Re: 過去と今 ( No.2 ) |
- 日時: 2011/03/20 15:59
- 名前: カズ
- 「いつ頃だったかなぁ~・・・、たしか、俺がちょうどジェゾぐらいだったけなぁ」
「だから、知ってるってばぁ~。」 「まぁ、最後まで聞けって。」
ちょっと飽き気味になったジョゾだが、それを宥めながらリウは話を続けた。
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「おいリウ、ちょっと来い・・・」 「・・はい。」
人の声で賑やかな街の中に、ある家から罵声が聞こえた。
「なんでお前は、こんなこともできないんだ!!」
街の人々の賑やかな声によってその罵声は掻き消されてるが、 その罵声は確かにその家から響いていた。
「この役立たずが!!」 バシンッ・・・・!!
酒を片手に持ち顔を真っ赤にした小太りの男が、赤毛の子供の顔をビンタした。
「うぅ・・・。」
思わず子供は地面に倒れこんだ。
「おい、リウ。お前はもう使い物にならねぇ・・。今から、森へ行って来い。」 「!?」
赤毛の子供の名はリウ。 リウは、小太りの男が言った言葉に顔色を変えた。
「・・・ま、待ってください!・・あ、あそこは・・化け物がいっぱい・・・」 「だから何だってんだ?森へいって、金になる薬草を持ってくればいいんだよ!」 ドゴッ・・・!
そう言い放ったと同時に、小太りの男はリオの腹を目がけて足で蹴った。
「ぐはぁ・・・!」
その瞬間、目の前が真っ暗になりリオは意識を失った。
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Re: 過去と今 ( No.3 ) |
- 日時: 2011/03/20 16:00
- 名前: ツタージャ
- カズさん、こんにちはw
カズさんの小説楽しみにしてます♪
場面場面の絵も楽しみにしてます! がんばってくださいww
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Re: 過去と今 ( No.4 ) |
- 日時: 2011/03/20 16:03
- 名前: ツタージャ
- 1分後に小説が・・・!
いきなりおもしろい展開になってきたww 化け物ってなんだろ・・・?
続きが楽しみww
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Re: 過去と今 ( No.5 ) |
- 日時: 2011/03/20 18:35
- 名前: カズ
- ツタージャさん>
小説読んでいただき、ありがとうございます! 絵といっても、まだまだ駄目なのでw はて、怪物とはなんでしようかね?w私も、わかりません(←
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Re: 過去と今 ( No.6 ) |
- 日時: 2011/03/20 19:09
- 名前: suit
- どうも…お初のsuitです…
つらい毎日がどう変わったか楽しみですね… 化け物だったら竜だと最高ですね♪
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Re: 過去と今 ( No.7 ) |
- 日時: 2011/03/20 22:20
- 名前: カズ
- suitさん>
はじめましてsuitさん、今後もよろしくお願いします! それと、その怪物なんですが、私も竜にしようと考案中ですw ぜひ、お楽しみにまってください♪
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Re: 過去と今 ( No.8 ) |
- 日時: 2011/03/20 22:21
- 名前: トマート
- おいっ!ルギアっ!
貴様は金になる薬草を持ってくればいいんだよ!
ルギア「…そう挑発して俺に喰われようとしているんだろ?」 あ…バレた。 ル「俺が興味あるのは、カズという奴だな…」
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Re: 過去と今 ( No.9 ) |
- 日時: 2011/03/20 23:09
- 名前: カズ
- トマートさん>
小太りな男のマネ、ご苦労様ですw ルギア様にはトマートさんの思惑がバレてるみたいですねw
ルギア様> あの、興味というのはどうゆう・・・? あと、トマートさんとのコントは面白いっすw
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Re: 過去と今 ( No.10 ) |
- 日時: 2011/03/22 01:53
- 名前: カズ
- 「うぅ・・・、ここは・・・・」
目が覚めるとそこは家の中ではなかった。 ゆっくり起き上がると、蹴られたお腹が痛む。
「・・・・・まさか・・」
辺り一面木々が立ち並び、上を見上げると木の葉によって 太陽の光はほとんど遮断され薄暗い。
「そ、そんな・・・、ここは『魔の街道』・・」
この森は別名、魔の街道と呼ばれている。 森に入って無事に帰還した者は、ほんの一握りしかいないからだ。
「は、早くここを出ないと!・・・」
リウはともかくここを出ることを優先し、 どこへ行っているのか分からないが、無我夢中で走った。
「ハァ、ハァ、ハァ・・!!」
走っても走っても街のような風景は見えず、ただ薄暗い中をずっと走りっぱなしだった。 だんだん息も切れ始め一旦、足を止めた。
「・・・くそっ!これじゃあ・・・・」
ここには昔から人間を食う化け物がいると伝えられている。 実際、リウの目で見たことはないが「ここにずっといたら危ない――――」、それは自分でも思っていた。 一分一秒でも早くここを出ようとするあまり、少し休んだらすぐにまた走り出した。
「ハァ、ハァ、ハァァー・・・・・」
少ししか休んでないせいかまたすぐに息が切れ、足の動きを止めた。
今までどれぐらい走っただろう? 今、自分はどこにいるか、どこまで走ったかわからない。 ただ、これだけの距離を全力で走ったのは初めだと思う。
手を膝の上に乗せ、前屈みの状態で荒く呼吸をしていると後方から、
「・・大丈夫?」 「ハァ、ハァ、ハァ・・・・・う、うん大丈夫・・・・、えっ?」
ふいに言われてしまった言葉に返事をしてしまったが、今考えればおかしいことだ。 後ろを向いてみると、そこには竜がいた。
「それは良かったぁ~、具合でも悪くなったのかって心配したよ」 「あ・・・あぁ・・、か・・・怪物・・・」 「ん?」
前にいる大きな竜に体は、後ろにある木にもたれかかった。
「ほんとに大丈夫?」 「・・・・・」
あまりの驚きに返事はできなかった。
「・・・・うーん・・・・・。、あ、そうだ♪」
すると竜は顔をリウに近づけ、一舐めした。
ペロォー 「う、うわぁっ・・・」 「やっと声が出るようになった?」
舐められると、生温かくヌルヌルした感触が顔いっぱいに感じ、竜の唾液で顔中がベトベトになった。
「な、なにをっ・・・!?」
いきなり何を言ってるんだ?っと思ったが、確かに声は出た。 竜は両手を地面につき、四つん這いの体制になった。
「人間みたいに二足歩行はまだ、マスターしてないんだよねぇ・・、やっぱりこの体制が楽だわぁ~」 「・・・・・二足歩行」
なにを言うかと思ったら、二足歩行の話。 しかし、驚いたのはそれだけじゃない。
「・・・・か、カチューシャ・・・」 「ん?コレのこと?」
なんとその竜はカチューシャをつけていた。
「なんで?って思うでしょw。実は、前に君とは違う人間と会ってね、 その時にこのカチューシャをくれたんだよ。って、今もそれを大切にもってる訳。」 「へ、へぇ~・・・・」
なんとリアクションしていいのやら。 ともかく、ここにいるのはマズイと思い、重い口を開けた。
「あ、あの、そろそろい・・・・・」 「あっ、そういえば!」 「は、はぃ・・・・・」
いきなり言葉を遮られてしまった。 竜はリウのことを凝視しながら言った。
「あのさ、人間って、まず相手の名前を聞くんでしょ?」 「・・・えっ?」
またまた、おかしなことを言われ唖然とする中、竜は話を続けた。
「だってそれが礼儀でしょ?じゃあまず最初に、僕の名前はカチュー。君は?」 「リ・・リウ」 「リウ?へぇ~、変わった名前だねぇ」
変わった名前? それと思ったことが、「カチュー」と言う名は「カチューシャ」からきたのではないかと。
「まぁ、ともかくよろしくね」 「・・・よ、よろしく」
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Re: 過去と今 ( No.11 ) |
- 日時: 2011/03/22 01:58
- 名前: カズ
- えーと、また画像を貼りましたが、なんか時間やら気持ちやらで
絵のバランスは崩れ、色は適当・・(殴 今後も絵を貼るかどうかは未定ですw
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Re: 過去と今 ( No.12 ) |
- 日時: 2011/03/22 07:06
- 名前: スイト
- 今さら変更した(元suitです)
なかなかの面白い竜ですな♪ ジェネラスだったらどうする?
ジェネラス「私だったら怪我してないか見てやるかもしくは質問するだけだ…」
「でもパニックになったら?」
バ…ギュム…(抱きしめ)
(確かに落ち着くな…)
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Re: 過去と今 ( No.13 ) |
- 日時: 2011/03/22 08:26
- 名前: リオレイア
- うーん…
こんな街道なら散歩したい… リーナならどうするの? リーナ「先ずは落ち着かせるのが先決よの。その後、背に載せて外まで運んでやろう。まぁ、美味そうならば少し頬張るが…」
なるほど…
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Re: 過去と今 ( No.14 ) |
- 日時: 2011/03/22 09:13
- 名前: トマート
- カチュー、か…良い名前だ。
これなら僕を食べても安心だ。 「トマート、何やってんだ?」
…おじさん! ~西部捕食学校~ 「ハマin!」
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Re: 過去と今 ( No.15 ) |
- 日時: 2011/03/22 17:55
- 名前: カズ
- スイトさん>
名前変更、了解しましたぁ~w にしても、ジェネラス様、案外優しいw 確かにパニックになってるときは抱きしめられたら、落ち着くでしょうね♪
リオレイアさん> あの街道を歩きたい!? っと言いつつ、自分も歩きたいという・・ただ、戻ってこられるかとなると皆無ですw それと、リーナさまのアドバイスありがとうございます! 頬張るだなんて・・・w
トマートさん> いやぁ~、食われたいだなんてw(←同じ希望者 あら、おじさんw 西部捕食学校が出てくるとはww
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