Re: 邪竜降臨 ( No.1 ) |
- 日時: 2011/05/15 22:30
- 名前: ネイム
- ゲームにあるファンタジー世界には、よくある魔王だとか邪竜だとかが悪さして、勇者がそれを倒す。
それがその世界の掟だった。
しかし、勇者も、魔物を倒したくて倒しているわけじゃない。 もしかしたら、魔物が実は勇者と同じ人間で、勇者が魔物かもしれない。
ある世界に、冷酷な勇者”リシー・ミクトル”という勇者がいた。 彼にはただ魔物を倒すべく生み出された勇者で、魔物等、少しもかわいそうだと思わなかった。 人間はミクトルをおっかなそうに思っているが、彼も勇者のため、仕方なく彼を支えてきたのだ。
そんな彼が遂に、魔王城までとやってきた。 魔王城の兵士を倒しつつ、王の玉座まで来た。
魔王「フフフ、勇者ミクトルよ… よくぞ我が城の兵士どもを倒してここまでたどり着いてきたな。
しかし、お前のやっている行為自体、既に勇者でもない。そんなお前に、私を倒せると言えるのか」
ミク「… 魔王… お前を倒す」
魔王「なるほど、私の死の忠告を聞きもしないで、私を倒せるというのか…
ならばその力、見せてもらおうじゃないか。邪竜、殺れ!」
邪竜「はっ!」
そういうと、魔王の隣にいた邪竜は、前へと飛んだ。その時、その後ろにいる小さい邪竜の子供が勇者の視線にあらわになった。
勇者は何も言わず、冷たい剣を引き抜き、物凄い速さで子邪竜に向かって走った。そして…
ザシュッ!
豪快な斬撃音を放った。だが、子邪竜は無事だった。 もう一体の邪竜が、子邪竜をかばってあげたのだ。
邪竜「グオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!」
まるで断末魔のような咆哮を出すが、 それを、ミクトルは冷酷なまなざしで見つめていた。
ミクトルはさらに攻撃を続け、邪竜の体力や気力を確実に無くしていた。
邪竜「ぐ… あ… お前だ… けは… 私た…ちの… 誇りを… 受け継… いで…ほしい…」
子邪「父ちゃん!」
子邪竜は、父親のもとへと駆け寄った。
邪竜「生き…のび… ろ… トラ…ンス…!」
子邪「やめて!父ちゃん…!」
その時、その子邪竜の周りに魔法陣が出ると、細い光となって消えた。
ミク「邪竜の血… 後… 必ず止める」
剣を鞘に戻し、そのまま魔王のいる広間へと歩いた。
それと同時に、邪竜は遂に力尽きてしまった。
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初めての戦闘シーン(?)です。 やっぱり変だ…
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Re: 邪竜降臨 ( No.2 ) |
- 日時: 2011/05/15 22:41
- 名前: トマート
- トメ「くっ、邪竜が死んでしまったか…おのれミクトルめ、これでも喰らえ!」
やめい、貴様ぁ悪役でも魔王の手下でもなんでもないだろ…w
トメ「死ねえええええええぃミクトル!」
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Re: 邪竜降臨 ( No.3 ) |
- 日時: 2011/05/15 23:45
- 名前: ネイム
- >トマートさん
魔王「うむ、確かにな、トメートさんよ…ミクトルは勇者じゃあない。 よし、一緒に倒そうか!魔王軍全軍で一斉に!!」
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Re: 邪竜降臨 ( No.4 ) |
- 日時: 2011/05/16 16:30
- 名前: ネイム
一方、ここは竜大陸、カラドにある森林の中の小さい町、アルマ町。
竜との生活は当たり前。普段の仕事にも相棒として一緒に仕事したり、 魔術学校の先生も竜だったりと、この大陸で一番竜とのかかわりが深い町だった。
しかし、そのアルマ町は時の経過はおかしく、年をあまりとらない場所だった。
そのためこの町民は、皆年が固定されている。
そんな町の中に、竜を持たないかわった少年がいた。
彼の名前はメイル・ベクトル。彼こそが竜を持たない町民だった。 そのため、いつも「竜無い君」とからかわれていた。
ベクトルは自分でも竜がほしいと思っていたが、今までに何回も死にそうになるからだ。 しかも夜になると、凶暴化した竜が森を徘徊するから、夜の森を散策するのは危険極まりない事だった。 じゃあといって子供の竜を持ち帰っても、いずれは親の竜がやってきてその竜をとられるという毎日を送っていた。
しかし、そんな彼にもチャンスが訪れた。
それはベクトルが寝ているときだった。 木製のベッドに寝っ転がっているベクトルの枕元に、魔法陣ができ、その魔法陣から光の柱ができた。
その柱がパッと消えると、ちょうどベクトルより少し高めぐらいの背丈で、黒紫色の竜が出てきた。
それは、魔王城から逃げてきた子邪竜だった。
子邪「… ここは何処だろう? 兎に角人を探さない… あっ…」
子邪竜が目にしたもの、それは鼻提灯を作って寝ているベクトルだった。
子邪竜にとって今必要なものといえば、自分を守ってくれる人だった。 食べ物がほしいと思っていたが、今はそんなことを気にしていなかった。
子邪「すいません!すいません!起きてください!!」
子邪竜はベクトルをユサユサとゆすった。 しかし、「後… 10… 分…」という言葉が返って、起きなかった。
それでも子邪竜はベクトルをゆすり続けた。
べク「んん… 何だい…?」
やっとのことでベクトルは起き上った。半分寝ぼけているが、意識ははっきりしていた。
子邪「すいません… 僕を、貴方の家に暫くの間居させてください!」
居させてくださいという言葉に反応したのか、ベクトルは寝ぼけていた気持ちが晴れた。 黒紫の身体に、黒い美しい羽に、そして緑色の瞳…
べク「もしかして… 君、竜… なのか?」
子邪「えっ… あ、そうです。邪竜の、トランスと言います。分け合って逃げてきたのですが…」
ベク「邪… 竜…?魔王の傘下の?」
トラ「そうなの。だけど大丈夫だよ。僕は君をやっつけたり、周りの人を傷つけないから…」
ベクトルにとって、邪竜は初めて耳にする種別だが、魔王の傘下ということで、邪竜のことを少しはイメージがついた。
べク「いや、大歓迎だよ。君があの魔王城から逃げてきたとい事は、何か大変そうなこともあったそうだし、それに 前から竜がほしいと思っていたから、一生ここに住んでてもかまわないよ。それより、どうして逃げてきたんだい?」
トラ「それが…」
トランスは、あの魔王城での出来事の全てを話した。
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どんぐりさんの小説でも書きましたが、 モンハン3rdを近日買いました。
この小説はそれにつられた記念として書きました。
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Re: 邪竜降臨 ( No.5 ) |
- 日時: 2011/05/16 21:31
- 名前: ロンギヌス
- 3rdとともにやって来た邪竜君ですねw
やっぱり守りを求める竜って…かわいいなぁ…♪
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Re: 邪竜降臨 ( No.6 ) |
- 日時: 2011/05/16 22:42
- 名前: トマート
- トメ「ほぉ、これは面白い展開になってきたではないか…」
おい。トメ。
トメ「そんな事より、軍はどういう風に攻めようか?魔王よ」
おいいいいいい!!トメート、貴様いつから魔王軍に入隊したのだ……ww
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Re: 邪竜降臨 ( No.7 ) |
- 日時: 2011/05/20 22:07
- 名前: ネイム
- >ロンギヌスさん
トラ「えへへ、どうも有りがと♪」
>トマートさん
魔王「ハハハ、勇者は強い。だったら、Ame…」
ちょっと、○○○○の力を借りてはいけないだろう!
===== 実はいまどきインフルにかかってしまったニィ… 陰性だからよかったけど…
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Re: 邪竜降臨 ( No.8 ) |
- 日時: 2011/05/20 22:16
- 名前: ネイム
- べク「… そうなのか、それは大変だな… まだ君は何もしていないのに、殺されそうになるなんて…」
勇者ミクトル、ベクトルにとっては、物凄い怒りを感じた。 いくら勇者だからといっても、そのような子供を殺すことに逆に殺し返したい。
しかし、こんな自分でもいざ戦うとなっても、逆に自分が殺されてしまうだけ。 ベクトルは不安定という感じの気持ちを抱き始めた。
べク「あっ… 朝になった」
窓から新しい太陽が昇ってきた。ギラギラと光る太陽。 それは、眠っている町を覚まし始めた。
その朝日を見たベクトルは、あることを思いついた。
べク「そうだ。じゃあさ、外に出て、散歩しよう!」
トランスから「えっ?」という返事が来た。
べク「一応町のことを紹介するしさ、それより、何か君に害を加えてきたりしてきたら、僕が何とかするから…ね!」
トラ「そうか、有り難う。じゃあ行こう!」
そう言って、ベクトルはトランスを誘って、外に出た。 念のため、魔力宝石を持っていくことにした。
その魔力宝石に、トランスは興味を持った。
トラ「それ、なんですか?」
べク「これ?これはね、技を放つことが出来る宝石なの。 単純に言えば、MP(魔力)の塊だけどね」
トランスがその魔力宝石を片手に取る。光は紫色に怪しく輝いた。 しかしベクトルはそれに気にせず、歩いた。
今日は早日。日中の時間が短いことを知らずに…
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ちなみに、夜になると… この世界の夜はコワアイです。
後ネタばれですが、カラドは世界中から竜が集まって出てきていますし、その世界のどこかに ちゃんとポケモンの大都や、 モンハンの大都があるという設定です。
つまり何を言いたいかというと、もはやなんでもありということです…
さらにさらに付けたしで、展開により、登場人物の募集を企画しようかな? まあ、あくまで一応でいいので、イメージしててもいいでし。時代背景は中世〜近代です。
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