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歪純ラバーズ【シュリンカー/Unbirth】
日時: 2010/09/04 11:56
名前: ROM-Liza

 またまたどこかで聞いたようなタイトルw
 しかもぜんぜん上手くねぇwww


 お久しぶりです。題名はどっかからパクってくるしか脳のない、ろむりざです。
 歪純は“わいじゅん”とでもお読みください。


 夏休み中に一つくらい投稿したかったんですが、叶わずでした。すべて自分が悪いわけなんですが。


 今回はポケダン的擬人化(原型ポケモンが人間のように生活してる)です。苦手な方は注意。


 例によって未完結です。ついでに捕食にも至ってませんので。


 とりあえず生存報告なのです(´・ω・`)ノシ
メンテ

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Re: 歪純ラバーズ【シュリンカー/Unbir ( No.1 )
日時: 2010/09/04 12:19
名前: ROM-Liza

1
 警察官になるために、都市へ出て来て三年が経つ。四方を山に囲まれた片田舎の生まれなこともあって、この齷齪とした都会生活には一向に慣れる気がしない。

 下っ端の身で、更に鈍くさい僕は、毎日上司に怒られっぱなしだ。出世の見えない生活を送っている。


 そんな日々に疲れていたある日、街中で僕はある人に出逢った。週末の昼下がり、これという目的もなく街を彷徨いていた僕は、雑踏の中にその姿を見つけたのだった。

 向こうから歩いてくる彼女は、腰のラインの括れた、モデルのような体型をしていた。白いロングスカートに見える下半身のひらひらからは、歩く度にすらりとした美脚が覗いている。

 そしてその顔かたちは、純白の肌をベースに、最善のパーツをそれぞれ最善の配置で並べたと思えるもので、そこらへんの女優にもきっと引けはとらないだろう。

 呆気にとられて見惚れていた僕に、彼女は気付いたようだった。にこっとごく自然な笑顔で、僕に会釈をしてくれた。

 びっくりした僕は、ぎこちなく会釈を返す。彼女はそのまま僕を通り過ぎていき、すぐそこの角を曲がっていった。


 まだ春先だというのに、気付けば顔が火照っていた。





「それで? その娘とお話できたのか?」

「いや、まだだけど……」


 そう言って出前のハンバーガーを口に運ぶ。勤務している交番の奥で、僕は同僚と昼食を摂っていた。


「へえ。でも見てみてぇな、お前が一目惚れしたとかいう女の子。めっちゃ美人なんだろ」

「うん、かなり」

「じゃあ、彼氏とかいるんじゃねぇの?」

「それは……分かんない」


 溜息を吐く。分かんないとは言っても、半ば諦めているところはある。客観的に見ても彼女は綺麗だ。そんな彼女を、他の男が放っておくかどうか。


「……君が羨ましいよ」


 ハッと鼻で笑うと、僕はハンバーガーの最後の一切れを口に押し込む。包装をくしゃくしゃに丸めて、部屋の隅のごみ箱に華麗なスリーポイントシュートを決めた。


「何だいきなり。そりゃ褒めてんのか? 貶してんのか?」 

「どっちも」


 コーラをストローで吸い上げる。


「容姿にも運動神経にも口の巧さにも恵まれてるもんね。この女ったらし」

「人聞きの悪いこと言うなよ」


 そう言う彼――リザードンのレオンは、まんざらでもない様子で、それが余計にムカついた。顔は世間一般から見ても、良い方だと思う。実際モテるし。

 基本的には締まりがない奴で、制服を脱いだら凡そ警察官らしくはない。でも一度現場に入ると、引き締まった顔になって、職務はちゃんとこなす。

 よく喋り、誰にも親しげに接するし、口も巧いから、性別に関係なく他人に好かれるタイプではある。

 ただ、お喋りをする相手は、女性の比率が高い。署の内外関わらず、色々な女性と遊んでいるのを見たことがある。


「お前だってなかなか良い顔してんじゃねぇか。なんつーか、童顔で可愛い感じ」

「身長2メートル超え・ふっくら体型の童顔ってどうなの?」

「そんな卑下するほどか? そういうの好きな娘だっているだろ」


 そりゃそうかもしれないけど、あの娘の好みじゃなきゃ意味がない。どうせドラゴンとして生まれるなら、他の種族がよかった。
 カイリューだなんて、格好悪すぎる。


「大体、そんなこと気にする割には随分と食うよなお前。ハンバーガー何個食った?」

「う……10個……くらい?」

 ごみ箱の中の山を恐る恐る覗きながら答える。

「20個だよ。そんだけ食えば太るだろ」

「だって……」


 口を尖らせて俯いた。これは生まれつきの食欲なんだから仕方ない。下手に我慢するとすぐに体調悪くなるし。

 やっぱりこんな僕じゃ無理なんだろうか。


「まぁ諦めんなよ。向こうがお前を好いてくれるかも知んないだろ? とにかく当たって砕けてみろよ」

「砕けるのが前提ですか。……それ以前に、何処に住んでるかも分かんないし」


 そう呟いたとき、交番の入り口の方から、僕たちを呼ぶ声が聞こえた。女の人の声だ。落とし物か道案内だろう。


「はーい、今行きまーす」


 レオンが返事をすると、呼ばれた方にすぐ向かっていった。若い女の人からお呼びがかかると、彼はいつもより行動がテキパキとなる。

 口の周りにソースが付いてないか確認してから、僕も部屋から出て行った。





 僕が顔を出したときには、レオンが愛想良く応対していた。


「カイル、これ拾得物ね。しまっといて」


 そう言って、茶色い革製の財布を手渡してきた。ぷっくりと膨らんでいる。金持ちの財布か。ちょっと分けていただきたいくらいだ。


「いやぁ偉いね。俺だったら2、3万くらい拝借してるかも」


 レオンは書類に記入をしながら、前にいる女の人に冗談を言う。お前警察官だろ、と思った僕は、その数秒前の自分を振り返る。

 女の人は不謹慎な発言にくすりと笑っていた。片手を口許に添えている仕草が可愛らしい。

 上品な感じの人だなと、ふと彼女の顔を見た。今まで職務に気を取られていて、ちゃんと確認していなかったからだ。


「……!?」


 目を少し見開いてしまった。声を出しそうになったのを何とか抑える。


 自然な長い睫毛に、ぱっちり開いた大きな下がり目。なめらかで華奢な顔の輪郭。レオンの他愛ない冗談にしっかり耳を傾けて聴く、そのおっとりとした表情。

 あの娘だ。
 この間、街で出会ったあの娘が、目の前にいた。

 こんなことがあるのか。話してた矢先にタイミング良く登場だなんて、漫画やドラマじゃあるまいし。
 彼女と出会った場所だって、同じ区内とはいえ、この交番にはそう近くない。

 だけどこれは現実だ。あの娘がここにいる。これは又とないチャンスかもしれない。

 でも――。今は勤務中だ。制服を着た今の僕には、踏み込む自信がない。それは、警察官としての誇りだのそういうことではなくて、勤務中に馴れ馴れしく一般人に接する軽い男だと、彼女の目に映るのが怖かったからだ。

 突然すぎて、まだ腹を据えかねているというのもある。

 とりあえず今は慌てずに、黙っているのが無難だと判断した。





 二人の会話を傍らで聞いていると、彼女について色々なことがわかった。

 彼女はサーナイトという種族で、エルナという名前だということ。年は一つ下で、大学生だと言うこと。――そして、彼氏が今いないということ。

 お喋り感覚で、レオンは書類の記入に関係ないことまで聞く。それも相手の機嫌を損ねない、絶妙な言葉を選ぶ。
そこは是非学びたいところではあるけど、今はエルナが彼に好意を抱かないかが心配だ。

 まあ、これで最低限知りたい情報はある程度揃った。欲を言えば携帯番号かメールアドレスが知りたいところだ。


「持ち主が現れたら連絡するんで、携帯番号を伺っても良いかな?」

「あ、はい。どうぞ」


 彼女は自分の携帯を弄って、画面をレオンの方に向けた。レオンはそれを見ながら番号をメモする。
此処からじゃ番号はよく見えない。かと言って、近づいたら怪しまれるしなぁ。


「……はい、じゃあ後で連絡するんでよろしくねー」

「はい、お願いします」


 葛藤しているうちにレオンは写し終え、彼女は軽く頭を下げて交番を後にした。去り際の笑顔も、やっぱり綺麗だ。交番の外に出て、後ろ姿を見送った。


「へえ、あの娘か。お前が言ってたの」


 レオンはいつの間にか右隣に来ていて、そう言った。


「え、あ、えっと……何で分かったの?」

「いや分かり易すぎだろ。あの娘を見た途端、表情は硬くなるし。俺が番号写すの凝視してたし。
わざわざ交番から出て見送ってる辺りも怪しいしな」


 うわっ、バレバレ。恥ずかしー。


「それにしても可愛かったよな、あの娘」


 もはや豆粒くらいになってしまったエルナを眺めながらそう漏らしたので、慌ててレオンの方を向く。


「大丈夫だよ。他人の恋路を邪魔する趣味はねぇから」

「そうですか」


 ふぅと、無意識に止めていた息を一気に吐き出す。


「さて。その愛しのエルナちゃんから携帯番号をゲットしてるわけだけど、お前これ要る?」


 レオンが僕の顔の前で、メモをひらひらさせる。欲しいに決まってるだろ。喉から手が出そうだよ畜生。


「いや、でも……」

「“でも”何だよ」

「これは反則かなあ。……あくまで仕事上の都合で貰ったわけだし。私的に掛けちゃうのはちょっと」

「何言ってんだ」


 呆れた顔をして僕の正面に回る。腰に手を当てて、ずいと顔を近付けてきた。


「いいかぁ? 次に彼女が此処に来るのは、あの財布の持ち主が見つかったときだ。
その時に俺たちが此処の番をしてるとは限んねえだろ?」

「そうだけど……」

「お前このチャンス逃してどうすんだよ。じゃあまた街角で偶然会うのを待つのか?
もたもたしてたら他の奴に取られちまうぞ? 只でさえお前鈍くせえんだから」

「うぅ……」


 最後の言葉がグサリと突き刺さる。そんなの痛いくらいに分かってるんだよ。

 余計に不安が煽られて、僕も何だかその気になってきた。
 早く、早く手を打たないと――。


「でもいきなり電話したら、気味悪がられるんじゃないかな。僕口下手だし、かえって嫌われちゃうかも」

「それは大丈夫」


 レオンが僕の肩をポンと叩く。


「もしヤバくなったら、俺が上手く執り成してやるからさ。何だったら、何を話すか俺がメモに書いてやってもいいぞ」

「レオン……」


 レオンの笑顔に、ちょっと気が楽になった。
 何だかんだ、僕のことを心配してくれているんだな。調子のいいことばかり言う奴だけど、こういうところは好きだ。


「分かった、やってみるよ」

「おぉ、そうこなくっちゃ。それじゃあ――」


 レオンは右の手の平を差し出してきた。


「携帯番号の情報料、5000円頂きます」

「金取るのかよ! しかも高っ!」

「あの娘と仲良くなれるなら安いもんだろ?」


 またニッと笑う。ついさっきとは笑顔の印象が大分変わっていた。

 前言撤回。こいつはやっぱりこういう奴だ。
メンテ
Re: 歪純ラバーズ【シュリンカー/Unbirth】 ( No.2 )
日時: 2010/09/04 22:42
名前: g

裏二作目ですねw続きが気になります!
キャラが立っていますね〜。口達者なレオンもいいですが、身長2メートル超え・ふっくら体型の童顔のカイル君がいいなぁw 性格・見た目含めて好みですw
次から美人サーナイトのエルナとどういう展開になるか楽しみです!
メンテ
Re: 歪純ラバーズ【シュリンカー/Unbirth】 ( No.3 )
日時: 2010/09/08 13:05
名前: 名無しのゴンベエ

うーん…
裏も書きたいけどなぁ…
エロ以外に書けそうにない…
レオンさん、僕を食べて(笑)
リザードンは一番好きなので←金銀世代
メンテ
Re: R指定捕食「unbirth」について語ろう! ( No.4 )
日時: 2010/09/15 03:24
名前: リオレイア

すみません。上のは僕です…
メンテ
Re: 歪純ラバーズ【シュリンカー/Unbir ( No.5 )
日時: 2010/09/18 23:23
名前: ROM-Liza(レス返しver.

>gさん
 いつも米どうもです。励みになります><

 カイリューはあの体系がイイですよねー。小さい相手にのしかかったり、鷲掴みにしたり。あのふっくらお腹は、きっと大容量w
 ケイルさんのあの漫画は、まじでツボでした。

 しかしあの顔のあどけなさからして、被食でもいけそう。とは言え、随分デカい彼なので、るぎゃ様クラスでないと呑めないか(´・ω・`)

 開き直れば、シュリという手段もありですがw

 サーナイトも好きなキャラの一人。彼女が今後どう関わってくるのかに注目していただきたいです。


>リオレイアさん
 恐らく初めましてでしょうか。米ありがたいです。

 「裏も書きたい」ということは、貴方が表で書いている人のうちの誰かというのは分かっていたんだぜ!!(キリッ

 エロが書けるのなら書けばいいと思うよ!!
 皆が投稿すれば裏自体が活性化するし、いいことだとぼかぁ思います。

 金銀世代ということは、俺より若干年下ということになりますか(←初代+黄時代

 初プレイは黄ですね。懐かしい。

 リザードンは捕食にもってこいですよね。捕食ジャンルじゃなくても大好き。半値に入れちゃうくらい好きw

 しっかし、なんだかんだリザが捕食する話を書いてない;
 近いうちに書いてみたいですね。ムラムラしてきたww
メンテ
スーパーコピーブランド ( No.6 )
日時: 2019/05/15 07:33
名前: スーパーコピーブランド  <qpddgcdqzzc@ybb.ne.jp>

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