Re: 美味なポケモン ( No.1 ) |
- 日時: 2016/07/16 10:40
- 名前: クレル
- イーブイとロコンは幼馴染だった。
当然仲が良い。そして、二匹は外の世界に興味を持っていた為、旅に出る事にした。
幾つもの山を越えると、日が暮れてきた。 辺りは森で、不気味な静寂が包んでいる。
「そろそろ、ここらへんで野宿をしないか?」
「そうだね、…私、お腹減っちゃった」
言っている途中でお腹が鳴ってしまったロコンは慌てて付けつ加えた。
「この辺に木の実がなってないか見てくる。ロコンはその辺で木を集めて火をおこしていてくれないか?」
「オッケー!わかったわ」
そうして、二匹はそれぞれの仕事をしに一時の間離れた。
まさか、自分達の身に危険が及ぶことになるとはしらずーー
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Re: 美味なポケモン ( No.2 ) |
- 日時: 2016/07/16 10:41
- 名前: クレル
次はロコンが食べられるようにします!
伝説のポケモン以外でなにかありますか?
希望に答えたいと思います!
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Re: 美味なポケモン ( No.3 ) |
- 日時: 2016/07/16 17:59
- 名前: サーや
- こんにちは!
私はウインディがいいと思います!
あのもふもふの毛皮にうもれたい…
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Re: 美味なポケモン ( No.4 ) |
- 日時: 2016/07/16 18:07
- 名前: クレル
- サーやさん→私もウインディ好きです。かわいいしかっこいいし…
では、ウインディに決定しますね!
続きをどうぞ!
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Re: 美味なポケモン ( No.5 ) |
- 日時: 2016/07/16 19:01
- 名前: クレル
- 「ふふふーん」
ロコンは鼻歌を歌いながら、木を拾っていた。 鼻歌を歌わないと、静寂に包まれて怖かったからだ。
すると、背後の草が揺れた。
「イーブイ? もう帰ってきたの?」
内心イーブイが帰ってきてくれたことに安堵しながら振り返ると…そこにはイーブイよりも大きなポケモンがいた。
「イーブイ?人違いではないですか?」
「…!あなたは誰?」
「私はウインディと申します。さて、貴方にはイーブイという仲間がいるのですね?」
ウインディは綺麗な声で淡々と話す。その顔には何故か静かな笑みをたたえている。
「う、うん」
「そうですか…良かった!やっと久しぶりのご飯にありつける!」
そうウインディは叫ぶと、ロコンに飛びかかった。先程までの冷静さはすでに消えて、目を血走らせている。
「きゃう!」
ロコンは避けようとしたが、ウインディの俊敏なしんそくに吹っ飛ばされ木にぶつかり痛みの声をあげる。
ウインディはロコンに近づくと、ロコンの匂いを嗅いだ。
「うーん…なんて美味しそうな匂いなのでしょう!これは味が期待できる…!」
「やめてよ!」
ロコンはかえんほうしゃをウインディの顔に向かって吐く。しかし、ほのおタイプなので全く効かなかった。
「無駄なあがきはやめたほうがよろしいかと。そうしたらもっと痛い目にあいますよ」
「ぐっ」
ロコンは立とうとしたが、足が先程のしんそくでケガをしたらしく、動かなかった。
ロコンが涙目になりながら、足を動かそうと頑張っているところを…
ベロン!
ウインディの柔らかい舌がロコンの頭から尻尾まで一気に舐め上げた。
「ひゃう!」
「っ!なんていう美味しさだ!これは想像以上に美味しいぞ!」
ウインディはそう言うと、ロコンの身体を隅々まで舐めていく。ロコンの身体はどんどん唾液でベトベトになっていった。
「もう…やめてよ」
ロコンは掠れ声を漏らした。
「ふふふ、そうですね。そろそろ仕上げと参りましょうか…!」
ウインディは舌なめずりをしながらそう言った。すると、ロコンの尻尾を加え、ゆっくりと飲み込み始めた。
身体の下に先程の柔らかく生温かい舌を感じ、ロコンは悲鳴をあげた。
「きゃあぁぁ…!」
「味をもっと感じていたい時に、丸呑みはとても有効な策なのです。…貴女は美味しいですからね、私の胃でゆっくりと消化されてください」
モゴモゴと、ウインディは言った。
ロコンの身体もう全部口の中に入り、舌でさらに舐められ、さらにしっとりとした。ロコンは必死に抵抗をしていたが、ウインディはそれすらも楽しむように目を閉じて微笑んでいた。
ニチャニチャ…ベトォ
「あううう…」
「さて、ではロコンさん。暫く一緒に生活することになりますね。少しの間よろしくお願いします」
そうウインディは朗らかに言うと、突然上を向き、舌でロコンを包み、ロコンを上に放り投げた!
「きゃぁぁぁぁ!」
ロコンは突然外に放り投げられて、驚き叫ぶ。そして、頭から落下していった先には。 ウインディの大きく開く真っ赤な口が見えていて。
バクン!
ロコンは頭から口に入ってしまった。そして見えてきたのは、食道への入り口であろう穴。その中にロコンは吸い込まれるように入ってしまった。
ゴクン!
「…ご馳走さまでした、ロコンさん」
くぐもった声をロコンは聞いた。ロコンは肉の壁に挟まれるようにして、ゆっくりと降りていった。その壁はぷにぷにしていて、ロコンのしっとりとした毛が逆立った。
ジュル…グチュ…
少しの後、ロコンはポケモン一匹動けそうな空間に投げ出された。
「きゃう!」
ロコンは痛い足を押さえながら、辺りを見渡した。ポケモンなので、暗い空間もすぐに見えるようになった。
そこは、胃だった。 トックン、トックンと心臓の音が聞こえ、それに合わせて胃壁が脈打っている。壁に足を引きずりながら辿り着き、パンチをした。が、胃は伸縮性があり、パンチを何回しようと、伸び縮みするだけでなんの変化もなかった。
その頃外では、ウインディがロコンのサイズだけ膨らんだお腹を押さえて満足気にいた。
「はぁ…美味しかったです。それにしてもまだ抵抗しているのですか?いい加減、諦めなさい」
「いやっ!ここから出して!」
モゾモゾとお腹が動く。ロコンが必死に攻撃しているのだ。
「ふう…仕方ありません。イーブイさんを食べてからにしようと思いましたが…イーブイさんもまだ戻ってこないようだし…先に消化してあげます」
ウインディが言ったことをロコンが理解する前に…
ジュルジュル…ゴポッ
足元の胃壁から、透明な液体が湧いてきた。ロコンの足にそれがかかり、火傷のような痛さをロコンに与える。
「ああ…うう」
ロコンは倒れこんでしまい、それと同時に抵抗もしなくなる。
「ふふふ、抵抗しなくなりましたか。私がイーブイさんをすぐそちらに送りますよ。待っていてください」
ウインディはふてきな笑みをお腹をさすりながら漏らした。
「ひゃうぅ、あう」
胃は外からさすられて横に縦に揺れた。その度にロコンの身体に胃液がかかり、ロコンは喘ぐ。
ロコンの自慢の毛はすでに先の方から溶けてきてしまっていた。
その時、ロコンの口に胃液が入り、咳き込む。 口の中に酸っぱい味が広がっていくのを感じた。
このままここで消化されるのか。
ロコンの頭はもう霞がかかったようにぼーっとして、もう全てがどうでも良くなっていた。
その頃、外では。
「ロコン…!」
イーブイは草の影にいた。 ロコンの姿の代わりにウインディを発見したイーブイはその膨らんだ腹とその口につくロコンの自慢の赤毛を見て息をのんだ。それと同時に強い衝動が沸き起こる。
「うわぁぁぁ!」
イーブイは勢いよく飛び出しウインディに向かって捨て身タックルをしていった。
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Re: 美味なポケモン ( No.6 ) |
- 日時: 2016/07/16 19:16
- 名前: クレル
- 「なっ!」
咄嗟のことに驚いたウインディはもろにタックルをくらい、唾液を吐き出す。
イーブイはその顔に向かって砂かけをした。
「ぐわっ…!目が!」
「いいか、これは交渉だ」
恐ろしく冷たい声でイーブイは言った。そして、またウインディの顔に向かって捨て身タックル!
「が…は」
ウインディは横向きに倒れた。
「これから、ロコンを返すか、俺に殺されるか。どちらがいいか?」
イーブイはまた捨て身タックルをした。 ウインディは自分がピンチであることを悟った。
「わ、わかりました! ロコンを返しますよ!」
そう言うと、下を向く。 胃壁を持ち上げ、食道に運ばれ…ロコンは無事胃液塗れで吐き出された。 「…げほ…イーブイ…?」
ロコンは心配そうに覗きこむイーブイを見て、自分が助かったことを知る。
「良かった…ロコンが無事で」
「…ありがとう」
ロコンはただ一言、しかし愛情が篭った声で言う。
そうして、その日の夜は更けていった。
ウインディは、二匹に申し訳ないことをしたからと、その日の夜の番をして、明け方別れを告げて去っていった。
その出来事から暫くして。
二匹は巨大な湖で休憩をとることにした。
「ここには巨大なポケモンが住むらしい」
途中の村でそんなことを聞かされていたが、少しなら大丈夫だろう。
そう二匹は思っていた。
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ここで再び、アンケート!
つぎに捕食者として出て欲しいポケモンを教えてください!お願いします!
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Re: 美味なポケモン ( No.7 ) |
- 日時: 2016/08/20 09:20
- 名前: 名無しのゴンベエ
- ルギア
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