Re: 一緒にいたい2 ( No.1 ) |
- 日時: 2017/09/21 19:50
- 名前: 名無しのゴンベエ
- a,a
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Re: 一緒にいたい2 ( No.2 ) |
- 日時: 2017/09/21 21:04
- 名前: 名無しのゴンベエ
- 上の書き込みはミスです、すみません。
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Re: 一緒にいたい2 ( No.3 ) |
- 日時: 2017/10/13 01:11
- 名前: きじうま
- 若干時期が早いですが、完成する頃には過ぎてる気がする……
広い草原にただ一軒、ぽつんと立っている家。よく見ると
「 喫茶店ながれぼし OPEN 」
と書かれた看板がかかっている。
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「よいしょ、と。はぁ、外にテーブルとか準備するの面倒だなあ………まぁ、雨降らないだけましか。」
家の外、ぶつぶつと独り言を呟く”ちいさきもの”。 彼は自身の数倍はあるテーブルや椅子をふわふわと浮かせながら中から外へと運ぶ。これから誰か大きな人物でも来るのだろうか?
ふと、何処からともなく強い風が吹き、大きな音が聞こえる。まるで何かが羽ばたいているかのように……
「トリートオアトリート〜♪」
「何なのさ、それ。普通はトリックオアトリートなんじゃないの?」
「お菓子くれなきゃ殺してでも奪い取る、ってところかな?」
そう“ちいさきもの”もとい”マスター”と話しながら降下してくる黒くて赤い鳥。先程の風と音はこの者によるもののようだ。
「いやぁ〜、お久しぶり〜♪キミの本店に来ることが出来て嬉しいよ♪」
「そう言ってくれるとこちらも嬉しいよ。ささ、椅子に座ってよ。君は一体どんな話をしてくれるのかな?」
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Re: 一緒にいたい2 ( No.4 ) |
- 日時: 2018/01/30 21:19
- 名前: きじうま
- ほらやっぱりハロウィンは終わってしまった……しかしそれでも完結を目指していきます!
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「それよりもさ、トリートオアトリート〜♪ これに対しての返事をまだもらってないのだけれども?」
「はいはい。ちゃんと用意してあるよ、金平糖。わざわざエンジュシティの専門店にまで行って買ってきたものだからちゃんと味わってね。」
そう言いながら、マスターはシャカシャカと音のする自分の体より大きな紙袋を浮かしながら渡す。
「ありがとう♪これは後で友達と一緒に食べるよ♪ さて、前はレモンスカッシュを注文したけど夏はもう過ぎてるし、ここはひとつ抹茶とわらび餅をお願いしようかな♪」
「へえ、キミのことだからクッキーとかジュースとかそういう砂糖多そうなのを選びそうな気がしたんだけど?」
「だからキミは金平糖を選んでくれたというわけなのかな?」
「ごもっとも。さあ、準備出来たよ♪」
気づけば既にテーブルには抹茶の入った茶碗と、わらび餅が用意されている。
「ありがとう♪ ところで、抹茶とわらび餅の組み合わせって、苦いものと甘いものの組み合わせなんだけどさ。今から話すお話は甘くて苦くて色んな味のするお話なんだ………」
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Re: 一緒にいたい2 ( No.5 ) |
- 日時: 2018/02/01 18:34
- 名前: きじうま
空は赤い。いや、橙色だろうか。 そんなことはどうだっていい。ボクは独り何となく空を見上げる。
あたりはボクの背を超えるような木がみんなしてボクを囲い込む。 そして、ボクの目の前にはただ独り生き物が倒れている。 ボクよりも大きな図体だ。
そんな身体をボクは足の爪で少し強く引っかくと、引っかいたそばからその黒い皮膚が赤くなる。 引っかいたあとになぞった細い線状に見られた赤く変色した部分はやがて太い線となり、楕円のような形へと広がる。その楕円は最初真紅のような色をして膨らんでいたのだけれども、しばらくすると黒を含んだようなまるでハンバーグのデミグラスソースよりも少し黒い色みたいになって皮膚の色にちかづいていく。
せっかくの赤が変わっていくのが気に入らなかったボクは他の所も引っかいてみる。すると、どこを引っかいても同じような変化をする。 それではと、今度はその黒い部分を引っかいてみると、黒い部分はとれ、再び赤い部分が現れる。
深く引っかけば引っかくほど、赤い部分は早く広がり、面白がって深く、深くと引っかいているうちに、黒い皮膚はどこもかしこも真っ赤な皮膚になり、気づけばあたりの草や地面、そして自分の爪も赤く染まっていた。
ああ、そうか。とボクは気づく。これは液体だと。赤い液体が体内に一杯あるから深く引っかくほど溢れてくるんだと。
どんな味がするのだろう?そう思って、赤い部分に口を近づける。匂いはなんとも言えない、形容しがたい変わった匂い。 少しズズズとすすってみると、なんだか普段なら絶対食べないような変なものを舐めているような少し苦い感じがする。
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Re: 一緒にいたい2 ( No.6 ) |
- 日時: 2018/02/16 01:45
- 名前: きじうま
口を離すと口先から赤い液体がまるで片栗粉のたくさん入ったスープのようにどろっとした糸を引いてボクの口と傷口を離さない。 ボクはただ赤い糸が自然に重力によって切れるのを待つ。待つとはいってもほんの数秒のことだが。
1度糸が切れるのを待った後、もう一度赤い液体の溢れる傷口に口を突っ込む。今度は液体を吸う為ではなく、更に内側のものを啄む為に深く深く口を突っ込む。 グチュグチュと無理矢理肉の中に硬いものを突っ込み、適当なところで口を開いて肉を掴む。 少しでも口を開けば注ぎ込むあの液体の味。 足で獲物の体を押さえ首を一気に上げて食いちぎる。
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Re: 一緒にいたい2 ( No.7 ) |
- 日時: 2018/03/29 01:18
- 名前: きじうま
- 口の中にある肉片はさっきすすった赤い液体の味ばかりする。体の中はこの液体でのみ満たされているのではないかと錯覚してしまう程の濃い味。
しばらく舐めているとその味が薄れてくるのでやはり錯覚なんだなと改めて思う。 もし、体が本当にそんな液体ばかりで出来ているならきっとちょっとした怪我でおびただしい量の液体が溢れるに違いない。
生憎ボクには歯がないから肉を噛み切るときの快感?ないしは感触?は分からない。ただ、舌があるから肉そのものの味はちゃんと分かっているつもりだ。
ああ、どことなく経験したことがあるような味。生肉を食べる味。そう、小さなポケモンを食べた時のように柔らかく、でもあの液体の濃い味が過去に食べたものとは異なることを示している。
身体の場所によってはどの味がするのか、確かめるべくボクは、翼を使って横たわっている大きな身体をひっくり返す。 どっぷり液体に浸かっていたせいだろうか、裏返した身体は赤く、変色したのだろうか黒いところも見える。
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Re: 一緒にいたい2 ( No.8 ) |
- 日時: 2018/12/02 01:19
- 名前: きじうま
- そんな赤と黒の身体に口付ける。どこか感じたことのあるにおい。
でもボクは、もうそんなことは気にしない。ただ興味の赴くままに身体を文字通り貪る。途中、変な膜に包まれた塊が出て来たけど、だからと言って歯がないのでそのまま丸呑みしちゃう。さっきまで食べていた肉とは違い、なんか苦い。これはきっと何かの器官なんだろうな。
そんな塊をいくつも呑み込んでいくとお腹にズーンと溜まった感じがする。きっとボクの器官もこんなに重たい大事なものなんだろうな。
ボクの体は赤い。 ボクの体は元から赤い。 ボクの体は血に染まって赤い。
ボクのお腹はいっぱい。 ボクのお腹は大事なモノでいっぱい。 ボクのお腹はたくさんのお肉でいっぱい。
嗚呼、満たされていく。ボクの体が、ボクのお腹が、ボクの心が。食べることで満たされていく。
もう、お父さんがどこに行ったかなんてどうでもいいや。
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Re: 一緒にいたい2 ( No.9 ) |
- 日時: 2018/12/02 01:55
- 名前: きじうま
- やり始めたら最後までやり切るってのが作者の役目でしょう!?
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「で、つまり君は肉親を……」
「おっと、勘違いしないでよね。ボクは食べたくて食べたかったわけじゃないんだよ。 あの時の空は変な色だった。上を向けば何故か視界がぶれる。お父さんの最後の言葉は「お前だけでも」だったかな?気づけば、ボクは何でか独りで立っていた。ただあったのは赤と黒の食べ物。ボクはそれをひとしきり食べただけ。独りになってしまった時点からもうボクは気が狂ってしまっていたのさ。」
「その言い方だと今も気が狂ってるとでもいうの?」
「かもね。ボクはイベルタル。皆からは忌避されて来た存在さ。ボクだって寂しいという感情くらいはあるんだ、分かるだろう?」
「まぁ、ボクから見て君はそうは見えな……いや、やっぱり見えるかもしれない。」
「ありゃ、それは残念。でもね、ボクはあれで良かったんだと思う。あの時に一緒に痛い思いをして死ぬよりは、独りで一緒にいたいと思える相手が現れるまで生き延びた方がどんなに幸せか言うまでもない。死人に口なし、食われたって文句は言えないのさ。」
「……すごいね。君の生き方は自由奔放なんでしょ?ボクも、見習いたいね〜」
「キミも十分自由じゃないか。こうしてのんびり過ごしているじゃん。 さて、そろそろ帰るよ。ありがとね〜♪」
「こちらこそご来店ありがとうございました〜!また来てね〜」
イベルタルは大きな翼を広げ大空へ飛び立ち、その翼はやがて小さくなっていく。それをマスターは見送る。
「さぁ〜て、片付け片付けっと。ちょっと怖い話だったけど。生きることの素晴らしさね〜、死を司ると言われるはずの彼からそんな言葉聞けるとは思ってなかったな〜」
一緒にいたい2 END
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エルメススーパーコピー ( No.10 ) |
- 日時: 2019/05/17 20:44
- 名前: エルメススーパーコピー <vklvvrbg@gmail.com>
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