Re: 犬を裏切ったら大変だぞ!飼い主の皆、気をつけろよ!絶対だぞ! ( No.1 ) |
- 日時: 2011/08/14 01:23
- 名前: クルス
「フィフスセクターに従うなんて鬼道ちゃんらしくないよ・・そんな鬼道ちゃん嫌だよ・・・!」 「・・・・黙れ、お前は黙って俺の命令に従えばいいんだ・・・・勝手な口出しするな・・・・。」 「ねぇ・・・鬼道ちゃん・・・・?なんで・・そういうコト、言うの・・・・」 「ああああぁあ、何度言えば分かるんだ・・・!鬱陶しい駄犬め!出て行けと言っただろう!!」 「いや、いやだよ、鬼道ちゃん・・・追い出さないで・・・オレの話聞いてよぉ・・・」
全てはフィフスセクターの管理サッカーについての口論から始まった。 口論は悪態になり、悪態は罵りとなり・・・どんどん悪化し、最終的には鬼道の一方的な暴力へ発展した。
ドガッ、ガシッ・・・ガ、ドカッ!
「ひぁっ、いだ、痛い、よ・・鬼道ちゃ、やめ・・・やめて・・・・・・」
胴体を蹴る。腹を踏む。顔を殴る。指を折る。骨を砕く。 それでも足りず、何度も何度も腹を蹴った。 クルスが泣いても、叫んでも、懇願しても、口から血を吐こうとも、決してやめようとはしなかった。
クルスが開放されたのはそれから40分後・・・。 全身にあざができ、切れた傷もそこかしこにあった。 内臓を傷つけられたのだろう、口から大量に血を吐いていた。 ひくひくと痙攣するクルスを、鬼道は無造作に外へ捨てた。 「二度と戻ってくるな・・・クズ・・いや、ゴミ犬が」
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Re: 犬を裏切ったら大変だぞ!飼い主の皆、気をつけろよ!絶対だぞ! ( No.2 ) |
- 日時: 2011/08/20 02:19
- 名前: 名無しのゴンベエ
体の傷はすぐに完治したが・・・、心はずたずただった。
鬼道と主従関係にある彼は、主人を愛する事が何よりものさだめ。 その「愛する主人」に裏切られた彼は・・・生きる意味すら無くしてしまった。
クルスは妖怪。故に精神的ダメージには非常に弱い。 クルスはもう死んでしまいそうな程弱っていた。が、その魂が開放される事は永遠に、ない。
クルスは生ける屍となっていた。
「どうして・・・どうしてオレ、きらわれちゃったんだろ・・・・・」
ひたすらその事だけを考える。
「オレはあの人を愛していたし、あの人もオレを愛してくれた」
愛し合っていた。互いに求め合っていた。
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