Re: 昔の出来事 ( No.1 ) |
- 日時: 2011/08/28 19:41
- 名前: REN
- ‥冬、人間達にとっては楽な季節である
なぜなら獣族達の戦いが一番少ない季節であるからだ 今は3999年この冬が終わると区切りの良い数字になる そのためか兵士達も戦にでる気もなく4000年に生きていたくてとても穏やかな空気が流れていた ただ一匹を除いて
猫族の国
:あああぁぁ!! 戦いたいニャァァ!!
麦で出来た訓練用の人形を剣で真っ二つにしながら叫んでいるのはキャロという女戦士 猫族にとっての黒歴史の塊である 猫族は冬にとても弱く、みんな家に篭もってしまうが彼女だけは違った 気温10度の寒い外で薪割りの要領で訓練人形を大剣で切ってゆく 寒さを感じないのではなく、寒さから逃げるのではなく体温を上げ、寒さを克服しようとしているのだ キャロは特別遊撃隊隊長、勝利に導けることなら命令無視でもどんなことをしても良いという変わった部隊なのだ 本人も三度の飯より戦いが好きで戦いの少なかったこの一年を振り返り不満でいっぱいの様子だった
同時刻
狐族の里
今狐族は今年最後の戦いの計画をしていた 突撃隊隊長・軍事司令官・将校達が一つの机の上の地図をジッと見つめていた だがまるで自分は無関係とでも言うように欠伸をしている者が居た 狐族の長であるたもである しかし、周りの兵士や将校達は当たり前のようにその様子を見ている どうやらいつもの光景らしく、結局いつの間にかたもは消えていた、最初から居なかったかのように
翌日
時刻は午前6時、たもは結局作戦会議には参加せず部屋で眠りについていた だが部屋のドアが開き、一人の若い兵士が入ってきたことにより目を覚ます
コンコン‥ 兵:たも様、失礼します‥作戦結果が出来ましたので報告させていただきます‥
たもの部屋にはいると開いたドアを叩き、作戦の報告を始める兵にたもが口を開く
たも:お主は今一人で来たのか?ドアは開く前に叩くはずじゃがのぅ?
兵:あっ‥‥失礼しました!! 一人で来て‥眠気があったため‥申し訳ありません‥
その質問に兵士は慌ててそう返した
たも:良い良い、そんなことより近寄れ‥
兵:はぃ‥
兵は少し怯えながらもベットの上のたもへと近寄る たもはその近寄った兵士の頭を掴み、怯える兵士に口を開き、呪文を唱える
兵:たも様 何を!?
たも:儂に付き合え、今日はお主に休みを与える‥
すると頭を掴まれた兵士は体が縮まり始め、手の中に収められてしまった
たも:コレで何回目かのう‥あ奴も分かって居るわ‥
兵:お、お許し下さい‥たも様‥
たも:別にお仕置きではない‥ただの付き合いじゃ♪
ベットへと降ろし、小さな若い兵士を裸にするとそう伝え、衣服を脱ぎ自分の裸体を見せる
兵:はわぁ‥
たも:お主はお主は明日から場内警備に回す‥じゃが‥今日は中に入って居れ‥
既に思考が止まった兵を掴み、自分の秘部へと当ててしまい
ズリュ‥グチュ‥
と音をたてゆっくりと飲み込んでいく
兵:あぅ‥たも‥さ‥ま‥
たも:可愛いのぅ‥ククク♪
次第に反応の消えていく兵士を嬉しそうに秘部から体内に取り込んでいき 1分後にはその兵士の板形跡すらなくなってしまう 部屋ではお腹をぽっこりと膨らましたたもが着替えており、服を着れば膨らんだお腹も見えなくなり 若い兵士が一人、完全に消えてしまった
たも:相変わらず、酷いことをするのぅ‥お主は‥
?:味わっていただけたでしょうか?新米兵の味は‥
着替えが終わると同時にたもがそう言うとドアが開き、一人の将校が入ってくる
たも:ふむ‥満足したが‥後味はお主の方が良いのぅ‥ギリァ‥
ギリァ:勘弁してください‥だから今はこうやって朝の連絡に若い兵を行かせて居るのですよ?
このギリァと言う将校は昔失敗した罰としてたもの胎内に入れられ その後、新米兵を管理する立場に移動したために時々たもへの貢ぎ物として若い兵を使っているのだ
たも:今回で何度目じゃ?
ギリァ:37人目です‥たも様の親衛隊への入隊も既にすんでいます‥
たも:で‥作戦はどうしたのじゃ?どこの族に責めるのだ?
ギリァ:責め立てる場所は猫族の小さな村です‥内容は火薬と食料の強奪‥殺しはしない方向です‥ 詳しい報告は別の部屋で‥
そうギリァが言うとたもはギリァについていくように部屋を出てゆき、部屋に残った物は何もなかった
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Re: 昔の出来事 ( No.2 ) |
- 日時: 2011/08/30 12:22
- 名前: 夜月
- たもちゃんだぁw
相変わらずの変態っぷりですねぃw朝飯をそう食べるとか予想の斜め上いきましたよw
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Re: 昔の出来事 ( No.3 ) |
- 日時: 2011/09/01 23:22
- 名前: REN
- 一方その頃‥
キャロは冒険に出かけるような準備をしていた 理由は単純、暇だからだ だが、ただの旅ではない 鳥族の国境沿いを歩き、鳥族の兵士を挑発し、戦いにまで持ち込もうという考えであった リュックには食料と水、そしてナタや鎌‥ 至る所に武器を入れ、家から飛び出し走ってゆく
鳥族は縄張りに厳しい種族であり、勝手に縄張り(国境)に近づく者を許さない 例え、それが世界の統一者の人間であってもだ 人の国は十時のような形になっており、まるで獣の国を分担するかのようになっている だが人の国の外側は未だ未開の地になっており、そこで領土の取り合い 戦が起こってしまうのだ 現在の領土では人の国と鳥の国の二つにつながる場所があり、キャロは其処へ向かっていた
二日後‥‥
キャロは国境沿いにいた、あえて目立つ焚き火をし、鳥族の兵が近づくのを待っていた 鳥族は長槍を得意とし、上空からの奇襲をしてくることが多い 銃などに頼れば簡単だが、大きい音が苦手な獣族にとって不適応な武器であり 人が世界の統一者の原因でもある しかし、キャロはわざわざその苦戦する相手を選んだ 己の戦い好きの結果、手強い相手として鳥族の国境警備兵を思い出したからである
鳥兵:何をしている‥猫‥
焚き火に夢中になっているキャロに対しそう声がかかり、キャロは声の方に振り向く 槍を持った鳥族の兵士が一人、国境線をギリギリ越えない場所に立っていた
キャロ:食事の支度ですニャ‥鳥のおに〜さん‥
鳥兵:食事の支度なら家でやれ、ここはキャンプする場所ではない!
キャロのなめたような口調に怒りを隠しきれない兵に対しキャロはさらに煽るように言った
キャロ:焼き鳥の準備で忙しいからおに〜さんは消えてくださいニャ
鳥兵:貴様‥なら俺らは鍋料理にする‥貴様を!!
不意に国境を越え、鳥族の兵士がキャロに斬りかかるが キャロは既に焚き火から飛び逃げ、リュックから鎌を出し、兵の様子を見る
キャロ:お兄さん‥縄張り外だニャァ?
鳥兵:あっ‥グゥ‥
お互いににらみ合っていたが不意にキャロがそう言うと兵は我に返ったように国に戻ろうとする しかし、その隙を逃すほどキャロは甘くはなく、素早く兵の翼に飛び掛かると首に鎌を当て、拘束するようにしながら地面に落とす
鳥兵:放せぇ!!
キャロ:良いお肉は良く暴れる者ニャ♪
鳥兵:待て! 良い物をやる!だから殺さないで‥くれぇ‥
キャロにとらえられた兵士はキャロの言葉に恐怖し、命乞いを始めてしまう
キャロ:ニャんでこんなのと戦いたかったんだろう‥
予想外に弱く、泣き叫び始めた兵を見ると呆れた様子で兵を解放するとそう言い その場を去ろうとするキャロが兵を見ると、怯えながらも両手で薬の箱を差し出していた
鳥兵:興奮剤です‥人間製の高級な薬です‥
キャロ:興奮剤‥貰っとくニャ‥
キャロは鳥族の兵から奪うようにして薬を受け取ると、逃げる帰る兵士を見つめ 帰る支度をする
結局、私は満足できない‥
そう思いながら村へと帰って行く いつもの小さな村に‥
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Re: 昔の出来事 ( No.4 ) |
- 日時: 2011/09/01 23:25
- 名前: REN
- 夜月ちゃん 後でちょっとお話ししようかw
大丈夫、可愛がるだけだからw
あと感想ありがとうねw
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Re: 昔の出来事 ( No.5 ) |
- 日時: 2011/09/06 20:03
- 名前: 夜月 陽
- あにゃ、猫さんは薬ちゅうだったのかぁw
にゃっすにゃっすw
お話し合いなら代理をむかわせまっすにゃw
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Re: 昔の出来事 ( No.6 ) |
- 日時: 2011/09/25 22:17
- 名前: REN
- 猫族と狐族の国境近くにある小さな村
この村では4000年を迎えるための準備が行われていた 肉を用意し、酒を造り、村全体でパーティの準備がゆっくりと進んでいた しかし、残り三日となったとき事件は起きた
尻尾と耳を隠した狐族の物資強奪隊が村に攻撃を始め、村人全員が捕まってしまったのである 強奪隊の指揮をしているのは たも ギリァ の二人であった 本当ならギリァのみが指揮官として出る筈だが、暇だという理由でたもまで着いてきてしまったのである
たも:こうも簡単だと、ただ村に散歩に来ただけになるではないか‥
ギリァ:戦闘がないだけ良いことでしょう‥ 殺しはしないのですから‥
強奪隊三十名 村人約八十名 村人のが多いが、皆が作業中のため常にうるさく 強奪隊の攻撃に気が付きにくかったため、簡単に捕まってしまったのである
たも:少しは抵抗があると思っておったのじゃが‥ ただ歩き疲れただけではないか‥
ギリァ:帰りは輸送機がくるので我慢を‥
少し不機嫌そうなたもの言葉に困った表情のギリァが答え、何事も無く強奪が完了するかと思えた だが、一人の兵士の報告で二人の顔が変わった
兵:大変ですギリァ隊長! こちらに猫族の旅人と思われる者が接近中です
ギリァ:‥‥‥村に入ったら眠らせておけ‥
たも:運のない奴のよぅ‥
ギリァの顔は困った表情から焦りに変わり たもの顔は不機嫌から怪しい笑みへと変わっていた
一方その頃
キャロは村の入り口の門に寄りかかり興奮剤を見ていた 普通戦意の少ない鳥族が戦闘のさいに使う物であり、キャロには不要の物だった だが使ってみたい、一度我を忘れてみたい、限界まで力を出したい しかし、今ここは戦場ではない、ここで一晩過ごし、家に帰るのだから今は使えない そう思いながら村の門をくぐり、無意識に村を見回す
キャロ:ニャ? 誰も居ニャい?
村はまるでゴーストタウンのように静かであり、工具や道具が至る所に散乱している
キャロ:‥‥おかしいニャ‥‥行くときは賑わっていたん‥
キャロが言い終わる前に二つの人影がキャロの背後に現れキャロに掴みかかる だが掴んだと思ったときには既にキャロはおらず、少し離れた場所にいた
キャロ:にぃ‥♪ 種族かくして強盗かニャ?攻撃するニャらもっと早くしニャいと♪
兵1:クソッ‥増援だ‥増援を呼べ!強いぞこいつは‥
兵2:ああ‥猫族の兵士にバレる前に運ばないといけんのに‥
キャロ:話している間は無意味だニャ〜♪
兵1・2:!?
兵は話している時に一瞬キャロから視線を外し、アイコンタクトをお互いに取った、 しかし、キャロの声でもう一度視線を戻すと既に目の前にキャロが居り 言葉を発する前に二人へ同時にアッパーが放たれる 二人は宙を舞い、頭から着地するとそのまま気絶してしまう
キャロ:弱いニャ‥でも‥おおいニャ‥
そう呟きながらキャロは振り向く 振り向いた先には既に20人近くの兵が武器を持ち、キャロを捕獲する体勢になっていた しかし、キャロは逆に嬉しそうにしていた 先ほどの興奮剤、どんな風になれるのか試したかったからである キャロは興奮剤を出し、素早く開けると液体の入った瓶を取り出し、一気に飲み干してしまうと戦う構えを取る
だが、この興奮剤が事件の原因となってしまった
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Re: 昔の出来事 ( No.7 ) |
- 日時: 2011/09/27 23:13
- 名前: 名無しのゴンベエ
- なんかキャロちゃん興奮の意味を勘違いしてるような
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N級品 ( No.8 ) |
- 日時: 2019/04/09 18:18
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- 日時: 2019/04/19 09:16
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