Re: サーナイト小話 (胎内回帰) ( No.1 ) |
- 日時: 2014/08/28 03:37
- 名前: C◆aUs8j9dxGcY
- マリッジブルーとでも言うのか、燃え尽き症候群とでも言うのか、あれから私は頭の中がごちゃごちゃとするようになった。靄がかかった思考から何か解決の糸口を引っ張り出そうとして見つかったのは、得も言われぬ不安だった。「目に見えて」苦労して得たものが、「目に見えない」絆だということがたまらなく不安に感じられ、もしかして私とマスターを繋ぐものは、実は何も無いのではないか、と。
「マスター、私はどうすればいいのでしょうか」
マスターと私は、とある宿のテーブルを挟んで考え込む。こんな漠然とした不安にも真剣になって解決法を考えてくれるマスターはやっぱり大切な人だと思える。
「メガシンカが原因だとすれば、もう一度メガシンカすれば何か分かると思うけど… バトルじゃない時にメガシンカすればきっと、この悩みの解決だけに集中できるんじゃないかな」
そうですね、と頷く。今の時点ではメガシンカしても何か得られるかどうかは分からなかったが、今まで考えてきて分からなかったことをどうにかしてくれるのではないか、という期待はあった。
「じゃあ、準備は良い?」
メガリングとメガストーンが白く輝き、私たちを中心に溢れた光は窓を内側から揺らし、久しぶりにメガサーナイトに進化した私は、まず掌を睨み、足元を見て、そして腰回りを確認するようにして手を添えた。比喩表現ではなく、頭の中の靄が吹き飛ばされていったのが分かる。ああ、私はわがままだったんだ。マスターの全てが欲しかったんだ。
「私、分かりました。私、マスターが欲しいです」 「え?」 「私はわがままなので、もうメガシンカの絆じゃ足りません。もっと、目に見える繋がりが欲しいんです」 「目に見える繋がりかあ。そうだね、君の為ならいくらでも協力するよ」
でもどうやって?と首を傾げるマスターを横目に、自分のサイコパワーを胸の前に集める。徐々に歪んだ空間が、黒い塊として形付き始める。この力を使うのは初めてだが、メガシンカした自分にはたやすい行為だった。
「サーナイトのポケモン図鑑での説明、知ってますか。私たちサーナイトという種族は、トレーナーのためならブラックホールを作り出すこともできるんです。マスター、今からこの中に入ってもらえますか」 「待って、これ大丈夫なやつだよね? 危なくない?」 「大丈夫です。危ないと言うよりむしろ、すごく安全になる思いますよ」 「ブラックホールに入ってどうするの?」 「それはちょっと… 言うのは恥ずかしいと言うか…」
思わず目を逸らす。ここに来てやっと、自分の行いが恥ずかしくてはしたないものだと気付き、逃げ出したくなってきてしまった。
「やっぱりやめましょう。もう私は大丈夫ですから」
そう言うや否や、マスターはブラックホールに飛び込み、黒い靄に包まれ消えた。足元にどさりとマスターの着ていた服が散らばる。気のせいか、最後に見たマスターの顔はいたずらっぽく見えた。こうなってしまったらもう後には引けない。
「マスター、聞こえますか? このブラックホールをマスターごと私の体の中に取り込みます。大丈夫です、怖くないです」
自分でも怪しいセリフだな、とおかしくなってきてしまった。拳ほどの大きさのブラックホールが、ゆっくりと自分に近付いてくる。そして、黒い靄が下腹部に染み込んでいき、消えた。
「これで、ブラックホールが私の体の中に入りました。今から少しずつサイコパワーを弱めていって、マスターをブラックホールから解放します。 …何があっても驚かないで下さいね」
全神経を下腹に集中させ、ゆっくりとサイコパワーを制御すると、むにりと異物感が現れる。熱を持ったそれは徐々に元の大きさを取り戻し、私を内側から押し広げていく。小さく膨らんだおなかをぷにぷにと押してみると、小さいながらもはっきりとそこにマスターが存在していることが分かった。 …もし私がこの指を強く押したらどうなるのか。この膨らみは簡単に潰れ、下腹部はすぐに元の大きさに戻るだろう。大切な人の命までも独占しているこの現状に身震いした。これは繋がりでは無く、一方的な支配だ。首を振って邪な考えを掻き消すが、自分が欲していた繋がりを越える関係性は、ひどく素晴らしいものだと思えた。
抱擁を越えた愛情表現は、抱擁ポケモンとしての本能を揺り動かすには十分すぎた。この快感をもっと味わうために、さらにサイコパワーを緩めて再びマスターが大きくなり始める。胎内が無理矢理押し広げられて体が悲鳴を上げるが、頭では気持ちいいと思うことを止められなかった。内臓が圧迫され、股から体液と血が混ざったものが漏れ出る。
胎内の柔らかい肉がどんどん伸びていくが、やがてこれ以上は体が壊れてしまうのか、臨月を迎えた胎児ほどの大きさで膨らみが収まる。
「マスター、分かりますか? “私の中“って言うのは、そのまま私の胎内なんですよ。どうです? 驚きました?」
私のおなかがもこもこと揺れる。マスターが胎内の密閉された空間にいても苦しくないように、超能力と催眠術をかける。これでマスターは私の中にいても快適に過ごせるだろう。胎内の出口はぴっちりと閉じられており、私が何らかの行動を起こさない限り、マスターと私は繋がったままだろう。
「私の中はどうですか? 気持ちいいですか? しばらくの間、私にマスターを独り占めさせて下さいね。きっとすぐに卵の殻に包まれて、産まれてきちゃうと思いますけど」
おなかを軽く撫でるとふと気付いた。マスターが出てくるには、私の雌の部分を通らないと出てこられない。今更恥ずかしいとは思わないが、その刺激と快感が私をどのようにさせるのだろうか。私はお母さんになるのか、それとも雌になるのか…
「マスターが出てきた時は赤ちゃんってことになるんでしょうか、それとも…」
ふふふ、と微笑んで大きなおなかを見つめる。これからの出来事を楽しみにしながら。
|
スーパーコピー 腕時計 口コミ 30代 ( No.2 ) |
- 日時: 2019/04/20 01:08
- 名前: スーパーコピー 腕時計 口コミ 30代 <bmcsexgoa@ybb.ne.jp>
- ブランドコピーブランド激安通販専門店!
世界一流のブランドコピーブランド時計、バッグ、財布、アクセサリ最新入荷! 商品の数量は多い、品質はよい.海外直営店直接買い付け! 商品は全てよい材料と優れた品質で作ります。 高質な製品を驚きの低価格で提供して,安心、迅速、確実にお客様の手元にお届け致します。 ぜひご来店くださいませ。 ※ 2019年注文割引開催中,全部の商品割引10% ※ 在庫情報随時更新! ※ 100%品質を保証する。 ※ 送料は無料です(日本全国)! ※ 経営方針?ブランドコピー財布提供します最安値?
|