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雨が止むまで・・。
日時: 2010/12/01 21:30
名前: 氷水

初投稿です!初めて書く小説が捕食絵っていうのも
新鮮ですけどそこは温かい目で見守ってくださいw
一応ポケモン×ポケモンの話です。期末テスト期間なので、
頻繁に描けるかどうかは分かりませんが、よろしくお願いします。
メンテ

Page: 1 |

Re: 雨が止むまで・・。 ( No.1 )
日時: 2010/12/01 21:37
名前: 氷水

僕は空を見た。黒い雲の多い重い空だ。

僕は前を見た。目の前にいるのは体長が僕の2倍・・・いや3倍はあろうかというボーマンダと身長差としては決して負けていないクチートだ。

僕は横を見た。横にいるのは僕の友人のブイゼル。

4匹とも空を見ている。じっと。


ポツッ   

僕の鼻に何かが落ちた。 


雨だ。


これが戦いの始まりだ。


この一粒の雨が始まりで勝負が始まる。
メンテ
Re: 雨が止むまで・・。 ( No.2 )
日時: 2010/12/01 22:07
名前: 氷水

事の発端は僕にあった。

まだ空に雲ひとつない頃、僕とブイゼルは森で木の実を取っていた。

僕は木の実を積み、そしてブイゼルはその木の実を持った。

「・・・・ねぇ、ヤナップ?」

「どうした?」


「・・・・・いじめてない?」


「いじめてるわけないだろう。」


「こんなに僕の顔の4倍くらいまで木の実を摘んで?」




僕は驚きながらも振り返る。驚いた。

僕は後ろを向きながらでも狙った所にものを投げることができる。

だから木登りが得意な僕が木の実を摘み、僕よりも少し大きいブイゼルがそれを取るのであった。

「・・・・・・・どうして下に置かないんだ?」


「・・・・あっ!」


正直このブイゼルは間が抜けている。そんな感じがする。


そんなことをしてる時僕はブイゼルが落ち着いて木の実を置いてる時になにかブイゼルの影と誰かの影が重なるのを確認した

来る・・・・・。そう感じた。


それは現実となった。地が揺れ・・・大地が崩れ・・・。



じしん。



しかも普通のやつより威力が強い。やばい。ブイゼルは立ちすくみ、彼らがいる場所は傾斜があり、一般で言う「崖」だろう。

ブイゼルのいる位置の岩が崩れる。

「もうだめだ」


そう思ったブイゼル。その時。

アクロバット!! ヤナップが突進してきた。

ブイゼルはヤナップとともに空中を舞い、さっきまでいた岩が落ちるのを見ながら、これ以上地震の被害を受けないよう遠くへ逃げた。 

?「チッ。逃げられたか。」

 「君がのんびりじしんなんてするからでしょう。この巨体空細胞恐竜め。」


「・・・・。あいつらどっち逃げたかな。」


「多分・・・。向こうですかね。」



「あんな・・・うまそうな2匹見たことねぇ・・・ジュルッ」


「とにかく追いつくことが前提です。さあ急ぎましょう。」


  
メンテ
Re: 雨が止むまで・・。 ( No.3 )
日時: 2010/12/01 22:12
名前: 氷水

次回から捕食です ^w^

今日はもう試験勉強に入ります。その前にキャラ紹介


ヤナップ/ ♂  ・・・うっかりや
ブイゼルの親友。何事も後先考えず行動するため、ブイゼルをいっつも面倒事に巻き込んだりする。
戦闘能力は結構高い。フライゴンと対戦して勝った
経験あり。

ブイゼル/ ♂   ・・・・のうてんき
ヤナップの親友。ぼーっとしてることが多い。
戦闘能力は結構低い。
そのためいつもヤナップの足を引っ張っている。でも土壇場で強い。

メンテ
Re: 雨が止むまで・・。 ( No.4 )
日時: 2010/12/01 23:47
名前: S

お初です〜
アクロバットって技の名前なのかな・・・それとヤナップって白黒版の新キャラですかね?(汗
っていうまずそこからかいなって感じですが、続きを楽しみにしてますw

・・・試験勉強の気を散らせるような言動でしたらすみません
自分は赤点だけは回避出来ればいいやって感じだったりするので・・・
メンテ
Re: 雨が止むまで・・。 ( No.5 )
日時: 2010/12/02 00:42
名前: 氷水

>Sさん

コメントありがとうございます!
小説見てると意外と白黒世代の捕食がないなっと思ったので書かせていただきました!ヤナップはまぁ草タイプの猿ですね。

試験と言っても、親にパソコンを規制される感じなんで結局勉強はしてませんw(オイッ

メンテ
Re: 雨が止むまで・・。 ( No.6 )
日時: 2010/12/02 16:54
名前: 氷水

続きです!

…どれだけ逃げただろう。少なくとも20分は涙目のブイゼルを背負いながら走っている。



「…もういいんじゃないかな?」

ブイゼルの言葉によって僕の足は止まる。足は疲れでもう激しく動かすのは厳しいだろう。

でも奴らから逃げないといけない。なんで奴らは追ってきたんだ…。と考えてるとブイゼルが

「木の実もこれだけしかなくなっちゃったよ…。」

少し涙ぐむ。みた感じあるのは

モモンの実とかナナシの実とか…あれっ?

「これなんだ?」

僕は星型の実を手にとる。

「さぁ…?でもそうとうおいしんだろうね♪」

このブイゼルの緊張感の無さに頬を叩きたくなる。

「ひとまず…さっきの所に帰るのは危険だ。ここにいた方がいいかも知れない。」


「かと言ってここも危険だよ。木1本も無いんだよ。このままじゃ飢え死にしちゃうよ…。」

僕は辺りを見回す。確かに木はおろか草一本も生えていない。

ブイゼルがいう飢え死によりも怖いのは奴らが追ってきた時に見つかるリスクが高まることだ。

「あれ?なんか聞こえないか?」


「うん。聞こえるねぇー♪バサッバサッって。なんか鳥ポケモンでも近くで飛んでるのかな?♪」


それにしては羽音が大きすぎる。

真上を見る。


さっきまで青空だった空が一変今にも雨が降りそうな天気だ。

その雲の一つに黒い影のようなものが動いている。


いきなりその影が止まる。


大きくなって来る。



羽音と影が大きくなる。



何かその影からキラリと光るものが見える。

それはブイゼルにむかって近づいていく。


もしかして…。


「逃げろっ!!」

限界に近づく足の痛みに歯を食いしばりながら

アクロバット!!

地震の時と同じようにブイゼルにアクロバット…もとい とっしん をしかける。

ポツッ

足に水分を感じた。
その瞬間に。


ドカァァァァァァァァン


地響きが辺りに こだま する。

僕は足元を触る。

その液体は粘り気にあふれ僕の指と指と間で糸をひく。

その地面に追突した物体を見る。

予想通りだった。

あの2匹が追いついてきたのだ。
メンテ
Re: 雨が止むまで・・。 ( No.7 )
日時: 2010/12/02 18:01
名前: リオレイア

恐竜型…
竜は大好きです♪個人的には…優しく食べてほしいなぁ…
メンテ
Re: 雨が止むまで・・。 ( No.8 )
日時: 2010/12/02 18:22
名前: 氷水

巨大なボーマンダと賢そうなクチート…。

2人は後ろを向きながら何かつぶやいていた…。


「…着地はしっかりしろと言っているでしょう……グズッ。」

「うるせぇ…確実に仕留められると思ったんだよ…グズッ」


まさか…?

「あの2匹頭ぶつけたのかなぁ〜♪」

僕が思っていたことをさっきまで泣きかけてたブイゼルが代わりに言う。

2匹がこっちを睨んだ。

ボーマンダがこっちに向かって突進しようとするが、ふらふらとまた岩場に頭をぶつける…。


…。


4人とも黙り込んだ。

この沈黙を破ったのはクチートだった。


「あなたがたが、わたふぃ達の狙っふぇいるものにふぁきにふぇをふけてふぃまったのふぁふふぉうでふぃたね…。」

どうも頭を地面にぶつけた時に舌をかんだらしい。

多分

あなたがたが私達の狙っているものに先に手をつけたのは不幸でしたね。

と言いたいらしい。



狙っているもの?


なんだそれは?



そう思ったがクチートが先に指を指す。


その先にはブイゼル…?じゃなくてその後ろにある星型の実のことだろう。

「これが欲しいのか…?」

クチートは我慢していた涙を流す。そして頷く。

実を渡せばこんな変なことに巻き込まれずにすむ…。と思い渡そうとした。

すると頭を2回ぶつけたボーマンダが

「それはスターの実って言って、簡単に言うと少し強くなれる不思議な実だ。だから俺達に渡せ…グズッ」


残念ながら出会った時の迫力と今の迫力を比べると雲泥の差だ。

しかもそんな事を聞いて素直に渡す人がいるだろうか。

強さを求める僕が…。

しかもこんなマヌケな奴らだ。まえにフライゴンを倒したみたいに簡単に勝てる。

だから僕はこう言った。

「いやだ」


クチートとボーマンダは僕を睨みつけた。涙目で。

クチートがボーマンダに耳打ちをする。そしてボーマンダは言う。

「…わかりました。あなたがたがそのような態度なら私達は手加減しません。尋常に勝負!…と言いたい所ですがあなたの足はもう限界らしいですね。このままつまらない試合はしたくありません。なのであなたが弱点の炎の攻撃を弱く、そちらのブイゼルの水攻撃を強くするため雨の日に勝負いたしましょう!だってよ…グズッ」


雨じゃソーラービーム使えねえよ…。

と思いつつも僕とブイゼルは頷く。

メンテ
Re: 雨が止むまで・・。 ( No.9 )
日時: 2010/12/02 18:42
名前: 氷水

するとボーマンダは近くまで来てこう言う。

「俺の腹にお前らが収まるのが楽しみだぜ…」

そういいながら、なんとも言えない口臭を放ちながら口を開け、ブイゼルくらいはあろうかと言う舌を


ベロンッ


と僕の顔面を舐める。ブイゼルは腹から頭まで


ベロォォォ


と勢いよく舐められる。


僕たちは唖然としながら遠ざかっていきつつも崖にぶつかる2匹を見た。



決戦は雨が降るとき…。

僕たちはひとまず帰り、天気には詳しいポワルンの所に行く。僕は

「次雨が降るのはいつだ?」

彼は
「…明後日くらいだと思う。どうして?」

ブイゼルは
「勝負するんだ〜♪楽しみ!」

と言う。


するとポワルンは
「勝負…?誰とですか?」


僕は
「クチートとボーマンダ」
とすらっと言いあげると

ポワルンは目を丸くした。そして静かにこう言う。

「彼らは危険です…。多分彼らは西の地区で有名な盗賊ですね。まぁ2人で盗賊とは言い難いですけど。彼らは狙ったものは逃しません。狙ったものを持っているポケモンを…。」


僕は

「…食べるのか。」

と舐められた顔を触りながら言う。


「はい…。今まで食べられたのは68人…。百戦錬磨…いや。一人逃がしたらしいですが強いです…。悪い事は言いません。早く狙われているものをわたしなさい…。」

ブイゼルは

「でも(ホムホム)これを(パクパク)食べたら(モグモグ)また彼らは(ゴクン)強くなるんだよ〜〜♪プハァ〜☆」

…まさか。

ポワルンと僕はブイゼルをみた。

ブイゼルの真下には星型の種…。


……………。勝負は強制して行わられることとなった。

メンテ
Re: 雨が止むまで・・。 ( No.10 )
日時: 2010/12/02 18:46
名前: 氷水

今日はここまでです!

>リオレイアさん
ボーマンダさんを捕食要因にするのは確定です^^
竜の動きとか食べ方はまだまだ他の方に比べたら素人ですが
暖かい目でお願いします…w
メンテ
Re: 雨が止むまで・・。 ( No.11 )
日時: 2010/12/02 20:52
名前: m.t spec

た、食べてしまつたー(°^°;;;)
メンテ
Re: 雨が止むまで・・。 ( No.12 )
日時: 2010/12/02 22:00
名前: ロンギヌス

あーあ…喰っちゃったよ…

これで負けたら…ブルッ
メンテ
Re: 雨が止むまで・・。 ( No.13 )
日時: 2010/12/03 01:07
名前: リオレイア

あ…
食べちゃった……頑張って負けてきてね〜
メンテ
Re: 雨が止むまで・・。 ( No.14 )
日時: 2010/12/03 17:32
名前: 氷水

…。


どうにかならないか…。


いや、どうにもならないだろう…。



現物はもうないのだ



僕は
「ポワルン。スターの実はどこにある。」

「取りに行こうとしてるなら無駄です。ここから北に3000Km…。どんなピジョットでさえも明日に着くのは不可能です。」


僕はがっくりうなだれて舐められた顔をもう1回触る。




もしかしたら明後日は…。






ボーマンダの…。






体内にいるかもしれない。



そう考えると、背筋がゾクッとする。

「もしかして…。食べたかった…?ごめん…。あまりに美味しかったから…。」

と泣きそうなブイゼルが言う。

もとの原因はお前だろ!…いや。あそこで僕が渡していたらこんな事にはならなかったかもしれない…。

そう考えるとブイゼルへの怒りも水をかけたように消える。


「…逃げるというのはどうですか?」

ポワルンが真剣な顔つきで言う。


もちろん負けず嫌いな僕は

「いや…。俺達が撒いた種だ。自分達で始末を付けるよ」


ポワルンは

「…いくら私でもあなたがたを手助けできる方法が思い付きません。明日まで時間はあります。その間で頑張ってみてください…。」

ポワルンは悲しい顔で言うと

「さっき、1匹逃げたポケモンがいるって言いましたね?そのポケモンにあってみますか?」

「…なるほど。ひとまずいってみるよ。誰なんだ?それは」


「…の…にある…にいけばわかるはずですよ。あ。行くときはコラッタとこれを持って行ってください。」

メンテ
Re: 雨が止むまで・・。 ( No.15 )
日時: 2010/12/03 18:38
名前: 氷水

コラッタ…?

そう思っているとポワルンは何かを持ってきた。


しんぴのしずく…。


「これを彼に見せてください。あと、コラッタは3匹以上持って行くことをオススメします。」

……?









そして言われるがまま3匹コラッタを倒し、引っ張りながら持って行く。ブイゼルを見ると…。コラッタをブンブンと振っている…。かわいそうに。



着いたのは次の日の昼過ぎだ。


そこは森林が生い茂っていて、真っ正面には洞窟がある。



……リングマでもいるのか?


と思って入る。




〜〜〜〜〜〜〜〜〜

ここでアンケートです!

唯一逃げられたポケモンは次のうちどれにしましょう?
ちなみにコラッタを持って行くということは…

わかりますよね☆

フライゴン マスキッパ サザンドラ バンギラス カイリュー ハクリューなど

他にも捕食 させたいポケモンがいたら募集します^^
メンテ
Re: 雨が止むまで・・。 ( No.16 )
日時: 2010/12/03 20:02
名前: S

コラッタは食用か(笑
捕食キャラは・・・ぐふふふふふw
・・・やっぱ、お任せします(汗
メンテ
Re: 雨が止むまで・・。 ( No.17 )
日時: 2010/12/03 21:03
名前: 氷水

ひとまず更新は明日にしますー^^

ここでキャラ紹介
ポワルン/♂   れいせい
もの知り屋でみんなから頼りにされている存在。
戦闘能力がかなり低くブイゼル以下。
ビッパでさえ倒すのに2日かかったことがある。


ボーマンダ/♂  せっかち
西の地の盗賊。クチートとのコンビネーションは・・・最悪。
でも、2人で一緒にいるのは彼の移動力の早さがかわれているからだ。今まで食べた人数は56匹。

クチート/♂   ずぶとい
西の地の盗賊。ボーマンダとのコンビネーションは最悪。彼はその緻密な計算能力で敵を追い詰め、食べる。今まで食べた人数は4匹。

食べた人数が合わないって?それはこれからの展開につながります^w^
メンテ
Re: 雨が止むまで・・。 ( No.18 )
日時: 2010/12/03 23:45
名前: 闇銀

サザンドラは個人的に好きかな・・・
ブイゼルの性格 面白すぎる・・
クチートって あの頭の角から獲物を食べるのかな・・?
メンテ
Re: 雨が止むまで・・。 ( No.19 )
日時: 2010/12/04 13:31
名前: 氷水

〉Sさん
任されました!コラッタは犠牲となるのだ…。

>闇銀さん
ブイゼルは俗に言うトラブルメーカーですねw
クチートはある非公式サイトだと頭の口で溶かしてから栄養として本体に吸収するみたいなことが…。
メンテ
Re: 雨が止むまで・・。 ( No.20 )
日時: 2010/12/04 14:28
名前: 氷水

……。僕らは黙って進む。何もいわずに。ブイゼルは足がすくんで歩けないので、僕が背負って進む









ゾクッ



いきなり背筋がそう感じた。


「ブイゼル…。いくら怖いからって泣くなよ…。」



僕は言う。



……………。



おかしい。応答がない。




僕は背中を触ると…。

ブイゼルがいない…。


どこに行った…。


あいつはこんな怖い所ではかなり冷静になる癖があるから、むやみに走らないはずだ。

それよりも驚いたのが…背中に乗っているものが……。



骨………。



嫌な予感しかしない。


コラッタが目を覚まし2匹とも騒ぐ。



「…………テ。」


何かが聞こえる。耳を済ますと



「…ケテ…スケテ…タスケテ!」


ブイゼルの声だ。


僕は右左を見て探す。いない。


どこだ…。


真っ暗な洞窟で探す。すると僕はひとつ考えがついた。

上…?


真上をみると…。



ヘビのようなポケモンがブイゼルを頭からくわえている…。


もう足しか空中にはないのが暗闇中からうっすらとわかる。


僕はブイゼルを救うために


タネばくだん!!!


見事にヘビに当たる。ヘビは一回は ブイゼルを落とす。



助けに回ろうと思ったが、もう1匹いたらしいヘビがブイゼルをくわえる。


もしかして集団でヘビがいるのか…?



ブイゼルは今度は足から食われ、頭は長い舌のようなものが巻き付いている。


どうしようかと考えているうちに


ペチャッ


頭に液体のようなものを感じる。

その瞬間に僕は今まで感じていた風の冷たさがなくなる。



生暖かい。生臭い。柔らかい。ぬめぬめしてる。


もうわかった。


僕の頭はあのヘビの口のなかにある。

メンテ
Re: 雨が止むまで・・。 ( No.21 )
日時: 2010/12/04 14:35
名前: 氷水

>リオレイアさん
遅コメ返しすみません!

負けるというか勝負はもうちょっと先です…。


>ロンギヌスさん
遅コメすみません!

負けたら…書いてるこっちがドキドキしてきた…!

>M.t spec さん
遅コメすみません!

木の実を食べたあとは食べた者がまた喰われる…。それこそ食物連鎖…っ!
メンテ
Re: 雨が止むまで・・。 ( No.22 )
日時: 2010/12/04 17:04
名前: 氷水

柔らかい舌が僕の顔を包み込む。

離そうと手で舌押しても、その舌は僕の手でさえも包み込む。



息が出来ない…。



息しようとしても唾液まみれの舌が口を塞いでいる。



…………

生暖かく、口の束縛が解かれ、全身を舐めたくっている。僕はそんな苦しい環境の中で目をつむる。



もう…終わりだ…。











オイ





オイ!


はっと僕は目覚める。

僕がいた所はあの息をするのでさえも苦しい口……じゃない。


頭にはさっき僕を食べたヘビ……。

僕は思わず頭をあげる。

「やっと気がついたのか。ようやくって所だな」

僕は上をみる。



……サザンドラか。


そして僕を食べようとヘビは彼の腕だった。


「これはポワルンのだろ?」

そういうとサザンドラは唾液まみれになったしんぴのしずくを見せる。


…あれ?

「ブイゼルは?!」

僕は叫ぶ。


「あぁ。あいつか。」

とサザンドラは奥を指さす。

僕は唾液で痺れた身体にムチを打ちながら、奥へ行く。

すると…。
水溜まり…いや湖の中にブイゼルが眠っている。


「…こいつは消化しかけたからなぁ。ここの湖は回復効果があるんだ。だから心配はない。腹が減ってたんだよ…本当に。コラッタ3匹じゃ足りねぇけどな」


「んで何の用だ?こんな奥地まで。」

サザンドラは僕がここに来た理由を聞く。


「ボーマンダとクチートを知っているか?」

僕は本題を切り出す。

サザンドラは少し顔をしかめて

「ああ…。知っているがどうしたんだ?」

「あんたはボーマンダに勝ったと聞く。僕達…。明日対戦するんだ。」

サザンドラは驚いた顔をして。

「…俺は戦ってないぞ?正確には俺達のチームだ。あいつらだって俺みたいな奴は食えないだろう。」


聞いていた話と違う。


「俺とジュプトルとライチュウと…ポワルンだ。」


え…?あのポワルンが…。あの強そうな。ボーマンダから逃げた…?
メンテ
Re: 雨が止むまで・・。 ( No.23 )
日時: 2010/12/04 17:41
名前: m.t spec

素晴らしき食物連鎖w
メンテ
Re: 雨が止むまで・・。 ( No.24 )
日時: 2010/12/04 18:24
名前: ロンギヌス

そ、そういえば蛇みたいなものついてた気が!!(遅

コラッタは情け容赦なく食べられちゃったんですね・・羨ましす。
メンテ
Re: 雨が止むまで・・。 ( No.25 )
日時: 2010/12/04 21:58
名前: 闇銀

おお!!サザンドラ!!
どうもです!!
コラッタは食われたか・・(少しかわいそうだが羨ましい・・
メンテ
Re: 雨が止むまで・・。 ( No.26 )
日時: 2010/12/05 21:09
名前: 氷水

…遡る事 12年前。




ライ「ひぃ…。待ってよ…。足が…。」


ジヘ「素早さトップクラスのお前が何言ってんだ。さっさと歩け。」

サザンドラ…いや、この時代は ジヘッド と彼の仲間のライチュウが話す。

ポワ「目的地まで後………歩いて1時間です。頑張ってください。」

ジュプ「でも、彼の足じゃ2倍以上かかると思うね。多分。」

ライ「…プチッ。何だとぉぉぉぉ!?素早さトップクラスの俺をなめんじゃねぇぇぇぇーーーーー!」



ライチュウは真っ直ぐ走っていく。そのスピードは生半可なガブリアスよりもかなり速い。


ジュプ「これで、半分時間短縮って所かな。お前らはゆっくり来なよ。俺とあの単純バカで取って来るからさ!」


そういうとジュプトルは消えた。

いや、正確には目にも留まらぬ速さで駆け抜けていったのだ。



ポワ「…さて。私たちは彼等の好意に甘えてゆっくりいきましょうか。」


ジヘ「そうだな。宝は何とかしてくれるだろう」


彼等はいわゆる

探検隊

で4匹ともそれぞれ役割をもっていた。

ライチュウ:持ち前の素早さで宝を奪取。

ジュプトル:目にも留まらぬ速さ敵を翻弄させる。いわゆるストッパー

ポワルン:作戦を1人で立て、勝負の時もフォーメーションを即座にきめる。

ジヘッド:チームの大砲。全ての攻撃は彼から始まる。




そのような感じだ。










少しして僕等は目的地に着く。


…あれ?2匹がいない。




辺りをキョロキョロと探す。すると真上から


バクゥゥン!


何か音がした。



ジヘ「おい!ポワルン!大丈夫か!?」


後ろを見る。


いたのは……。










クチ「うーん。まぁ微妙ですかね。味は良いですがコクがありません。」




…クチート。目の前にいたのは彼だった。


彼の頭の口で何かがモゴモコ動いている。



ジヘッドの中で何かが込み上げて来る。


げきりぃぃぃん!!



怒りに身を任せたジヘッドはこの技を放つ。


クチートは腹に げきりん をくらい、口のなかにいた獲物…ポワルンを吐き出す。


ジヘッドは唾液まみれになったポワルンを見てますます怒りが増す…。


その時



ベロォォォォォォ



ジヘッドの背中に伝わる生々しく、温かい感触……。


ボーマ「んー。味はまぁまぁだな。」
メンテ
Re: 雨が止むまで・・。 ( No.27 )
日時: 2010/12/06 18:53
名前: 氷水

ジヘッドは恐る恐る後ろを見る。



自分が見た中で・・・最大クラスの・・・・
ボーマンダが・・・・自分の大きな舌を垂らしながら
ジヘッドの真上で・・・立っていた。


次の瞬間ボーマンダはジヘッドに大きな口を開け食べようとする。

ジヘッドはその瞬間、とっさの機転を利かせて素早い動きで逃げる。


体を反転してボーマンダを見る・・・。すると。

彼の腹で何か動いている・・・。


そういえば・・・・。ジュプトルとライチュウは?








ジュプ「・・・・・くそっ。油断したな・・・。」
ジュプトルは体が肉塊により自由の利かない状態でつぶやく。


そう。ボーマンダの腹の中にいるのはジュプトルだ。

宝を手に入れ、帰ろうとしたときにいきなり、



バクンッ!


視界が青色の空からピンク色に変わる。
しかも、ジュプトルよりも大きく、粘着質な舌に全身を舐めまわされる。とても柔らかいし暖かい。

ジュプトルは微妙な快感と戦いながら逃げようとする。

すると、舌が突然持ち上がる。


呑みこむつもりか・・・。


そう思ったジュプトルはとっさに舌から降りる。


それを感じたボーマンダが舌をジュプトルの降りた先に押しつける。


しかし、そこは上からも下からも柔らかい快感が体を襲う。そんな中でジュプトルの口には大量のボーマンダの唾液が入る。


ゴホッゴホッ!


思わずむせるジュプトル。

するとボーマンダは器用に舌先をジュプトルにくっつけながらまた舌を持ち上げる。


そして柔らかく力を入れてもその肉が形を変え、力を加えても意味がない。
しかも、唾液で滑って行く。

そして・・・・・。






ゴクンッ。





ジュプトルは飲まれる。





そんなことを思い出しながらジュプトルは抵抗もできずにボーマンダの胃壁に弄ばれる。


「どうだ・・・?気持ちいいか?」




と声が聞こえてくる。


ジュプ「・・・・いいわけないだろう・・。馬鹿野郎・・・。」


ボーマ「へへ。ゆっくりしていけよ・・。ここがお前の人生のゴールだからよ。許しちゃいねぇぜ・・・。あんなうまそうなネズミを逃がしたことを。」

そう。ジュプトルは自らの直感で何かが起こると判断し、ライチュウを逃がしていた。宝を取る時に。

ジュプ「この宝はもしかしたら電磁波に反応したら壊れるものかもしれない。お前はあの2人のところに行き、ここまで案内しろ。」

と言って。

ジュプ「・・・・・・・それが俺の信念だよ・・・。自分より仲間だ・・・・。」


薄れる意識の中、ジュプトルは言う。



ピリッ



ジュプトルの体に何か激痛が走る。焼けるような痛みだ。

ボーマ「へへ・・・。嫌いじゃねぇぜ。そういうやつ。俺もそういうものを持ちたいものだな!遺言はそれだけか?」




ジュプトル「・・・・・やつらに・・・・ポワルンに・・・・・ジヘッドに・・・・そして・・・・・ライチュウに伝えてくれ・・。









ありがとう。」





こうして、1匹の勇敢な命は大きな竜の体で灯を消した。



メンテ
Re: 雨が止むまで・・。 ( No.28 )
日時: 2010/12/06 18:57
名前: 氷水

ふぅー。過去編はこの辺で終了したいなぁー。
実のところヤナップはあんまり消化させたくない・・・。やっぱ自分が5番目にかわいいって思ってるポケモンだからね!

さてブイゼル君の運命だがこれからどうしましょうか。
A、ボーマンダ様に可愛がられながら捕食
B、クチートに弄ばれながら捕食
C,情報量としてサザンドラに捕食
D、消化はされないけど3体のいずれかに捕食。
E、無事


個人的にはAだなぁー♪
メンテ
Re: 雨が止むまで・・。 ( No.29 )
日時: 2010/12/06 19:46
名前: ロンギヌス

Eは論外ですね。(オイ
AかBがいいです!


メンテ
Re: 雨が止むまで・・。 ( No.30 )
日時: 2010/12/06 19:59
名前: won

ロンギヌスさんと同じで↑
メンテ
Re: 雨が止むまで・・。 ( No.31 )
日時: 2010/12/07 00:01
名前: 闇銀

Cだと面白そう・・・
でもみんなに合わせてAかB!!
メンテ
Re: 雨が止むまで・・。 ( No.32 )
日時: 2010/12/08 12:11
名前: 氷水

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
・・・・。そんな話を聞いた僕・・。ヤナップは1日前のような安心感はなかった。

ブイゼルはすっかり回復してもう元気になっている。


ブイゼルがまだ寝てた時、僕はサザンドラに驚きの情報を伝えられた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


サザ「お前らはもしかして、相手が2匹だと思っていないか?違う。相手は3匹さ。基本的に活動してるのは2匹で、緊急事態用に一体用意してるんだ。」

ヤナ「じゃあなんで逃げられた・・・?ジヘッド時代に。3匹vs1匹 でポワルンを連れて帰って、もう勝ち目がないはずだ。」

サザ「・・・・これだよ。つかったのは」

そういうとサザンドラは何かをおもむろに取り出す。

・・・あなぬけのひも。


サザ「我ながら、ずるかったよ。しんぴのしずくを口にくわえたポワルンを介抱しながらこれを使って逃げたんだ。」

・・・・・少しの間沈黙が流れる。

するとサザンドラは

サザ「これをお前らにやるよ・・・。何かあった時はこれで逃げろ。ポワルンだってお前らが死ぬことを望んではいない・・・。」

ヤナ「なんでここまでしてくれるんだ・・?」


サザ「・・・・お前がジュプトルみたいだからだよ。タイプも性格も喋り方も・・・。何より仲間を大切するところだ。だから・・・お前にはああなってほしくないんだ・・・。」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

僕はあの時のサザンドラの顔を忘れられない・・。今にも泣きそうな・・・。仲間を思う顔。

ブイ「どうしたのー?・・・・・緊張してるの?」

ヤナ「・・・少しな。考え事してただけだ。」

ブイ「・・・・僕は強くないんだ。いっつも助けてもらってる。それが運命かのようにね。でも、僕も昨日助けてもらって思ったんだ。今度は僕が君を助けるって。」

ヤナ「・・・・あまりむちゃするなよ・・。」


そんなこと話していると、僕らはポワルンの家に着く。しかし、彼はいない。


・・・・滅多に外出しないポワルンがこんな時期に外出・・・?何か関係あるんじゃないかな・・。

そんな予感が頭をよぎる。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

次の日・・・・。天気はどっしりと重い雨の降りそうな空だ。

僕らは岩場へ進む。彼らと会った岩場へ。

ボーマ「来たな・・・・。待ってたぜ♪」

元気よくボーマンダは言う。

クチ「てっきり逃げると思ってましたね。意外です。」

ボーマ「このまま一方的な勝負をしてもつまらねぇ。だからハンデをつけてやるよ。この前とは別の。
この雨は天気予報だとあと6時間後に止む・・・。
それでも決着がつかなかったらお前らの勝ちだ。
いいな?お前らの負けは・・・俺たちに食われた時だ。」

ヤナ「僕たちの勝ちはお前らをあの崖に衝突させた時だ。いいな。」

ボーマ「ふふ・・・。いいぜ。さて景品は?」




   

あ。忘れてた。ブイゼルが食ってしまったんだ。





どうしようかと考えているうちに

ブイ「食べちゃった〜♪おいしかったよ!」

ボーマ「食っただと…?」


クチ「まあ、そうかとは思っていましたがね。仕方がない。
そのスターの実の効力をもった体を食べさせてもらいましょうか。」


その瞬間


ポツッ  



雨が降り始める。







戦いの始まりだ。
メンテ
Re: 雨が止むまで・・。 ( No.33 )
日時: 2010/12/08 12:16
名前: 氷水

多分これはシリーズ化しません^w^

もう一個の遺跡の方はシリーズ化予定です!
あれ書いたのはある方の小説を読んでたら
無性に書きたくなっちゃったんですよね・・ww

明日には試験終わるんで、こっちの作品仕上げたいです!でもまだ2展開残ってるんですよね・・・。
メンテ
Re: 雨が止むまで・・。 ( No.34 )
日時: 2010/12/13 21:05
名前: 氷水

・・・・・雨が強くなり、遠い街で時計がなる。

あれから何時間かした。勝負を始めてから。



誰がどう見ても負けた。



ブイゼルの腹にはクチートのメタルクローの跡。
僕の顔にはボーマンダのドラゴンクローの跡。


ボーマ「なんだよ・・・。もう終わりか?雨だって降り止む気配ないのによ。」

クチ「しかたないですね。所詮この程度です。さあ、いただきましょうか」

僕は逃げようとする・・・。でも足が動かない。


もう走る力も残っていない。


もう死ぬしかない・・・。


ブイゼルもかろうじて意識はあるが喋る気力もないようだ。


ボーマ「そうだな・・・・。じゃあこっちの猿から頂くか♪」


そういって僕の2倍はあろうかという口を近づける。


その大きな口が開く。


ピンク色の・・・大きい舌が出る・・・。



その時 


ボーマンダが吹っ飛ばされた。


僕は突然のことで何が起こったか分からなかった。

前に立っていたのは・・・。


ブイゼル・・・。


彼はとっさにスターの実で強化されたアクアジェットを彼に食らわせていた。

もちろん戦いのときに使っていたらふっ飛ばされはしなかったが、

今は勝った余裕さえ感じていた。

無防備だった。そこにブイゼルは突きこんだ。


ボーマ「・・・いってぇ・・・。よくもやりやがったな。」


ボーマンダは心底怒ってるらしい。 それもそのはずだ。


敗北条件の崖にぶつかりかけたのだから、相当なプライドが傷つけられた。


ヤナ「逃げろ・・・・またあいつに攻撃ができるか分からないぞ・・・。」


ブイ「この前言ったよね・・・?いつも守られてばっかりだから   今度は僕が助けるって。」


ボーマンダが大きな口をあけながらブイゼルに迫る。














ブイ「今がその時だよ。」









ブイゼルにボーマンダのピンクの舌が触れる。




ブイゼルはその舌に巻かれる。



僕は何かしようと試みた。


覚えてる技・・・アクロバット・・・。種爆弾・・・。ソーラービーム・・・。


そして・・・。  試してみる価値はあるかもしれない。



くさむすび!!



ボーマ「うおっ?!」


そういうとボーマンダは僕の技をまともに受け崩れ落ちる。


それもそのはず、この技は体重が重ければ重い程威力が上がる。

この技で相当ダメージを食らったはずだ。


ボーマ「てめぇら・・・・ゆるさ・・・ねえぞ・・・。」


ブイゼルがいつの間にか空中にいた。


くさむすびを受けた時に空中にはじき出したらしい。


僕はブイゼルを受けようと立ちふさがるクチートにアクロバットをくらわす。

さすが鋼タイプ。そこまで動じない。

でも本体の腹に当てたからふらついてはいる。


限界な足と格闘しながら・・・・。


ここだ・・・。


早く・・・。


落ちてこい・・・。



その時


何かを空中でブイゼルをつかんだ。いや、正確にはくわえた。


?「ふぅー。間一髪ってところっすね。」


ボーマ「おせぇぞ!馬鹿野郎!」


?「なんですかぁ?助けてきたのに〜。心外っすねぇ〜」



フライゴン・・・僕が前に倒したやつだ。



フラ「お!誰かと思えばこの前僕に”偶然”勝った坊ちゃんじゃないっすかー。」



僕を指さす。 ブイゼルを手に持ちかえながら話す。



ヤナ「どうした?また負けにきたn・・・」


強気のセリフを言う前にボーマンダほどではないが大きな舌を



ベロォォォォォォォォォォォン




と足から顔面まで舐める。

相当腹が減ってるのか粘性が強い。



糸を引いた舌をしまい、

フラ「この前は手加減したんっすよ〜。」


ボーマ「お前って普段の勝負で手抜くの大嫌いだって言ってたよな?」


クチ「言ってましたね。確かに」



フラ「・・・・・・言ったっけ?」



ボーマ「坊主。こいつ手抜いてたか?」


僕を見て言う。

ヤナ「いや。途中『これが俺の本気だ!この技を受け取ってみろ!』って言ってはなった流星群はずしてたけどな。」



・・・・・・・・・・。



沈黙が走る。


ブイ「放してよぉ〜!痛いよ!」



フラ「おっと、今回は人質がいるんでしたねぇ〜♪」

そういうとフライゴンはブイゼルを空中にほおり投げ

ブイゼル2体分はあろうかという口をあける。


バクゥ!


少し口から唾液が漏れる。


ブイゼルがフライゴンの口の中で暴れる。



フラ「うりゅひゃいでしゅねぇー(うるさいですねぇー。) みょうのみきょみまひゅか(もう飲みこみますか)。」

口のふくらみがだんだんのどへと移る・・・。


グン・・・グンと  


降っていた雨が強くなる。



・・・・・・・もう何もできない。


ボーマ「仲間が食われるの見ておけよ。その後お前も喰ってやるから」


その時


ブイ「ヒモを使って逃げて!」


フライゴンの喉から聞こえる。



僕に逃げろというのか・・・。


命の恩人の君を見捨てて


・・・・絶望感しか心にはなかった。


僕を助けてくれたブイゼルを助けられなかった。


そんな力も残っていなかった。




その時 



あられ!




後ろから聞き覚えのある声だった。



後ろを振り向くと



ポワルンだ。あともう一体・・・。


ライチュウ・・・サザンドラの話に出てきたポケモンだ。



ライチュウ「君は友人を見捨てるほどいくじなしじゃないだろ?あきらめんな!」

電撃を僕の持っているあなぬけのヒモに飛ばしそれを焼き焦がす。


ポワルン「懐かしいですね。コンビを組むの。」



ライチュウ「へ!オイラだけでも十分だけどな!」



ボーマ「食い応えのある奴かと思いきや、前俺たちに負けた奴らじゃないか・・・。」


クチ「また負けにきたんですね。良いでしょう」




フライゴン「ぶぇー!っぶぶううぶぶ!びゃぼば!」




フライゴンの喉でブイゼルが暴れてるらしい。




雨があられに変わる。


生死をかけたラストマッチが始まる
メンテ
Re: 雨が止むまで・・。 ( No.35 )
日時: 2010/12/13 21:07
名前: 氷水

次回はブイゼル目線で番外編ですかねww

捕食書くの苦手なことに今気づきました。
胎内描写とか実際にいかないと分かりにくいですよね。
メンテ
Re: 雨が止むまで・・。 ( No.36 )
日時: 2010/12/25 23:25
名前: akod

生死のラストマッチ…(怖っ
捕食は大変ですよね。普通の小説だったら書きやすいんですけど。
続編楽しみ♪
メンテ
Re: 雨が止むまで・・。 ( No.37 )
日時: 2011/01/24 21:49
名前: 氷水

「うーん・・・・・。」

ブイゼルは朦朧とする意識の中で目覚めた。
目の前を見ると顔面にはぷにっと弾力のある舌が巻きついており、かろうじて足は外に出ていた。外から聞こえる声に耳を澄ます。

ポワルン・・?後もう一人は誰だ・・・?

ボーマ「さっさと呑みこめよ・・・。この状態はやばいんじゃねぇのか?」

クチ「どうでしょうかね。4vs3ならまだしも、今は2vs3。こっちの火力専門のフライゴンがいないのはつらいですがね。そちらのブイゼルは戦力外でしょうね。さぁ、さっさと呑みこみなさい」

フラ「言われなくとも・・・・うわ・・・。暴れるんじゃねえ!」

舌を器用に動かして喋るフライゴンの口の中のブイゼルが喋ろうとする。

「僕だって出来ることがあるんだもん・・・・。」


フラ「ん?何ができるんだ?」

そう言って大蛇のような舌をブイゼルの口に巻きつける。
口を閉じても、生温かくネバネバした唾液はブイゼルの口内に侵入する。

これらに、ブイゼルはもちろん吐き気を催すような気持ち悪さに見舞われる。

フラ「じゃあ、いただっきますー♪」

そう言ってフライゴンの頭は上を向く。

ブイゼルは尻尾で舌につかまろうとしても唾液で滑ってうまくいかない・・・。

そして







真っ暗やみの世界へと落ちた。




〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ヤナ・ポワ「!・・・・・。」

2匹とも驚きを隠せない。自分たちの仲間・・・。ブイゼルが目の前で・・・・。食べられた。

クチ「さて、これで3vs3ですが?どうでしょ・・・」

言葉を出し終わる前にクチートは敗北条件の後ろの崖に追突した。

ヤナ「・・・・・るさない」


クチ「・・・・何ですか?」





おまえを






ゆるさないって






いったんだ!!!!





僕は大きく叫ぶ。 クチートは立ち上がろうとするが
僕の怒りのアクロバットを食らってうまく立ち上がれない。

クチ「・・・・・。ごめんなさい。2人とも。これでまた3vs2になりましたね。」

ボーマ「後でどうなるか覚えていやがれ」

フラ「先輩はそういう所があるんっすよぉー♪」

クチートは顔をしかめながらも崖に寄りかかって座る。


ボーマ「さて、次にくるのはこの2匹のうちどっちかな・・・?俺の胃袋に・・・ってあれ?2匹だと?」

ボーマンダの目の前にいるのはポワルン・ヤナップ 
ライチュウは・・・・どこに





ここにいるよ





真上を見ると電気を体にまとったライチュウが空からボーマンダに一直線に突進しようとしている。


ライ「もう思い出させるなよ。ジュプトルのことを。そういう事実を作る前に、この話を白紙に戻してやるよ・・・。」

とつぶやきながら ボーマンダにすごい勢いで突進する!

周りに地響きが鳴り響く。

砂煙の舞う中かすかに見えた・・・。崖にめり込んだボーマンダの姿を。意識はないようだ。

ポワルン「今ですかね。行きますよ!」

そういうと粉雪が舞い始めた。

フライゴンの周りに強力な粉雪が舞う。

フライゴンはうなされながら崖に向かって倒れる・・・。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ブイ「わわっ!」

いきなり倒れたこの胃壁の持ち主によってブイゼルはバランスを崩す。

この空間は良いものではなかった。
運よくまだ胃液は出ていないが、とにかく臭く、光もかすかにしか見えない。しかも柔らかい胃壁が手足の自由を奪い、思うように逃げれない。

ブイ「・・・・今がチャンスかな・・・。」


そういうとブイゼルは這いつくばりながら倒れて横道なった食道を ねとねと した液体に触れながらも必死に進む。
生きるため、勝つため、そして、また笑うために。

光が見える・・・。フライゴンの舌が唾液でキラリと光る。その外で僕の・・・・親友がいた。

もう雨の止んだ空の下にいた。

雨が止むまでの戦いは終わった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
終わったぁぁぁぁぁぁぁぁぁ! 
あまりにも強制的な終わらせ方だけど大丈夫か?
ヤナ「大丈夫だ。問題ない」
英検の勉強があったのでしばらく更新できませんでしたー。
とりあえず終わりましたので遺跡の方を終わらせたいと思いますー、
見てくださった皆様ありがとうございましたー!
メンテ

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