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Cube
日時: 2009/02/07 23:33
名前: 毛無し

元の知っている人居るかな。
トラップの変わりにポケモン使ってみた感じの物を思い立ったので書いてみた。
短すぎるし捕食シーンもさらに短いのでスマソ。
単にこんなのいいのかな、気分で?




 目を覚ませば…
 そこは実に奇怪な場所だった。
 一体ここは何処なのか。
 何故自分はこんな場所にいるのだろうか?

 辺りを見回す…
 分からない。理解しがたい光景が視界を染め上げる。
 四方は壁。床も天井も壁。
 明かり窓だろうか、そこから覗く光は白一色だった。
 少なくても自身で感じられる情報はそれだけである。

 …夢でも見ているのだろうか

 体に力が入らない。妙な気だるさで考える行為を拒絶している。
 暫くその場に留まっていたもののやがてこの場には自分しか居ない事。
 このただ白いだけの空間に飽きてきた自分が居る事。
 仕方なく立ち上がり辺りの探索に乗り出す事にした。


 どうすれば良いのか。
 白とむき出しの鉄の骨組み。
 正方形に近い、単純な作りの空間。
 建物なのだろうか、何かの施設なのか。

 分からない。
 夢を見ているのなら覚めてほしい。
 ただただ時が過ぎていく。

 考えていたのか。
 それとも単に無為な時を過ごしていたのか。
 ふと気づく。

 部屋の壁。
 その中心部分が窪み、押すか。または引いてくれと言わんばかりな作りをしていることに。

 左を見ても右を見ても同じような作りのとってが存在している。
 後ろも同様に。
 足元をみればこれもまた同じ作り。
 まさかと思い頭上を見上げてみればこれもまた同じ作りをしている。

 奇妙な気分だった。
 どこが地面で天井かも分からなくなりそうであったが、とりあえず正面のとってを動かしていると引いて開ける事が出来る事がわかった。

 …この後どうするべきか。
 選択肢は存在しないようだ。
 先へ進んでみると細く狭苦しそうな空間の先にまた扉が存在した。

 ――開けてみる。

 青かった。
 なんとなく沸いた思考はそれだった。
 奇妙な気分だった。
 方向を転換し青い部屋には入らず戻り、部屋の中を覗いてみれば白かった。

 ………

 なんとも言えない気分になり最初の部屋に戻り、違う部屋を覗いてみることにする。

 ――緑だった。
 ――赤だった。
 ――黄色だった。

 流石に頭上の部屋を見渡すのは困難そうだったが。
 足元はどうなっているのだろうか。

 …開けてみる事にする。
 足元に存在する扉を開けるというのはなんともおかしい話だ。
 意を決し開けてみようと試みたが…

 ガコンッ…と扉が思ったよりもあっさり開き宙吊りの状態になってしまった。
 上の部屋に戻るのは困難だろう。
 隣を見ればご丁寧につかめそうな取っ手がいくつも容易されている。

 が、正直面倒であった。
 受身さえとれば飛び降りても十分な高さだろう。
 意を決して飛び降りる。
 真っ黒な部屋で明かりがあるのかも分かりづらい部屋の中。

 不意にポンッ…と音がした。

 着地の衝撃で多少足に痺れを覚えていたが見渡そうと首を動かしてみる。
 なにもかもが黒かった。
 先ほどの部屋と何も変わらず黒いだけの部屋。
 変わっているといえば、先ほどから唸り声に近い、なきごえがしたぐらいだった。

 …ぴちゃり?

 足の痺れが増していく。動かそうにも体全体が痺れはじめ金縛りにあったような感覚に似ている。


 影が広がる――
 ――自らも影に覆われる

 視界がさらに暗くなり体が浮遊する感覚を覚え、とても生暖かく…
 やはりこれは夢なんだろうか。

 さらに狭い場所に閉じ込められている。
 今度は明かりの一つも存在しない。
 脈打つような音に、それにあわせて動く壁。

 ぐちゃりぐちゃり…

 とても嫌な音に匂いも酷い。
 しかしそれも少しの間。
 やがて体の感覚がなくなっていく。

 まるで怪物に丸呑みにされたような…

 動こうにも体中が麻痺しそれに加え纏わり付いてくる粘液。
 光も無く、ぐちゅぐちゅと音だけを立てて体を弄ぶ壁の動き。
 なすがままにされ、元々十分とは言えない体力が削られていく。
 やがて、徐々に意識を失っていき。

 あぁ…これは夢なんだな。
 そう思えば合点が行く。
 こんな理不尽な状況が続くのは夢でしかあり得ない。
 軽く笑って済ませようかと思ったが出来なかった。
 変わりに先ほどのなきごえが聞こえ、それを最後に意識はぷっつりと途切れてしまった。

 これが夢などではなく…胃袋の中でゆっくりと溶かされて…
 二度と目を覚まさない事になるのを知る事もなく。



 後に残るは満足気に昼寝を始めるマルノームが一匹だけキューブの中に残されていた。
メンテ

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Re: Cube ( No.1 )
日時: 2009/02/08 11:46
名前: 名無しのゴンベエ

やばい、この発想はなかったわw
元ネタはあれだっけ、脱出もので、全員記憶を失ったまま始まる…
まあ、違ったらスマソ

全体的に分かりやすい、そんで読みやすい文章GJですっ
メンテ
Re: Cube ( No.2 )
日時: 2009/02/09 00:21
名前: 毛無し

そうそう、元ネタは脱出物の映画だったかな。
メンテ
Re: Cube ( No.3 )
日時: 2009/02/09 00:25
名前: 名無しのゴンベエ

あああれか、あの安上がりに製作されたかなりスプラッタ寄りの映画。
なんにせよ乙!
メンテ
Re: Cube ( No.4 )
日時: 2009/02/09 00:26
名前: 毛無し

途中送信とキタワ。

犠牲になった方はポケモンか人間か決めてなかったけど続きを書くならポケモンになりそうな、そんな感じになると思います。
原作は人間の心理状態があれこれ楽しかったからその辺どうするかが悩みどころなんで書けるかどうかと謎なもんですがナ。
メンテ
Re: Cube ( No.5 )
日時: 2009/02/12 13:39
名前: 名無しのゴンベエ

何にせよGJです、自分は人間のままでも良いと思いますぜ

最後に一言
わっふるわっふる
メンテ

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