Re: ICE AGE ( No.1 ) |
- 日時: 2010/11/30 21:13
- 名前: ロンギヌス
- …連合軍総司令部地下7階…
そこに、誰にも触れられず、30年もの間未開の冷凍庫が存在している。
近づいた者は帰ってこず… 近づく者も減っていき…
いつの間にか閉鎖され、今では古ぼけた「KEEP OUT」のテープが貼り付けてある。
そんな拒絶空間の噂は絶えるはずもなく…
長年兵士達の恐れた目に睨みつけられながら、30年……
今では「開かずの間」として、一種の心霊スポット扱いされていた。
「…なんだ見たことないのか…?開かずの間…」
「ある訳ないですって…僕入隊したの1週間前ですよ?いつからあるんですか?」
「ん…さあな。俺らが生まれる以前……いやそれ以上…」
所変わって地上4階の食堂。 兵士達の唯一の安らぎ空間。昼下がりは馬鹿話、噂話、大人気ない陰口など、様々な情報が飛び交っている。
そんな変わったネットワークの中2人の下級兵士が、開かずの間について話し合っていた…
1人は2人の中でも年上先輩のリゲル。
「…行ってみるか?今度の休みに…」
もう1人は年下、後輩のドイル。
「ま、待ってくださいよ…許可なんて上が出してくれる訳…」
「いいじゃねえか…そんなのいちいち取ってたら半日かかるだろうが。」
「で…ですが…」
話は変わるが、ここの兵士の左手首には必ず、「ライバー」というカードを読み込む機器が取り付けられている。
カードというのは今世紀の科学の結晶…
全てのデータをたった一枚のトランプサイズのカードにする技術が開発され、今では「ティッシュ」のように世界中で知られている。いや、「ティッシュ」は過去の遺物かな…
とある世界では「メモリ」というのもあるそうだが……それは使い方が分からない。
彼らの話がついようだ。
「んじゃ…明後日の夜1時な。現地集合。遅れたら一万回死刑。」
「それは困りますって……行きますよ…」
2人の予定はついたようだ。
連合軍総司令部地下7階…
?「.....出せ………出せ………出せ………出せ………出せ…!!……出せええええええええeeeeeeee!!!!!!!」
分厚く錆びた鋼鉄の扉から、この世の物とも思えない声が轟いてくる…
しかし扉は開かない。「開かずの間」だから。
扉の向こうからの声に、巣くっている鼠は逃げ出す。調理場から盗んだ贅沢なチーズを放り投げ、逃げ出す。
扉の向こうへ行った者は…帰らない 扉の向こうへ行った者は…逃げられない
マイナス30C°の極寒の冷凍庫で、何がいるのか……
無謀な2人の挑戦者が、明かしてくれるだろう。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
※劇中解説↓
〜ライバー〜
セットアップ式のカード読み込み装置。 この世界には一億以上のカードが存在し、それをこのシステムにセットする事により、様々な現象が発生する。
例:
「ディフェンス(防御)」のカード ↓ セット ↓ 厚い盾が出現する
みたいな。 基本メモリとおんなじですね、はい
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Re: ICE AGE ( No.2 ) |
- 日時: 2010/11/30 22:38
- 名前: S
- 連合軍の地下に何でそんな物を封印するんだ・・・w
ライバーって未来兵器がどんな活躍をするのか楽しみです
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Re: ICE AGE ( No.3 ) |
- 日時: 2010/11/30 23:52
- 名前: ロンギヌス
- 「あー……だりぃ…」
リゲルがだらけきった様子で、トレーニングルームからのっしのっしと怪獣みたく出て来る。ドイルはその後ろについてきていたが、リゲルよりも顔は爽やかそうだった。
「先輩…たかがテストでうなだれてたらマズいんじゃ…」
「う…うるせぇ…たまたま疲れた時に当たっただけだ。」
「上官はそんな言い訳聞く間もなくこれですね。」
ドイルは喉を掻き切る動きをする。……「クビ」
「わわ、分かってる……それより今夜、分かってるよな?1時だぞ。」
「…でもなんで1時なんですか?」
「教官どころか草木も眠るうしみ…」
「うしみつ時は2時ですよ。」
………
「と、とにかく今夜だ。遅れるなよっ!?」
リゲルはそのまま兵室へと直行し、あっと言う間に姿を消した。
〜〜1時〜〜
「やべぇやべぇ……遅れるってヤバい…」
地下への階段をガンガンとけたたましく降りていくリゲル。あろうことか、自分が約束を忘れてしまっていた。
階段を進んでいく毎に、段々光が薄れていく……実のところ地下2階より下は殆ど使用されておらず、現在は小さな廃墟となっていた。
巨大冷凍庫が老朽化し冷気が漏れているのか、階段を降りるにつれて寒くなってくる…
「地下 3」と描かれた札の前で、リゲルは急停止した。腰から2枚のカードを取りだす。
「…使うか……流石に。」
ライバーに2枚とも挿入し、ガチャリと蓋をスライドする。
…カチッ「Ride…RUMOS、PROTECT」
不気味な機械の声が鳴り、リゲルは透明な光のような物に包まれる。また、ライバーから光の球が飛び出し、リゲルの行く道先を照らした。
これでリゲルは、光と保温効果を手に入れた。
ほっと一息はつけない。遅れてきて変な目で睨まれたら困る……再び爆走しはじめた。
「…ったく!もうちょい良いカード支給してくれてもいいじゃねえか…」
こういうカードは殆ど軍隊、政府が所持し、階級に相当してカードは配られる。 リゲルは一等兵……まあまあと言えばまあまあだ。ドイルは入隊ホヤホヤ二等兵だが、ある程度の実力は認められており、いずれ抜くかもしれない…
「地下 4」のボロ札の下を通り、チカチカしている蛍光灯の道を一直線にリゲルは進んでいく………何だか幽霊でも出没しそうではあるが、そこはそれ。
ふと時計に目をやる。AM1:06……
既にリゲルは目的地、冷凍室のまん前に辿りつく。ドイルはまだ来ていないらしく、辺りはがらんとしていた。
すっかり老朽化している鉄扉を見やると、どこぞの悪ガキが描いた落書き…「KEEP OUT」のかすれたテープ…意味の無い文字列など、多種多様な30年の歴史が刻まれていた。
再び時計へと目を移す。AM1:11…
「わーゾロ目だー♪」とはしゃぐ歳でもないので、未だ来ないドイルの事を考える。
何をやっているんだろうか……趣味のモンハンとかいうゲームに熱中したか?女垂らしか?教官にこっぴどく叱ら…
「うわああああああああぁぁぁ………」
ビクッと体を震わせる。冷凍室の中から、何やら聞き覚えのある声だ……
すぐさまカードを取り出しライバーへと突っ込む。慌てていたせいか、拍子で他のカードが5枚程、バラバラと散らばり落ちる。
…カチ「Ride…POWER」
ライバーを着けている方の手で、鉄の扉を強く押すと、なんと150kgはあろうかというのに簡単に開く。
もちろんリゲルはそんな事には眉一つ動かさず勇気と好奇心故に、漆黒の闇々へと足を踏み入れた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
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Re: ICE AGE ( No.4 ) |
- 日時: 2010/11/30 23:58
- 名前: アル
- なんとなくドライバーってアイテムが
ディケイドのドライバーを連想してしまった その内、とんでもないカードを使ったりしてw
しかし、もう一人がどうなっているやら…?
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Re: ICE AGE ( No.5 ) |
- 日時: 2010/12/01 00:42
- 名前: ロンギヌス
- >アル様
元ネタそこですw youtubeで見てたら「ハッ!」と…
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Re: ICE AGE ( No.6 ) |
- 日時: 2010/12/01 07:45
- 名前: リオレイア
- おお!ロンギヌスさんの竜捕食!!
これわ楽しみだ! さて、どんな仔が居るのかな〜♪零下三十℃の極寒の冷凍庫の中ではドラゴン様のお腹の中は天国でしょうねぇ… あ〜!その冷凍庫に入りたい!でも、150kgは無理…
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Re: ICE AGE ( No.7 ) |
- 日時: 2010/12/01 19:06
- 名前: アサシン
- む、何やら気配が…w
この先が楽しみです!w
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Re: ICE AGE ( No.8 ) |
- 日時: 2010/12/02 18:33
- 名前: ロンギヌス
「Ride…FLASH MAX」
一寸先も覗けない暗闇に太陽のように強力な光が溢れる。曲がった鉄パイプを蹴飛ばしながら、リゲルは足を早めた。
…さっきの声…ドイルの可能性が高い。もしそうなら………
こんな極地で何やってんだ……リゲルは薄暗い冷凍棚の間をくぐり抜けると、声がしたと思われる階段を降りた。
地下8階…?秘密の部屋があるなんて聞いた事もない。恐らく誰も気づかなかったであろう階段を駆け下りると、一気に温度が下がった。
零下30…いやそれ以上。保温効果でさえ役に立たない。白い息を吐きながら、リゲルは強いカードを取り出そうとする。
「な………無い…!!?一昨日貰った…はず…」
全身をポケットというポケットをゴソゴソと漁るが、保温関係のカードは1つも見当たる事は無かった。
リゲルははっとする。
落としたんだ…扉の前で……… 5枚ものカードを拾わず、そのまま入ってきてしまった。
今更戻っていたら1時間はかかる。ぞぞっと体に降りかかる悪寒を振り払い、リゲルは足を進める。
ガンッ…!!! 「痛ってえっ!!!……」
足下に気をとられ、大きな氷壁に額をぶつける。よろよろと悪態をつきながら、リゲルは思いっきり壁を蹴りつける。
「くそっ……あーたたた……」
ふと上を見上げる。
リゲルは閉口する。
強いライバーの光に照らされ、ギランと2つの目が、こちらを睨みつけていた。
「えっ……あ…」
がくんと腰が抜ける。手が震え、舌はもつれた。
「何だ……?貴様…」
壁だと思っていた氷が動きだし、ガキガキとけたたましい音を立て、振り向く。
「り…り…竜……?」
きらびやかな氷の体、氷の翼、脚。顔は威厳と残酷さに溢れ、瞳は人さえ睨み殺せそうな血眼………
だが竜を司るそれらよりもリゲルの目を引いたのは、その巨大な脚に踏みつけられている、後輩の姿だった。
「ぐ…ぇ…先輩…?に、逃げて……!!こいつは……ひぃ…!」
鋼鉄さえ変形する力で潰していきながら、視線をドイルへと視線を向ける氷竜。 言わずもがな、「喋るな」と脅していた。
「ぐぁぇ……っ…あがあああああぁっ!!」
「喚くな……おい…そこの人間。」
ビクっとリゲルはおののく。圧死直前のドイルには目もくれず、氷竜は顔をぐいと近づけた。
「……良い道具を付けてるじゃないか…私が封印されし間に、そういう技術も発展していたとはな…」
冷たい左腕でリゲルを壁へと追い詰める。這って逃げるのをニヤニヤと見下ろしながら、氷竜は話を続けた。
「…………笑い堪えんものだな。こんな一筋の光も無い所へ押し込み…いつの間にやら30年もの年月が流れ……今更のこのこ入ってくるとは…」
氷さえ凍えさせる両手で、壁へ張り付かせられるリゲル。誤解を解こうとするが、冷気で喉がやられようだ……あうあうともがく事しか…
「…何の真似だ…?今になって命乞いでもしてみろ…………凍り漬けにしてやる。」
ニヤッと恐ろしい笑いを見せる氷竜……牙さえ凄まじい冷却に耐えられず、カチコチに凍っていた。
ドイルは極寒の床と脚に挟まれ、身動きすら許されない状況だった。ジタバタと意味無く足を振るう。
「私が何をした…?ただ空を飛んでいたあの日、お前達は私を打ち落とし、拘束したと思えば穴に埋め、火であぶり、石を投げ、 槍で突き刺し、挙げ句の果てにここへと幽閉した…………」
凍える指先で、怯えきったリゲルの頬をプニプニと潰す。リゲルは余りの冷たさに指を掴み、引き離そうと暴れ狂う。
「…フフ…この指も30年前は普通だったんだがな……こうしたのはお前らだ。」
凍傷寸前で、指をゆっくりと離す。リゲルは床へと倒れ込み、痛みに頬を押さえた。
「あが…………はあぅ…!!」
「さて……憎きお前らをどうするかだが……どうしてほしいんだ?」
倒れたリゲルに目を細め、嘲笑する氷竜。 爪をギラリと光らせ、喉へと突きつけた。
「喉を掻き切られたいか…氷槍で突き刺されたいか……それとも私同様氷漬けにしてやろうか?」
どうにでも出来る細い首をじっくりと眺め、ガクガクの脚を立たせる。無理な力で動かされ、リゲルは「あっ」と悲鳴を上げた。
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Re: ICE AGE ( No.9 ) |
- 日時: 2010/12/02 18:42
- 名前: ロンギヌス
「…と、ずっと思ってはいたんだがな……」
深い爪跡を残しながら、氷竜はゆっくり手を離す。リゲルはまたしても地面に倒れ込み、寒さに喘いでいた。
「いざ会って見れば………なかなかお前ら美味そうじゃないか…」
歪んだ口の端から、ゴツゴツしたピンク色の舌が覗くのを、2人は見た気がした。
「やめ…て…く…………」 「ひぇぅ……い…」
「フフフ……喰ってやろうか?」
「ガパァ…」と口を開け、リゲルに竜独特の吐息を吹きかける。生温かい空気にリゲルは悶え、必死に説明しようとしていた。
「ここ30年誰1人として我が胃袋へは入っていない……存分楽しませてもらうからな。」
はっきりと2人には、ジュルッという生々しい音…舌舐めずりする氷竜が見えた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
期末テストの次は実力テストってどういうことじゃボケェ!!(怒)
学校側を告訴する!弁護団を召喚!
コメ感想お待ちしてまーす♪
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Re: ICE AGE ( No.10 ) |
- 日時: 2010/12/02 21:16
- 名前: ロンギヌス
- >リオレイア様
ライバーお貸ししますw
うーん…♪やっぱり温度差ある捕食っていいですよねぇー……(極地からいきなりあったかい胃
ドラゴン様々ですw
>アサシン様
コメありがとです。
流石…察しておられましたか。(キラーン
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Re: ICE AGE ( No.12 ) |
- 日時: 2010/12/02 23:05
- 名前: アサシン
- 30年も幽閉されていたのですか〜…
しかも冤罪ですか!(少し意味違うぞw 氷竜さん、ドンドンやっちゃって下さいw
我これを為すのはただ正義の為なり。
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Re: ICE AGE ( No.13 ) |
- 日時: 2010/12/03 01:04
- 名前: リオレイア
- 三十年……ひどい……
今すぐ助けに行くからね!………後でお腹に……だめ?
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Re: ICE AGE ( No.14 ) |
- 日時: 2010/12/03 08:19
- 名前: たぐとも
- 「ここ30年間誰1人として我が胃袋へは入っていない・・・・・・存分楽しませてもらうからな」
このセリフにドキッときましたwww
私でよければ是非www
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Re: ICE AGE ( No.15 ) |
- 日時: 2010/12/03 19:12
- 名前: ロンギヌス
「さあ…頭と足……どっちからが好みだ?」
動けないリゲルを嗅ぐように眺め回し、震えている首筋に舌を当てる。
「だ…や……うぇぇ…」
温かい…とにかく温かい。肉質な舌は首を呆気無く犯し、服の中へと侵入してくる。
「ぬぇ……や、やめ…て…」
「フフ、気持ち良いのは分かっている……とっとと諦めるんだな。」
舌を服の間に挟んだまま、氷竜は見かけより遥かに大きな口を開く。細く立つ唾液の柱……肉々しい喉の奥……そして奥深くから吹いてくる生温かい吐息。
牙の門が額に触れ、分厚い舌は抜かれると、氷竜は口を閉じる。
バクン……
「ひ…ひえええあああぁぁっ…!!!」
お構いなしに頭から食われ、舌のカーペットに寝かされる。無我夢中で狭い口蓋をボコボコと叩くが、固い顎は頑として動かなかった。
唾液も柔らかそうな頬肉から染み出してくる。舌がぐいっとリゲルを持ち上げ、そこへ押し付けた。
「ぶ…ぐむっ…!うぶぶっ……!!!」
「いやはや昔懐かしい味じゃないか……服も脱いで貰えればありがたいんだがな。」
狭苦しい圧縮空間で、「温かい」舌と「冷たい」頬に挟み潰される。手を立てようとすれば、ずぼっと頬肉は手を埋めてくる。
リゲルは感覚も凍りかけていたのか、今になってやっと実感が湧き出してくる。
……自分は今、竜の口の中。 …何とかして逃げ出さなければ、「ごくん」と呑み下されてしまう…
恐怖が覚醒剤のように心を襲い、人としてできる限りの抵抗を始める。頬を蹴りつけ、もがき、舌を殴り…………
しかし所詮はか弱き人。強大なるドラゴンには、打ち勝てるはずもなく…
ぶにゅっ…♪ 「うぶわっ…!ああっ…やめ…落ち…」
口内だけでは楽しめなくなったのか、氷竜はぐっと上を向き、舌をくねらせてリゲルを落とそうとする。ゴッツリと隆々しい舌に抱き締めることを余儀なくされたリゲルは、屈辱感に満ち溢れ、更にしがみつく力を強くする。
……不本意だったが、抱きついた舌は見かけによらず柔らかく、冷たさから身を包んでくれる肉布団のようにも思えた。
一瞬、冬の寒い朝を思い浮かべる。出たくない……ずっと居たい……
理不尽と快楽と苦痛に押し潰されそうになりながら、リゲルは自分を振り落とそうと暴れ狂う舌を睨む。
氷竜がじれったそうにしているのが、何となく分かった。
「おい…離せ。痛くはしない。」
イライラを殺し、優しく語りかけられる。見せかけの口調に騙される程、リゲルは馬鹿では無い。
「う…うる…さ………出せ…」
「………出せ?私もずっとそう訴えていたが?」
何時までもしつこく抵抗していたためか、とうとう氷竜は柔らか口調を捨て、凶暴な捕食者へと変貌する。
「…まだ助けを乞うか……ならば…」
「ぐっ…うわ…!うわああああぁぁっっ!!」
いままで戯れているかのようだった舌は一変し、鬱陶しく張り付く「虫」を落とそうと、激しく暴れ始める。
口蓋へ押し付け……巻きついて呼吸を封じる。次々と繰り出される舌技に、リゲルの手はあっという間に離れてしまった。
「うわっ…い、やあああだあああああああああああああああああああああああああああああああああああああぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!」
「死ね、愚虫が。」
…ごくり。
ムグ…ゴキュ…ゴキュ…♪
リゲルが暴れながら呑まれていくのを、ドイルは脚の下で見せつけられていた。
長い首の「ぽこっ」とした膨らみが、脈打ちながら真っ逆さまに堕ち込んでいくのを…
「げふっ………美味…。」
満足そうに出たお腹をすりすりと撫でる氷竜。久しぶりの余韻を楽しんでいるのか、目はうっとりしていた。
「た…助け…て………!!」
「…………フフ」
命乞いを、腹を膨らませた竜にしているドイル。
どう考えても浅はかすぎた。
「お願いしま………何でもするから…」
「フフ………フフフフフフフ……」
不気味にドイルを見つめたまま、氷竜は笑いだす。目から理性は消えていた。
「や、し、死にたく……!!」
「…やかましいな…」
がしっと頭を掴むと、無理やり自分の目の前へと引っ張り出す。
「お前も暴れたりはするなよ…?」
「ひ……わ…」
グパァ……
|
Re: ICE AGE ( No.16 ) |
- 日時: 2010/12/03 19:21
- 名前: ロンギヌス
- >アサシン様
氷竜もドンドンやっちゃいたいと思いますが、このままぱくっ…ごっくん♪では面白みに欠けるので……
>リオレイア様
氷竜「フフ……その肉体溶けるまでいたぶってやろうか…?30年の空腹、お前に癒やして貰おう。」
リオレイアさん……う、し、ろ。
>たぐとも様
ドキッと来たなら即行動!お口にダイブ!
氷竜「なかなか良いカモじゃあないか……舐めていいか?」
今更……彼(氷竜)の詳細↓
名前:不明
容姿:全身艶やかな氷で覆われており、30年もの幽閉の末、氷なら自由に操れる。
顔は……レウス亜種に近い感じ(透明感あり
舌:カイオーガと正反対(ごつごつ、厚い、短い)
体温:零下2C°
特技:睨むのが得意。(30年前、捕らえた人間を睨みつけたのが原因で監禁
戦闘力:今は高い(昔はかなり弱かった とある世界の懸賞金に表せば、現在1億円
|
Re: ICE AGE ( No.17 ) |
- 日時: 2010/12/03 20:11
- 名前: S
- 眼付けただけで、監禁なんて酷い事を・・・
監禁30年の久々の捕食なのか、喰らい方が好みのシチュですw
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Re: ICE AGE ( No.18 ) |
- 日時: 2010/12/03 23:37
- 名前: m.t spec
- いいなぁ(*'〜'*)
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Re: ICE AGE ( No.19 ) |
- 日時: 2010/12/04 18:20
- 名前: ロンギヌス
- 氷竜〜食道内〜
「うぶぐ・・畜・・生・・!」
ぶよぶよと動く肉壁に挟まれた空間の中を、 リゲルは重力に従って下へ下へと落ちてゆく。 落ちる速度こそゆっくりとしたものだが、 この空間は確実に彼の体を呑み下そうとしていた。
頭から呑まれたため手足による抵抗は意味をなさず、精々落ちる速さを緩めただけ・・・
狭い空間の中、必死に体をじたばたともがかせるものの、 分厚い肉の壁は彼を執拗に押しつぶしてくる。
しかしそんな絶体絶命のリゲルの目に、手に着けられたライバーが映り込む。
幸い、「耐熱耐圧防水」仕様だったらしく、使用に支障は無かった。
「カ、カードが・・・と、取れ・・ねえ・・」
しかし問題は腰へ取り付けたカードケース。締め付けられる力が強すぎ、自由が利かなくなってしまった腕に、腰に手をやるのは無茶だった。
そして身動き一つできないほど、彼の体はがっちりと拘束されてしまう。
ずぶずぶ迫り来る肉壁と格闘している間に、どういう訳か鼻口からの呼吸が少し楽になった。
頭が厚い噴門をぐぐっと押し開いたのだ。
「ま・・・まずい・・・!!」
粘液に紛れて分からないが、リゲルはたらりと冷や汗を流す。 一旦胃袋に落とされてしまえば、余程の事がない限り外へは出られなくなり・・・そして・・
「消・・・化・・・」
丸呑みだからこそ味わえる恐怖感。リゲルはねっとりと温かいにも関わらず、ブルブルと震え始める。
慌ててケースを求めて手を伸ばすが、逆さ釣りの状態では何もできなかった。
「い・・あああっ!!」
ズボッ・・べちゃっ。 とうとう落とし込もうと脈動する食道に耐えられず、リゲルは真っ逆さまに胃へと落下した。
その頃、外では・・・
摘まみ上げられたドイルは震えながらライバーを氷竜へと向けていた。カードには、『ATTACK RIDE IMPACT』と記されている・・
「ほう・・・やはり喰われたくはないか・・」
「当たり前だっ!!先輩を・・先輩をだせ!!」
ガチャリとライバーを構える。脅しているらしいが、気迫は無に等しかった。
氷竜はしばらく押し黙ると、じゅるっと涎を垂らしながら口を開く。
「おもしろい・・撃てばどうだ?」
「なっ・・・」
驚いた事に氷竜はライバーに恐怖の欠片も見せず、それどころか再び口を開け、ドイルを喰らおうとしていた。
流石にもうどうしようもなくなり、ドイルは迫る舌へとライバーを向ける。
ドドキュゥゥ…ン!ドドキュゥゥン!・・・ ・・ドガガガガガガガガアアン!! ドゴン・・・ドゴオン!!
耳を劈くような銃撃音が轟く。予想以上の爆煙にドイルは咳き込み、うっすらと目を開けた。
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Re: ICE AGE ( No.20 ) |
- 日時: 2010/12/05 00:33
- 名前: リオレイア
- え?……あ♪氷竜さま!
もう、舌と肉壁でむちゃくちゃにして下さい! それにしても…酷い…本当に酷い… ただ睨んだだけなのに…どこの不良だ!?
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Re: ICE AGE ( No.21 ) |
- 日時: 2010/12/05 08:36
- 名前: たぐとも
- 氷竜様、ぜひ舐めてください♪そのあとは好きに弄っても構わないのでw
う〜ん♪ 鬼畜そうなその性格も好きですw
ロンギヌスさんすんばらしいですよ´Д`*)ハァハァ
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Re: ICE AGE ( No.22 ) |
- 日時: 2010/12/05 08:55
- 名前: アサシン
- やはり氷竜さんは鬼畜でした(嬉
そんな貴方に食べられてみたいです…w
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Re: ICE AGE ( No.23 ) |
- 日時: 2010/12/05 18:36
- 名前: S
- 無敵な氷竜w鬼畜な性格がまた・・・
好みの食い物は何ですか?w
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Re: ICE AGE ( No.24 ) |
- 日時: 2010/12/05 19:01
- 名前: ロンギヌス
- >リオレイア様
人間は自分の理解を超えるものを認めようとはしませんからね・・・(僕なら抱きつきますけどw
>たぐとも様 個人的に愛捕<鬼畜ですので。
水神の可愛さには敵いませんが、お褒めの言葉ありがとです!!
>アサシン様 氷竜に出会うまでの手続き↓
防衛大学卒業→国家資格を取得→連合軍へ入隊→無断で地下7階、冷凍室へ→「ごくり」
しかしもうすぐその必要も・・w
>S様 人、もしくは人間、もしくはヒトw 大好物だそうですw
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Re: ICE AGE ( No.25 ) |
- 日時: 2010/12/05 21:27
- 名前: ロンギヌス
- 〜〜〜
「……そ、そんな………!!」
「フフ…いい玩具じゃないか。」
ドイルの攻撃をものともせず、氷竜は冷ややかに笑いをこぼす。光弾は見事舌に命中したものの、舌はプスプスと微かに煙をあげるだけだった。
ドイルは急いで次のカードを使おうと手を伸ばす。しかし、氷竜が2回目のチャンスを くれる事は無かった。重厚な舌はドイルを決して逃がさず、焦った顔を思い切り舐め上げる。
「ぶぅっ……!!は、離せえっ!!」
「若者は良い肉味だな…?さて………」
氷竜は一撃で唾液まみれとなってしまったドイルを、自分の身長より高く持ち上げる。状況が把握できないドイルは、ライバーを使う勇気も出せず、あわあわと口を震わせる事しかできなかった。
「な…なにを………えっ…」
「離してほしいんだろう?安心しろ……んあっ」
小さな体を摘まみあげたまま、広大なブラックホールを開ける氷竜。口内は第2の餌を渇望しており、たっぷり唾液の海を造り上げていた。それだけでは無い。その海に長時間浸かり濡れきった舌肉が、落ちてくる獲物を今か今かと求め、躍るようにグニグニと蠢いている。
「あ……やめ…っ…離さ…ないで…」
ブラブラと揺れる脚の舌に広がる地獄。最もドイルの目を引いたのは、テラテラ輝く舌のうねりだった。落ちてしまえば、恐らく一生…
「い…やめて…くれ………お願いだ…」
「ククク……頂きます。」
ドイルを掴んでいた手は、糸が切れるがの如く、「パッ!」と離される。
一瞬浮いている様にも見えたが、重力とはむごい物で…
「うわわあああああああああああああああああああああああああああああああああああっ!!!!!いやだああああああああああああああああああああああああああっ!!!!!!!!!!!!!!」
バクッ………ンギュ…ゴクリ♪
ドイルの叫び声はくぐもっていき、あっという間に聞こえなくなってしまった…
|
Re: ICE AGE ( No.26 ) |
- 日時: 2010/12/05 23:19
- 名前: ロンギヌス
- 氷竜〜胃袋内〜
「カードが……取れ…な……うわあっ!!」
ググッ……ドチャリ
リゲルと全く同じ行動を取りながら、同じ空間へ落とし込まれたドイル。食道で揉みほぐされてきたせいか、恐怖でパッと立ち上がり、辺りを見回す。
竜の胃………絶対に破れない厚い肉壁に包まれ、脱出不可能な密室…
胃壁からは常に唾液が分泌されており、この空間から湿気と潤いを絶やさない。遠くからは「ドクン…ドクン…」と力強い鼓動が響いてくる。
ドイルは興味本位で、ヌメヌメとした胃壁を軽く押し込む。
ぷよっ……ぽよん… 「うわっ…すご…」
本当に軽く押しただけだと言うのに、入れた腕は肘ぐらいまで沈む。おまけに凄まじい弾力性を持っていた。
ふと上を見上げると、噴門はきつく閉じられ、もう開く事は無さそうである。
古の伝説では大竜は大抵の獲物を虐げ、手当たり次第に呑み込んでいったとか。そして呑まれた者の末路はここ。胃袋で身が溶けるまで揉まれ苦しみ、主人の一部となってしまう。
今も昔も、それは変わらない…
ぐにゅ
「ん…ん?」
歩いていたドイルは、胃肉とも違う、何やら変わった感触の物を踏んづける。恐る恐る目を下に向けると…
「…………先……輩…」
見覚えのあるライバーが着けられた腕だけが、グヨグヨと蠢く胃底に浮かび、そこにリゲルが沈んでいる事を示していた。
余程暴れていたのだろう…手は力なくグッタリとしている。きっと、来ない助けを求め、伸びきっていたんだろう…
「先輩、今助けますから………」
自分のライバーを構え、カードケースをまさぐる。そうしている間にもリゲルの腕は「ズプニュ…ズプニュ…」と肉に沈んでいき、既に手首が飲み込まれようとしていた。急がなければ手遅れに…
ドイルは「RIDE POWER」のカードを何とか探し当て、大慌てでセットした。
カチッ…「ERROR。」
「え……嘘…」
ガチャッ…カチッ「ERROR。」
何度やっても繰り返されるエラーの音声。ドイルは半ばパニックに陥りながら、ガチャガチャと同じ操作を繰り返し続ける。リゲルの手はもう、親指が埋もれてしまっていた。
ガチ…「ERROR。」
「そんな…頼むよ……」
ここでドイルははっとする。震える手でライバーの蓋を開け、読み込んでくれないカードを取りだして見た。
カードがふやけている…… 肉管でぎゅうぎゅうと押し揉まれた上に、この湿っぽい胃袋に入れられた紙製のカードが、機械に通るはずもなかった。
ズポゥ……ジュプ…
「嫌だ!!先輩、独りにしないでください!!!」
ただの紙くずとなったカードを放り投げ、ほんの僅かに見え隠れしている中指の先を掴む。しかしカードの力無しで、しかもヌルヌルと滑る手で重い体を引き抜く事など…
ゴポリ……ムニュ…ムニュ……………
「せ………うわああああっ!!!!!!」
呆気なく儚く、リゲルは柔肉に溺れていき、見えなくなった。ドイルは腕を突っ込もうとするが、リゲルが沈んだ部分のみ屈強に堅くなり、胃はマッサージの邪魔をさせない。
開かない胃底の上に跪き、ドイルは悔しさに涙を浮かべる。だが今、自分が生きている場所は、「胃」。溶かすのが仕事。
後ろから胃壁が迫ってくるのも、仕方のない事だった。
「………!!」
失意に打ちひしがれているドイルに、背後から優しく取りついてくる胃壁。ドイルは「しまった」ともがきはしたが、無理は無理。
1分も経たない間に、リゲルは顔以外の全て が胃壁に飲み込まれ、死んだ抵抗を続ける顔だけが覗いている。
「畜………生ぉ………」
ゴポリ……ムギュウニュムムムゥニュムニュム…………ムグムグ…
胃袋は愛撫の限りを尽くし、敗者を温柔に慰め始める。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「ゲフッ……ぅぅー人間って……最高だな…」
氷竜はのしのしと体を動かし、冷凍庫の入口へとたどり着く。お腹は見事に2人分の大きさだった。
「上いけば…………もっと食えるよなぁ…?」
氷竜自身、今の顔は最も貪欲な表情だったと認める。
これから来るであろう地獄も知らず、平凡な生活を送っている人間達。 その彼らを守ってくれていた重い扉が、ギシギシと鈍い音を立て、開きだす。
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Re: ICE AGE ( No.27 ) |
- 日時: 2010/12/06 08:00
- 名前: リオレイア
- 良いなぁ……一生胃袋で過ごしたい…
氷竜さま!外に出た時は私から!
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Re: ICE AGE ( No.28 ) |
- 日時: 2010/12/06 19:53
- 名前: S
- 手当たり次第にむしゃむしゃと
いよいよ復讐劇の始まりか・・・w
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Re: ICE AGE ( No.29 ) |
- 日時: 2010/12/06 22:41
- 名前: ロンギヌス
- 「兵長、今日の朝食なんでしょうね?」
地上1階…曇ったガラス越しに朝日が登るホールで、2人の兵士がベンチに腰掛けていた。時間は午前6:20分……起床時間だ。
「そうだな……パンか飯か……それとも…」 「お前等だ。」
話し合う2人の頭上から冷たい声が聞こえる。2人が上を向くのと、体が持ち上げられるのと、同時だった。
はぅぐむ……ングチュ…ごくん…。
何が何だか分からないまま、地下から這い出した氷竜の朝食となる兵士達。喉を下る膨らみは暴れも抵抗もせず、ただ?マークを浮かべていた。
氷竜の周りには冷気が漂い、巨大な脚に触れた部分はパキパキと凍りついていく。
「げぷ…腹の足しにもならねぇ……もっと誰か……」
兵士4人…地下にいた作業員3人を呑んだにも関わらず、氷竜はまだまだ不服そうな顔つきを浮かべ、再び歩き出す。
しかし今度はホールに、焦った様子のアナウンスが入った。
「き…緊急連絡!現在地下からホールにて、不審な巨大生物を確認!!見たところ…ド…ドラゴン……………非戦闘員は避難、兵は全員A級装備の上、ホールへ戦闘配置!!」
「なんだ?わざわざ来てくれるのか…?」
ぼそっと呟いた瞬間、辺りがガタガタと騒がしくなり始める。10秒もしない間にホールへと繋がる廊下全てから大勢の兵士が現れ、その全員がライバーを氷竜へと向けていた。
「恐ろしい階級社会か…まるで蟻だな、お前ら。」
長官「しゃ…喋っ…!!」
「ああ喋れるさ。いっとくがお前達の脳を束にしても俺の知能には勝てないぜ。」
「うるs……だ、第7射撃隊前へ!!」
長官の怒号令が飛び、最前列の兵士達が一歩前進し、ライバーを構える。氷竜は深くため息をついた。自分の頭が15方向から狙われているというのに…
「はぁ………飽きないなお前らも。そうまでして遊んでほ…」 「撃てっ!!」
「「「「「ATTACK RIDE BLAST!!」」」」」
氷竜の口を無視し、長官は罵声を轟かせる。四方八方から高威力の光弾が飛び交い、正確に全弾命中した。長官はニヤリと微笑する。
「フフフ……我が優秀な部下達の腕前、たっぷり味わうがいい!!」
「ああ…下手糞ばかりだな。」
「なっ……!!!」
氷竜の声は長官の直上からホール全体に響き渡り、弾の無力さを兵士達へと強示した。長官は上を向き、落ちてくる巨大な足裏をぽかんと見つめた。
ドッシャーーーーーーン!!!!!!!!
「ぐぎゃあああああああああああっ!!!!ああああっ!!ああああああああああ!!!!!」
「……黙れ。」
2tはあろうかという巨脚の下敷きになり、虫のような悲鳴をあげる長官。ミシミシ唸る背骨の音が、反対側の兵士の耳にも届いた。
信じられない圧力に悶えながら、長官は短い手を近くの兵達へと伸ばす。
「馬鹿…野郎っ!!何をしてやが…る………早く助けろおおおおおおおoooooooooっ!!!!」
罵倒しながら絶叫する姿は、二等兵から見ても氷竜から見ても、虚しく哀れだった。
硬直している兵士達を見下ろしながら、氷竜は悪質な笑いを浮かばせ、口を開く。
「おい助けなくていいのか?早くしねえとコイツ………俺に食われちまうぜ?」
嫌らしくジュルリと舌を舐め擦る。はみ出た巨舌から滴った唾液は長官の額へと落ち、タラタラと顎まで垂れていった。
固まっていた者達は全員長官に背を向け、ドドドと波の如く通路へと疾走した。司令官への浅い忠誠心は、「食われる」恐怖に呆気無く敗北し、ガラガラと積み木のように崩れおちたのだ。
長官はあわあわと喚き散らし、逃げ惑う部下達の足を掴もうと躍起になっていた。
「お、お前等私を捨てる気か!?おいお前…待っ…」
「触るな!自分で何とかしろよ…!!」
足を掴まれた兵士は力づくで引き戻そうとする手を振りほどき、一目散に駆けていった…
氷竜は長官の態度に笑いが止まらず、何とかして笑うまいと悶え苦しんでいた。
「た…助けた奴には勲章やるから…!!なんとかしてくれぇっ!!」
ホールに人は少なくなり、あっという間におよそ120人全員が逃げさっていった。再び早朝のような静けさが戻る。
「待って…………死にたく…ない…」
数人に踏みつけられ、無様な助けを乞い続ける長官に、氷竜は笑いを殺しながら話しかける。
「ヘヘ…だーれも助けてくれなかったなぁ?」
「煩い……今に来る…来るに決まって…」
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Re: ICE AGE ( No.30 ) |
- 日時: 2010/12/06 22:57
- 名前: ロンギヌス
- 2人は押し黙ったが、廊下は頑として人気のないままだった。長官の顔から血が失せる。
「あの…ゴミどもが……!!!絶対にクビに…」
「勝手にしろ……フフ、まあ免職状にお前が押印できたらの話だがな。」
氷竜は目を細め、ニヤニヤと薄ら笑う。長官の人間くささが、何とも鼻をそそった。
「嫌…待て……話を聞…!!」
「俺の話を最初に遮ったのはお前だ。全く…聞いてれば逃げれたかも知れないというのにな…」
グルルル………
氷竜の喉から、獲物を欲する音が鳴り響く。長官は更に蒼白になり、じたばたと折れた体を必至に動かす。
「助け……食べないで…いやだ…」
「知ってるさ………だから喰うんだよ。」
グァプァ………
とうとう氷竜の「待つ」箍が外れ、立派過ぎる大穴が開く。
粘り気のある唾液と怪物のような舌が蠢く、地獄への入り口が…
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Re: ICE AGE ( No.31 ) |
- 日時: 2010/12/06 23:21
- 名前: S
- 30年の間封印されて来たからこそ、一番恨みを持ったヤツの声が刻まれる・・・
「どっちから頂こうか・・・くっくっく〜w」
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Re: ICE AGE ( No.32 ) |
- 日時: 2010/12/07 00:17
- 名前: ロンギヌス
- >リオレイア様
氷竜「一生か………フフ、嬉しいことを言ってくれるじゃないか…」
あー…胃壁に沈みてーよー
>S様
僕的には頭からが好みですね。真っ先に舌に抱きつけますからw
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Re: ICE AGE ( No.33 ) |
- 日時: 2010/12/07 02:19
- 名前: リオレイア
- ぬはは!権力を盾に威張り散らすからだ!さあ、氷竜の糧となるがよい!
氷竜さま!加勢します!(偏光シールドを張り巡らせた10式戦車に乗って) 後で………むふふ……
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Re: ICE AGE ( No.34 ) |
- 日時: 2010/12/07 07:50
- 名前: won
- 結局権力で従えている部下は
忠誠心が浅いですね
部下たちはこれからどうなるんでしょうかね?
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Re: ICE AGE ( No.35 ) |
- 日時: 2010/12/07 20:36
- 名前: アサシン
- 氷竜さん、それだけじゃ30年の渇きは潤せないでしょ?
なら僕が口の中にずっと…(喜
ついにあんな事を口走った長官には罪の裁きが下りますね♪部下の行動も今後とも気になる所ですw
汝、来世を渇望するより、今の生に満足すべし。 眠れ、安らかに。
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Re: ICE AGE ( No.36 ) |
- 日時: 2010/12/07 23:42
- 名前: ロンギヌス
- 〜
長官への慈悲は欠片も無く、華奢な体へ分厚い舌を押し付ける氷竜。唾液にまみれ、咳き込もうとするが口に入るのは口臭と舌肉のみ。
たかが人間の抵抗など、あろうと無かろうと同じだった。
「…ぅぶぅ…や…やめぶ……うぐぅ…」
「…不味いなお前……」
氷竜はいまいち不満だったらしく、ムッと顔をしかめる。しかしネトネト状態の長官にとって、それは微かな希望の光だった。
「(…もし上手くいけば………食われない!)」
人間だろうが竜だろうが、好物不好物はある。もし自分がこの竜が嫌がる味で…喰う気を失えば……
「そ、そうか……は…腹壊したら困るな…?」
「む?…ああ………」
長官はおののきながら、密かに話を曲げていく。全ては生き延びたいがため、それだけだった。
「そ、そういえば私…最近風呂に入ってなかった………ハハ…」
「…そうか。」
毎日欠かさず入る綺麗好きだが、TPOを考えなくてはならない。氷竜は不審そうに顔を歪めた。
「つまり私は……あまり食べない方がいいと…」
「……!!」
これは失言だった。長官は慌てて口を塞ぐが、出した言葉は帰る訳が無い。
……涎垂らした竜の前で、「食べる」と口走るなど、「食べて下さい」と頼むのと同義だ…………
「……要するに助けてと言いたい訳か…」
「ひ…いや、だから……その…」
氷竜は浅い罠に気づき、出しっぱなしの舌をしまう。
「不味いんなら味わわずに呑めばいい……そんな事も分からないか?」
氷竜はギクリと怯える長官の襟をひっつかむと、暴れる足を口にくわえ、アグアグと顎を動かす。
長官は何もできず、ただ自分の脚が湿っていくのを感じていた。胸までが口内へと押し込められ、非常に気持ち悪い……
「い、嫌だ!助けてくれっ…!!お願いだ…」
「……私を騙そうとして生きられるなど、浅はかすぎるな……大人しく我が胃へ行け。」
不味い体を舌が包み込み、肩から上も口へと引き込む。長官の視界にはテラテラした糸柱や奥へと続く洞窟が映され、その向こうには………
ゴプリ……ググ…ンギュム…
「ああ……そんな…」
濃厚な喉が足先にあり、間もなく落ちてくるであろうご馳走を、蠢きながら待ち構えていた。柔らかそうで…かつ屈強そうで……落ちたら一巻の終わりだろう。
「怖いだろうなあ…?へへ、もっと遊んでやってもいいんだが…」
「落ち……や、駄目だ……やめろ…」
「風呂入らないで不味い奴なんか、弄んでもつまらねえ…」
嘘は裏目に出て、無形の恐怖感となって長官を襲う。今更弁解を計っても勿論無意味……何もかも手遅れだった。
ズプニュ……ゴッ…グププ…
「し、死にたくな……!!!嫌だって…!う、うわああああっ!!」
足が蠢く喉へと埋まり、ゆっくり食道へと連れていかれる長官。かかってくる喉圧に叫びを上げるが、誰も助けは来ない……というか来ても助けられない。
ぶよぶよした喉肉によって圧縮されながら、体はほぼ強制して呑まれていく……ぐよぐよと抵抗を許さない力に逆らえず、そして…
「頼む………!!い、命だけは…あああっ!!」
…ゴキュン…♪
氷竜は薄らと微笑みながら、大きな音を立てて呑み下す。自分の肉管の中を意味無くもがきながら落ちていくのを見るのは、彼にとって至極の悦楽だった。
「安心して溶けるんだな……仲間もすぐに入れてやるよ。」
余りに残酷な顔は、滴った唾液の水溜まりに映り、氷竜本人にも見える。
〜〜〜〜〜
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Re: ICE AGE ( No.37 ) |
- 日時: 2010/12/08 06:08
- 名前: リオレイア
- あうう…
良いなぁ…… ごくりと呑まれたい、とろかされたいなぁ♪
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Re: ICE AGE ( No.38 ) |
- 日時: 2010/12/08 14:44
- 名前: ロンギヌス
- 二等兵「ひ…ひいぃぃぃぃ…!!!!」
バクン!…グッ…ゴクリ。
兵室へ侵入した氷竜は、逃げ惑う下級兵士を襲い、手当たり次第に口へと放り込んでいた。勇敢にもショットガン片手に立ち向かう者もいたが…
「う…離……うわあっ…」
んぎゅ…ごくん。
所詮は敵ではなかった。
薄暗く湿っぽい廊下へ響く、逃げ遅れた者たちの悲鳴。あちらこちらに散らばったカードは、粘り気のある液体に濡れていた。
「ゲフッ…おっと流石に喰いすぎたか?」
たぷんとしたお腹を叩き、食堂へと向かう氷竜。満腹感が少しずつ込み上げてきても、「ごちそうさま」を言う気配は無い …
氷竜は静寂を取り戻した廊下をドスドス行進しながら、エレベーター横の案内板を見下ろした。
____________________________________ 案内
4階:総司令官室/次官室
3階:医療室/食堂
2階:兵室/トレーニングルーム (現在地)
1階:中央ホール/正面玄関
B1〜B3:武器倉庫/駐車場
_______________________________________
当然のように、氷竜のいた地下4階は書かれていない… 氷竜はチッと舌打ちし、案内の一番上を見つめた。
…総司令官………一番のおえらいさんが、今頃慌てて逃げる準備をしているのだろう。恐怖に青ざめた顔を想像すると、涎がダラダラ溢れてくる…
「クク……いくか。」
こぼれる唾液を舌で舐めとりながら、氷竜は歩を進めた。
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Re: ICE AGE ( No.39 ) |
- 日時: 2010/12/08 22:05
- 名前: S
- お腹の方は底なしか
最後には何人抜きを達成やら・・・w
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Re: ICE AGE ( No.40 ) |
- 日時: 2010/12/08 23:43
- 名前: ロンギヌス
- リオレイア様
氷竜「我の胃は広いからな…お前も来い。」
カイオ「負けた……」
こら、変なとこで競うんじゃない。
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Re: ICE AGE ( No.41 ) |
- 日時: 2010/12/08 23:48
- 名前: ロンギヌス
- リオレイア様
セルモスVS氷竜。前者の勝利。
氷竜「…どういうことだ…?」
可愛さのレヴェル…あ、いやっ…待っ…
S様 ないですよ♪無限空間です。
カイオ「負けた………」
こらこら競うな。
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Re: ICE AGE ( No.42 ) |
- 日時: 2010/12/08 23:59
- 名前: リオレイア
- うはぁ……
でも格好良さでは氷竜さまの圧倒的勝利です! では……お口にダイブ!!
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Re: ICE AGE ( No.43 ) |
- 日時: 2010/12/16 17:37
- 名前: ロンギヌス
- 「常銃…パスポート……バッジに…」
総司令官室では1人の男が、あたふたと部屋中をまさぐり、雪崩のようにトランクへ詰め込んでいた。彼の名はリドル…長官の兄である。腕にはキラリと光る金色のライバーがあった。
ホールでの惨事を受け、リドルは逃げるため準備に没頭している。海外へと逃走するのか、トランクには「亡命許可証」も入っていた。
「えー……よし!これd…」 ビチャッ…!
ケースを閉じようとした瞬間、頭に粘っこいものが落ちてくる。ふと手をやると、出したてのシャンプーのようにネトネトとしていた。
「な…なんだ…?これ…」
手についた液体を近くのタオルで拭き取り、上を見上げる。
「………………雨漏りか?」
頭上には何も無く、高級木造りの天井があるだけだった。かなり高いためか、雨漏りの様子は見えない…
「か、帰ったら修理しないと……」
銀色のアタッシュをパチンと留め、リドルは非常用の出口へと向かった。
ベチャッ…!!
「え……ま、またか!?」
出口まであと5歩もないというのに、またしても降ってくる透明な液質。リドルは気持ち悪いように後ずさり、壁に背中を合わせる。
リドル「(よ…よく考えれば……雨漏りが粘ってるなんてあり得ないよな…)」
流石に不審感を覚え、おずおずと再び天井を見上げた。
やはり目に映るのは木造りの天井……ではなく、宝石のように煌く体をもち、ひんやりとした冷気を放つ竜…
監視カメラで見ていた氷竜が、そこにいた。
「う…うわああっ…!!?」
「随分と無視し続けてくれるじゃないか……私はそんなに影薄いか?」
氷竜は天井に張りつく足を離すと、床が割れるような音を立ててリドルの体へのしかかった。
「ぐっ……ぐぇあああああっ!!」
1tはあろうかという巨体の下敷きにされ、リドルは身動きを一瞬で封じられてしまった。
ボタボタと顔の前に落ちてくる液体はさっきと同じ……いやさっきより生温かかい。折れそうな首を回すと、ぽっこりと膨らんだ巨腹が…
「おま…まさか弟を……ぐぎぃあああ!!」
「クク……ああ。たっぷり遊んでやったぜ?」
氷竜は軽く足を上げ、ぐるりとリドルを自分へと向ける。そして再び押さえつけると共に、車でさえ呑めそうな腹を押し付けた。
「聞いてみろ……多分まだいるぞ?」
「ぶっ…ぷぐぅ…!!」
聞くも何も、無理やり押し付けられているのだから聞こえてくる。
(…むぁ……兄さ…うぐぇ…うぶぷ……助…けて…くれ…ぐぅ…)
「あ、ああ……そんな…」
「なるほど?兄弟とは面白い……」
修羅顔でゴクリと唾を呑む氷竜。胃壁に揉み込まれる音に埋もれて微かに聞こえる声に、リドルは恐怖と哀願の顔を見せる。
「だ…出せ……出してくれ…お願いだ…」
「フッ……全く兄の鏡だな。残念だが…」
氷竜は腹を離し、顔をゆっくりと近づける。弟の叫びは聞き取れなくなり、代わりに口内で舌と牙の触れ合う音が耳に入る。
ぴちゃぐにゅ……ぬら…
「お、おい…まさかわた、私を…!!」
「それ以外何だと思った?素直に出すか……謝るとでも?」
太陽が急に爆発する確率より低いが、そんな事を僅かに期待していたリドルは、見え隠れするザラザラ舌に汗を流す。
「もう他の輩も全て逃げてしまったからな。最後の朝食ぐらいゆっくり食わせろ。」
「断っ……な、なんで私が!」
「クク……そこに居たからだ。」
柔らかく堅い肉の塊……舌が口から這い出てくる。強靭な足に押さえられて抵抗もできず、穏やかな舐めほぐしが始まる。
ンベロッ…ヌチャァ…ンレロッ…ヌチャァ…
「ぶぇ…や、やややめてくれえぇ!!」
服は一舐めで湿り、二舐めでぐっしょりとなってしまった。リドルの嫌がりも完全無視し、ただ欲望のままに舐める…舐める…舐める。
重厚な舌に蹂躙されながら、少しずつ少しずつ…口の中へと引きずり込まれていくリドル。氷竜は既に5人もの人間を弄んだためか、どうも慣れたような舌使いだった。
「いっ…あはぅ…!!うぶふ…」
「ククッ…続きは中がいいのか?」
ヌメヌメの唾液によって滑りが良くなった体は、静かに上を向いた喉に従い、ズルズルと下がっていく…
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Re: ICE AGE ( No.44 ) |
- 日時: 2010/12/16 17:58
- 名前: ロンギヌス
- 「お、おち……おちる…」
叫ぶと反動で返って落ち込んでしまいそうなので、パクパクと口ごもるリドル。氷竜は自分の舌に抱きつく獲物を、容赦なく振り落とそうとする。
「ほらほら…離さないともっと痛い目に遭ってもらうが…」
「し、死にたく……ない…」
リドルは下を見下ろす。唾液の池の中に、肉厚な小さい穴……落ちたら最後、死んでも戻れないだろう。生への願望ゆえ、滑る舌の上を這い登る。
「ほう…もっと遊びたいか?」
「ちがう…ちがう…助けてくれ…ちがう…」
ぐよぐよ…グニョングニョン…!!
「う、うわっ、あっ…ああああっ!!」
粘り気のある唾液の池……「奥」へとつながる肉穴……そのど真ん中へ、リゲルは頭からずっぽりと落ち沈んでしまった。
喉でもなお、唾液に溺れまいともがく。しかしその動きで、氷竜の喉は反応する。
ゴクン…
「あ…あああっ……」
狭い竜の肉管へと押し込まれ、唾液を飲まされながらの燕下に、リゲルは体力の全てを失った。
これから行くのは… 柔らかい胃壁に押し潰され、愛撫されてしまう天国か、それとも揉み溶かされる地獄か。
それは本人の抵抗しだい…
|
Re: ICE AGE ( No.45 ) |
- 日時: 2010/12/16 18:53
- 名前: リオレイア
- はう……
氷竜さま……昼食には僕を……
|
Re: ICE AGE ( No.46 ) |
- 日時: 2010/12/18 16:37
- 名前: ロンギヌス
- >リオレイア様
氷竜「私の出番もここまで……最後にお前を贄とさけてもらおうか…?」
ジュルリ…♪
氷竜「さあ……天国と地獄。どちらが好みだ?」
グパァ…
|
Re: ICE AGE ( No.47 ) |
- 日時: 2010/12/20 18:24
- 名前: 醒龍
- 期待ageいやすいませんなんでもないです
最初の二人がどのようにしてそこに行き、どのように捕食されるのか、かなり細かく書いておられて、読んでる側として想像しやすかったです(*´∀`)
それから後の捕食者視点がまた面白く、氷竜さん、捕食者の思考がいい感じに伝わってきてましたのは、凄いと思いますッ!
とまあ、まだ終わってはいませんが…これまでの感想を少しだけ述べさせていただきました。
|
Re: ICE AGE ( No.48 ) |
- 日時: 2010/12/20 19:15
- 名前: ロンギヌス
- 詳しく書いていただいて…ありがとです!
ラスト消化編……いつ書くのか分かりませんorz
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Re: ICE AGE ( No.49 ) |
- 日時: 2010/12/25 11:26
- 名前: akod
- 抵抗するのかな?
楽しみに待ってます。
|
Re: ICE AGE ( No.50 ) |
- 日時: 2010/12/25 12:34
- 名前: ロンギヌス
- ※少し残酷かもしれません
〜〜〜〜〜〜〜〜
「グェア……出せ…出してくれぇ…!!」
無意味にも関わらず、絶対に破れない壁を押す、殴る、叩く。氷竜は首を傾け、自分の体内を堕ちていく獲物を眺めていた。
「精々楽しませてらうぞ…?フフ…出しはしないが…」
ドラゴンの体臭を嗅がされ、冷水のような唾液を飲み、リドルは胃へと落ちこんだ。
辺りには溶けかけた人間…カードの欠片…肉壁からはみ出した腕など、氷竜の呑み込んだ全てが点在していた。当然、既に消化された者達もいるだろうが…
しかし今までの獲物とは違い、リドルは狡猾だった。金属製のカードを取り出し、胃壁が動きだす前にライバーへとセットした。
「FULL CHARGE……FINAL ATTACK RIDE……」
「悪く思うな……私を喰らうなど10年早い…!!」
カチッ…
ボゴォン!!ドグォォォン…!!!!
「ぐああああっ!!き、貴様…!!」
大穴の開いた窓から飛び立とうとしていた氷竜は、激痛に悶え、床へと這いつくばった。腹を押さえ揉み込もうとするが、次なる痛みに呻いた。
「くっ……やはり真っ先に消す必要があるな…!!」
連続的に起こる激痛に耐えながら、うつ伏せになり、腹を押しつぶす。しかしリドルには、それも計算済みの行動だった。
グニグニィ……グウッ…!!
急激に迫ってくる胃壁。それが体に触れる前に、リドルはまたしてもカードを使った。
「ATTACK RIDE…BARIA」
薄黄色の光球にリドルの体は包まれ、光の壁は胃壁を押しかえす。腹に違和感を感じ、氷竜は行動が失敗したことを知った。
「くそっ……なんて物を…」
「フッ…3年間ずっと司令を務めているんだ…甘くみるな!」
光球の中にいるので、自由にカードを使える……取りあえず安心したリドルは、余裕の表情でカードを取り出す。
「カードはまだまだある……こりゃこいつを生け捕りに…」
「なっ……や、やめろ……」
30年ぶりの世界では、やはり竜など恐るべし存在ではないのか……。氷竜は科学が憎かった。
「ふふ…私の服を汚すなんて……お前も軍法会議に掛けてやる。」
唾液でぐっしょりとした服を摘まみ、醜いものを見るような目つきで睨む。手はカードケースへと向かい、再び一枚抜き出した。
「ぐぅ…あ……調子に…乗るんじゃ…ぐぁ…」
「ハハ…大人しくしていろ…!!」
「ATTACK RIDE BLAST」 「ATTACK RIDE SLASH」 「ATTACK RIDE AXE」
カチッ…
ガゴン!ドゴゴゴコゴ……ブシュッ…!!!
「う………ぁ……」
うつ伏せて荒い呼吸を吐く氷竜に、リドルは容赦ない攻撃を続ける。いつの間にやら立場は逆転し、氷竜は科学と醜心に蹂躙されていた。
ドドドド……ガガァン……!!ドシュッ!!
「や…やめろ………くそ…」
「ハハ!やっぱり人間様にたてつくなんて……低脳の持ち主だな。」
氷竜も流石にさっきの長官の兄弟だという事を実感していた。気が高ぶれば、性格そっくりだ…
もう痛みさえ感じない胃を必死に縮め、少しでも反抗しようとするが、調子づいた人間ほど恐ろしいものは無く、氷竜の胃はズタズタになっていった。
体内という絶対的不利な立場に居ながらも、リドルはカードセットの手を緩めない。もはや軍法会議も生け捕りも頭から飛んだようで、攻撃に熱中してしまっていた。
高笑いが、胃壁を超えて部屋中に響く…
|
Re: ICE AGE ( No.51 ) |
- 日時: 2010/12/25 16:53
- 名前: S
- 司令官えげつない・・・洒落た真似しやがってェ!w
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Re: ICE AGE ( No.52 ) |
- 日時: 2010/12/25 17:29
- 名前: リオレイア
- ………腹の中じゃ手が出せない…
氷竜さま!吐き出すんだ!コンセントの近くに! 交流100V(200Vかな?)は辛いぞぉ(笑)
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Re: ICE AGE ( No.53 ) |
- 日時: 2010/12/25 22:57
- 名前: akod
- おお人間逆転!?
氷竜を傷つけたのはあとで自分の身に降りかかってきそうですな。HAHAHA★
頑張れ氷竜!
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Re: ICE AGE ( No.54 ) |
- 日時: 2010/12/26 07:31
- 名前: suit
- 氷竜さん!司令官に負けちゃダメだ!
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Re: ICE AGE ( No.55 ) |
- 日時: 2010/12/26 09:50
- 名前: ロンギヌス
- グッ……グボァ…!!
痛みに耐えかね、とうとう氷竜は光球ごとリドルを吐き出す。リドルはできるだけ離れた位置へと移動すると、警戒しながら光のバリアを解いた。
「漸く吐いたか……化け物が。」
「私をこうしたのは…………お前…達だろうが…」
氷竜はゼーゼーと呼吸しながら、壁に背中をもたれさせる。苦しそうな様子を見て安心したのか、リドルはホッと一息ついた。
「まあ…なかなかの強さを持っているな……私の部下…いや、ペットにしてやってもいいぞ?」
「ふざ…けるな……誰がお前等…」
「お前に拒否権は無い!またされたくなかったら言う通りにしろ!!!」
手がカードケースに動くのを見て、流石に氷竜の声も尻すぼみになる。
(ここは大人しく…抵抗しない方がいいか…)
「さあどうする!?服従するか死ぬか!!」
「グッ……分かった…従おう…」
壁に手をつき、ノロノロと立ち上がる氷竜。リドルはその姿を鼻先で笑うと、更なる要求を叩きつけた。
「よし……なら今後、私に対しては敬語を使ってもらおうか?できるよな。」
「分かっ………はい。」
リドルは満足したようで、最強のペットについて来るよう促す。氷竜もこれには素直に従い、部屋の出口へと向かう。
ドアを開き…リドルが一瞬後ろを向いた瞬間。それを彼は見逃さなかった。
ガシッ…!!
「な、何を…!」
「ご主人様……今まで申し訳ありませんでした…」
ツルリとした水色のお腹に、否応なしに抱かれるリドル。グイッと体は持ち上げられ、しばらくは足をバタつかせていたが、見かけによらないその柔らかさに大人しくなった。
「お詫びといっては何ですが……少し付き合って頂ければと思いまして…」
「ぅ……まあいいだろう…始めてくれ。」
「喜んで。」
氷竜はリドルを抱えたまま仰向けに寝そべり、その巨大な手で…ゆっくりと腹へ押し付ける。リドルは顔が埋もれてしまったのかジタバタしていたが、氷竜がちょっと息ができるよう隙間を作ると、醜い赤子のように甘えだした。
「フハ……いいぞ…もっとやれ…!!」
「……はい。」
今度は強めに抱きしめると、その長い爪で赤子の首筋をカリカリと撫であげる。そして喘ぎ声を出させないよう、とっぷりとした腹で口を封じた。
「んっ…んんー…ぅん〜…」
「どうですかご主人様…まだ終わりませんよ。」
ぐるんとうつ伏せになり、リドルをその巨体の下敷きにしてしまう。本来なら1秒と持たずに圧死してしまうだろうが、巨腹がクッションになり、彼を潰すことは無かった。
「ぶぅ…重いが……いいなぁ…」
リドルは顔に押し当たる腹をのけようとはせず、むしろ自分から顔を押し込んでくる……そのコロッと変わる態度に、氷竜は怒りを抑えようと躍起になっていた。
「(くそ……なぜこんな輩に私が…)」
根の腐った人間を喜ばせるなど、身が汚れていく思いだった。しかしこれも、作戦上仕方のない事だった。
「(いや……そうだ今は…冷静にならなくては……こいつは後でたっぷり遊んでやればいい…)」
気を落ち着かせ、今はリドルにより楽しんで貰わなければ………
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Re: ICE AGE ( No.56 ) |
- 日時: 2010/12/26 10:57
- 名前: ロンギヌス
- S様
確かに……僕の中で司令官というのはえげつないものだと相場が決まっていますのでw
リオレイア様
100Vって……人間死んじゃうんじゃ… (リドルだから別にokですが
akod様 suit様
あれですね…司令官の味方いませんね…w (元々期待してはいませんが
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Re: ICE AGE ( No.57 ) |
- 日時: 2010/12/27 00:20
- 名前: リオレイア
- 100Vぐらいじゃ死にませんよ(実際、感電した経験があります。腕ですが…しばらくけいれんしただけで済みました)
問題はどれだけ電流が流れたか、です。 500mA以上で危険、1A以上でほぼ即死。流れる電流は電圧を抵抗で割った値だから… 結局、電圧が高いほど危険って事です。 一般的なコンセントなら定格は15Aですから… 触り続けたら危ないけど、一瞬なら大丈夫です。漏電遮断器があれば50mAで遮断しますから、まず死ぬことは無いでしょう。
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Re: ICE AGE ( No.58 ) |
- 日時: 2010/12/27 20:19
- 名前: ロンギヌス
- 「フフ…では失礼。」
「んっ…?うおぉっ…!?」
目にも止まらぬ速さで、氷竜は腹に敷いたリドルを掴み取り、飴玉のように口へと放り投げた。竜種だからこそできるのか、スピードは新幹線並み……いや、漫画並みだった。
リドルは気づくのに時間を食ったが、傾けられる喉に逆らった。足先を牙へと引っ掛け、すぐに落ちるのを防いだ。
「むぅ…いい加減にしろ…しつこいぞ。」
「演技だったか……ならもう命は無いと思え!?」
「私のセリフだ。」
舌を稼働させて、無理やり牙から足を離させる。頭から食われた獲物は全員そうする事ぐらい、氷竜は既に知識として得ていた。喉がぷくりと膨らむ。
「むぁぅ……く…だが胃につけばまた…」
「もう貴様にそんな事はできない…私が保証する。」
その言葉にリドルは一瞬ヒヤリとしたが、虚勢を張っているに違いないと考え、グニグニと慣れた動きをする食道に身体を任せた。全ては…胃へと着いてから…
「クク…精々自己過信しているがいい………お前の命は…」
氷竜はニヤリと暗笑すると、攻撃で流血気味の左手を上げる。
そこには…乾いた唾液がこびりついたカードケースと…特殊加工により何の影響もない金のライバーが、巨大な手には不釣り合いに握られていた。
「私のものだ…フフ…♪」
ギュポゥ……ベチャッ…
「ぬ……むおおっ…!!」
またしても噴門を抜け、胃底へと叩きつけられるリドル。しかし彼の瞳には自信と、これからする事に対する期待感が輝いていた。
「馬鹿め…学習しないでまた私を呑むとは……今度は手加減しない!」
損傷した胃壁を見つめ、フンと鼻で笑うリドル。ゆっくりと映画の英雄ぶって立ち上がると、再び光球を作りだそうとケースへと手を伸ばした。
「せめてもっと苦しませてから死なせ………ん?」
腰やベルトのどこを触っても、ケースらしいものは手に触れない……触れるのは濡れた軍服だけだった。
「フフ…どうした?探し物か?」
「うるs…そんなはずがあるか……確かにあったは……な、なに!?」」
腰どころか、腕につけたライバーさえ見当たらない……ほんの10分前には確かにあったというのに。
「嘘だ……へへ…そうだ、落ち着け…どこかポケットにしまったんだ…そうだどこk…」
「RIDE……」
「え……?」
胃壁の向こうから聞こえる、3年間聞き慣れた機械的な声。まさか……
しかしその「まさか」を叫ぶ間もなく、胃壁がオレンジ色の炎に包まれる。驚愕し炎を避けようとするが、肌に触れても熱くはなかった。
「ああ……いったい…」
シュウウゥゥ……
胃壁は30秒程燃え続けると、少しずつ炎は 消えていった。そして消火した胃壁の様子に、リドルはあんぐりと口を開ける。
傷が治っている……何枚ものカードを使って攻撃したというのに、あの炎はたった30秒で…その損傷を消してしまった。いや、というか攻撃前より活性化してる気がする…
「そんな……バカな!こんなカード私は持っていな…」
「フ…どうせ回復用のカードなど使ったことが無いだけではないか?攻撃カードばかり擦り切れているというのに………このカードは新品同然だぞ?」
やはり氷竜がライバー、カードケースを手にしていた……そして回復させるカードを使い、胃壁を治したのだ。
「バカな……罠だと…いつの間に…!?」
「ああ…貴様がハアハア言っているときに決まっているだろうが。私のさぞかし気持ちいいお腹でな?」
今度は氷竜がリドルを鼻で笑うときだった。いや、それが本来だろう…
氷竜は嬉しそうな咆哮を上げると、ライバーを小指へと取り付けた。
「さて……?」
「ひ……ま、待ってくれ…!!」
再び艶やかな色を取り戻した胃壁が、「よくもやったね」と言わんばかりに張りついてくる……元気に蠢く風貌は、リドルにとって計り知れない恐怖だった。
「ま、待て……話を聞け…そのカードは私のものだろう?それを使うなんて…は、ず、ずるいだろう?」
「………………」
子供も呆れる言い訳に、氷竜は哀れみのこもったため息をつく。
「ハァ…だからなんだ?」
「だ、だから………あ……えっt…」
「いつまでもそうやって時間稼ぎするつもりじゃないだろうな。」
「え…………」
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Re: ICE AGE ( No.59 ) |
- 日時: 2010/12/27 22:30
- 名前: ロンギヌス
- >リオレイア様
本当にあなたっていろんな事にお詳しいですね!(尊敬 いや勿論電流の求め方は知ってますが…そういう雑学(?)というか専門分野(ま、まさか常識!?)には疎いんで…その頭脳すごいです。
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Re: ICE AGE ( No.60 ) |
- 日時: 2010/12/27 22:45
- 名前: akod
- 氷竜頭いい〜30年も閉じ込められてて人間の道具を使えるなんて…
何人食べたんだろ、氷竜。底なしの胃袋か!?
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Re: ICE AGE ( No.61 ) |
- 日時: 2010/12/27 23:05
- 名前: suit
- 氷竜の胃袋が復活するとは!このまま一気に逆転だ!!
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Re: ICE AGE ( No.62 ) |
- 日時: 2010/12/28 00:08
- 名前: リオレイア
- おお!氷竜さま復活!
正直、なにしてんの!?と思っていましたが… 見事!
僕は電気科なんですよ。常識なんて訳では無いので御安心を… 普通の人ならコンセントに触るのは危険、ぐらいに覚えていたら十分ですV(^-^)V伊達に第二種電気工事士の筆記試験に受かっていません(技能で落ちましたが…)
ああ…それよりも…氷竜さまぁ… お腹で…もみくちゃにして、胃袋でとろとろに溶かして下さぁい……
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Re: ICE AGE ( No.63 ) |
- 日時: 2010/12/28 00:13
- 名前: S
- これにて完全に制圧w
氷竜に敵無し・・・というかよく頭が働く事w
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Re: ICE AGE ( No.64 ) |
- 日時: 2010/12/28 00:45
- 名前: ロンギヌス
- 氷竜は司令室の巨大なデスクへと腰掛け、膨らんだ腹に、撫でるように紋章を描いた。紋章はすっと体内に溶けるように消える。
グォォ……ジュムムゥ…ングググ…
「な、なんだ………おい何をした!?」
「仕返しに決まっているだろう?たっぷり遊んでくれた礼は10……いや50倍にして返すのが私のポリシーだからな!!」
氷竜はまずリドル徹底的に苦しませるため、胃袋内で邪魔となる他の人間や物を全てトロットロに消化した。胃液の3倍はあるという消化液……「竜液」を使って。
肉壁からはみ出ていた人の腕や道具が急に液体化したため、当然リドルは飛び上がる。
しかし喚き散らしているリドルに竜液は降りかからず、その周りのみ…あっという間にとろけていった。
「フフ…これでいい。お前1人で…泣き叫ぶがいい。」
少しずつ理性を失っていく氷竜…自分の身体を傷つけ、汚し、蹂躙した人間に対する慈悲など微塵も無かった。
「おい…出せ…やめろ…悪かったとは思ってる…」
リドルはグヨグヨと迫ってくる胃壁を避けようと、胃の中央へと逃げる。しかしそんな行動を全く意に介さず、胃壁はぺとりと体に張り付く。
「ぬ…お、おい!やめろと言ってるのが分からn…ふむぅ!?」
減らず口を肉に塞ぎ込まれ、思うように喋られないリドル。いまや胃は氷竜の意思によって、隅々まで細かく統制されていた。
「やめろ…?出せ…?まだそんなことを抜かしているのか?今は精々、少しでも楽に逝ける方法を考えるんだな…」
「な…なにを言って…んむっ!?」
とうとう胃袋は盛大に動きだす。手始めに両手足を肉壁が拘束し、顔を特別柔らかい部分へと埋められる。
「ぐっ……うぷぅ…んっ…むうむぅ…」
これならまだ気持ちいい方だ。だが氷竜に快楽を与えるつもりは全くない。顔が沈んだ肉壁はリドルの鼻口をきっちり塞ぎ、窒息を起こさせる。
「ブゥム…ン…んんんっ…!!(く、苦しい…!!)」
続いて胸や体の辺りを、たっぷり唾液まみれの胃壁が揉み込みだす。全身が肉に沈められる感触は、まさに天国と地獄の境目…
首から上は窒息…下の熱狂的な愛撫に悶えるリドル。大量の肉壁に自分を奪い合いにされているようで、リドルはこれまでにない苦しみと快楽を味わった。
「どうだ苦しいだろう…?もみくちゃにしてやる。」
「ぷぇ…!!むっ…んんっんんんーっ!!ぶぁ…!!」
上下左右から柔らかい肉壁に押しつぶされてしまう、人間なら本来経験しないはずの体験をさせられるリドル。窒息責めはなおも続き、呼吸しようと顔を上げることすら許さない。
グニュォ…ンムニュ…ンムニュゥ…♪
「ぐるじ…だ、助けt…んぶむ…ぷは!!」
生々しい液体の混ざり合う音… 人1人肉に飲み込まれていく音… 虫のように微かな悲鳴…
しかしその音々が奏でる消化への行進曲の途中…胃壁は顔ではなく体全体を優しく包み込み、抵抗できない力で引きずり込む。
「ムッ…ぁあ…だめだ…たしけて…ぐれぇ…」
「私と1つにしてやろう……フフ…溺れるがいい。」
リドルのふやけた身体は抵抗虚しく、ドクンドクンと脈打つ壁に食べられていく…胃壁の奥の奥の奥へと沈んでいき、そこで死ぬまで揉まれ続けるのだ。いや、死んでも終わらないかもしれない…
肉に頭が沈んだのかリドルは抜け出そうと胃壁を押さえるが、その手もズブズブと沈み込む。もう視界は肉の中で全て一色に染まっていた。
「楽しませてもらった……が、死ぬまではずっとそうしていてもらうぞ。」
「そんn…むぅん…やめ…助けて…」
竜の胃でトロトロにされる… 竜の胃でトロトロにされる… 竜の胃でトロトロにされる…
頭の中を狂ったようにこの文章が飛び回り、じわじわと恐怖を掻き立てていた。もはや気持ち良すぎる愛撫によって、リドルは正常な考えができなかった。
そして最後…はみ出した左足の先が肉壁に埋もれ、リドルの姿は見えなくなっしまった。
ここから先は…誰も立ち入ってはならない、リドルだけの特別な部屋。毎日肉に抱かれながら、じっくりと溶かされていく…
「げふっ…♪フン…やはり人間とはこの程度か…所詮は餌だな。」
仕返しを果たした…割れた窓ガラスから盛大な咆哮を放つと、そのまま壁を蹴破り、外の大空へと飛び出した。
「懐かしい……あの時と変わらないな…」
不変の青さに感慨を受ける氷竜。ヒトがどれだけ変わろうとも、これだけは変わらない……そう願った。
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Re: ICE AGE ( No.65 ) |
- 日時: 2010/12/28 00:55
- 名前: ロンギヌス
- 「30年ぶりに……人間に会うか?」
膨らんだお腹に手を当て、腹の減り具合をみる…
グウゥ……
「空腹……か。なら仕方ないな♪」
最後にニヤリと牙を見せ、街へと向かっていった…
もしあなたが急に寒いと感じたとき…ご注意下さい。
それは全身を凍りつかせ…お腹を空かせた1匹の竜の仕業かもしれません…
うしろに注意 the end
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Re: ICE AGE ( No.66 ) |
- 日時: 2010/12/28 01:28
- 名前: ロンギヌス
- >akod様
そのような物はございませぬw あるのは胃壁と胃液のみ。
>suit様
もしかしたら最初からリドルに勝てる可能性なんてなかったのかもしれませんね…(弱肉強食の摂理w
>リオレイア様
電気科ですか…工業高校に通ってらっしゃるんですね。(就職率高いの羨ましい
ちわー、リオレイアさんのお宅ですか?氷竜一匹お届けに参りました。
氷竜「フフ…おじゃまします。」
>S様
よ、よく考えれば僕の作ったキャラって全員頭いいっていう設定な気がする…(作った本人はバカなのにw
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Re: ICE AGE ( No.67 ) |
- 日時: 2010/12/28 06:49
- 名前: リオレイア
- 確かに就職率は高いですね。ただ、トップクラスは三菱や川崎重工業みたいに大企業に入れますが…
そうでない者は中小企業行きです。 実際、定着率は下がっているんですよ… 就職率に踊らされてはいけません。定着率が低い高校は見かけの数値だけですからね〜
あ、ハンコハンコ… 高熱が出てるので氷竜さまに冷やして貰わないと…
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