雨宿りでぬくぬくしたい ( No.1 ) |
- 日時: 2015/04/13 00:39
- 名前: いおん
- 静かな雨の日の出来事。
大きいクスノキの根っこの下に二匹の竜が雨宿りをしていた。
しゃんしゃんと鈴の様な雨の音を聞き流しながら、 いつもと違う長雨に少し戸惑いつつカプスは呟く。
「ねえグーニ… 雨…止まないね。」
不安そうに暗い雨空を見つめながら呟くカプス。
「……うん」 グーニはカプスとは全く違う明後日の方向を向いてこれとなく曖昧な返事をした。なんとなく暗い声色で。 いつもとは違う元気の無さにカプスは驚いた。 グーニはそよそよとした草むらのようにゆらゆらとして無口なあっけらかんとした竜だった。
大人しいとは言え物ははっきりと言うし、口数が少ないというわけでもなかった。 つまりは明るくて少し恥ずかしがりやな雄なのであるが…そのグーニが今曖昧な答えを二つ返事の様に流したのが妙に気になった。 「っ……グーニ?」
さっき雨の中で濡らした体が寒かったりして淋しく不安に感じないのかと、思ったり。 「…うん?」 そんなカプスの心配などこれっぽっちも気づかないと言う風にふとした反応。
「…なんかグーニ今日元気無いよね…って。」 「…そうでもないよ。」 葛藤がある様な挙動不審な返事をグーニは振り返りもせず返した。 カプスはますます困惑した。
「?…何かあったの?」 「……、いやちょっと…ちょっと…ね」 「…何か隠してる?」 なかなか答えてくれないグーニにカプスは顔を近づけ囁くように訊いた。
「こ…こう言ったら何だけどさ…ぼくちょっと…体が熱くて…ううん」 「……?どういう……はっ!?」
グーニの口から恐ろしげに発せられた意味深な言葉が一瞬カプスには意味不明に思われたがグーニの隙を突く行動で分かってしまった。
くるりと身を翻すなりささっとカプスに密着し抱きついてきたのだ。
「そのさ…寒くて…暖めて欲しいんだけど…」
ずんぐりとしたクリーム色の蛇腹にグーニの小さいこぶの様なお腹がみっちりと隙間無くくっついた。 ぱんぱんに張り詰めた硬いお芋の様なモノと一緒に。 しかしそれとは全く違う、少し恥ずかしがる訳でも無いうるうるとした瞳を揺らし産まれたばかりの仔竜の様に甘える友に言葉が詰まるカプス。 蛇くびの長さを生かし顔をゆっくりとグーニの目線までそっと近づける。
「…ふーん…随分とまぁ…おっきいなぁ…」 グーニを傷つけたくない一心からかカプスは無意識にまさか…そんな…などの頭に浮かぶ驚愕の言葉を全部口から出さずに呑み込んで止めた。 だかしかしそれ以上の踏み込んではいけない何かに思いっきりぶつかった様な焦りに駆られるカプス。
「いや…これは…その」 グーニは真っ赤になってうつむいてしまった。 いや、だいたい竜は人間みたいに血が昇って顔色が真っ赤になるなんて事はないから、恥ずかしくなって目を瞑ったと言う方があっているかもしれない。
そんなことより、グーニの股間が当たっている所から自分の腹に伝わる動きと共に自分の腹の中と外で二つのリズムが躍動していることに自分もまた既に性的な興奮に乗じてしまっていることに心臓の鼓動が早くなるのを感じた。
「ど…どうしたの…カプス何か…おかしいよ…?」
ほんの一滴の酒、水すら呑んでいないと言うのに、 カプスは少し酔った様な、…グーニと見つめ合い体を密着し合う事に陶酔しきって何も言えなくなっている。体温もじわじわと上がり爆発する一歩手前の様な感じだった。 ハア…ハア…ハア…
自分は成竜であるにも関わらず雄に欲情してしまう、それも自分よりかなり小さい竜の子どもに恋してしまう自分が抑えきれないまま得体の知れない興奮はまず口に現れてしまった。 その興奮を引き起こす対象、グーニに対してふうふうとその吐息で鱗が濡れてしまう程荒い息を吹き掛けてしまう。
むくむくっと下腹部が盛り上がりスリットのまわりが赤らむと共に一気にずぼぼっとスリットの間を分け入る様に赤いモノが飛び出してきてしまう。 「うわっ!」 抱きついていたお腹から突然赤いモノが盛り上がって来たことにはっと驚いて体を後ろに反って弾かれるように離れてしまっていた。 「ぐうにいー…ごめえん………君が…欲しい…」
「ちょっとカプス…どうしちゃったの…?」
ハァハァと息をあらげながらこっちにおいでと手を伸ばしてくるカプスにグーニは半ば困惑した目線を向ける。どれだけ嫌そうなグーニの顔を見ても今のカプスにはどうにも届かない。
(はあ…グーニそんな可哀想な顔して…可愛い…ふふ僕が暖めてあげる♪) カプス自身自己制御が効かずに思ったことを口に出してしまう。 こんな撫で声でこんなに優しげな台詞をグーニはカプスのお腹の上で翼に守られながら言われたことがある。そう言われて照れ笑いしながらスヤスヤと眠りに就いたものだが、 しかし今のカプスには包み込んでくれる優しさよりも逆に包み込まれてしまう恐ろしさがあった。 カプスの大きな黒い影がグーニを黒く染め上げて包み込む。 「さぁ…こっちに来よう…きっと気持ちいいよ…♪」 「うわっやめてよカプs…」 ぎゅむっぎゅむっと暖かいお腹で抱き締められ気持ちよさと暖かさで抵抗出来なくなる…。 このまま空が明るくなるまで眠りに伏せば良かったのかもしれない。 しかしいつまでも興奮は冷めずに終わらない。
「…そうだよね…眠れるわけ無いもんね…グーニにはまだコレがあるんだし…」 そう言ってグーニを抱き上げて股間から小さくいきり立つその豆のようなソレを優しくお腹とお腹の間で包み込み上下にさすり始めた。 スリスリ… 「ぎゃうっ!?や、やめてよ…」 「本当はして欲しいんだよね…?ほら…さっきより大きくなってるよ…」 カプスはさも嬉しそうな、それでいて優しそうな笑みを浮かべて、グーニのモノをさすっていく。 カプスの腹の上はすっかりグーニのナニから滲み出るカウパー液で鰻の様にヌルヌルになったグーニのが激しく腹の上を滑ってびくんびくんとカウパー液を噴射しかけている。 グーニはまだ雄と雌の存在意味も知らない仔竜であるが、自分のちんちんが何故か肥大化し、しかもそれが最も親しい竜に弄ばれていると言う理解し得ない状況に当惑する。
「ひゃううっやめ…!」 びゅっ 「あはっフライングしちゃったみたいだね…wもっと出ると思うよ〜」
未曾有の災害に直面したようにどうしようもない気持ちだった。
精液と言う存在を知らないグーニにとって、お腹におしっこを吹っ掛けてしまった…と言う罪悪感にしかなり得ず しかも、それを嬉しそうに握りしめるお兄さんドラゴンカプスは清純なグーニにとって今最も奇妙な存在だった。 しかもさっきよりえらく激しく擦り付けられ、視界がブレて何がなんだか分からなくなるのだ。下腹部にしゅっしゅっと擦られる摩擦感だけしか考えられなくなっていく。 その得体の知れないカプスの腹の上で滑らせられる心地よさに初め圧倒的な嫌悪感を抱いていた自分が、 少し間が開いただけで「股間を撫でられること」に悪い気がしないでもなく寧ろ気持ちいいと感じる様になってくる自分が恐ろしくなったがその事に気づいたのは
…既にグーニがてらてらに光ったカプスのお腹で果ててしまい洗いざらいぶちまけた後だった。
びゅるっびゅるっ 「ふふっ随分出したね…w気持ち良かったでしょ…♪」 はあはあとグーニも息をあらげて止まない。二匹の雄の息が混ざりあい、カプスはそんなことは分かっていながらと深く深く息をしていた。
「でもさ…僕のも気持ちよくしたいんだよねーぐーにー良いよね♪」
余りにも独りよがりな愛だとは頭では分かっていたカプスだが、無理やりグーニを犯してオーガズムまで迎えさせてしまったのでは、もう後戻りなんて出来ないと決断してしまったカプスは
疲れはてて眠っているグーニの少し幸せそうな寝顔を他所に限界突破寸前の自分の雄に目を向けた。 とても気持ち良くなる恐ろしい方法を今まさに実行しようとするカプス。
カプスの偏平なソレの頭からはもう想像と期待と背徳感に満ちてあふれでて止まらない程カウパー液がどろどろと流れ落ちていた。 「はあ…はあ…♪いくよっぐーに…ハアハア」
もう興奮して止まらないカプスは今から親愛の友を食べようとしていることに気づかず夢中で足からいれていく。
「うっうう…はっはっ」
ごてごてとした異物の感触にビクビクっと一物が反応してより赤くなる。チリチリとした痛みがよりカプスにとって新鮮に思えてならない。
ぎゅぶぶぶ…力を入れて無理やりグーニの体を押し込めると鱗を滑る尿道の痛みでカプスを呻き悶える。
「はぁーーっはぁーーっすごい…」 深呼吸をし続けると筋肉が縮小し膨張しカウパー液のヌルヌルがより奥まで入り込み、鱗の滑りを快感に変えた。
カウパー液が潤滑油となりグーニの体の下半分がカプスの中に埋もれる。その熱さと万力より強い圧迫感に遂にグーニの意識が覚めてしまう。 「えっ……なにこれ…どういう…こと…なの?…」 血の気がサアーッと引いていく。 既に自分の腕まで埋まってしまったグーニにはどうすることも出来ない。
「ねー…もうちょっと我慢してぐーにー…僕もっと気持ちよくなりたいんだよぐーにー…」
「ねーじゃないよカプス!僕死んじゃうよぉ!」
「おねがい…もうちょっと入れさせてよ…ほら♪」
「やめて…押さないで…ああ…ダメッ」 ぬぷっ♪ ぐーにの一言を最後に完全にグーニの全身が肉棒の中に埋もれてしまった。 「ああんっ…うウっ最高ー」 自分のちんこのなかをぐにゅぐにゅとしきりに蠢いて中から刺激される快感。 「あっ…ぐっ…」 「ウワアアァーー熱いっ熱いよぉ!!」 もがもがと締め付けた尿道その中で無理矢理蠢くグーニのよじれで予期しない快感に耐えきれなかった先走りが起こった。 プシュッと先走りの一部が飛沫の様に地面に掛かり張り付いていく。 カプス自身出そうと思っていた精子の大多数がグーニに塞き止められて不完全燃焼してしまった。 何とか気を失いそうになるほど重い挙動を堪えつつ 徐々にグーニらしき膨らみは下へと下っていきゴポリとスリットの下へと潜っていく。 その後も手は届かないが奥の奥でごぽっごぽっと随所で暴れるグーニによって筋肉が抗いようもなく拡張されていく快感に酔いしれる。
「さぁて…くふふ…やぁっとコレの出番だ…w」
何処からともなく取り出した青色の身を一口かじると、何とも言えない苦味が広がる…と、今まで惚けていたカプスの目がキッとぎらつき、再びむくむくっ肉棒がいきりたった。
「ふんっ…うくっぐがああああぁぁーーっ!!」
淀んでいた流れが外へと逆流し一気にずぶっずぶっと根本から盛り上がって見えるとドビュッーと、 真っ白に染まって気絶したグーニが吐き出されたのと共に濃いマーブル色のミルクが末長い解放感と一緒にカプスの鈴口から溢れ出して暫く止まらなかった。
―――――――――――――――――――――――――空は大きく晴れ上がり、色んな小鳥が鳴いている。 「ねぇカプス…僕あのあと覚えてないんだけど…いや…何でもない」
ふと自分は飲み込まれて奥の奥まで行った後どうされたのか聞いてみたくなったが、あのときの恐ろしいカプスのにやけ顔を思いだして悪寒を感じたグーニは聞くのを止めた。 もっと恐ろしいことをしそうなカプスが怖かったからだ。
「…ふーん…あっ、そういえばあの切り株もう無くなったみたいだよ。」
「え…もしかして腐ったり…」
「逆だよ逆〜周りに木が生えて見えなくなっちゃったんだってさ…」
「…恐ろしい」
「…ん?どうしたの?」
「いや…」
棲みかに帰った後が恐ろしくてたまらなくなったグーニだった。
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