Re: 消えた理性 Final ( No.1 ) |
- 日時: 2010/09/04 12:21
- 名前: 闇銀
- おおお・・・なんだか おもしろくなりそうですね・・・
っていうか、Finalってことは 最後ってことですか!?
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Re: 消えた理性 Final ( No.2 ) |
- 日時: 2010/09/04 13:28
- 名前: giratina
- >闇銀様
分かりませんが、恐らく最後です。 ネタ不足の嵐が...
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Re: 消えた理性 Final ( No.3 ) |
- 日時: 2010/09/04 13:37
- 名前: giratina
- 「ふふふっ...」
暗い月明かりの中、不気味な声をあげるポケモン。 手には何かが握られている...
「ふはははははは!!!..最高だぜええ!!」
歓喜の叫びを上げながら、ポケモンは森の奥深く、 消えていった...
「おいカイオーガ!」 「ん〜?また人間でもきたのぉ〜?」
いつも通りののどかな会話。カイオーガは海辺で昼寝をしていた。
「ち、ちがう!あた、あたたた、あたた...!」 「ケンシロウの真似?似てないなぁ〜。」 「ちちちがう!頭に何かが...とってくれえ!!」 「ん?」
よく見ると、ジュカインの頭に緑色の何かが刺さっている。
「これ?」..つんつん。 「バ、バカ!突付くな!早く取ってくれえ!!」 「はいはい。」
ジュプウ...
緑色の直方体が、ジュカインの頭から抜け落ちる。
「なあに?これ。」 「こっちが聞きたいぜ...いったい...」
ジュカインは緑の物体を拾い上げると、じっくり観察し始める。
「おい、ボタンがあるぜ?」 「こういうときは押すのがメジャーでしょ。」 「お前が押せよ..」 「怖いの?(笑)」 「べ、べつにそういうわけじゃ..この!」
ジュカインはボタンを思いっきり強く押す。
...カチッ.「Invisible!」
「しゃべったあああああああ!!」 ジュカインはカイオーガに抱きつく。
「なーんだメモリじゃん。この島にもあったんだね。」
「め、めも...なんだよそれ...」
「かくかくしかじか...」
「そ、そうだったのか..」
「それはともかく、いつまで抱きついてるのかな?」
「え..あっ..」
ジュカインは顔を赤くしながら、カイオーガから飛びのく。
「かーわいい♪」 「う、うるせえ!、別に..」 「そのメモリを渡してもらおうか。」
突然の図太い声に、ジュカインたちの会話が止まる。声のした方向を見ると、3匹のポケモンがこちらを睨んでいた。
「なんだ?おまえら。」 「答える必要などない。メモリをこちらによこせ。」
首領らしきアーマルドが、ジュカインの握っている メモリをものほしそうに見ている。
傍らにいる二匹のポケモンは、ザングースとオーダイル。二人もやはり、アーマルドの手下のようだ。
「ジュカイン、それ渡しちゃダメだよ?」 「もちろん。なんとなく渡す気にならないしな。」
ジュカインとカイオーガは要求を断り、戦闘体制に入る。
「仕方ねえ...」 「お、あきらめてくれるのか?」 ジュカインが嫌味たっぷりに言う。
「いや...奪うまでだ。やれ。」 「だろうな。」
ザングースとオーダイルはなんと自分のメモリを取り出し、ザングースは爪に、オーダイルはあごにそのメモリを差し込んだ。
「Blade!(刃)」 「Storm!(嵐)」
メモリは音を発し、二人のからだに取り込まれる。
「なっ...」 「ジュカイン、まずいよ..」
見た目は何も変わってはいない。だが...
ズザザザザザザザザザアアア!!! ドガガガガガガガガアアアン!!!
ザングースが腕を一振りしただけで、ものすごい斬撃が発生し、カイオーガを襲う。
オーダイルのハイドロポンプが、竜巻のようにジュカインに炸裂する。
「クククッ...人間も面白いもの作るじゃねえか。」
アーマルドの手には、血のように赤いメモリが握られていた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
...熱がでたアアアアアア!!!(微熱だろ
テスト月曜日なのに...
カイオーガ「僕の胃の中で冷してあげようか?」
(歓喜
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Re: 消えた理性 Final ( No.4 ) |
- 日時: 2010/09/04 15:54
- 名前: giratina
- 「ぐ、ぐはあ...」
すさまじい攻撃を受けたジュカインは、力なく立ち上がり、肩から血を流していた。
「これがメモリの力...ハンパじゃねえなカイオーガ。」
返事はない。
「カイオーガ?」
カイオーガの姿は消えていた。 辺りを見回すが、目に映るのは砂埃だけ...
「おい!カイオーガ!?」 「フフ...消し飛んだか?」
「そ、そんな...」
ジュカインはがっくりと膝を突き、暗い地面を見つめる。
「うそ...だろ?」
親友を失った悲しみはジュカインの心を蝕み、目から雫を垂らさせる。
「さて、メモリを渡してもらえれば、お前の命だけは助けてやるが...どうする?」
「くそ...あれ...?」
手にしっかり握っていたはずのインビジブルメモリが消えていた。さっきまで持っていたはずなのに...
「な、ない...」 「あ!?」
アーマルドの目の色が変わる。
「吹き飛んだか...くそ!おめえら、こいつを消せ!」
まさに逆ギレである。 ザングースとオーダイルは再び攻撃の態勢に入る。
「ここまでかよ..呆気なさ過ぎるだろ..」
しかし....
「んんん!?」 突然オーダイルが倒れ、身を激しくよじらせる。
「んんんんんんんんんんんん!!んんん!?」 「どうした?」
アーマルドの問いかけにも返事を返すことは無く、 ただ必死にもがいている。
「んんんんんんん....んむうう..」
だんだんと声が小さくなり、身体も動かなくなってきた。そして...
「.............」
オーダイルは窒息し、ピクリとも動かなくなった。
「おい!?」
もう遅すぎるが、ザングースがオーダイルに駆け寄り、身体を調べる。
「し、死んでる...」
いきなりの死亡に、ジュカインもアーマルドも押し黙る。意味が分からない。
スッ...カラン..
使い手を失ったストームメモリが、あごから排出され、虚しい音を響かせる。 しかし次の瞬間...
「んむうう!?」 ザングースも息を詰まらせ、くぐもった悲鳴を上げる。
「さっきからなん...あ..」
カイオーガだった。長い舌をザングースの身体に巻きつけ、笑っている。
「どうしていきなり...」 「え、僕?ずっとここにいたよぉ?...えいっ♪」
「んんんんんんんんんんんんん!!」
更にきつく締め付けられるザングース。 その身体は持ち上げられ...
バクウ...♪
カイオーガの口の中に納まる。
「んむわああああああ!!?ボス!助け.. hfhれbkbrgcbbrfっいぇあr!!!」
口の中で何が行われているのかはご想像におまかせする。
「レロレロォ♪悪いけどもう呑んじゃうね?」 「え...」
ごくんっ!
「ぁぁぁぁぁぁぁぁぁ...」
ぺっ.. カイオーガはザングースのブレイドメモリだけを吐き出した。
「くそっ...メモリを使ったな?」
「せいかーい。よくわかったね♪」
カイオーガが使ったのはインビジブル、透明になる力。 それを使いオーダイルにコッソリ近づき、舌を巻きつけて窒息死させたのだった。
「そうか...ならば...!」
アーマルドは赤いメモリを取り出し、自分の頭に押し付ける。
..『Vore!』 「ふふふ...」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ちょっとメモリ説明です(遅いんだよ
インビジブル・メモリ 効果:「不可視」の力が入っており、自由自在に透明になれる。 持ち主:カイオーガ
ブレイド・メモリ 効果:「刃」の力が入っており、斬撃技の威力が10倍に上がる。 持ち主:元はザングースだったが、今は不明
ストーム・メモリ 効果:「嵐」の力が入っており、嵐を操ることができる。 持ち主:元はオーダイルだったが、今は不明
ヴォア・メモリ 効果:「捕食」の力が入っており、食欲が異常に湧いて何でも呑み込めるようになる。 持ち主:アーマルド
ちなみにメモリ1本で300万円ほどします。
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Re: 消えた理性 Final ( No.5 ) |
- 日時: 2010/09/04 16:09
- 名前: 闇銀
- 透明のカイオーガとは・・・鬼に金棒・・・
熱のほうは 大丈夫ですか!?
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Re: 消えた理性 Final ( No.6 ) |
- 日時: 2010/09/04 16:13
- 名前: giratina
- >闇銀様
カイオーガのひんやり舌で少し良くなりました。(熱冷ましシートだろ
新作がんばってください!
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Re: 消えた理性 Final ( No.7 ) |
- 日時: 2010/09/04 16:59
- 名前: giratina
- 「ハハハハハ!これだけだと思うなよ!?」
..『Violence(暴力)!』 ..『Clairvoyance(千里眼)!』
続けて2本、頭にメモリを差し込むアーマルド。
「へぇ...まだ持ってたんだ。」 「ああ、とにかく力が欲しくってなあ!!」
3つのメモリを使ったアーマルドは、目が血走り、 口も震えていた。
「とりあえず...」
カイオーガは透明化し、身を隠す。
「逃がすかああ!!」
千里眼の力でカイオーガを見分けると、そこに破壊光線を打ち込む。
「うわああああああ!!!」
さすがのカイオーガも悲鳴を上げ、砂浜に倒れる。
「うひゃひゃひゃひゃひゃ!!雑魚がたて突くんじゃねえよ!」
「...はあ、はあ、はあ...」
「さてと..そろそろ頂くかな?」
アーマルドはカイオーガに近づき、メモリの力で大きくした口でカイオーガの頭にかぶり... ...つこうとした。
「や、やめてええ.....ってね♪」
「あ?..!!」 カイオーガは舌を伸ばし、アーマルドの目を覆う。 そして...
レロオ...ニュチャア..レロン..
アーマルドは大きく口を開けたまま、顔を舐められる。
「a..au..」 「メモリだけで僕に勝てると思わないでね?」
舌に優しく愛撫されるのは、さぞかし気持ちがいいのだろう。 アーマルドは抵抗の意を示さない。
「もーらった♪」 「え、ああ!!」
カイオーガはいつの間にかアーマルドの頭からすべてのメモリを抜き出していた。
「か、返せ!それは俺の..むわああ!」
舌は力を失った獲物にゆっくりと巻き付き、唾液と恐怖を塗り込んでいく。
ペチョオ..クチュウ..ヌリュリ..
「か、かえ..」
アーマルドの顔以外は全て舌肉に巻き付かれていた。
「えへへ、返さないよお?君は僕の餌♪」
「ば、ばかが、俺を喰えるわけが..」
確かに大きさ的には無理がある。
「うん、今のままじゃ食べられないね〜。でもお〜♪」 『Vore!』
「え...や、やめろおおおおおおお!!!」
アーマルドの叫びもむなしく、ヴォアメモリはカイオーガの体に取り込まれる。
「あ..あああ..」
ニヤリ... カイオーガは不気味に笑う。
「あ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ん♪」
目の前には自分など一呑みにできそうな口、牙の門を通り アーマルドは口の中にまるまる収まった。
「あああああああああ!!!!!助けてくれええええええええええええ!!!!」
唾液の海にどっぷりと体が浸かり、全身が身震いする。 巻き付かれているので体を動かす事もできず、ただ喚くしか無い。
「うるさいよ?」
「え...ごぼぼぼ!!?」
唾液の海に頭が沈められ、悲鳴さえも出せなくなる。
「溺れちゃってよ♪」
「ご、ごぶうううう!!!」
本人は必死に叫んでいるつもりだろうが、出てくるのは泡ばかり。 それどころか口を開けた事により、唾液が流れ込んでくる。
「ご、hrgfxbwyhfぃgふぇいgふぃうえげycsqrqwrう!!」
「クス...どう?『雑魚』に食べられるのは♪」
唾液の海から漸く出されると、舌で喉の奥へ奥へと持っていく。
「げほ、げほっ、、やべでええええ!」
唾液を吐きながら訴えても、カイオーガは聞いてくれない。 いや、聞こえていてもダメだろう。
ずるうううう!
「あああああああああああああああ!!!」
体が喉へとずり落ちる。そして..
「ご、ごめんなさ.....」 ゴクリ
アーマルドの人生の終わりを告げる音が、大きく鳴った。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
メモリ説明
バイオレンス・メモリ 効果:『暴力』の力が入っており、使うと気性が荒くなり、攻撃的になる。 持ち主:現在消化中ww
クライヴォアンス・メモリ 効果:『千里眼』の力が入っており、何でも見ることができる。(遠くはなれた場所、隠れたものなど) 持ち主:現在胃に揉まれ中ww
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Re: 消えた理性 Final ( No.8 ) |
- 日時: 2010/09/04 20:50
- 名前: リオレイア
- ヴォアメモリ…
凄く欲しいです。セルモスに渡して後は…ムフフ…
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Re: 消えた理性 Final ( No.9 ) |
- 日時: 2010/09/05 12:39
- 名前: giratina
- >リオレイア様
セルモス君ならメモリ無しでもOKだと思いますよ。
というかカイオーガはヴォアメモリ使わなくても 体の大きさ変えられます。 (使ったのは恐怖を味わわせるため...かな?)
>こんなカス作者の駄文を読んでくださる皆様
これからいろんなメモリがでてきますが、そのメモリの説明は出てきた回の最後に記載します。 興味ある方(ねーよ)はご覧ください。
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Re: 消えた理性 Final ( No.10 ) |
- 日時: 2010/09/05 13:27
- 名前: 闇銀
- オレも ヴォアメモリを ルギア君に・・・・・・なんてね♪
アーマルド君が 羨ましいなぁ・・・
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Re: 消えた理性 Final ( No.11 ) |
- 日時: 2010/09/06 21:16
- 名前: giratina
- 「ジュカイン、大丈夫?」
「ああ...なんとかな...」
二人は森の入り口で傷の手当をしていた。幸い薬草などはふんだんにあるので、十分な手当を施すことができた。 しかし...
「ねえ....」 「何だ。」
「これ、どうする?」
カイオーガは目の前にある6本のメモリを指す。アーマルドが使っていた2本もあの後吐き出したようだ。
「どうって...」 「・・・・・」
二人は押し黙り、考えを巡らせる。
この二人には珍しい、かなりの沈黙。 そして....
「壊そう。」 「え?」
ジュカインがメモリを睨みながら提案する。
「いや、壊すべきだ。こんな恐ろしいものがあったらこの島狂っちまうぜ。」
「本心?」
「え...?」
「本当は惜しかったりするんじゃない?」
「そ、それは....」
痛いところを突かれた。確かにこれがあれば何でもできるだろう。
理性と欲望が、ジュカインの心の中で戦い合う。 本心はジュカイン本人にすら分からない。
「いや壊そう。やっぱりあっちゃダメだこんなの。」
ジュカインは苦悩の末、吹っ切れる。
「そっか...なら...!」
カイオーガはヒレを大きく振り上げ、勢い良くメモリに叩き付ける。
パキン!...バチバチ...
メモリは粉々に砕け散った。
「さあ!俺ちょっと森の中さがしてくるよ。落ちたのはこれらだけじゃないだろうし...」 「僕も行くよ。ちょっと先に行っててくれる?」
「え?.....ああ。」
ジュカインは身を翻し、森の中に消えていった。
「ふう......」
カイオーガは一人になると、砕けたメモリの欠片を見つめる。
「こんなものあっちゃいけない....か..」
「それでも...面白いものはとっとかなくちゃねえ...♪」
カイオーガは微笑みながら、自分の大きなヒレを見る。
そこには、赤いメモリが日の光を受け、ギラギラと輝いていた...
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Re: 消えた理性 Final ( No.12 ) |
- 日時: 2010/09/06 21:27
- 名前: giratina
- メモリ説明(追加
1 メモリについているスイッチを押すとメモリの声がします。 例 『インビジブル!』『タイム。』など (今までは英語表記でしたが以後カタカナにします。)
2 『捕食』など、意味不明なものもありますww
以上。
その他駄文
テスト終わったーーーーーーーー(嬉
英数オワタ...国社まあまあ...理科う〜ん だと思います(どうでも良いだろ
カイオーガ、お祝いにひとまず....ニヤリ
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Re: 消えた理性 Final ( No.13 ) |
- 日時: 2010/09/07 21:01
- 名前: giratina
- 「ず、ずいぶん集まったな...」
今、ジュカインたちの目の前には12本のメモリが様々な色を輝かせている。
「みんな友達だからね。言ったらちゃんと渡してくれたんだぁ♪」
「なるほどね(誘惑したんだろどうせ)。 しかしよく考えれば危なかったよな?」 「なにが?」
カイオーガはきょとんとしている。
「何がって...一歩間違えば攻撃されてたぜ? 渡したくないヤツもいただろうし...その時はどうするつもりだったんだ?」
「強制♪」
予想どうりの答えを言い、カイオーガは一つのメモリを手に取った。明るい青に輝いている。
『オーシャン!』
「オーシャン...海か...」 「これもーらい♪」
「あ!?壊すんじゃなかったのか!?」
「だって僕みたいじゃんこれ。」
「そんなの理由になるか!」
「はいこれ。」
カイオーガはピンク色のメモリをジュカインに手渡す。
「なんだよこれ。」 「ジュカインはそのメモリが良いよね?」
カチッ.『ウーマン。』
「ウー.....このやろ!」 「アハハ赤くなってる〜。かーわい♪」 「やかましいいいいい!!!」
「アハハハハ....ん?」
カイオーガは突如何かの気配を感じ、後ろを振り向く。
「君...だあれ?」 「ひう!」
突拍子もない悲鳴を上げ、小さなポケモン、ミズゴロウはいきなり謝り始める。
「ごごごめんなさい!!!もうしませんから許してええ!」
ミズゴロウは手を開き、さっきはカイオーガ達のもとにあるはずの黄白色のメモリを見せる。
「盗ろうとしてたの?」 「ごめんな..さい...ゆるしてぇ...」
わき目も振らずにミズゴロウは謝り続ける。 地面に顔を押し付け、ただ必死に...
それをじっと見つめながら、カイオーガは静かに口を開いた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
オーシャンメモリ 効果:『大洋』の力がプログラムされている。 大波や渦潮など、大量の水を自由自在に操ることができる。強さは全メモリ中5番目を誇る。 持ち主:カイオーガ
ウーマンメモリ 効果:『女性』の力がプログラムされている。 女性またはメスが持つと、その魅力が最大限引き出される。 持ち主:ジュカイン?
キャラ
ミズゴロウ カイオーガが集めたメモリを盗もうとして失敗。 盗もうとしたメモリは...次回で
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Re: 消えた理性 Final ( No.14 ) |
- 日時: 2010/09/07 22:07
- 名前: 闇銀
- おお・・・この後 ミズゴロウ君は どうなってしまうのでしょう・・・(カイオーガ君なら やっぱり・・・
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Re: 消えた理性 Final ( No.15 ) |
- 日時: 2010/09/07 22:22
- 名前: リオレイア
- 盗みはいけないなぁ盗みは(笑)
さて、お仕置きは…… え、最近相手してくれないからお仕置き? ちょ、止め、セルモス!あふぅ(喜)
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Re: 消えた理性 Final ( No.16 ) |
- 日時: 2010/09/08 00:26
- 名前: W.WOLF
- メモリ面白いwww
というかもう、カイオーガ様大好きです♪ 今後ミズゴロウはどうなるのだろうか・・・
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Re: 消えた理性 Final ( No.17 ) |
- 日時: 2010/09/08 20:34
- 名前: giratina
- 「エターナル?」
カイオーカはメモリに描かれている文字を 読む。
「どういう意味だ?」 「…永遠。ジュカインちゃんもっとお勉強ちまちょーね♪」 「だ!だま…れ…。」 反論しようとも頭脳で(バトルでも)勝てないのは事実。声が段々しりすぼんでいった。
「ま、それはそうとこれ使ってみよーっと。」
カイオーガはエターナルメモリを頭に近づけ、差し込もうとした…が
「だ、だだだめです!それ使っちゃ!」
見かけに寄らず大きな声でミズゴロウは訴える。
「えーなんで〜?」 「メモリは全て壊さなければならないんです…この島からも…地球からも…」
どうやらミズゴロウはジュカインと同じ思考のようだ。スケールが違うが。
「メモリは人間が造りだした最も邪悪な発明です。メモリを使うという事は自然界を崩壊させる事ですし…そもそもメモリはうんたらかんたらどうたら…」
「「……」」 ジュカインもカイオーガも閉口してしまった。
「…なんです。だから…むぐうぅ!?」 ペラペラと良く喋る口が、柔らかい舌に覆われる。
「んぐう!んぐんぐ…うむう!」 「はーい説明ありがとう(聞いてないけどね)。要するに君は僕たちにメモリを使ってほしくないんだね?」 「んぐ…ぷはっ!…ま、まあそういう事です…」 「でも君やけにメモリの事詳しいねぇ〜?」 「そ、それは…」
口が久しぶりに閉じる。あんまり言いたくない理由があるようだ。
「じ、実は僕。人間に育てられてて…その…僕のトレーナーがメモリの売買してたんです……だから逃げだして…」
日々毎日メモリを見ていたミズゴロウは、 その恐ろしさにも嫌と言う程向き合ってきた。
「ぼくはメモリを集めて全部壊すつもりです。だからこの森で…」
ミズゴロウは背中から、3つのメモリを取り出した。
「持ってたんだね。」 「あなたほどじゃ無いですけど… メモリには「悪魔のメモリ」という種類があって、非常に強力な力を持つ3本が、それに数えられてるんです。」 「へぇ〜。」
「そしてその内の1つが…」
ミズゴロウはカイオーガの持つメモリを指す。
「これ?」
カイオーガのエターナルメモリこそ、その1つなのだという。「永遠」の力。
「じゃあ、僕が手伝ってあげる♪」 「え!?」 「いいでしょ?」
「た、助かります!ありがとうございます!」
「えへへぇ〜。少しはバトルの腕もあるしね♪」 「少しってオイ…」
すっかり話から取り残されているジュカインも、賛成のようだ。 無駄に正義感強いからだろう。
「それじゃ…」 「はい!いきましょう!」 「何言ってんのぉ〜?その前にやる事があるじゃないか♪」 「え…?」
「泥棒のお仕置き♪」
「え、あ、ちょっと…やめて…」
文句を言わせず、ピンクの大蛇が体に巻きつく。
「まずは…」 「え…ひいぎゃああああああ!!!!!」
体中に舌が張り付き、ぐにゅぐにゅと獲物を押しつぶす。
「ぐぅ…ゆ、ゆるして…くだああああああああ!!!!だめええええ!!」
カイオーガは舌を戻し始め、ミズゴロウは 口の中へと消える。
「ごめんな…さ…ああっ!」
もうペラペラとしゃべる余裕は無くなる。舌が傾き始めたのだ。
…ズルル…ズル…ズリュムッ… 「オ…オチ…ル…」
「君は……うん!僕の胃袋で1時間過ごしてもらおうかな♪」
「そ、そん…あうっ…」
ズムズプ…ズリュ!
「あ、ああ…あああっ!」
ズリュ!ゴクン!
小さき獲物は、あっさりと堕ちていった。
温かい処刑室へと…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
エターナル.メモリ 効果:有限のものを無限にする事ができる。 無限の命、力、お金など。 持ち主:カイオーガ 備考:「悪魔のメモリ」の1つ。ちなみにこのメモリ、売却すれば世界経済がガクンと傾く。
作中には描いてませんでしたが、ミズゴロウの持っているメモリ3つ↓
ジャック.メモリ 概要:「泥棒」の力がプログラムされている。
イアー.メモリ 概要:「耳」の力がプログラムされている。
アップル.メモリ 概要:「林檎」の力がプログラムされている。
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Re: 消えた理性 Final ( No.18 ) |
- 日時: 2010/09/08 21:03
- 名前: giratina
- >闇銀様
仲間として、ですね。(鬼畜希望だったらごめんなさい!orz
>リオレイア様 いけませんね〜遊んであげなきゃ。
セルモスくん、たっぷりあむあむしてあげなさい。
僕もしゃぶってくれるなら喜んで遊び相手になりましょうぞ!
>W.WOLF様 メモリのネタ切れが近い…悩んでます。 カイオーガ〜!ファンがいたぞー! 相手してあげなさい。(ニヤニヤ
>文章力ある皆様へ メモリでこんなのあったらイイ!! っていうのがあったら教えて下さい。(単なるネタ不足だろ
面白い物、怖い物、voreっぽい物、 何でも大歓迎です。 良いのがあったら使わせて頂きます。(ありがたやありがたや
それでは感想&メモリ案、お待ちしておりまーす☆←なんだこれ
|
Re: 消えた理性 Final ( No.19 ) |
- 日時: 2010/09/09 08:17
- 名前: リオレイア
- そうですね……
『ガン・メモリ』とかはどうでしょうか? 使うと大口径砲というか衛星軌道上の地上攻撃衛星から支援砲撃が受けられるとか。
後は…趣味全開で 『マタオ・メモリ』
○R西の脱線運転士(股尾前科、またおまえか、と読みます)の乗る電車が突っ込んでくる(笑) 彼の乗務する223-1014は何があっても傷一つつかないスーパー装甲列車 youtubeかニコ動で股尾前科と検索すれば出てくるはず…
セルモス 「酷いよ、僕が寂しいの知ってる癖に…」
ああ、よしよし…大丈夫、そばにいるからな。え?駄目?ちょ!そばに居たいからって食べるなぁ!あぅぅ…ふむぅ…(歓喜)
|
Re: 消えた理性 Final ( No.20 ) |
- 日時: 2010/09/09 14:24
- 名前: W.WOLF
- よーし来なさいカイオーガ様!(笑)
メモリの提案です♪ 重力を操れる物はどうですか? つまり、壁や天井を歩くのはもちろん、相手や自分の周りの重力をも変えられる。
以上です。
|
Re: 消えた理性 Final ( No.21 ) |
- 日時: 2010/09/09 18:23
- 名前: giratina
- むぐっ…グバアァ…
「ゲホ!ゲホ!…うぅ…」
一時間後、ようやくミズゴロウは肉の監獄から吐き出された。
「はぁ…あぁ…」 「おかえり♪反省した?」 「は、ははははいいい!」
怯えに怯え、ミズゴロウはガクガクと震える。
「クス…大丈夫だよ。しばらくは食べないし…ね♪」 「あ、ありが…え?」
「しばらくは」がミズゴロウの頭の中を飛び回る。
「さーじゃあいこっか!」 「ああ、一時間ヒマだったしな。」 「え?ちょ、ちょっとまってください!」
スタスタと進んでいく2人を、ミズゴロウ は走って追いかけていった。
「…ゼェ、ハァ、ゼェ…」 「大丈夫か?」
出発してから10分後なのに、ミズゴロウは 息を切らせている。
「あなた達が…ハァ…歩くの、ヒィ、速すぎるんですよ…ぅぅ…」
大きさと歩幅が違うので、2人は普通に進んでいても、ミズゴロウはずっと走りつづけている事になる。
「ボクのうえ…乗る?」
カイオーガは死にそうな声を出しているミズゴロウに声を掛け、身を低くする。
「え…でも…」 「いいからいいから♪」
カイオーガは器用にミズゴロウの下にヒレを滑りこませ、自分の上に乗せた。
「うわっ!…っとと…」
ミズゴロウはバランスを取ると、すっと 寝そべった。
「あ…温かい…」
水ポケモンなのに…とか思いながらミズゴロウは大きく息を吐く。
「………」
ジュカインはその様子をまじまじと見ていた。ミズゴロウが羨ましく思えてくるのは 何故だろう…
「ジュカインも乗る〜?脚疲れたでしょ♪」 「へっ!?あ、いや…俺はいいよ…」
そう言ってしまった自分に腹が立つ。
「ふ〜ん。じゃいこっか?」 「ああ…」
自分の顔が少し赤くなっていたのに、ジュカインは気づかなかった。
…zzz 「もーメモリ探しのメインが寝てどーするんだろねぇ〜?」
気持ちよい温かさのためか、ミズゴロウは 爆睡していた。しばらくは起きそうにない。
「良い夢見てそうだな。(気持ち分かる)」
「問題はメモリだけど……あっ。」
噂をすればメモリ登場。かなり高い木の上に2つも引っかかっている。
「ジュカイン取ってぇ〜。」 「へいへい。」
ジュカインは颯爽と木の上に渡り、一瞬でメモリの所まで辿り着く。
「落とすぞー?」 「いいよー。」
ジュカインはメモリを手放す。
…シュッ! 「「え?」」
メモリが消えた、いや違う。ものすごい速さの「何か」に取られたのだ。
「君かあ…さっきからずっとついて来たのは…」
「フフ…」
謎のポケモンは怪しく笑うと、奪った2つのメモリを太陽に掲げた。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
リオレイア様、W.WOLF様、ご提案ありがとうございました!非常に参考になりました。次回どっちかを(もしくは両方)出します。(感謝orz
|
Re: 消えた理性 Final ( No.22 ) |
- 日時: 2010/09/09 21:24
- 名前: 闇銀
- オレも カイオーガ君に 乗せてもらいたい♪
そして そのあとに・・・ああ・・・カイオーガ様〜♪
|
Re: 消えた理性 Final ( No.23 ) |
- 日時: 2010/09/09 22:14
- 名前: リオレイア
- カイオーガ君に乗せて欲しいけど…
セルモスが離してくれない♪
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Re: 消えた理性 Final ( No.24 ) |
- 日時: 2010/09/10 00:02
- 名前: giratina
- 「…ゾロアークだ…」
「ほう、ホウエン風情が俺を知っているとはな、笑わせる。」
ゾロアークは奪った内、紫色のメモリを手に取ると、スイッチを押した。
カチッ…「ガン!」 ヒュウウウウウ………………………………ドドガガガアアアアアアアアンンン!!!
「うわっ…!」 「なんだよ…!」
突如もの凄い速さで空から光が飛来し、 島の南端部、ポケモン達の居住地を爆発させた。
「うそ…あそこにはみんなが…」
カイオーガはポカンと口を開け、大きく上がった火の手を見つめていた。
「もうこの島のメモリは取り尽くした… あとは…!」
ゾロアークはガンメモリを髪の毛にしまい、カイオーガ達を指差す。
「お前らが持ってるメモリだけなんだよ…!」
次の瞬間、ゾロアークの姿は一瞬で消え、 ジュカインは倒れていた。
「あが…なんて…速さだ…うぐっ!」
ゾロアークの手には、ジュカインのウーマンメモリが握られていた。
「だが俺が欲しいのはこんなんじゃない。」
バキン…! あっさりと握りつぶす。
「俺が本当に欲しいのはお前が持っている メモリ…」
ゾロアークの目はカイオーガに向けられる。
「ジュカイン…この子、預かってて…」
カイオーガは震えながら、ミズゴロウをジュカインに渡す。
「ゾロアーク…」 「なんだ?渡すんなら早く渡せ。 悪魔のメモリを2つ、お前は持ってる。」 「ふたつ…?エターナルだけだろ?」
ジュカインは意味が分からず戸惑う。
しかし、カイオーガは全てを理解した。 自分の手には赤と白のメモリがある。 これこそが…
「ふっ、お前俺とやる気か?」 「うん…許さない。」
「フッ、面白い…なら!」
ゾロアークは奪いとった黄緑色のメモリを 掲げる。
「いや〜俺も驚いたぜ。まさか悪魔のメモリが3本ともこの島にあったとはな…」 「君が持ってるんでしょ…?最後の1本。」
「ああ見せてやるよ…最強の力をなあ!!」
「ユートピア!」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
メモリが多くなってきたのでちょい解説。
カイオーガが所持しているメモリ↓
ヴォア.メモリ(悪魔のメモリ) エターナル.メモリ(悪魔のメモリ)
ゾロアークが所持しているメモリ↓
ユートピア.メモリ(悪魔のメモリ) 概要:「理想郷」の力がプログラムされている世界最強のメモリ。何でもできる。
ガン.メモリ 概要:「銃」の力がプログラムされている。 地上衛星からの攻撃を意識的に動かせる。
その他メモリ8種類 島から集めた物。髪の中に隠している。
※W.WOLFさんのメモリは次回でます。 (ごめんなさい
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Re: 消えた理性 Final ( No.25 ) |
- 日時: 2010/09/10 08:29
- 名前: リオレイア
- 早速ですかぁ!?
因みに列車砲にしようかな?と思っていましたが、射程の問題で諦めました。800mm砲ですら50km程しか届きませんから… さぁて、ゾロアーク食べられちゃいなさい!
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Re: 消えた理性 Final ( No.26 ) |
- 日時: 2010/09/10 12:46
- 名前: W.WOLF
- ゾロアークがでてきましたか。
なかなか手強そうですね。頑張れカイオーガ様!(笑)
メモリを出してくれるなんてありがとうございます。 期待♪
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Re: 消えた理性 Final ( No.27 ) |
- 日時: 2010/09/10 22:25
- 名前: 闇銀
- カイオーガ君なら勝てるよ!! 頑張って〜♪
やはり ヴォアメモリに期待♪
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Re: 消えた理性 Final ( No.28 ) |
- 日時: 2010/09/11 19:51
- 名前: giratina
- ユートピアの力は凄まじかった。
カイオーガの体はいとも簡単に吹き飛ばされ、巨木に叩きつけられる。
「う…うぐぁ…」 「いやはははは!!!やっぱメモリって 最高だよなぁ〜?」
サッ…「ガン!」 ドドドドドドギュウウウウウゥゥゥン!!
「ぎゃああああ…ぅぅ…」
相次ぐ強力な連続攻撃に、カイオーガの体はピクリとも動かなくなってしまった。
「カイオーガ…くそぉ!」
ジュカインは怒りに震え、ゾロアークに飛びかかった。
「ぎゃあああああ!!」
しかし悲鳴を上げたのはジュカインだった。 渾身のリーフブレードは空を切り、逆に地面に叩きつけられる。
「う…ぐぐぅ…ぁ…」 「もう何の価値も無いてめぇがでしゃばるんじゃねえよ。…クズが!」
ゾロアークは灰色のメモリを取り出す。
「邪魔者は片付けねえとなあ…」
…カチッ 「ゾーン!」
突然ジュカインの体が浮き、海の方へと吹き飛ばされた。
「うわあああああぁぁぁ……」 「海の藻くずになるんだな…」
ジュカインの悲鳴は、小さく消えていった。
しかしジュカインを移動させた直後、ゾロアークの耳に何かが聞こえる。
…ザァァァァァァァアアアアアア!!! 「なんの音…あっ…」
カイオーガの方を振り向くと、大量の波が 自分に向かって押し寄せてきていた。
ザッバアアアアアアアンンンンンン!!!
「グッ…ぐわあああぁ!!」
ゾロアークは不意を突かれ、水に吹き飛ばされた。
「くっ…あいつまだこんな力が…… …なんだこれ。」
水が流れていき、立ち上がろうとしたゾロアークの漆黒の体には、ピンクのヘビが巻き付いていた。
「う…うわっ!?」
大蛇は強い力でゾロアークを引っ張り、 主人の元へと帰っていく。
「やあ、元気?」 「お、おま、これを離…がああぁっ!!!」 カイオーガの長い舌だった。 舌はゾロアークの腰、肩、胸を締め付ける。
「…ば、ばかな…お前にあんな大量の水を使う力なんて…」
カイオーガはクスクスと笑いながら、動けないゾロアークに一本のメモリを見せる。
カチッ、「オーシャン!」 「あ……」 「えへへぇ、分かった?」
カイオーガはゾロアークがジュカインと相手している間に、隠し持っていたメモリの力を使い、強大な水流を作ったのだった。 そして水と一緒に舌を伸ばし、ゾロアークを捕らえた…
「持ってて正解だったよぉ〜♪ これでちゃあんと…」 「?」
「お昼ごはんが食べられるねっ♪」 「なっ…」
ゾロアークはカイオーガが自分が喰おうとしている事を理解する。そもそも舌に巻き付かれている時点で気づくべきだが。
「ば、ばかな…お前なんか吹き飛ばしてや…」 じゅるん♪
「え…?」
舌はいきなり顔に急接近すると、ベロリと顔を舐めあげた。
ジュプウ…ベチャア…ジュムゥ…♪ 「あ…ちょっ…まっ…」
舌は決して待たず、甘い攻撃を始める。ゾロアークの頭にスルスルと巻きつき、味を絞りとっていく…
「あぐぅ…いぎいぃ…うむぅ…」 どんなに強力な力をもとうとも、使えなければ意味が無い。舌はじっくり、確実に、 ゾロアークの抵抗心を優しく舐めとる。
「俺は…むぅ…負け…な…むぅ…」
微かな抵抗の言葉さえも、柔らかい舌は言わさない。たっぷりと唾液を塗りつけながら、どんどん顔を埋めていく。 すると…
スウッ…バラバラバラ! 「えっ?…ああっ…!」
舌の愛撫に気が抜け、差し込んであった メモリが抜け落ちる。もちろん、ユートピアも。 その内の赤いメモリをカイオーガは拾い上げ…
「ヴォア!」…ゴクッ。 絶対に取り出せないような赤い喉の奥に、 メモリを送り込む。
「う、うそだろぉ…?」
さっきまで温かく包んでくれた唾液も冷えきり、ゾロアークの恐怖を掻き立てた。
カイオーガはニコリと微笑むと口を大きく開け、舌を戻し始めた。
ゾロアークを巻きつけたまま…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ゾーン.メモリ 概要:「地帯」の力がプログラムされており、重力を操る事で何でも移動させる事ができる。 持ち主:ゾロアーク(今はねww)
↑W.WOLF様、メモリ登場少orz
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Re: 消えた理性 Final ( No.29 ) |
- 日時: 2010/09/11 22:15
- 名前: W.WOLF
- うおお!ゾロアークがついにwww
楽しみ楽しみ♪
メモリ出してくださってありがとうございます(ウルウル
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Re: 消えた理性 Final ( No.30 ) |
- 日時: 2010/09/11 22:25
- 名前: giratina
- 「や、やめて…くれ…」
「残念♪」 ゾロアークの体に巻きついた舌肉が離れる 事は無く、とうとう口の中に収まってしまう。 「う〜ん、君ってあんまり美味しくないね〜。」 「だったら…」 「安心してよ。ちゃーんといじめてあげるからね♪」 「えっ…」
ヴォアメモリの効果で、カイオーガの食欲は最高点に達する。しかしそれを抑えて食べる味もまた絶品だ。
「噛んじゃおっかな〜。」 「え…だ、だめ…」
ゾロアークの頭に、冷たい牙が触れる。 ちょっとでもカイオーガが力を入れたなら…
「た、助け…喰わないで…くれぇ…」 「よく言うよ。さっきまでずっと威張ってたのに?」 「わ、悪かった…もう二度…あぐう!?」
味を求めたカイオーガはゾロアークの口を封じ、体中をヌチャヌチャと舐めまわし始めた。
「あ…あぁ…やめ…いぅ…」
先程の愛撫が今度は全身に行われ、ゾロアークから悲鳴と喘ぎ声を絞りだす。
「言ってよ。気持ちいいって♪」 「だ、誰が…!」 ムニュリ♪ 「あ…」
敵に舐められて喘ぐなど、高いプライドが許すはずがない。だが…
「…むぅ…うにゃ…ひうぅ…」
余りの羞恥に耐えながらも、喘ぐ声は止められない。 舌の柔らかい抱擁はゾロアークの体を虜にし、徹底的になぶる。
「舌疲れちゃったなぁ〜。呑んじゃっていい?」 「ら…らめだ…喰わないれ…くれよ…」 「え〜もっといじめてほしいのぉ〜?しょうがないな〜♪」 「え…ち、ちが…!むごっ!?」
舌が体をグニグニと肉壁に押し付けはじめた。まるでキャンディを舐めるかのように…
「ちょっ、やめ…!ぐむもぅ!」 「うるさいなぁ〜。お仕置きだね♪」 「ちよっ…むううううう!!!!」
ゾロアークの口、鼻は肉で埋まり、呼吸を封じられてしまった。抵抗しようと押し返しすものの、その腕までもが肉に包まれてしまい、逆効果である。
「ぷはぁ!うむっ!?」
一瞬だけ解放され息を吸い込むが、またしても押し付けられた。
「がっ、はぁ…やめ、やめで…むぐぅ!」
窒息寸前で解放し、また押しつける。 それは力を失ったゾロアークには、あまりにも残酷な仕打ちだった。
「ぷはあああ!!…ゼェ…ハ、ゲホゲホッ!」 やっとちゃんと解放された。しかし 唾液が喉に入り、咳き込んでいると…
ズルッ! 「あ?…ええっ!?」
舌がだんだんと角度を高めていき、ゾロアークを喉へ落とそうとする。
「た、助けて!頼む!死にたく…」 「それぇ♪」 「あ…あああああっ!!」
舌か傾きを急激に高くし、ゾロアークはずり落ちまいと必死にしがみついている。
今、舌は喉に垂直で、ドプドプと唾液を分泌し続けている。摩擦0の状態でしがみついても、何の意味も成さない。
ズルゥゥ…ズズズ… 「あぅ…だめだ…やめろぉ…聞いてくれ…」
喉に足が触れた。すると…
「さ〜って、君は舌袋行きだね?僕の友達たーくさん殺しちゃったんだから♪」 「し、舌袋ってなに…ああっ…」
横の大穴に体が押し込められ、ギュウギュウと肉に押しつぶされながら落ちていく。
その先は…
「し…舌…?」
舌の海が目の前に広がり、獲物を求めて蠢く様は、まるで無数の蛇の巣だった。 そこに体は、まっさかさまに…
ブニュュウウウウウムムムム♪ 舌は衝撃を柔らかく受け止め、巻きつこうと集まってくる。
「く、くるなああああ!!!」 恐怖のあまり、シャドークローをがむしゃらに打ち込む。
ぷにゅり♪ 「え…く、くそ…!」
ぷにぷにの舌肉に打撃攻撃など無効。 それどころか形をぐにゅりと変え、ダラダラと唾液を滝のように垂らしながら襲いかかってきた。
グチュウウウウウ!!!ギュムギュム! グムウウウウ!! 「あああああああ!!!ご、ごめんなさ…ああああ!!!!」
謝罪などとうに手遅れ、許してはもらえない。 全身は舌に揉みしだかれながら、海の中にズブズブと沈められていくゾロアーク。
「や、やめっれええ!だずげで…むぐう」
ジュプジュプ…ズプン♪
体は先に全て埋まり、歓迎を受けているだろう。そしていずれ頭も…
「最後に言いたい事でもある〜?」
「た…助け…て。」 ジュプウ…ズプリ♪
とうとう頭も舌の海に溺れ、終わらないマッサージを受ける。
永遠に…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
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Re: 消えた理性 Final ( No.31 ) |
- 日時: 2010/09/11 22:51
- 名前: 闇銀
- 永久幽閉キタ――!!
僕も舌袋に 入れてもらいたい・・・
そういえば、ニドキング君はどうなっちゃったの・・・?
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Re: 消えた理性 Final ( No.32 ) |
- 日時: 2010/09/12 01:42
- 名前: リオレイア
- おお!舌袋再来!
ではでは、手土産にこんがり肉Gでも持って入りに行くか、舌袋に…
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Re: 消えた理性 Final ( No.33 ) |
- 日時: 2010/09/12 17:17
- 名前: giratina
- >闇銀様
今も舌に溺れています。 舌袋自体広いので、巡り会える可能性は低いですが…
>リオレイア様
カイオーガ〜お土産だとさ。
「お土産より君が食べたいなぁ〜。」 …ジュルリ
失礼にも程があるだろうが…すいません。
「もうおそい♪」
あ…ちょっ、まっ…あむう(ゴクリ
「次はリオレイアくんの番だよ?お土産よろしくね〜♪」 かぱぁ…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
カイオーガぁああああああああ!!! 「なに?うるさいな〜。」 運動会で100m走4位だったあああ…(全5位中
「かわいそうに…慰めてあげるね〜♪」 お、お願いしまふぅ〜(もぐもぐ
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Re: 消えた理性 Final ( No.34 ) |
- 日時: 2010/09/12 20:35
- 名前: giratina
- 「ジュカ…イン…」
海岸に戻ったカイオーガが見たのは、体中から血を流し、ぐったりと倒れているジュカインだった。
「えぅ…うぅ…ぇぐっ…」
またしても守れなかった。いつも一緒に笑いあった、最高の親友を。 悔しさと悲しみは、涙となって目から滴り落ちる。
…ポタリ 「ジュカイン…起きてよ…」 「……」 「…ねぇ…お願いだから…」 「……」 「うそだ…えぐっ…死んだふりなんて……らしくないよ…ぁぁ…」
カイオーガは倒れているジュカインに向き合い、涙声で訴える。 しかし悲しみは頂点に達し…
「うわあああああああんんんん!!!!」
生まれて初めて泣き叫ぶ。今までの全ての 思い出を、雫として落とし…
「カイオーガさん…」
ミズゴロウだった。 状況を理解すると、カイオーガの隣に座り、沈黙した。
「ごめんなさい…僕が寝てる間にこんな…」 「…いいんだ。それより…」
カイオーガはエターナルメモリを取り出す。恐らく考えている事は2人とも一緒だろう。
「これ…使えない?」 「分かりません…命を増やす事はできても造る事は…」 「…やってみるよ。」
カイオーガはジュカインの胸にメモリを近づけると、ゆっくりと差し込んでいった。
「………」
沈黙が続き、日は西に沈み始めていた。
「…カイオーガさん…僕…」 「いいよ…好きにしてて。」
ミズゴロウが離れた後も、カイオーガはジュカインをずっと見続けていた。 もう夜もとっぷりと暮れ、きらびやかな星が出ている。
「…ぅ…」 「…!!」
ジュカインが静かに目を開けた。意識は朦朧としているものの、目に光が戻っていた。
「…カイ…オー…!!」 突然強い力で抱きしめられ、顔が温かいものの中に埋まる。
「んんんん!?」 「ジュカイン…良かったぁ…ひぐっ…」
涙をポロポロと垂らしながら、カイオーガは微笑みを見せる。
「お、おい…苦しい…」 「えっ…ご、ごめん…」
ようやく離れると、カイオーガは安堵のため息を漏らす。
「えっと…お前が助けてくれ…たのか?」 「ううん、君ががんばったよ…嬉しい♪」
カイオーガはとびっきりの笑顔で、再び抱きしめる。
「うむぅ…むわぁ…」 「ごめんね…守れなくって…」 「い、いいさ、生きてるんだ。俺も…」
「またお前に会えて、嬉しい…から。」
カイオーガの胸の中で、赤くなりながら言うジュカイン。カイオーガの温かさ、生きる事の温かさが、直に伝わってくるようだった。
「ジュカイン…ありがと♪」 「何がだよ。」
「…分かんない♪」
カイオーガはそう言うと、更にジュカイン の顔を胸に押し付けた。
…プニュウ…ムニュムニュ♪ 「あ…」 「クスクス…何を期待してるの?」 「バ、バカやろ!別にそんな…」 「う〜〜ん、やっぱりかわいいねっ♪」 …ムギュウ♪
カイオーガの抱擁は、朝まで続いたらしい…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
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Re: 消えた理性 Final ( No.35 ) |
- 日時: 2010/09/12 21:40
- 名前: リオレイア
- うわ…
ジュカインも羨ましい立場に…
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Re: 消えた理性 Final ( No.36 ) |
- 日時: 2010/09/12 23:01
- 名前: 闇銀
- ジュカインさん・・・よかった・・・(涙目
僕は 体育祭(運動会)の 100mは 6人中 4位でした・・・ 転びかけて 右手、右足を すりむいてしまいました・・・(転んだんだろ!!
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Re: 消えた理性 Final ( No.37 ) |
- 日時: 2010/09/13 06:55
- 名前: giratina
- 「ジュ〜カイン♪」
「何だよ。」 「遊ぼ、みんなと一緒に。」
「…ああ」 「元気ないねぇ〜。またふられたの?」
「またっていうな!別にそんなんじゃ…」 「じゃあ行こっ♪」
「え…いでで!いたいたいたいたい!!」
カイオーガはジュカインをひっつかむと、 ズルズルと引きずり、湖に向かっていった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜 「おっはよ〜。」 「「「久しぶり。」」」
爆発から離れていたマッスグマ、ヒトカゲ、ゲンガーは、無傷だったようだ。
「鬼ごっこしよっ♪」 「まあ…いいぜ。鬼は?」 「「「「じゃーんけーん…!」」」」
カイオーガ…パー ジュカイン…チョキ マッスグマ…チョキ ヒトカゲ…チョキ ゲンガー…チョキ
「見事に僕の負けだね…」 マッスグマ「カイオーガが最初にパーをだす事ぐらい、みんなしってるさ。」
全員がクスクスと笑う。
「うう…(物理的にパーしか出せないもん…)じゃ数えるね。…1…」
「はやっ…おいいくぞ!」 「う…うん。」
カイオーガは大木に目を伏せ、全員を追い払う。
「…9…10!…さーて探さなきゃ…」
「お腹ペコペコだしねぇ♪」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
>リオレイア様 同感です。カイオーガ〜「むぎゅ」して 「あむ」して「ごくり」してくれたまえ。
「後でね。」 …(泣)
>闇銀様
だ、大丈夫ですか!? 最近騎馬戦は危険なのでしないそうですね…(十分危険な種目もありますが)
ルギア様の処刑部屋、楽しみにしてます! (ルギア様ルギア様、僕にも処刑を…)
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Re: 消えた理性 Final ( No.38 ) |
- 日時: 2010/09/13 13:05
- 名前: リオレイア
- ほう…腹ぺこカイオーガが鬼の鬼ごっこ…
参加したいものですなぁ… 勿論、手にはマタオ・メモリを持って(笑) 危なくなったらドカーン(爆)
股尾 「ん…何だ?踏切から訳の判らない生き物が出て行かないぞ…ぶつかる!」
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Re: 消えた理性 Final ( No.39 ) |
- 日時: 2010/09/13 16:13
- 名前: 闇銀
- けがのほうは 大丈夫ですよ♪
転んだときに、後ろから来たやつの 足を引っかけて 道連れにしてやりました♪(ルギア君の性格が うつっちゃったかな? おかげで 何とか 四位にくい込めました・・・(大ブーイングのあらし・・・
まぁ、それはさておき、僕も ポケモンになって この鬼ごっこに 参加したい♪(そして わざと捕まって・・・
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Re: 消えた理性 Final ( No.40 ) |
- 日時: 2010/09/13 19:09
- 名前: giratina
- 「…はぁ…そろそろいいかな?」
一番脚の速いマッスグマは、もうスタート地点から4km離れていた。
「まぁ、いくらカイオーガでもここまでは来れないだろうし…休むか。」
流石に一気に4km走った疲れで、マッスグマは近くの木にもたれる。
「えーっと、カイオーガの舌ってどこまで 伸びるんだっけ…15m?いやいや…」
今まで何回あの舌に襲われた事か… 恐らく一番注意しなければならないだろう。
「…まぁいいや、いくら何でもここまで伸びる事は…」
「ないだろうね♪」
「だろ〜?俺って頭い…うぎゃあ!!」
突然の声にマッスグマは飛び上がり、声の出所を探す。
「ちっ…来てたのか…」 「いいにおいがしたからね〜、飛んできちゃった♪」
「そうかよ…!」
マッスグマは走りだし、カイオーガから距離を離す。
「俺の速さに追いつけるか!?」 「ううん…でもね♪」
…「ビガー!」
「メ、メモリ…反則だろ!」 「そんなルールないもーん、えいっ♪」
「うわっ…」
通常ですら大きいのに、更にその5倍はあろうかという舌が、雪崩のように押し寄せてきた。
「はっ、はっ、はっ…ああっ!」
自慢の脚どころか、小さな体は舌の波に飲み込まれる。
ジュル…ジュブウウ… 「ず、ずりぃぞ!カイ…ムガァァ!!」
獲物を捕らえた舌は、唾液を出しながら口の中に戻っていく。
「この…チートやろ…あ、あああああああ!!」 ゴクン…モゴモゴ…
「暴れない暴れない。ちゃんと後で出してあげるからさ♪」
ポコポコ…グムゥ… 食道が静かになる。親友に対する安心感か、マッスグマは抵抗を止めたようだ。
そのまま膨らみはお腹の中に消え、落ち着いた。
「えーっとあと3人か…まだまだ入るからね♪」
カイオーガは来た道を戻り始め、姿を消した。 次の獲物は…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ビガー.メモリ 概要:「巨大」の力がプログラムされており、差し込んだ箇所を巨大化させる事ができる。 持ち主:カイオーガ ※なぜもっていたのかというと、ゾロアークのを舌袋から取りだしたからです。 (勿論メモリだけww
>リオレイア様 マタオメモリ…森の住民にとってはかなり迷惑そうですね。(他のメモリも十分迷惑ですが)
>闇銀様 僕も…「10」まで待ってますw (食べやすそうなポケモンになりたいなぁ〜
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Re: 消えた理性 Final ( No.41 ) |
- 日時: 2010/09/13 23:04
- 名前: リオレイア
- でも、あいつは踏切で自殺したおばちゃん以外は誰一人として殺して無いんですよね。
脱線しようが車をはね飛ばそうが他列車と衝突しようが傷つかない装甲列車は伊達じゃ無い(笑) 因みに、事故を起こしてもクビにはなりませんでしたが最終的に左遷されました(爆) 後は…彼がよく運転している223系電車はyoutubeにも載っていますが、ミュージックホーンがあります。『どけどけ轢くぞ』と節を付けると見事に合います(笑)
おお!巨大舌!体格差キタコレ! 舌の海で溺れてみたいです。
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Re: 消えた理性 Final ( No.42 ) |
- 日時: 2010/09/14 06:24
- 名前: giratina
- >リオレイア様
く、詳しい…雑学王みたい…(雑学じゃないけど
舌の海、入るのは簡単でも出るのは大変ですよ。(まぁ出る気があるのなら…ですが
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Re: 消えた理性 Final ( No.43 ) |
- 日時: 2010/09/14 07:25
- 名前: リオレイア
- 出る気?無いですよそんなの。まあドラゴンが居たら別ですが…
鉄道と軍事に関しては興味がありまして…
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Re: 消えた理性 Final ( No.44 ) |
- 日時: 2010/09/14 12:03
- 名前: giratina
- 「く…喰っちゃった…」
一本の木の上で、カイオーガの捕食シーンを見てしまったのはヒトカゲだ。つい最近友達になったばかりである。
「ぼ…僕も見つかったら…ゴク…」
いくら友達でも食べられるのはいやだ、だがすぐにはカイオーガ。逃げようにも動けないまま、時間だけが過ぎていった。 すると…
「クンクン…あれ、何だか焦げくさいなぁ〜。」
木の下でカイオーガが何かの匂いを見つけたようだ。
「あっ、やばい…」 ヒトカゲの尻尾の火が、木の葉を燃やしていたのだ。急いで消そうとするがどうしようもなく、葉はチリチリと燃え上がる。
「このままじゃ見つかって…」
慌てて下を見るが、まだ気づいてはいないようだ。だがそれも時間の問題だろう…
「それなら…いちかばちかだ…」 ヒトカゲは幹を通り、助走の構えを取った。
「隣の木まで飛べれば…逃げられる!」
時間はない。強く地面を蹴ると、隣の木に向かって大きく跳んだ。
(届けぇ〜!!) ガシッ… 「あ…」
届いたは届いたが、だがつかまった枝はあまり太くなく、いまにも折れそうだった。
「……くそ…」 「みーつけたぁ♪」
案の定大きな音を立てたのだから、見つかるのも仕方ない。 カイオーガはヒトカゲのつかまっている木の真下まで来ると、カパアと大きな口を開ける。 落ちるのを待っているようだ。
…ミシ、ミシミシ… 「あぅ…まずぃ…」
枝をつかんでいる腕は痺れ、枝はいつ折れてもおかしくない状況だった。 しかし手を離せば…
「遅いなぁ〜早くおいでよ。」
カイオーガは口を開けたまま舌を出すと、 木に巻きつけて揺らし始めた。
ミシ…ギィ…パキ… 「カ、カイオーガぁ!わかった!降参する!だから食べな…」 「クス…聞こえないなあ〜♪」
嫌みったらしく笑うと、木を更に大きく揺さぶりだす。 とうとう枝は耐えられず…
バキリ… 「ああああああっ!!」 「あ〜〜ん♪」
ヒトカゲはカイオーガの口に、まっさかさまに落ちてしまった。
ブニュウウウウウウウウウウウ!!!! 「ぎゃああああああむうぅううう!! だじげでええええ!!」
舌を通り越し、一気にぶよぶよした喉肉に体は包まれる。
たが…喉は獲物を揉むような仕事はしない。喉がやる事はただ1つ…
ゴプゥ… 「あっ…あっ…あ…!」
喉に、ヒトカゲの下半身が呑み込まれる。 そして…
「ごめんね〜?あとで出してあげる…かもね♪」 「かもって…ああっ!!あっああ!!」 ゴクリュ…
有無を言わせず、ヒトカゲを呑み込むカイオーガ。その首筋にはぷくりと膨れた塊が、ズブズブと肉に圧縮されながら落ち沈んでいく。
…プクプクプク…ボコ… 「騒いでるねぇ〜?出さないよ♪」
ヒトカゲはもがけるだけもがくが、かえって肉壁がお仕置きといわんばかりに押しつぶしてくる。
「く、苦し…だれかぁ…」 声さえも揉み消され、暴れる事も許されない。
ヒトカゲの頭は噴門を押し開き、少しだけ広さに余裕のある空間、そして捕まった者の休憩室に入り込んだ。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
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Re: 消えた理性 Final ( No.45 ) |
- 日時: 2010/09/14 21:26
- 名前: 闇銀
- 羨ましいなぁ 二人とも・・・
後は ゲンガー君と ジュカイン君ですね♪ 続き、頑張ってください♪
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Re: 消えた理性 Final ( No.46 ) |
- 日時: 2010/09/15 03:17
- 名前: リオレイア
- 羨ましい…
ジュカインは舌袋直行として(オイ)ゲンガーはどうやって食べるのかな? 舌袋に入りたいです〜
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Re: 消えた理性 Final ( No.47 ) |
- 日時: 2010/09/15 20:00
- 名前: giratina
- 「…なあゲン…」
「しゃべるな、耳が腐る。」 「な…なんだとおおお!!!?」
本来静寂…なはずの森に、罵声と怒声が響き渡る。ジュカイン達だ…
「だいたい何でお前がこっちについてくんだよ!?あっちいけ!」 「やかましい、俺が逃げようとした道にお前が割り込んできたのが悪い。カイオーガに見つかったらどうするんだ。」
実はこの2人、あまり仲がよろしくない… というか悪い。見つかる危険をかえりみず、堂々とケンカしていた。
ジュカイン「このカタブツ!切り裂くぞ!」 ゲンガー「ふっ…キレ症が。モテない理由はそれだな、少しは他人に優しくしろ。」 「おまっ…言ってくれるじゃねえか… カイオーガに突き出してやろうか?」 「やってみろ…彼女居ない歴18年野郎。…カイオーガをダシにするとはな…」
カイオーガ「僕をだしに?お味噌汁でも作るのぉ?」 「「ぎゃあああああ!!!!!」」
いつもの喧嘩のように、カイオーガ出現。 お腹はぷっくりと膨れている。
「おま…あいつら喰っ…って言ってる場合じゃない!逃げるぞ!」 「え…ちょっと…」
ジュカインはものすごい速さで走りだし、 砂埃を上げながら消えていった…
「そんな、ひどいよぉ…顔見ただけで逃げ出すなんて…」 カイオーガは目に涙を溜め、うつむいた…
「え…カイオーガ…な、泣くなって…」 「だって…うえっ…」
元々こういう雰囲気が苦手なゲンガー。 こういう時どうすれば良いのか分からない。とりあえず…
「だから…えっと、まぁ…」 軽くカイオーガの頭を撫で…ようとした。
「あれ…体が…動かねぇ…」 声は出せるものの、体は金縛りのように 動かなくなってしまった…
「カ、カイオー…ちょっと手を貸し…え?」
カイオーガは涙などかけらも見せず、ただクスクスと笑っていた。目は蒼く光っている…サイコキネシスだ…
「カ…カイオーガ?」 「クス…はずれ♪」 「…え?」
カイオーガは大きく口を開け、頭からゲンガーにかぶりついた。
「んぐうううう!!?むうむうう!!…」
全身は瞬く間に口内に入れられる。サイコキネシスもも解けたが、もう遅過ぎる。
「優しいね〜ゲンガーって…でも警戒は解いちゃだめだよ?」 「むぅがぁぁぁ…うぐうぐぅぅぅ!!……あ……だめ…」
「お元気で♪」 ごくり…
「ん…ぅぅ…」 捕らえられたゲンガーの意識は、嚥下と共に途絶えた…
「デザートは…ニヒヒ♪」…じゅるり。
カイオーガは胃袋にゲンガーを収めると 最後の獲物を求め、舌舐めずりをするのだった…
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Re: 消えた理性 Final ( No.48 ) |
- 日時: 2010/09/15 21:27
- 名前: hunt◆q1mu6R6UYC2
- カイオーガは流石ですね(笑)
相手を油断させたりするのもお得意なようで。 デザート扱いのジュカインも食べ終えたら、後はどうするんだろうなー… 続き、楽しみにしてます♪
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Re: 消えた理性 Final ( No.49 ) |
- 日時: 2010/09/15 23:23
- 名前: 闇銀
- 友達だから 性格もわかっている・・・その性格を 利用する・・・
カイオーガ君にしか できない技だね まさか サイコキネシスで 来るとは思わなかった・・・
あとは ジュカイン君だけだね♪ カイオーガ君、リーフブレードには 気をつけてね
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Re: 消えた理性 Final ( No.50 ) |
- 日時: 2010/09/16 08:01
- 名前: リオレイア
- 流石、カイオーガ!鮮やかだなぁ…
ジュカインには手加減してあげてね。
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Re: 消えた理性 Final ( No.51 ) |
- 日時: 2010/09/16 18:53
- 名前: giratina
- 「さーてどこに逃げたかなぁ〜?」
カイオーガは森の中を徹底的に探し始める。
「はぁ…はぁ…いない…どこぉ?」
探し始めてから2時間、ジュカインの姿は一向に隠れたまま…
流石にカイオーガも疲れ、地面に寝そべってしまった。
ドサッ… 「うーん、このまま負けるのは嫌だし… 何か方法は…」
IQ300の頭脳がフル稼働し、策を練る。
時たま地面に文字を描き、ありとあらゆる 策を造り上げるが、どれも最終的には、「つまらない」事になるようだ。
「う〜ん、ジュカインの苦手な…いやいや それじゃ逆に逃げちゃうか…」 カイオーガはブツブツと呟きながら、珍しく長考するのだった…
そのころジュカインは…
「へへ…やっぱりカイオーガの逃走方法は逸品だな…本人すらも撒けるとは…」
去年の秋頃に教わった、カイオーガ特製の 逃走術。こんな遊びでも十分役に立ったようだ。
「でもどうせ今頃、わんさかと策を考えてるんだろ…ちとまずいかもな…」
どんなに優れた逃走術でも所詮は考案者は カイオーガ。いつかは攻略されるだろう…
「ま…逃げるしかないよな…」
ジュカインは立ち上がり、その場を走り去っていった…
所変わってカイオーガ。
「そういや前に逃げ方教えちゃったような…ボクのバカぁ。」
カイオーガはヒレで自分の頭を叩く。
「それはそうとして何か…ん?」
何やらお腹がくすぐったい…カイオーガは下を見る。
…グプ…ゴポォ…ポコン♪… どうやら呑み込んだ3人が抵抗しているようだ。 当然何の効果も無いが…
「そうだぁ…♪」ニヤリ… それを見た瞬間、カイオーガの頭脳に、黒い作戦が湧き上がった…
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
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Re: 消えた理性 Final ( No.52 ) |
- 日時: 2010/09/16 21:42
- 名前: giratina
- >hunt q1mu6R6UYC2様
カイオーガによるとゲーム2日後に、 とあるサプライズがあるそうですよ。
「消えた理性 番外編」として書きます。
恐らくそれが最終回だと…(長編すぎるんだよ!
>闇銀様 カイオーガの敵捕獲手段は以下の通りです。↓
1.舌を巻きつける(メイン)
2.サイコキネシスで動きを封じる (カイオーガ曰わく「面白くない」からあまり使わないそうです。
3.メスになり、大きな胸で潰す (カイオーガ曰わく、「メスになるのが面倒くさい」のであまり使わないらしいです。
…ぐらいかな? 舌が一番使いやすいの?
カイオーガ「うん。」
捕まえたあとは…?
カイオーガ「さあねぇ〜♪」
できれば今度3番をやってほしく… カイオーガ「死んでもやだよ、ヘボ作者。」
…(泣)
>リオレイア様
カイオーガの辞書には、「喰う」「呑み込む」「唾液」しか…
カイオーガ「失礼だなぁ〜。れろん♪」
あ…ぅぅ…(まだまだぁ!
ジュカインだからこそ、たっぷりと( )してあげるそうです。
※かっこの中はご想像に…
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Re: 消えた理性 Final ( No.53 ) |
- 日時: 2010/09/16 21:53
- 名前: 闇銀
- カイオーガ君の『ニヤリ』には 期待できそうですねぇ(ワクワク・・・
黒い作戦・・・何でしょうねぇ(楽しみ〜♪
僕、この小説観てから カイオーガ君の虜に・・・ アニメや マンガや ゲームなどの カイオーガを見るたびに このカイオーガ君を 思い出します・・・
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Re: 消えた理性 Final ( No.54 ) |
- 日時: 2010/09/16 22:18
- 名前: giratina
- >闇銀様
僕もカイオーガ大好きだからこの小説書いたんですけど、今ではアニメではめったにカイオーガ出演してませんからね… マンガはあまり読みませんし…
ゲームはイイです! (サファイアで初めて捕まえたカイオーガが、このカイオーガのモデル↓
性格:むじゃき 個性:たべるのが大好き
運命を感じました。(バカか
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Re: 消えた理性 Final ( No.55 ) |
- 日時: 2010/09/17 18:53
- 名前: giratina
- 「夕方…時間が経つのははえーな…」
ジュカインは湖に戻ってきた。もちろん捕まる気はさらさらないが、他に行く場所もない…
「ま、ちょっと休…ん?」
湖に、札のような物が立っている。さっきまでは無かったはずだが…
「なんだ?これ……文字?」
妙に見覚えのある丸い文字が、びっしりと書かれていた。内容は…
________ ジュカインへ 逃げるの速いね〜。僕とても追いつけないや。
だからちょっとした取引を…ね?
取引内容だよーん↓
ヒトカゲ、ゲンガー、マッスグマはボクが食べちゃった♪ でもそろそろ消化しちゃおうと思うんだ。
別にいいよねぇ? ボクが捕まえたんだもん♪
もしどうしても止めてほしかったら 西海岸にきてねぇ〜♪
ようするに、
ジュカインの命と、3人の命の交換だよぉ〜。
good bye♪ ___________
「脅迫〜〜〜!!!??」
何とも強引な条件だ…だがカイオーガなら やりかねないだろう…
「…ヒトカゲ…マッスグマ…(ゲンガー)」
とにかく行くしかない…西海岸はそれほど遠くないし、いざとなったら逃げる!
ジュカイン一心不乱には走り去っていった…
2分47秒後…
「カ、カカ、カイオーガ…3人をか、返せ…」
お腹をぷっくり膨らませたカイオーガを前に、何とも説得力の無い声で要求する。
「やっぱりきてくれたぁ〜♪ ……条件は呑むんだよね?」
カイオーガは暗く微笑む…
「お、おお!いいぜ!?」
「じゃあ…」
ゴク…ゴクゴク…ゴパァァ… 「「「うわっ!!」」」
突然新鮮な空気を吸い込みながら、3人が 出てきた…
「さーてジュカイン?」 …ベロ〜リ♪
「おいで♪」
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Re: 消えた理性 Final ( No.56 ) |
- 日時: 2010/09/17 21:23
- 名前: 闇銀
- そ、そういうことかぁ〜(いかにも カイオーガ君らしい・・・
ジュカイン君も 人がいいなぁ・・・それとも ただ カイオーガ君に 食べられたいだけだったりして・・・(僕も〜♪
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Re: 消えた理性 Final ( No.57 ) |
- 日時: 2010/09/17 21:44
- 名前: giratina
- …クチュムウ…ヌチャア…ネチョオ…
「く…ぁ…くぞお…」
3人は跡形もなく逃げ去ったあとに残ったのは、唾液が滴り落ちる音と、舌がジュカインを舐めつくす音だけだった…
「ヵィ…ムワァ…わかった…俺の負けだ…」
カイオーガは何も喋る事なく、にやけ顔でジュカインを見つめている。
「もういいか〜い♪」 「勝手に…しろぉ…」 「あ〜ん…」
舌をほとんど巻きとると、深い谷のような 喉を見せつける。入れば許可なしでは出られない、地獄への入口…
パクリ…♪ 「むぅ…ぁぁぁ…」
ゆっくりと門は閉じられ、体はどんどん奥へ滑り落ちていく…
「もぅ…いい…」 ジュカインが力なく呟いた。
「呑み込んで…くれ…」
「…♪」
舌肉天国に快感を感じたのか、ジュカインは抵抗を止め、ついにカイオーガに身を任せた。
体は心地よい脱力感に包まれ、甘噛みされる… 覚悟を聞いた瞬間、 カイオーガは軽く舌舐めずりをすると、 更に首を傾け、ズルズルと堕としていく。
だが喉肉が体を包んだ時、ジュカインが口を開いた…
「ヵィォー…ガ…」 「なぁに?」 「えっと…できれば…その…舌…袋に…」
「………クス…」
少し恥ずかしそうに、希望を述べた。 もちろんカイオーガはその望みを優しく受け止め、穴を開く…
コプ…ポニュウム…
穴はジュカインの体をすっぽりと包み、肉のマッサージを施しながら袋へと送り込む。
「んあぁ…うむぅ…うわぁ…」
顔が穴の出口から飛び出した。 肉管はジュカインを排出しようと、ぎゅうぎゅう圧迫してくる…
「えあ…あぐぅ…」
とうとう管には脚が微かに引っかかっているだけになり、ジュカインは逆さまになった。
「カイオーガ…あの…」
宙ぶらりんの状況で、突然口を開くジュカイン。
「俺…お前のこと……す…」
じゅぽん♪ 「あ……」
呟きが聞こえたのかどうかはわからない。
そして罰ゲームを受けるため、 ジュカインは自分からピンクの海に溺れていった…
消えた理性シリーズ 完 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
……終わった…(最後やっつけだなオイ
いままでコメント下さった皆様、感謝大爆発です。
本当にありがとうございました!
↓追記
ジュカインが何となくカイオーガに好意を抱いていたのは勘が良い人なら分かると思います。(えー
一応性別は違…う設定です。
「消えた理性 番外編」 ↑これ書いたら新作でも…(やめとけ
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Re: 消えた理性 Final ( No.58 ) |
- 日時: 2010/09/18 02:54
- 名前: リオレイア
- とうとうジュカインもカイオーガの餌食ww
舌袋は拷問場所であり、愛でる場所なのかな?だとしたら入りたい物だ…
ん…?
中川 「アホかお前は〜!」
うわぁ!バ、バ、バスで突っ込むなぁ!89を向けるなぁ!第一、お前はサイトが違うわぁ! あ、レウトまで…え?口を大きく開けて?わぁい!一辺リオレウスに食べられたかったんだ♪ でもあんたもサイト違うよね… 拙作「神戸市営バス00系統異世界行き!?」より乱入されました(笑)
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Re: 消えた理性 Final ( No.59 ) |
- 日時: 2010/09/18 05:36
- 名前: giratina
- >リオレイア様
この後ジュカインは吐き出されます。 (番外編につながらないので
他サイト乱入パーティーに吹いたw
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