Re: 〜炎の中の旋律〜 ( No.1 ) |
- 日時: 2010/07/30 20:14
- 名前: 蒼空
- 「僕が炎タイプだからって、こんなところに一人で来たくないよぉ……」
僕はブイズの一匹、ブースター。フレアドライブって技が使えなくても、弱くないんだからっ!
そんな僕が来ているのは火山。こんな所に来ることになったのは、同じブイズの仲間の他愛もない話からだった。
「ねぇ、火山で新しいポケモンが見つかったんだってー」
そう言い出したのはブラッキー。
「あっ!私も最近聞きましたっ!確か…白い竜のような姿らしいですよ?」
ブラッキーの話に付け足すのはシャワーズ。
「なぁっ!ブースター見て来いよっ!お前なら暑くないだろ!?」
身を乗り出してサンダースが言う。
「ええっ!?僕が一人で行くなんてやだよぉ!!」
僕は必死に拒否をしようとするが……
「もし出来たらリーフィアが見直してくれるわよ……?」
「うぅ……分かったよぉ……」
そっと耳元で囁くエーフィはブースターが好意を寄せているリーフィアの名前を出して妖しく微笑む。 僕はちらっとリーフィアを見ると、キラキラと目を輝かせて僕を見つめている。
「決まりね、この人間の機械で写真を取って来てね♪」
「なにそれ……!面白そう……♪」
グレイシアは奥から何か機械をくわえて持ってくる。 イーブイもグレイシアの傍で興味津々に尻尾を振ってある機械を見ている。
「イーブイはまだ子供だからダメよ。ブースター、電源を入れたらこのボタンを押して……etc」
「カメラくらい分かるよぉ……。危なくなったら助けに来てよぉ?」
ブースターはグレイシアから使い方を聞くと、デジタルカメラを手に取り首にかける。
皆に見送られこうして渋々と火山に来た次第だ。
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Re: 〜炎の中の旋律〜 ( No.2 ) |
- 日時: 2010/10/17 22:57
- 名前: ケイル
- 白い竜と言うとやはりポケモンのアレでしょうか
続きが気になりますねw
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Re: 〜炎の中の旋律〜 ( No.3 ) |
- 日時: 2011/04/04 10:30
- 名前: 蒼空
- 「うぅ……炎タイプだからって暑くない訳じゃないのに……」
ブースターはぶつぶつといまだに文句を言いつつ、火山を登る……。
それを見ている1つの影……
「ふふっ……あの子がそうなのね♪ この土地には珍しくふわふわしていて、私の空腹を満たしてくれそうね……♪」
嬉しそうに呟く影は一足先にとバサリと翼を広げ、火山の頂上へと先を急ぐ。
「ったく……火山ってなんでイシツブテとかマグカルゴとか……炎が効かないポケモンばっかり……」
ブースターは無理をしてでもシャワーズを連れて来ればと後悔する。 しかし、リーフィアに誉めてもらうには……
「あぁっ!もう早く写真撮って帰るっ!」
目の前に映るポケモンには馬鹿力を繰り出し。走って頂上へと向かう。
――――――――――
「ぜぇ……ぜぇ……やっと着いた……。」
ブースターが頂上につく頃には馬鹿力の反動で完全にへばっていた。
「ふふっ……わざわざ写真を撮りに来るためだけにご苦労様♪」
「んぁ?うわっ……!?」
目の前にには大きな白い顔が!ニコニコと笑っているこのドラゴンこそが……
「私の名はレシラム。ふふっ……あなたの名は?」
「ぶ…ブースター……」
ブースターはただ呆然と見上げ、自分の名前を告げる。
「ほら、写真を撮って帰るんでしょう?」
「な……なんで知ってるんだ!?」
「あれだけぶつぶつと文句を言いながらカメラを持ってくるポケモンなんて目的くらい少し考えれば分かるでしょう?さぁ……」
「え……あ、うん」
パシャパシャと何枚か写真を撮り、きちんと写っていることを確認すると、礼を言い帰ろうと背中を見せる……。
「……私がただで帰すと言いましたか?」
先程までの優しい口調ではなく。冷たい印象を受ける声が聞こえてきて………。
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Re: 〜炎の中の旋律〜 ( No.4 ) |
- 日時: 2011/04/04 10:36
- 名前: スイト
- お初のスイトです…
レシラムですか…僕の大好きなドラゴンが出てくるとは…これは期待です♪
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