Re: ミロカロスとのある日 ( No.1 ) |
- 日時: 2017/05/25 21:18
- 名前: 猫缶
- 僕はカラカラ。この森に棲んでいるポケモンだ。
ある日の夜のことだ。
僕は眠れなくて森のはずれにある湖まで歩いて行った。
そこにはあるポケモンが現れるというが…。
「…ふぅ」
湖を覗き込んで、ため息をつく。
僕の顔が写りこんでいる。
手で水をすくってみると、ひんやりした感触が伝わってきた。
一口口に含み、飲んだ。
喉を水が通り抜け、ひんやりした水が胃に入ったのを感じる。
そして、そろそろ帰ろうかと思ったのだが…。
「…?」
湖から視線を感じた。
とりあえず振り向いてみる。
すると…。
こちらを水面から顔を覗かせて見ているポケモンが一匹。
水が透き通っているため、胴体まで見ることができる。
胴体は蛇のように長く、つやつやしている。
「…あなた、ここに何の用?」
僕は簡単に「眠れないから」と答える。
「そう…じゃあ私のおなかでお休み」
「…良いの?」
「ふふ、なんだかおなかの中に入りたそうだったし」
そのポケモンはミロカロスと呼ばれるポケモンだった。
前に本で読んだことがあるのだ。
「…君が迷惑じゃなければ」
僕は視線を彼女のおなかに移す。
「ふふ、もちろん迷惑なんかじゃないわよ」
すると、いきなり僕の頭を銜え込む。
「…っ」
僕のものはそれに反応して、むくむくと立ち上がる。
そして、さらにどんどん呑み込まれていき、ミロカロスの喉を膨らませる。
そして全身が一気に呑み込まれてしまい…。僕はミロカロスの体内で果ててしまう。
その後の記憶はあまりないが、気が付いたら、僕は湖の近くに倒れこんでいた。
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