Re: 虚無の影 ( No.1 ) |
- 日時: 2016/09/12 19:07
- 名前: 猫缶
- 一応ネタバレ注意です。
「うわっ、何なのこいつら!」
(スライムみたいだけど…何なんだろう…?)
彼らは謎の世界で謎の敵に襲われていた。
姿は小さな耳の生えたスライムのような姿で、体は未知の物質で構成されている。
叩いても叩いても復活し、きりがない。
そんな奴を相手にしても無駄だと先に進もうとすると…。
(こっちにもいる…)
という事態になり、しかたなく倒すしかない。
フォッコは疲れたせいか、少しまどろむ。
(ううっ…眠い…)
そのすきを突いて、奴らは襲ってきた。
「あ、危ない!」
ピカチュウがフォッコをかばおうとしたが失敗に終わり、彼は奴らに取り込まれてしまう。
(…気持ち悪い…ぬめぬめしてるし…何より、暗いから周りの状況も分からないし…)
「あきらめ…で…」
奴らの体内はジュブジュブと粘液質な音が常時響き渡り、まるで獲物を溶かして栄養にでもしようとしているかのようだ。
(早く、でないと…)
しかし、体が動かない…。
(もう、ダメ…ごめん、ピカチュウ…)
ずぶぶっ…ずぶぅ…。
そして、完全に取り込まれてしまうフォッコ。
ピカチュウの声は、もう届かない…。
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