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Re: わにドラ?【エロ/cock/Unbirt ( No.6 )
日時: 2010/07/21 18:28
名前: ROM-Liza


 一旦地上に降ろされたあたしは、ぐったり仰向けになりながら、深呼吸を続ける。
絶頂に達したときの胸の高鳴りが、なかなか治まらない。恥部もまだヒクヒクしている。

 指先一つでいいように扱われたかと思うと、悔しさが込み上げてきた。
オルガのあの“してやったり”という顔ときたら、腹が立つ。

 こんな恥ずかしい目に遭うのはもう沢山だ。


「そろそろ休憩はいいかな?」


 呼吸が整ってきたところで、オルガがそんなことを言い出した。


「は? 休憩!?」

「うん。もう終わりだと思ってた?」


 まさしくその通りですが。


「お仕置きはまだ終わってないよ。“気持ちいい”だけだなんて、罰にならないじゃないか」

「充分嫌だったんだけど」

「何か言った?」

「……何にも」


 あたしは口を尖らせる。

 どうせお仕置きなんてどうでも良くなっているんだろうな。あたしで遊ぶのが楽しいだけだ。


「良い子だ」 


 にっこり微笑んで、右手をこっちに伸ばしてきた。その時オルガのことをキッと睨みつけてやったけど、奴は構わずあたしを掴み上げた。


「今度は何?」


 ぶっきらぼうにそう言うと、手の動きが止まる。目の前には、立派に聳え立つ……まぁ、オルガの“あれ”が見えた。

 思わず息を呑む。


「今度は君に気持ちよくしてもらう番だ」

「いやムリだから」


 即断った。どう見たってオルガの“あれ”は、あたしの体よりも一回り二回りそれ以上に大きい。挿れようがない。


「大丈夫だよ。挿れるわけじゃない。“君を使って”俺が気持ち良くなるんだ」


 言ってる意味が掴めずにいると、急に体が前に動いて――


「うぐっ」


 “あれ”に体を押しつけられた。腹側が表面に引っ付いている。

 そして、背中側からオルガの手が覆い被さってきて、あたしの体は“あれ”と手の間に挟まれる。
顔が“あれ”に付くのを避けようと頑張っていたけど、敢えなく指で押さえられた。……最悪だ。


「汚ねぇんだよ! 離せ!」

「舐めてくれたら止めてあげようかなー」

「〜〜!!」


 上から降ってきた言葉に、歯を軋ませる。オルガの顔は見えないけど、余裕の表情は簡単に想像できた。どこまでも馬鹿にしやがって!

 仮にも小便や精液の出る所だ。そんな汚いモノを舐められるわけがない。


「舐めてくれないならいいよ。もっと楽しいことをしてあげる」

「は?」


 その時、体が上に持って行かれた。


 シュッシュッ


 皮の部分と一緒に、あたしの体は高速で上下する。これはもしかして、もしかするとよく言う自慰ってやつか。


「馬鹿っ、止めろ!!」


 顔を真っ赤にしながら、必死に声を挙げる。冗談じゃない。これじゃあたしが性欲処理の道具みたいだ。
これでも一応は、リザードンという種族の雌なのに――。


「や、止めろ、ってば!」

「フフ、大人しくしろよ」


 ふと、あたしを握る手の力が強まった。途端に苦しくなって、声が出にくくなる。
そしてそのまま、オルガは自慰を続けた。


 ――ニチャ


 ふと、“あれ”を扱く音に混じって、気持ち悪い音がした。あっという間に表面がヌルヌルに覆われていく。
それに加えて、鼻にツンとくる臭いが漂ってくる。涎とはまた違った、濃厚な生臭さ。何処か酸っぱさも感じる。

 どうにせよ悪臭に変わりないんだけど、鼻を手で覆うことができないから、なるべく口だけで息をするようにした。

 でも、胸を強く圧迫されているから、あんまり上手く空気を吸えない。周りが蒸してきた気もして、何だか息苦しい。

 結局口からの空気だけじゃ足りなくて、思わず鼻から空気を吸う。


「――!? うぇっ……ゲホッゲホッ」


 急に込み上げてきた、鼻の奥から喉にかけての痛みに近い刺激に、激しく咽せてしまった。勝手に涙まで出ている。漂っている悪臭が、一気に凝縮されていた。

 こんなの耐えきれない。


「オルガ、止めてよ」


 さっきよりも語気を落として、オルガに頼む。オルガの反応はない。擦れ合う音に掻き消されたのかもしれない。

 もう一度、今度はもっと大きい声で言った。


「オルガ、苦しいから、止めて!」

 シュッシュッ……


 また返事はない。これでも駄目か。

 そうこうしている内に、“あれ”は大分熱を帯びてきて、それに接しているあたしの体も熱くなる。
特に頭なんて、呼吸が出来ないのも相まって、クラクラしてきた。

 このままじゃ本当に危ないかもしれない。いよいよ怖くなってきたあたしは、力を振り絞って叫んだ。


「止めて! お願いだから!!」

 シュッシュッシュッシュッシュッシュッ……


 それでも止まなかった。今度こそは、オルガも聞こえるくらいの声だったはずだ。
ここまでくると、我を忘れるほど自慰に耽っているのか、わざと無視して反応を楽しんでいるかのどっちかだろう。

 聞こえるのは、自慰の音とオルガの荒い息遣いばかりだ。

 あたしは声を出す気力も失せて、上下の激しい揺れに身を任せることにした。大人しくしていれば、早く終わるかもしれない。

 本当に自慰の道具になった気分だった。為す術もなく、激しい上下の揺れに翻弄されるだけ。
惨めだ。屈辱でしかない。それでも今は、ひたすら耐えているしかなかった。

 すると、ドクンという鼓動が“あれ”を伝ってきた。


 ギュウウゥゥッ!!


 それと一緒に、オルガの握る力も一層強くなった。


「――――っ、く……あぁ……」


 尋常じゃない力で、体が締め付けられる。息なんて全然出来ない。全身の骨が軋む。

 痛い! 潰れる!!

 オルガの奴、絶対に加減忘れてるだろ。それを訴えたくても無理だった。叫ぼうとしても、掠れて声にならない。

 自慰が絶頂を迎えようとしているのか、扱きの速さも上がっている。鼓動の間隔も狭まっていく。

 目がかすむ。もう限界だ。本当に今度は死ぬかもしれない。

 そんなことが過ぎった瞬間、“あれ”の内側から何かが遡る音を聞いた。


 ビュルルルッ


 視線の先遠くで、白い汁のようなものが勢い良く噴き出した。その様子を、あたしは呆気に取られながら見つめる。
いつの間にか、オルガは手の力を緩めていた。

 “射精”とかいうのをしているらしい。助かった。

 空気を確保しながら、“あれ”が脈打つのを腹に感じていた。この内側じゃ、あの白い汁が送られているのか。

 呑気に感動していると、急に体が“あれ”から引っ剥がされて、地面に放られた。
何が何だか分からず、咄嗟に翼を開くことも出来なかった。

 腹から着地する。ベチョリと嫌な音が立つ。そこは丁度、オルガが精液をぶっ放した所だった。


「やっ!」


 汚さに顔を顰めていると、後ろから、角(つの)のあたりにビュッと汁を引っ掛けられた。


「何すんのよ!!」


 流石に頭にきて、目に涙を浮かべながら振り向く。その目と鼻の先に、“あれ”の噴射口が真っ直ぐセットされていた。全身がゾッと震え上がる。



 ビュクッ、ビュッ、ビュルルッ



 ――そして逃げる間もなく、白い汁が視界全体を覆った。汁の勢いで倒される。


「あっ、いやっ、ゲエッ」


 容赦なく発射される精液は、口にまで入ってきた。苦い。とっても不味い。吐きそうだ。

 怒涛の汁責めから逃れるために、あたしは体を捩って地面を這いつくばる。
降りかかる精液は、のしかかりを受けているみたいに重かった。立つことも出来ない。

 やがて白い汁は、あたしの体を完全に埋め尽くした。もうこうなると、体も動かせない。顔にかかった汁が目に入らないように、目も固く閉じる。

 ようやく射精が終わったらしく、あの喧しい発射音が止んだ。


「ご苦労様。これでお仕置きは終わりだ」


 そう言うオルガの呼吸は、まだ整ってはいなかった。


「楽しかった?」

「……楽しかねぇよ」


 全身がドロドロのべちょべちょ。雌ポケモンとして、これ以上の屈辱はない。


「怒らないでよー。俺もやり過ぎたと思ってる」

「……」


 汁が重みで垂れ下がってくる。あちこちがかぴかぴに乾いている。これは洗うのが大変そうだ。


「お詫びと言ってはなんだけど」

「うわっ」


 体がひょいと掴み上げられる。


「今回は俺が洗ってあげるよ」


 あたしは口の高さにいた。ちょっと待て。嫌な予感しかしない。

 舌なめずりが聞こえた。


「ちょうど小腹も空いたしね」

「やめてえええぇぇぇ!!」


 パクッ


 やっぱり口の中に放られた。大量の涎が待ちかまえていた。

 るろ ぐにゅ ぺちゃぁ

「うん! よく味がついてる」


 オルガが満足そうに頷く。口の中では、あたしは全身を隈無く舐め回されていた。
弄ぶと言うよりは、味わうように。股の間にも容赦はない。

 纏わりつく汁が消え去っても、暫く舐められ続けた。


* * *


 結局、また自分で体を洗う羽目になる。さっきまで快感やら恐怖やらで興奮していた分、疲れがドッと押し寄せてきた。もの凄く眠たい。

 腕をゴシゴシ洗う。あの汁はもう無いけど、洗っても洗ってもベタベタ感が残っている。

 おまけに、臭いはなかなか取れなかった。あの汁と涎の臭いがごちゃ混ぜになっていて、閉口モノだ。
こればかりは、臭いが消えるのを待つしかないのかもしれない。


「うぅっ……」


 涙がじんわりと滲み出て、零れてくる。


「何で……何であたしばっか、こんな目に遭わなくちゃ……いけないんだよぉ……ぐすっ」


 あいつの前では我慢していたけど、とうとう泣き出してしまった。今日の仕打ちを思い出すと、涙が止まらない。

 体を洗うのを一旦止めて、次から次へと流れる涙を手で拭う。右手はまだ臭いけど、仕方がない。

 怖かった。そして、悔しかった。こんなに心をズタボロにされたのは初めてだ。今日は今まで生きてきて最悪な日となった。



 散々泣いて涙を出し尽くすと、あたしはさっさと体を洗い終えた。翼の方も、何度か羽ばたいてよく水を切る。

 体の表面の水気が乾く頃には、すっかり夜も更けていた。周りには誰もいなくて、しんとしている。

 オルガの奴はと言うと、お仕置き(舐め回しを含む)が終わると、さっさと寝床に戻ってしまっていた。

 脱走犯をまた野放しにするなんて、馬鹿なんじゃないかと思う。
あんな目には遭ったけど、ここから逃げる希望はなくしていない。懲りたと思ったら大間違いだ。

 さっきは後ろで監視されてたけど、今は違う。ちゃんと翼は乾かしたし、高く飛んでしまえばあいつも捕まえられない。

 もう一度後ろを確認してから、空を見上げる。今度こそ――。

 あたしは地面を蹴った。


『や、やめ……あぅ!』

『止めて! お願いだから!!』

『――――っ、く……あぁ……』


 突然頭の中に、お仕置きの様子が蘇った。羽ばたき損ねて、地面に転がる。


「ご、ごめんなさいごめんなさい!」


 頭を抱えてうずくまった。声が、体がガクガクと震えている。一瞬のことなのに、心臓は鼓動が聞こえるほどに鳴っている。

 恐る恐る後ろを見る。――誰もいなかった。


「あぁ……」


 気分が落ち着いてから、溜息を吐く。駄目だった。あたしはしっかりと教え込まれたらしい。
逃げたら、どんなに怖い目に遭うかを。

 もしかすると、オルガはこのことを分かっていたのかもしれない。今頃、寝床で横になりながらほくそ笑んでるのかもしれない。

 そうだとしたら、あたしは完全にあいつのペットだ。あいつのための、あいつに従順なペットに近づいている。


「くそっ」


 悪態をつくと、あたしはふらふらと立ち上がって寝床に向かった。


 疲れた。早く寝よう。

 しっかり休んで、なるべく疲れは残しちゃいけない。



 明日の屈辱に耐えるためにも――。

【END】