあるが、実は違法組織が運営に関わっているそうだ。

まだまだ証拠は足りないものの、内部では様々な犯罪が行われていたり、ポケモンたちが虐待されているという内部告発もある。

そこで我々は潜入捜査を行うことにした。
何人かの警察官を従業員、何匹かのポケモンを道具として潜入させ、検挙に十分な証拠をつかむのだ。

もちろん、私と我が相棒、イーブイのヘンリー(♂)も志願した。
メンテ
3 イーブイ工場へ ( No.3 )
日時: 2016/06/24 21:15
名前: ヤーデ


潜入は思ったよりもすんなり成功した。
事業拡大や需要増加で人もポケモンも足りないらしい。
我々はイーブイ工場C生産ライン配属となった。

イーブイ工場とは、随分な名前だなあ……
そう思いながら工場行きのバスに揺られているととても近代的できれいな工場が見えた。
工場を囲むように金のイーブイ像が並んでいる。
過疎地の山奥にはとても似合わない風景だ。
なるほど、イーブイでかなりのお金を儲けているらしい。

この中で一体何が行われているのか……
嫌な予感に似た不安を感じていると急に車内放送が始まった。
どうやら作業に入る前に研修を受けなければならないらしい。
しかも研修は人間だけが受けるという。
ヘンリーとはしばらく別れなければならないようだ。

私はヘンリーに小型カメラとマイクをこっそり仕込んだ。
「しばらく離れ離れになるらしい。頑張れよ。」

無事帰るまでが仕事だからなと言えないのがもどかしい。
私の雰囲気を察したのだろうか、ヘンリーは意を決したように元気よく鳴いて見せた。
長年の絆で結ばれたポケモンはやはり心強いものだ。
メンテ
4 絶体絶命の新人研修 ( No.4 )
日時: 2016/06/24 23:09
名前: ヤーデ


研修は典型的なブラック企業のそれだった。


まずはVTR鑑賞。
「自社がいかに素晴らしい企業か」
「事業がいかに人の役に立っているか」
「創業者が苦労して会社を大きくした話」
など眠くなるような話が延々と続いた。

特定のポケモンを増やし過ぎることによる生態系への影響やポケモンたちの権利については全く触れられていなかった。

「ポケモンたちも、我々従業員も、人の役に立つことが最高の喜びなのですっ!」
「役に立たせて頂いてありがとうございましたアーッ!」
そう叫ぶ新人従業員の映像に涙する人もいたが、私には不安を強める新しい材料でしかなかった。


VTRが終わると、休む間も無く社訓の暗記が課せられた。

この手の会社らしく社訓が無駄に長い。
A4用紙にして3枚分、余白がほとんどない。
おまけに社訓に関する筆記試験も受けさせられた。
既定の点数に達しない場合は社訓をあらん限りの大声で叫ばされるなどのペナルティが課せられる。
私は幸運にも1回で合格できたものの、自分よりもずっと若い新人が何度も泣きながら社訓を絶叫している姿がとても心苦しかった。


全員が社訓を覚えたのは夜8時過ぎだというのに、研修はまだ続いた。

今度はイシツブテを抱えて研修室の端から端まで何度もダッシュで往復するというものだ。
こういう訓練は警察学校で慣れていたが、小さいわりに20kgもあるイシツブテの重みは腰に悪い。
何より工場で働くのになぜこんな訓練が必要なのか。

中には疲れ切ってイシツブテを自分の足に落とした人まで出てしまった。
想像するだけで痛いが、彼は激痛をこらえながらイシツブテの心配をしていた。
彼は心優しい人間なのだろう。
だが、この環境でどれだけ保つかが心配だ。


結局、この日の研修は夜10時まで続いた。
研修生は皆くたくたに疲れていたが、夕食、風呂など生活の時間はたったの30分、夜10時30には消灯だという。

滅茶苦茶なスケジュールだ。
先がかなり思いやられる。
しかし文句など言えるはずもなかった。

味の悪いハンバーグをかきこみ、混雑した風呂でさっとシャワーを浴び、人数に対し少ない洗面所で急いで歯磨きを済ませ素早くベッドで消灯に備えた。

周りをそれとなく観察してみるとお風呂に入りそびれたり、夕食を食べそびれたりした人が不満の声を上げていた。

そりゃあ、愚痴の一つも出るよなあ……

そう思っていたのも束の間、愚痴っている研修生の近くで忙しくメモを取っている人間を見つけてしまった。
服は研修生と同じ服を着ているものの、他の研修生にはない落ち着きや慣れが感じられる。

もしや監視役なのでは……?

同時に、恐ろしい考えが頭をよぎった。

ヘンリーも同じ目にあっているのでは……?


ヘンリーはよく訓練されているし、人間やポケモンについての知識もある。
そう簡単にボロは出さないだろう。

だが、無事だと確認したくてたまらなかった。
彼の身に何が起こっているのか知りたくてたまらなかった。
今すぐに!

しかし監視役に隙を見せるわけにはいかない。
自分の正体がバレればヘンリーも危なくなる。
しかも監視役が研修生にまぎれているとなれば……研修生全員を疑ってかかるしかない。

ヘンリーからの記録はこっそり持ち込んだスマホ型の機械で確認できる。
画面の明るさや内容を一瞬で自由に変化させたり、感知した人間やポケモンの言葉を字幕で表示したり、本体を他の日用品に変形させたりすることができる便利なものだ。
しかし、これをベッドで使うわけにはいかない。

こんな環境で誰の監視も受けずに済む場所といえば1つしかない。トイレだ。
いくらなんでも野郎のトイレを覗くような輩はいないだろう。
だが念には念を入れる必要がある。
ここの人間が寝静まってからトイレに入ることにした。

ここに初めて来た研修生はもちろんくたくただろうし、監視役もいくら慣れているとはいえ疲れが出るだろう。
数時間もすればすやすや眠ってくれるはずだ。


幸いにも予想は当たった。
午前0時頃には完全に静かになった。
起きている人間の気配はない。

ヘンリーの無事を確認するのは今しかない。


細心の注意を払いトイレの個室に入った。
静かに、しかし自然に、堂々と。
トイレに入るのにこんなに緊張したことはない。
手汗が噴き出ているのが感じられた。

次に音を立てないように慎重に鍵をかけ、光が漏れないようスマホ型デバイスを服で包み、音量が0であることを確認した。
……よし、問題ない。


私はヘンリーの記録を見た。
それは予想だにしないものだった。

工場では、想像をはるかに超えるようなすさまじい作業が行われている。
あれは……現実なのか?

ヘンリーが無事かどうかは分からない。
悪夢だ。


気が付けば長いこと個室に籠っていた。

さっき見た記録を、頭がすぐに理解しない。
理解したくないといった方が正しいだろうか。

激しい後悔の念が私を襲った。


コンコン。

……しまった。


間髪入れずノックされるドア。
私以外にトイレに入っている人間はいないし、個室は5つも6つもある。
普通の人間であれば、わざわざ使用中の個室を使おうとは思わない。
このノックが何を意味しているかは明白だった。


私はとても眠そうに扉を開け、トイレで寝てしまったとできるだけ自然に言って見せた。

外を見ると、監視役であろう人間が3人。
全員が冷ややかな目でこちらを見ている。

すみません、すぐ戻りますからとその場をやり過ごそうとするが、監視役たちはすぐに私を取り囲んだ。

「我々と一緒に来てもらおうか。身体検査をする。」


目の前が真っ暗になった。

メンテ
5 ヘンリーの記録 ( No.5 )
日時: 2016/06/26 22:22
名前: ヤーデ


ヘンリーの記録によればポケモンたちはすぐに生産ラインに送られたようだ。
ヘンリーの送られたC生産ラインには数多くの檻が映っていた。
ヘンリー自身はカメラに映らないものの不安がっている姿がありありと想像できる。


檻の中には……ポケモンがいる。
どれもイーブイの進化形ばかりだ。
足を鎖で繋がれている上に檻はかなり狭い。
寝返りをうつことすら困難だろう。

ポケモンたちの口元にはエサを運ぶであろうベルトコンベア、足元には糞尿を処理するであろうベルトコンベアが設置されていた。
どちらもひどく汚れている。ひどい悪臭を放っていることだろう。
まるで環境が劣悪な養鶏場のようだ。


ヘンリーもそこに入れられるのかと心配になったが、幸運にもそうではなかった。
檻の並ぶ通路を抜け「ブリーディングルームD」と書かれた部屋に入ると、これまた10匹程のブースターやシャワーズが待ち構えていた。

今までの地獄のような光景とは打って変わってとても綺麗で、人工芝や池など自然を模した作りになっている。
前方には大きなモニターもあり、そこには野原の風景が映し出されている。

こんなのびのびとした環境で全く動くことなく待つブイズたち。
目は完全に死んでおり、後ろ足には痛々しい鎖の跡がある。

そんな集団の中にヘンリーは一人放り出された。
乱暴に投げられたからか、カメラに映る風景が何度か回転した。


ヘンリーはしばらく固まっていたようだが、そこへ一匹のブースターが近づいてきた。

やはり、このブースターも死んだ目をしている。
口からはよだれを垂らしながら、何か鳴いているようだ。

デバイスの字幕機能をONにしてブースターの言いたいことを表示すると……「あなたは ここの おうさまに なるのです」

王様にしてはなんだか奴隷みたいな扱いだな。
そもそもここでの王様って一体どんな存在なんだ?

ブースターが鳴き終わり、落ち着かないような仕草をしていると他のポケモンの鳴き声も次々と入ってきた。

「ごほうびを ください」
「くるしかった いたかった やさしくして ください」
「かんぜんな こどもを つくることが あなたの しごと なのです」
「さあ はやく ごほうびを だして ください」

周りのブースターやシャワーズたちもせわしなく鳴き、落ち着かない様子だ。
中にはこちらに局部を見せつけているものもいる。
ここにいるブイズたちはもしかすると全員メスなのか……?
すると、ごほうびとは……まさか
メンテ
6 こうじょうの おうさま ( No.6 )
日時: 2016/06/28 00:20
名前: ヤーデ


「緊張しているようだ、まずはお前から相手してやれ」
デバイスに至って普通の字幕が現れた。
この表記は……人間の言葉だ。

つづいてカメラの風景がめまぐるしく変わり、ヘンリーはシャワーズの上に置かれた。
このシャワーズの目も死んでいたが、他のポケモンよりなんとなくオス慣れしているような感じだ。

「こういうの はじめて?」
「ぼくは どうしたらいい?」

「さあ、さっさとやることやれ!」
「ハンバーグになりたくなかったら早くやれ!」
なるほど、こうして繁殖をコントロールしているというわけか。

「ところでお前なんでわざわざこういうことやらせるのか分かってるんだろうな?」
「分かってますって、遺伝的多様性を保ち品質を保つためですよね?」
「遺伝病や先天的欠陥も防げるし見た目も良くなるんだよバカ野郎。だからウチはメタモンを使わないんだ!」
「す、すみません……」

……ポケモンは生き物だ。品質管理される商品ではない。
しかし、これは過去の出来事。
こちらの意志に関係なく品質管理は進んでいく……


「さあ ごろん してね」
ヘンリーはそれに従ったのか、カメラに天井が映る。

「ちから ぬいてね」
カメラがゆっくり上下に揺れ始める。
映像からは分からないが、ヘンリーの局部をなめているのだろうか。

「きもち いいよう……」
「ごほうび でてきたね」
カメラにシャワーズの顔が映った。
今までとは違い、目に輝きが戻っている。

「これはね たまごを つくる もの なんだよ」
ヘンリーが体を起こすと、ヘンリーの立派なモノがそこにあった。
興奮しているのか、ピクピク動いている。

「たまごはね ここから うまれてくるの」
続いてシャワーズは座り、ヘンリーに自分の局部を見せた。
よく見ると、お腹がぽっこり膨れている。
中にはいくつか卵があるのだろう。

「なんだか へんな かんじだよう」
「きもちいい?」
「うん」
「これからが ほんばん だからね」

ついに品質管理が始まってしまった。
シャワーズは大事なところを前足で器用に広げ、ヘンリーのモノを優しく包み込んだ。

「いたくない?」
「ぬちょぬちょ するよう」

カメラに偶然、2匹の繋がるところが映る。
ヘンリーの言うとおり、ぬちょぬちょに濡れていた。

「たまごの もとを いっぱい だしてね」

カメラの映像が明るくなったり、暗くなったり……
イーブイとシャワーズでは体格差があるので、シャワーズがイーブイをゆさぶっているのだろうか。
ゆさぶりはだんだんと早くなっていった。

「う あ きもち よすぎるよう」
「もうちょっとで でるかな?」
「たまごの もと? う ああ」
「いっぱい ちょうだいね」

「なにか でてくる う うう」


しばらくすると、股間をたまごのもとで濡らしたシャワーズが映った。
シャワーズは満足そうにたまごのもとをなめている。

「わたしにも ごほうび!」
「わたしが さき!」

ヘンリーに女の子たちが殺到する。
王様とはこういうことなのだろうか。
もみくちゃにされているのか、カメラにはブースターのピンクの割れ目が映る。

「どうしよう」
「はやく! はやく!」
「わたし だけでも はやく!」
「いや! わたしの!」

一瞬ブースター2匹が取っ組み合っているのが見えた。
他でも同様のバトルが繰り広げられているのだろう。

「ごめん つかれたの」
「おうさま つかれない!」

「ごほうび ないの?」
「あのこ ばっかり ずるい!」
「ごほうび ないなら……」

「うう……」

ヘンリーはいつの間にか、大きな口を開けたブイズ達に囲まれていた。

メンテ
7 王様の末路 ( No.7 )
日時: 2016/06/28 23:18
名前: ヤーデ

「さあ どのこが いい?」
「ど どうしよう」

「ごほうび だせない おうさまはね」
「さいごに たまごに なるんだよ!」
「や、やめて……」
ブイズたちはよだれを垂らしながらヘンリーに近づいてくる。
たまごになるとは、まさかとは思うが……

「さあ おうさま」
「きめてね!」
「たすけて……」
ヘンリーは、どうにもならなくなってじたばたした。
しかし、さっきのごほうびで疲れ切ってしまったのか力が抜けていき……

ヘンリーの前足が一匹のブースターを指してしまった。

「わたしね! さあ おいで!」
「いいなあ!」
「ずるい!」
おうさまに指名されたブースターは目を輝かせてヘンリーに近づくと、口をヘンリーの頭に近づけた。

「こわがらないで おうさま」
そう言いながらブースターはヘンリーの体をなめはじめた。
ブースターの唾液がカメラの画面にべっとりとかかる。

ヘンリーも自分の置かれている状況をなんとなく把握したのか、不安そうな声をあげる。
そして……

「そろそろね…… さあ たべるよ」
「うわああ たすけて たすけて!!!」

ゴクンッ!

画面が一気に暗転した。
まるのみにされてしまったのだろう。

それ以降、カメラには字幕以外のものが映ることはなかった。

「ああ いいなあ」
「みて おなかで うごいてるよ」
「マリル まるのみ もうあきたよう」

「あーあ、今回の王様は1回しか持たなかったな。」
「ま、オスの価値なんてこんなもんさ。ハンバーグになるより幸せじゃねーの?」

う、うわあああ!!!

こいつら……狂ってやがる!!!
メンテ
8 深夜の攻防 ( No.8 )
日時: 2016/06/29 23:04
名前: ヤーデ


「さあ、出してもらおうか。」
頭を激しく叩かれた。
理解を超えたものを見た私の脳が現実に引き戻された。

私は……
狭く暗い取調室のような部屋で、監視役3人に取り囲まれている。
1人は私の髪を掴み、残りの2人は体をがっちりと押さえている。

あのようなものを見てしまった以上、
1秒でも早くこいつらを牢屋にブチ込みたい!
しかし、目の前のピンチをどうにかしなければ……

「さあ、早くしろ!」
「その反抗的な態度が気に食わねえんだよ!」
「お前新人なんだからさ、もうちょっとマシな態度取れよ!」

仕方なく、私はデバイスを彼らに提出した。
潜入捜査がバレてはまずいので、ごく一般的なスマホの画面に偽装してはあるが……

「お前……こんなことやってる暇あるんだな!」

予想はしていたが、監視役の顔がみるみる険しくなっていく。

「ふざけんじゃねぇぞ!これから1週間は寝かせねえからな!」
監視役たちはデバイスを地面にたたきつけ、踏み付けた。
加えて私めがけて後ろからはゲンコツ、前からはビンタが飛んでくる。
私とデバイスを破壊しにかかっている威力だ。

デバイスの記録したものは電波で本部にも送られているからデバイスは壊されてもなんとかなるが……

今、私がここでやられてしまったら誰がヘンリーを助けるのか。

お前らなんかにやられるわけにはいかない。


キレた私は監視役の1人に背負い投げをお見舞いし、
続いてもう1人には正拳突きを喰らわせてやった。
不意を打たれたからか、どちらも一撃KOだ。

残った一人はお前のようなクズは……などと何やらブツブツ言っているが、こちらが怖くて近づけないようだ。
所詮小物なのだろう。
絞め技を軽くかけるだけで黙って頂けた。

ふう。
本当はこんなことはしたくはないのだが。


3人が気が付かないことを確認した後、画面の割れたデバイスを拾い上げ本部に救援を要請した。
本当はもっと証拠を集めたかったが、こうなってしまっては仕方がない。

その後、記録にもあったブリーディングルームDを必死に探し回った。

ヘンリーの決死の記録のおかげか目的の部屋は割と簡単に見つかった。
中では映像で見たブースターやシャワーズたちがすやすや眠っている。

その中でも特にお腹がぷっくりしたブースターを見つけ……
お腹を思い切り上に突き上げてやった。

ブースターは形容しがたい鳴き声を上げ、口を苦しそうに開ける……しばらくえづくと、中からイーブイのしっぽと足が出てきた。

早く出さなければ。

吐き出されかけたイーブイの足をつかみ、ブースターの口から取り上げようとする。
しかし、何かにひっかかっているのかなかなか出てきてくれない。
のどを刺激してやったりするもうまくいかなかった。

そうこうしているうちに、周りのブイズ達が起きて騒ぎ出した。
後ろからはひのこやみずでっぽうが飛んでくる。

このままでは……奴らの増援が駆けつけて来たらまずい!

いちかばちか、ブースターをこちょこちょしてやった。

スルリ!

幸運にも、ブースターからイーブイを取り上げることができた。
ぐしょぐしょでぬちょぬちょに濡れているが、ヘンリーだ。
気絶しているが心臓はちゃんと動いているし、息もしている。
もう少し遅れていたら危なかったかもしれない。

……しかし、こんな状態でもヘンリーのモノは大きくふくらみ、ピクピク動いている。
そんなに気持ちよかったのだろうか。

とにかく、無事に助けられてよかった。


「お前!ポケモンに手出してんじゃねーよ!」

ヘンリーを救出できたことによる安心感は、後ろからの怒鳴り声で一瞬で消え去った。

ざっと10人ほどのいかつい従業員が、こちらを凄まじい形相で睨み付けていた。
ピストルを持っている奴もいる。

対して、こちらは素手だ。
戦える手持ちのポケモンもいない。
……それでも、不安は全く無かった。

「何にやにやしてんだよ!!!」

当然怒鳴られた。
全く堪えない。
なぜなら――怒鳴る従業員の後ろに、同僚たちが音も無く忍び寄っているのが見えたから。

我々の――勝ちだ!
牢屋でしっかり反省するがいい!
メンテ
9 後日談 ( No.9 )
日時: 2016/06/30 23:34
名前: ヤーデ

今回の捜査で、ポケモン工場の凄惨な現状の一部が明らかになった。
経営陣や従業員の一部は逮捕され、工場のポケモンたちは専門機関に保護された。
会社の悪事が全て暴かれるのも時間の問題だろう。

大企業の起こした不祥事ということで、この一件はテレビやインターネットでも大きく取り上げられ、様々な波紋を広げている。
人とポケモンの関わり方を見直すきっかけになってくれればいいのだが。

ともかく、今はヘンリーと一緒に帰ることにしよう。
家族が我々を待っている。





―――――




「しごと どうだった?」
「すごい きもちよかった!」
「きもちよかった?」

午後10時。
疲れからか早めに眠ってしまった人間を尻目に、ヘンリーとエーフィがはしゃいでいた。
エーフィはヘンリーの姉だ。

「おねえちゃんの ここ たまご うむんでしょ?」

エーフィの顔が赤くなる。
警察官のポケモンだからか、そういったことは本能しか知らない。

「きもちいいこと おしえて あげるね」


イーブイとエーフィの本能的な営みが始まる。

パンパンになったイーブイのモノがエーフィの大事な場所に入り……
ぬちょ、ぬちょとエーフィの中を動き回る。

「なんだか へんな かんじ……」

はじめての行動にエーフィは困惑した表情をしている。
しかし、ヌルヌルしたものが中で暴れる感覚に負け艶めかしい声をずっと上げ続けている。
それでも近くで寝ている人間は気が付かない。

「もうすぐ たまごの もとが…… でるよ!」
「たまごの…… もと?」

イーブイがとても気持ちよさそうに震えた。
イーブイのモノがビクン、ビクンと激しく脈打ち、エーフィの割れ目から白い液体がボタボタと落ちた。
続けて、しぼんだイーブイのモノが、イーブイのたまごが産み落とされる。

2匹は快感に溺れ、だらしない格好に表情をしているがきもちいいことはまだ終わらない。

「もっと おねえちゃんの なかに はいりたいよ」

イーブイはエーフィの口を開き……
今度は上からエーフィの中に入っていった。

丸呑みに慣れていないエーフィは、必死にのどを動かし暴れるが本能的にイーブイをのみこんでしまい……
エーフィの首が大きく歪み、お腹がたぷんとふくらんだ。

イーブイの今日のベッドはエーフィだ。
あったかなやわらかい肉のベッドで……おやすみ。



……翌日の朝、イーブイはまた口から取り上げられましたとさ。

お し ま い



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