1 小さなお客様 ( No.1 ) |
- 日時: 2016/05/06 14:27
- 名前: ヤーデ
ここは清らかな湖。 朝日があざやかな緑の森を照らしている。 とてもすがすがしい気分だ。
ここでマッサージ屋さんをしているミロカロスは開店準備を始める。
お店は湖のそばの岩をくりぬいたひみつきちのようなものである。 簡素な作りでかざり気はほとんどない。 子供たちの遊び場だと言われても分からないだろう。
だが、この店にはお客様が絶えない。
今日は小さなお客様が来店したようだ。
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2 お客様のお悩み ( No.2 ) |
- 日時: 2016/05/06 14:55
- 名前: ヤーデ
小さなお客様とミロカロスの目が合った。
イーブイだ。 色違いなのか体が白い。
ミロカロスよりもずっと小さなイーブイはびっくりしている。 とても気まずそうだ。 おまけに少しおびえた表情も見せている。
「いらっしゃい。どうしたのボク?マッサージしてく?」
「ちょ、ちょっと隠れさせてください!」
そう言うとイーブイはミロカロスの陰に隠れてしまった。
誰かに追われているのだろうか? そう考えたミロカロスはひとまず店のとびらを閉めた。
次にミロカロスはやさしくとぐろを巻き、 怯えて丸まってしまっているイーブイをやさしく包んだ。
しっぽの先でイーブイをそっと撫でると、 「ぶい……」 と安心したような声がもれた。
そっとイーブイの様子を見ると目には涙を浮かべている。 おまけに少しふるえているのも伝わってくる。
「ふるえが、止まらないんです……」
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3 施術開始 ( No.3 ) |
- 日時: 2016/05/06 16:20
- 名前: ヤーデ
- 店の前をさわがしい一団が通り過ぎた。
「アイツはどこだ!?」 「近くにいるはずだ!探せ!」 「女子トイレでギッタギタにしてやる!」
イーブイの動きがぴたりと止まった。
「犯人はぜったいアイツに違いない!」 「いっつも学校に来ないもんな!」 「アハハハハハ!」 「次は耳をかじってやろうぜ!」
ミロカロスはイヤでも理解した。 彼らはこの子を追っているいじめっ子たちであることを。 そしてこの子には癒しが必要であることを。
辺りが静かになったことを確認してからミロカロスは言った。
「お姉さんがマッサージしてあげようか?」
イーブイはとまどっている。
「ここはね、マッサージ屋さんなの。 ちょっと横になって、リラックスしてみてね。」
イーブイは言われた通り横になった。 全身に力が入っているのか、少しこわばっている。 耳はピンと伸び、足は不自然に震えている。
「もう少し、楽にしていいからね……」
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4 voreマッサージ ( No.4 ) |
- 日時: 2016/05/06 20:26
- 名前: ヤーデ
ミロカロスはイーブイの周りに水の輪を作った。 アクアリングという技だ。 水の力がイーブイを癒していく。
イーブイは少し安心した表情を見せた。
「そのまま、だらんとしていてね……」
ミロカロスはイーブイのおでこをなめる。 とても気持ちよさそうだ。 イーブイが思わず笑顔を見せる。
「き、きもちいい……」 「でしょう?でも、まだまだこれからだからね……」
ミロカロスはイーブイのお腹をしっぽの先でなでた。 なでられるのも気持ちいいのか、イーブイから深い吐息が漏れる。 力の入っていた前足が、後ろ足がだらんと伸びていく。
「もう何も考えなくていいからね……」 「いぶ……」 「ゆっくり、身を任せていいのよ……」
「だって、これからが本番だからね。」
イーブイを包んでいたアクアリングはいつの間にかなくなっていた。
そして、ミロカロスの目が怪しく光る。 イーブイの体の力が完全に抜け、目はとろんとしている。 うまく調整されたさいみんじゅつだ。
「あなたはとてもリラックスしています。 ふかーく、ふかーくリラックスしています。」 「ぶーい……」
「からだがあたたかくていいきもちです。 いたいものもいやなものもとけてきえていきます。」 「ぶーい……」
「そして……あなたはもーっとあたたかくてきもちのいいところへはいります。」 「ぶ……い?」
ミロカロスはハチミツ入りのつぼを持ってくるとイーブイの全身にかけた。
ドロリとした甘い液体をイーブイは恍惚とした表情でなめている。
同様に、ミロカロスもまたイーブイを恍惚とした表情で見つめていた。
「今日は、やさしく、ゆっくりしてあげるからね……」
ミロカロスが唾液でいっぱいになった口をグパァと開けた。
この店の最大の目玉はvoreマッサージ。 お客様を体内に受け入れ、全身を使って癒すのだ。
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5 お腹の中 ( No.5 ) |
- 日時: 2016/05/06 20:57
- 名前: ヤーデ
- 「さあ、私の中においで……」
ミロカロスは大きく開けた口をイーブイへと近づける。 イーブイは顔を赤らめた。
ヌチャッ、グチュッと唾液に満ちた口、 ピクン、ピクンと動くピンク色の食道、 自分に絡みつくぬちょぬちょの舌……
なぜか分からないけれどドキドキする……
イーブイにミロカロスのお腹が当たる。 お腹……お腹からポケモンは生まれるんだよね…… そして、目の前の穴は生まれる前にいた場所へつながる穴……
イーブイは何かに目覚めたのかひどく興奮しはじめた。 力なくうねうねうごき、足をバタバタさせ…… しかし股からは力強く出るものがあった。 まだ小さいが、ピクピク動きながらどんどん大きくなっていく。
「あらあらうふふ…… さあ、そろそろ入りましょうね。 私のかわいい赤ちゃん。」
ミロカロスはゆっくり、やさしく呑み込もうとしたが、 イーブイはがまんできなかったらしく…… ない力をふりしぼってミロカロスののどに頭を突っ込んだ。
ミロカロスは少しびっくりしたが、そこはプロ。 むせてしまっても慌てることなく口をゆっくり上に向ける。 するとイーブイは自分の重さでするりとのどを通って行った。
ごっくん! お客様に負担がかからないよう、しかし音をはっきり出して呑み込む。 丸呑みに慣れたプロだけができる熟練の技だ。
イーブイは特に暴れることもなくミロカロスの胃袋へと到達した。
ドクン…… ドクン……
イーブイには暗闇と、ミロカロスの心音が感じられる。
ここが……お腹の中…… あったかくて……ぬめぬめして…… 気持ちいい……
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6 小さな赤ちゃん ( No.6 ) |
- 日時: 2016/05/06 21:54
- 名前: ヤーデ
- ミロカロスは新しい赤ちゃんに負担をかけないよう横になり、ゆっくりとお腹をさすった。
このすばらしい満腹感と満足感……こればっかりは何度やっても止められない。
ぷっくり膨らんだお腹の中の赤ちゃんへの愛おしさで下半身にこみ上げるものが感じられる。
しかし、ミロカロスのショーはまだはじまったばかりだ。 ミロカロスは長いしっぽで投光器(強いライト)を器用に取り出し、ぷっくり膨らんだお腹を照らした。
……!
イーブイに、突然ピンク色の視界が開ける。 ぐちゅ……ぐちゅ…… ミロカロスの胃袋がイーブイの全身をもみくちゃにしている。 胃袋からはねっとりした液体がじわじわ染み出している。
溶けちゃうのかなあ……
しかしねちょねちょの肉に全身を圧迫され、気持ち良すぎて上手く動けない。
しかし、不思議と溶ける様子もないし、息苦しくもない。 ただただ、ひたすら気持ちいい。
これはミロカロスが自分のお腹の神秘を味わってもらえるよう様々な努力をした結果だ。 ミロカロスとイーブイがそう望まなければ、消化されることはない。
しかし、お腹の動きは強烈だ。
グチョグチョ動く胃の筋肉はイーブイの全身をくまなくマッサージしてくる。
ピンク色の神秘に包まれたイーブイは、 ミロカロスの思うがまま、赤ちゃんのように快感に溺れるしかなかった。
ドクン……ドクン…… グチョ……ヌチャ……
生々しい音を立てながら、ミロカロスのお腹がぐにゅぐにゅ動く。
ふふ……今日の赤ちゃんは元気がいいみたいね。 さあ、いつまでもつかしら?
グチョグチョに濡れた筋肉の束が赤ちゃんをぎゅーっと抱いたり、やさしくもみもみしたり、時に一か所に刺激を加えてみたり……
イーブイを快感に次ぐ快感が襲う。 胃袋の中で、筋肉の激しいマッサージを受けるうち……
1時間後には、お腹の赤ちゃんは疲れてすっかり眠ってしまった。
「あの年にしては、もった方かしらね。」 動かなくなったお腹を見て、ミロカロスが残念そうにつぶやいた。
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7 生まれ出る ( No.7 ) |
- 日時: 2016/05/07 12:37
- 名前: ヤーデ
- ぷっくり膨らんだお腹はピクりとも動かなくなった。
お腹にそっと耳を当ててみると気持ちよさそうな寝息が聞こえる。 イーブイは感じ疲れてぐっすり眠っているのだろう。
その一方でミロカロスも疲れていた。 イーブイが全身からの快感に溺れたのと同じように、 ミロカロスもまた全身で快感を感じていたのだ。
ミロカロスもこのまま眠ってしまいそうだったがそうするわけにはいかない。 ミロカロスが眠ってしまえば胃酸の分泌を止められない。
このまま1つになるのも悪くない……
でもイーブイは大事な大事な赤ちゃん。 彼のためのお楽しみがまだまだ待っている。
ミロカロスは体をゆっくりやさしくよじり始めた。
ドクン……ドクン…… ミロカロスの心音とイーブイの心音、 そして胃袋の筋肉がシンクロしながらイーブイを奥へと送り込む。
グチュ……ヌチャ…… ピンクの筋肉が収縮を繰り返し、 ネトネトの、しかしイーブイを傷つけない液体を分泌しながら胃の底へ、腸へ、そして出口へと送り出した。
「お腹の中で寝るのはあぶないからね…… ゆっくりでいいから出てきてね……」
ミロカロスがやさしく力を入れると、 イーブイの頭がゆっくりと出てきた。 「ぷはぁ……ぶぃー」
目を閉じ、ぐっしょりと濡れたその姿は、 まるで生まれたての子猫のようだ。
ミロカロスはイーブイのひたいをなでてやると、 まるで生まれ出た喜びを感じているかのような表情をした。
「もう少しだからね……がんばってね……」
イーブイの前足が、上半身が地面にぬちゃっと落ちる。 ストレスまみれの新生児がいないように、 イーブイの体は完全に脱力している。
あともうひといき……!
ミロカロスはイーブイの様子を見ながら、 上半身をしっぽで上手く押さえ、ひっぱった。 ミロカロスの尾とイーブイの下半身がゆっくり、ねっとり別れ、 イーブイはまた完全にこの世に生まれ出た。
イーブイは完全に脱力しているのに、 股にはピンと立ったものが見える。 元気な男の子だ。
ミロカロスはイーブイを冷やさないように毛布でくるむと、自分の体でもやさしく包んであたためた。
「気持ちよかったね……おつかれさまでした。」
ミロカロスがしっぽの先でイーブイをなでるうちに、 ミロカロスもイーブイもぐっすり眠ってしまった。
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8 目覚め ( No.8 ) |
- 日時: 2016/05/07 13:11
- 名前: ヤーデ
- 2匹が起きたのは数時間後のことだった。
辺りはすっかり昼である。
「おはよう。私のマッサージはどうだった?」 ミロカロス何気なくイーブイに聞いた。
イーブイはミロカロスを見上げながら 「す、すごかったです……」と答える。
そして思い出してしまう。 ミロカロスのピンク色の口から……
自分をお腹の中に受け入れようと大きく開けられた口を。
自分を口の中に運ぼうとするぬちょぬちょの舌を。
ごっくん!という自分が呑み込まれるときの音を。
白いイーブイの顔が一気に赤くなった。 ミロカロスは微笑む。 「あらあら……ちょっと刺激が強かったみたいね。」
続いて食道をすべり落ちていくときのぬるりと滑る感覚が、
胃袋に落ち込んだ時のぐにぐにした感覚が、
ぬちょぬちょの筋肉でもみくちゃにされた感覚が、
とてもはっきりと思い出されてきた。
イーブイの股のものが思わず立ってしまう。 まだまだ小さく、何も生み出せないそれが思わず踊り狂う。
とどめに、自分がミロカロスから出てきたときのことも思い出した。 赤ちゃんみたいに、ミロカロスに撫でられた時のこと。 ミロカロスの尾の筋肉が、自分を出そうとぐにぐに動いたこと。
イーブイは再び快感の波にのみこまれると、また果ててしまった。
「あらあら……想像力豊かな子なのね。ふふ。」
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9 その後 ( No.9 ) |
- 日時: 2016/05/07 18:48
- 名前: ヤーデ
たった1回のマッサージでイーブイの不調は治ってしまった。 長いこと悩まされてきたふるえもうつっぽさもきれいさっぱりなくなった。
しかしイーブイは丸呑みのとりこになってしまったようだ。
相変わらず学校には行かず今日も湖のほとりで丸呑みの練習をしている。
水面に向けて小さな口を開け、口内の様子を確認する。 ミロカロスのような色っぽさはないが健康的なピンク色だ。
そこへイーブイはゆっくりときのみを入れ、 ごっくん! と呑み込んだ。
きのみは口から消え、 食道をゆっくり下りはじめた。
今は大体ここあたりかな…… もうすぐ胃袋に到達するかな……
イーブイはきのみの位置をしっかり感じられるまでになっていた。
そして…… 胃袋にわずかな刺激が走るのも見逃さない。 きのみが胃袋に落ちたタイミングまで分かるようになったのだ。
すかさず、イーブイは次のきのみを呑み込む。 それが胃袋に落ちると、また次のきのみを呑み込んだ。
これを繰り返していくうちにイーブイのお腹がぐにぐにと膨らんでくる。 しかし、これも訓練の一環。
はやくいっぱい呑めるようになりたい! はやくいっぱい大きくなりたい!
その一心で、重いお腹を抱えながらゆっくりと寝る。 すると、恐るべきことに翌日には元通り。 すさまじい消化力だ。
これでもイーブイは、平気な顔をして次の訓練へと向かっていく。
こうしていくうちにいじめられっ子だったイーブイは今や大人と並ぶほどの化け物サイズに育ち…… いまや、最悪のいじめっ子も避けて通るほどになった。
でも、自分が目指すのは強いイーブイじゃない。 訓練を積み、師匠の技を身に着け、師匠を超えることだ。
「師匠!」
イーブイがミロカロスを訪ねると、ミロカロスは艶めかしく弟子を迎える。
そして…… また「お手本」を実演してみせる。
あの時とは違い大きくなったイーブイが、 あの時と同じようにかーっと赤くなりながら師匠に全身をなめまわされる。
そして、今度は激しく情熱的に頭からかぶりつくと、上半身をごっくんと呑み込んだ。
するとミロカロスの舌はイーブイの大事なところに当たる位置に来る。 ミロカロスはすかさずイーブイの股を、大事なところを繰り返し舐めた。
上半身は食道の筋肉でもみくちゃにされ、 下半身は舌でもみくちゃにされ……
前とは違う、「大人の丸呑み」だ。
でかい体だがまだまだ子供のイーブイはとても耐えられなくなり、 快楽でふるえたあと、白いものをぶちまけて気絶してしまった。
ふふ……これは流石に効いたわね……
ミロカロスは口内のイーブイをするりと呑み込むと、胃袋の中にすっぽりと収めた。 ミロカロスのお腹が、大きなイーブイの形にぷっくり膨らむ。
ぐちゅん……ぐちゅん…… 空気で胃を膨らませ、体勢をどんどん変えられるくらい激しくイーブイをもみくちゃにする。
ミロカロスの全力のマッサージだ。 もしイーブイに意識があったとしても、あまりの快感に気絶してしまうだろう。 そして、気持ちがいいのはミロカロスもいっしょだった。
ぐにゅ……ぐにゅ…… 体をくねらせ、胃袋を締め、体を膨らませ、 イーブイをもみつづけること30分。
さすがにミロカロスも疲れたので、イーブイを出してやることにした。 ミロカロスが胃袋を上手いこと締め、イーブイを一気に腸に、出口に送る。 すると、ミロカロスと自分自身の体液にまみれたイーブイがずるりとスムーズに出てきた。
もっと修行が必要ね……
ミロカロスはあの時と同じように、イーブイを毛布と自分自身でくるんだ。
私のかわいいかわいい、イーブイちゃん。
【おしまい】
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