Re: 消えた理性 ( No.2 ) |
- 日時: 2010/08/04 00:56
- 名前: 名無しのゴンベエ
- 潰れてたの、コラッタだよな?
だのになんで最初のほう、ビッパなんだ?
あと記号、どうしようもないとはいえうざったいな
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Re: 消えた理性 ( No.3 ) |
- 日時: 2010/08/04 10:21
- 名前: giratina
- 修正しました。
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Re: 消えた理性 ( No.4 ) |
- 日時: 2010/08/04 14:28
- 名前: giratina
- つづきです。
いつのまにか、次の日になっていた。 カイオーガはコラッタの世話をまだする気のようで、今は食べられる木の実を探しに出かけている。 しかし、コラッタの方は今だにカイオーガに対する恐れを隠せないでいた。 それもそのはず、彼はちょっとその辺りを漁れば出てくる一端のコラッタ、いくら性格が穏やかでも、「海の王」の異名を持つポケモンに対する恐怖はあるに決まっている。そしてそれに踏み潰されたとなれば尚更だ。 怒らせたら最後、跡形もなく消し去られるであろう。
とか考えている内にカイオーガが帰ってきてしまった。 頭の上にオボンだのラムだのを大量に乗せている。 「ただいまー、どう?体の調子は。」 カイオーガは明るい声で話しかけた。 「あ、ああ、だいぶよ、良くなってきたみたいだ。」 さっき恐ろしい事を考えたせいか、震える声でコラッタは答えた。 「そっか、良かったぁ。」 カイオーガは気づいていないようだ。 「あ、あのさ」 「ん?」 初めてコラッタの方から話しかける。
「どうして俺みたいなコラッタなんかを助けたんだ?」 「そりゃー僕が怪我させたんだもん。助けるのは当然でしょ?」 「相手が誰だろうと?」 「もちろん。」
コラッタは唖然とした。今まで自分の事をここまで気に掛けてくれたポケモンはいなかったのだ。いつも森の中ではバンギラスやニドキング、ボスゴドラなど、大型ポケモンにいじめられ、下敷きにされていたが、気にしてくれる他人は誰一人いなかった。 感動し、いつの間にか目頭が熱くなり、目からは涙が滴り落ちていた。 驚いたのはもちろんカイオーガである。 「な、なんで泣くのさ!酷いことしたら謝ったり手当てするのが、当たり前でしょ?」 「う、、うん、そうだね。」
コラッタは泣きながら肯定した。内心信じられなかったが。 どうやら二人とも、自分の生活が当たり前だと思いこんでいたようだ。
カイオーガはコラッタが泣き止んだ後、 「ねえ、何かあったの?僕で良ければ相談に乗るけど•••」 その言葉はコラッタにとって、天の救いだった。親もいない彼は、相談できる相手は無きに等しかったのだ。 「あ、ああ、ありがとな」 そしてコラッタは、今までの出来事全てを、信頼できる相手に初めて、話したのだった。
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Re: 消えた理性 ( No.5 ) |
- 日時: 2010/08/04 18:03
- 名前: giratina
- 第三部です
話を聞いた後のカイオーガの顔は凄まじいものだった。 まさに悪魔だった。 自分の暮らしとコラッタの暮らしにこれほど差があるとは思っていなかった。 大型ポケモンの首領であるバンギラスに対する怒り、酷い仕打ちを受けたコラッタに対する深い悲しみがカイオーガの海のように雄大な心に深く突き刺さっていた。 『そうか.......』 『う、、うん......』 悲しみのあまり、コラッタはカイオーガの体を借りて大泣きしていた。
突然、カイオーガが口を開いた。 『ねえ、コラッタ君。そのバンギラスの居場所、分かる? 知らなければいいんだけど』 コラッタは、赤く腫れ上がった目を拭きながら小さな声で答える。 『あ、ああ、一応.....でも、知ってど、どうするんだ?』 『いいから........ね?』 もうカイオーガの目からは、優しさも穏やかさも消え失せており、有無を言わせない怖さと、怒りにまみれた狂気しか映っていなかった。 そしてコラッタは、彼に耳打ちをした。
次の日、カイオーガはコラッタが起きるより早く目を覚ますと、目を閉じ、どこで習得したのか「サイコキネシス」を使って体を浮かせると、森に向かって信じられない速さで進んでいった。
森の中、カイオーガはコラッタが教えたとおり、島の中央部に来ていた。石の城のような物が建っており、この辺りを領地として支配しているらしい。しかしカイオーガはそんな事に興味はない。門の前までくるとエルレイドの門衛にストレートに話しかけた。 『ねえ、通してくれないかな?』 『要件を言え、さもなければ帰れ』 『どうしても?』 『当然だ』 『ふーん......それじゃあ仕方ないね』 なんとエルレイドの目の前でカイオーガは大きな口を開けたのだ。 至近距離でハイドロポンプでも撃ってくる気かと思ったのか、エルレイドは防御の体勢に入った。しかしカイオーガは口を閉じ、大きなあごでエルレイドを挟み込んだ!
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Re: 消えた理性 ( No.6 ) |
- 日時: 2010/08/04 22:52
- 名前: giratina
- 続き
「ぎゃああああ!!」 「これでも?」 カイオーガはくぐもった悲鳴に対し何事もなかったかのように話しかける。 「と、当然だ! おまえなんかの言う事など聞く訳が、、、、ムウッ!」 突然、カイオーガはプニュプニュした自分の舌でエルレイドの顔を包み込んだ そしてカイオーガが微かに上を向いただけで、エルレイドの体は柔らかい舌によっていとも簡単に喉の奥へと引きずりこまれたのであった。 「門を開けてくれないだからしょーがないよね?」 「ウァ、ムゥ! た、頼むから食べ」 「バイバイ♪」 カイオーガは残酷にも有無を言わせずそのまま哀れな門衛を呑み下してしまった。 「ゴクリ! フーーッ。なかなかおいしかったよ♪」
「さてと!邪魔者は消えたし!せーーの!」
「ドッカーーーーーーン!!!!」 門の破片が四方八方に飛び散る程の威力を持った、「ハイドロポンプ」が炸裂した。
「さーてそろそろ暴れようかな」
「カイオーガの廊下の進み方は凄まじいものだった。途中17匹の兵隊がいたが、全員一瞬で呑み込んでしまった。ぷっくりとしたお腹の中で悲痛な叫び声がきこえてくるが、勿論出してあげる気はさらさら無い。 もの凄い速さで廊下を進んでいると、ついにバンギラスがいるであろう部屋にたどり着いた。が、その大きな扉の前には小さな最後の兵士がいた。 その兵士は今までの仲間のやられっぷりをしかと見ているためか、命乞いをしている。 「お、お願いします!ど、どうか命だけはお助けを!何でもしますから、こ、このとおり!」なんと兵士は敵であるカイオーガに対して、土下座や敬語を使っているのだ。 これではさすがにカイオーガも命だけは助けてくれるだろう。
と、思った兵士が甘かった。今のカイオーガは普段の穏やかなカイオーガではない。ただの悪魔であり、捕食者だった。そんな悪魔に命乞いなど何の意味も成さない。 カイオーガはサイコキネシスで兵士を拘束すると、大きな舌を出し、兵士を舐めまわしだした。カイオーガの肉厚な舌はニューラである兵士の体全体をベトベトにし、顔をプヨプヨと覆い尽くした。拘束されているので抜け出すことも出来ず、ついにニューラは甘い舌のなかで窒息死してしまった。死体をそのまま放っておくのも勿体無いので、そのまま口へ放り込んだ。いままで呑み込んできた兵士は全員生きていたので丸呑みにしていたが、このニューラは既に死んでいる。だから今回は少し口を開け、凄まじい圧力で噛み潰した。沈黙した廊下にグチャリという生々しい音が響き渡った。 グチャ グチャ グチャ グチャ グチャ グチャ バキ! ゴキ! ブシュ! グチャ グチャ グチャ グチャ グチャ グチャ グチャ グチャ グチャ、、、
ニューラだったモノを呑み込んで一息つくと、ついに重い鉄の扉を押し開けた。 中は意外に狭く、壁という壁全てに堅い金属板が雑に打ち付けてあった。 そしてその部屋の主であるバンギラスは、中央の堅い石造りの椅子に座っていた。
バンギラスが口を開いた。 「お前、いったいだれだ?」 どうやらこのバンギラスは、カイオーガというポケモン自体、知らないようだ。 「、、、、、、、、」 カイオーガは何も喋らない。 「おい!きいてんのか!? ふざけてんのならブチころすぞ!」 「、、、、、、、、、」 それでもカイオーガはなにも喋らない。
「ブチ」 なにかがきれた。
バンギラスはカイオーガにむかって一心不乱に飛びかかっていた。短気である。 それを見てカイオーガはニヤリとする
実はこのカイオーガ、挑発していた。自分から飛びかからさせ、冷静さを失わさせる。 そして思ったとおり、バンギラスは血相変えて自分に向かってきている。 そしてバトルがはじまった。
そしてバトルは終わった。僅か25秒の戦いだった。バンギラスは今カイオーガの巨体に押しつぶされている。たった25秒間の戦いなのにバンギラスはゼーゼーいっている。一方カイオーガはノーダメージ。死んだ戦いだった 。そしてカイオーガは、自分の下で悲鳴を上げているバンギラスを残酷な笑みを浮かべながら、冷たい目で見つめていた。
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Re: 消えた理性 ( No.7 ) |
- 日時: 2010/08/05 00:28
- 名前: giratina
- 「う、嘘だ!!!この俺がこんな意味不明な奴に!、、ぎゃあああああ!!!!!」
「心外だなぁ、意味不明な奴だなんて。」 カイオーガはそう言いながら自分の腹の下に埋もれているバンギラスに対して軽く力を入れる。 グイッ! 「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアァァァァァ!!!!!!」 バンギラスの強靭な体がミシミシ、バキボキいっている。 「ゴ、ゴメンナサイ!悪かった!」 「それは何に対して謝ってるの?」 「え、だ、だから意味不明って言った事を、、ウギャア!!」 「分かってないなぁ。僕が来た理由はね、君がいつもいじめているコラッタ君に相談を受けたからだよ。君をどうにかしてくれって♪」 「あ、あのヤロオ、チクリやがって、、今度会った時は、、、」 「その事なんだけどねぇ。」 カイオーガが落ち着いた口調でいった。 「僕そういう奴が大っ嫌いなんだ。だからここで今すぐ君を殺してもいいんだよ?」 バンギラスの顔から滝の様に血の気が引いた。 「う、うそだろ?」 引きつった声でバンギラスが言う。 帰ってきた答えは残酷なものだった。
「ほ ん と♪」
「いぎゃあああああああああああ!!!!」 死への恐怖のあまり、地震の様に暴れるバンギラス。しかし上に乗っているカイオーガが退く事はなかった。
「な、なあお願いだ!どうか殺さないで! 何でもするから!コラッタに手出しもしない!だから!」 バンギラスの必死の命乞いに耳を貸さず、カイオーガは考え事をしていた。 実はこのカイオーガ、コラッタのいじめ問題など今更どうでも良くなっていた。 弱者(バンギラス)を弄ぶ事が面白くなったのである。 「お、おねがいします!ど、どうか助けてください!俺には息子も居るんです!」 その言葉がバンギラスにとって最悪の答えを返す事となった。
「そっか、それならしかたないなぁ。」 「あ、ありが、、」 「その子も呑み込んであげる♪」 「え、、?」 カイオーガはそう言うと、バンギラスの大きな頭を更に大きな口の中にいれた。 「うわあああああああ!!や、やめてええええええ!!」 「ヤダ♪」 バンギラスの顔は情けないぐらいドロドロになり、口からは悲鳴、命乞い、理解不能な言葉を連発していた。カイオーガは舐めまわしながら質問をした。 「どうする?丸呑みしてじっくり溶かしてあげようか?それとも噛み砕いちゃおうか?」 2つの恐ろしい選択肢に、バンギラスは悲鳴を絶やさない。しかし唾液の嵐に、体力は残り僅かになっていた。そして精神的なダメージもあった。 「やっぱり助けてあげようか?」 「お、おねが、」 「冗談だよ」 凄まじい言葉攻め&舌攻めにより、もうバンギラスは動くことができなくなっていた。 そしてとうとう、最後の時が来てしまった。カイオーガがゆっくり顔を上げ、バンギラスの体全体がスッポリカイオーガの口の中に入ってしまった。 しばらく体中を柔らかい舌肉で舐め尽くされ、弄ばれたバンギラスの顔は舌よりもっと柔らかく、ぶにゅぶにゅした喉肉に包みこまれてしまった。息ができずに苦しんでいるが、お構いなしに体までも包むと、一気にゴクリと大きく喉が動いた。そしてバンギラスは、胃という奈落の底に堕ちていった。
「ハァーーーーーーーーッ。」 カイオーガは、大きな溜め息をつくと 「みーつけた」 地下の倉庫に隠れていたバンギラスの子供を見つけ出し、言ったとおり思う存分いたぶってから呑み下した。
城を出る頃には、夕方になっていて夕日が明るく輝いていた。 コラッタの元へ帰ると、コラッタは寝ていた。カイオーガを探し疲れていたのだ。 しかしその途端、カイオーガにある感情が襲いかかった。
「食べたい。」 さっきあれほど食べたばかりなのに、つい口がコラッタの喉へかぶりつこうとしていた。
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Re: 消えた理性 ( No.8 ) |
- 日時: 2010/08/05 05:37
- 名前: giratina
- 今さらですがキャラクター解説です。(遅い
カイオーガ 性別なし(男寄り) 技 ハイドロポンプ サイコキネシス のしかかり 冷凍ビーム 好物 魚、肉、木の実 いつもは優しく穏やかな性格だが、敵に対しては残酷かつ凶悪で、食べるか吹き飛ばさないと気が済まない。 目を付けた獲物は120%捕食する。 舌が非常に長く、厚い。巻き取って食べることもしばしば。水を司っているので、唾液の温度を1C°〜99C°まで変える事ができる。(要するにベトベトンなども熱処理すれば問題なく捕食できる。
コラッタ 雄 技 電光石火 がむしゃら たいあたり いじめられっこ。カイオーガに助けられた。(説明少なっ!)
故 バンギラス 技 不明 森の支配者として猛威を振るっていたが、カイオーガに圧倒、捕食される。 (息子のヨーギラスも同様)
とまあ、こんな感じです。(無理やり多いですが) コメント頂ければ幸いです。
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Re: 消えた理性 ( No.9 ) |
- 日時: 2010/08/05 10:58
- 名前: giratina
- もちろんコラッタは起きていた。何故ならもう既にカイオーガの口の中におり、舐めまわされているからだ。
カイオーガのその肉厚な舌は、本来相手を強制的に拘束し、拷問するための武器であるが、友達に対しては柔らかく包み込んで、夏はひんやり、冬は暖かい唾液で歓迎してくれる。 暑い夏だからこそ感じられるこの感触は、コラッタにを瞬く間に虜にしてしまった。 ヘビのようなその舌は、コラッタの小さな体に巻きつき、優しく締め上げた。 「キュウッ!」 思わず声が上がるが、そんな事はお構いなしに冷たい舌がギュウギュウと締め付けてくる。 「あうぅ」 嬉しそうな喘ぎ声が、カイオーガの耳に入る。 「あれぇ?どうしたの?もしかして気持ち良いのかな?」 と、なんとも悪戯っぽい笑みを浮かべながら言う。 流石にムッとしたのかコラッタは、 「う、うるさい!別にこんなの気持ち良くもなんともない!」 かなり露骨に意地を張っている。 「正直になればいいのに」 「い、言わねーつってんだろ!」 しかしその言葉が、カイオーガの加虐心に火を付けてしまった。
「じゃあ言わせてあげるよ」 カイオーガは舌の巻き付きを解くと、舌の上にコラッタを乗せ、そのまま舌を傾けたのだった。 ズリュ、ズリュリ、、、 コラッタの体が重力に従い、暗い喉へと近付いていく。 「う、うわぁ!」 これでは流石に恐怖が快楽を上回った。 せめてもの抵抗のつもりなのか、短い爪を舌に立てるが、舌は柔らかく形を変えて力を受け止めるので、何の効果もない。 「ちょっ、た、助けてくれぇ!」 必死に頼んでいるコラッタに対しカイオーガは、 「「あなた様の舌は気持ちよく天国のようです。ですからどうか私めの命ばかりは助けて下さい。」って言ってごらん。」 「は、はぁ!?」 このコラッタがいじっぱりなのは知っている。もちろんコラッタも、そんな事言うのは高いプライドが許さなかった。 「そ、そんな事言える訳が、!」 「無いんでしょ?嫌なら別に無理して言わなくても良いんだよ?」 ズル、ズリュ、ズプリ 「うああっ!」 ついに短い足がほとんど喉肉に埋もれてしまった。喉肉は舌より柔らかく、体全体を呑み込もうと蠢いていた。 勿論カイオーガも友達を消化する気はないが、でもその直前まではやろうかな。
なんとも恐ろしい友達である。が、コラッタは何故か嫌いにはならなかった。しかし、、、、 「ぐ、ぐえぇ、、、、」 とうとう首までが喉肉に埋もれ、漸くコラッタはプライドを捨て、例の言葉を言おうとした。だが、、、 「あ、あなたさ、、ま!?」 遅かった。喉肉は獲物を捕らえ、胃へ続く道に引きずり込んだ。
ゴクッ! とうとう呑み下されてしまった。
「あれれ?呑んじゃったよ。、、、、、、まあいっか。」 少し後悔している様子だが反省はしてないらしい。 ニヤリ、、「まだ終わらないよ?」 カイオーガは自分のぷっくりした白いお腹を撫でながら、嬉しそうに鳴いていた。
胃の中、、、、、、、、 コラッタは本格的に焦りだした。 優しいはずのカイオーガがこんな事する訳ない!、、と、思い込んでも現実がその希望を潰す。 「コラッタく〜ん 聞こえる〜?」 カイオーガののほほんとした声が聞こえてきた。 「残念だったねー。せっかく言いかけてたのに。」 「お前が呑み込んだからだろ!?」 「へぇ〜〜、僕のせいにするんだ?」 突然、胃壁が活発に動き始め、コラッタを圧迫する。凄まじい圧力に、コラッタは絶叫する。 「う、うわ、なんだよこれ、、ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!」 「誰のせい?」 「だ、だからお前だっ、、、ムウッッ!?」 いきなり胃壁が口を覆いだす。 「ンーーー!、ン、ンーーーー!」 「君って状況が読めてないねぇ〜?、 この口使えなくしてあげようか?」 「ぷはぁぁ!!わ、分かった!悪かった!俺がはやく言わなかったのがわるいんだあぁぁ!!!」 すると胃壁が元に戻った。
「やっと分かったんだあ〜、そ、みんな君が悪いんだ。」 「ハァ、ハァ、最初無理やり口の中に入れたのだれだよ、、。」 「ん?」 「あ、いや、何でも無い。」 「だよねぇ〜、聞こえてたら100%潰しちゃってたよ。」 ゾゾゾ、、寒気がする。迂闊に喋れない。 「と、ところでいつになったら出してくれるんだ?」 「なにを?」 「俺だよ! 台詞言うからさ。」 「台詞変えたから。」 「はぁーーー!?」 「文句?」 「い、いや、無い。」 「うんうん。次はね〜〜」
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Re: 消えた理性 ( No.10 ) |
- 日時: 2010/08/05 11:34
- 名前: giratina
- 続きなり
「「あなた様の餌食になれるのは私の本望です。どうぞ好きなだけ弄んで下さい。」だよ?」 「そ、そんな」 「イヤ?」 胃壁がまたグニグニと動き出す。 「わ、わかった!言う!言えば良いんだろ!?」 「そう、言えばいいの。」 「あ、あなた様の」 「あれぇ〜〜聞こえないなぁ〜。」 「う、あなたの餌食になる事ができれば私は、、」 「私は?」 「ほ、本望です、、、」 「様がついてないよ?」 「べ、別にそれぐらい、、、、ハッ!」 「それぐらい?」 気がつくと自分のすぐ近くに胃壁が迫って来ていた。 「ん?」 「あ、いや、そ、そのぅ、、、、何でもない。」 「♪」 「あ、あなた様の餌食になることが、私の本望です。どうぞ好きなだけ弄んで下さい!」 コラッタは唇を噛み締めながら言った。
三回も言った事によって、プライドはボロボロになっていた。 「良く言えました。」 胃壁が動き始め、コラッタを上へ上へと押し上げていく。漸く口の中にまで戻ってきたコラッタは、外に出ようとするが、牙は固く閉じていた。 「お、おいカイオーガ、早く出し、」 「ん〜〜〜〜? やだ♪」 「ど、どうしてだよ!」 「気分」 「お、おまえっ!」 「冗談だよ、ほら」 牙の檻が開き、コラッタは外の景色をみた。しかしそこは、、、、
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Re: 消えた理性 ( No.11 ) |
- 日時: 2010/08/05 13:16
- 名前: giratina
- 海の中だった。大量の海水が力イオーガの口に流れ込み、一瞬で口の中を満たした。
カイオーガは問題ないが、口のなかに居るコラッタは溜まったもんじゃない。 唾液と海水のカクテルを呑みながら、コラッタは再び胃の中へと引きずり込まれた。
気がついたらそこはやはり胃の中だった。 海水は消えている。しかしさっきとは違う所があった。
胃液が分泌されているのだ。コラッタは胃壁の盛り上がっている所に逃げるが、遂に追い詰められた。それでも胃液は分泌されつづけ、コラッタの立っている肉の島以外は、全て胃液の海と化していた。 「おーーーーい!カイオーガなんとかしてくれ!このままじゃ死んじまう!」
返事は無い。 もう一度呼ぼうとした瞬間、遂に足に胃液があたり、痛みで飛び跳ねる、が、飛び跳ねた後の着地点は、、、胃液の海だった。
ジュウウウウウウウウウーーー!! 「ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!」 これまで感じたことが無い痛みが体中を駆け、、、、、、めぐることはなかった。 もうからだが無いのだから。
と、いう嫌な夢をカイオーガの体の中で見ていたコラッタは、カイオーガに制裁を受けていた。 どうも海水が流れ込んだ際、捕まっていた牙がコラッタのせいで抜けてしまい、カイオーガは痛がっているらしい。
「うわっ!ちょっと!や、やめてえええぇぇぇ!」 「うるさい!牙抜いたんだからそれなりの代償は、、、イテテテ」…まあ僕が歯磨きしてなかったのも原因かもしれないけどさ!…
コラッタはさっきより強い圧力攻撃を受けていた。 胃壁は恐ろしい程に形を変え、コラッタに楽な姿勢を許してくれない。 更にカイオーガは喉から大量の唾液を流し込み、コラッタに有無をいわせず飲ませていた。コラッタは抵抗しようと、電光石火を繰り出したが、意味をなさず、逆にカイオーガを怒らせてしまった。 「あんまり抵抗するんなら、、、こうだ!」 カイオーガは胃壁をコラッタの大きさより小さくした。 「あぎゃああああああああああああああああああああ!!!!!!! つ、潰れるううううううう!!!!」 「潰れちゃえ」 冷酷にそういうと、カイオーガは胃壁から水分を吸収させた。勿論、コラッタの体内の水分も。
10分後、吸い尽くされたコラッタは、カラカラになっていた。体中が水分を欲していた。 「み、水を、、、」 それを聞いたカイオーガは、川に行き、水をガハガバのみだした。
そのころ胃の中では、胃壁がコラッタの関節という関節を極めていた。 身動きがとれず、口を大きく開かされたままコラッタは喉の方向いている。
カイオーガは水を飲むとき、喉へ持っていかず、口内で吸収していた。そして水を飲み終わると、ニヤリと笑い、口内に大量の唾液を出した。カイオーガはただに水を飲んでいたのではなく、水を唾液に変えていたのだ。 そして自分の思うだけてでくる唾液を、喉でゴクリゴクリと飲み始めた。
胃の中にいるコラッタは、暗闇のなかで、銀色に光る液体が上からちょうどじぶんの口めがけて降ってくるのを見た。 体中が水を求めるなか、コラッタにそれを水か唾液か見分ける力は、もうのこっていなかった。
「んんんんんんんんんんんんん!?!?んんんんん!んんんんんんんんんんん!!!」コラッタの小さな口にカイオーガの唾液が注ぎ込まれていく。 水ではないと確認したコラッタは、すぐに吐き出そうとするが、胃壁の力で抑えつけられているので、ゴクゴクとそれを飲むしかなかった。 体に一応潤いのようなものがもどってはきていたものの、気分は非常に悪くなる一方だった。 唾液は減る事は無く、どんどん口に流し込まれていく。 胃がいっぱいなので、口から垂れ流れている。コラッタは白目を向き、ピクピクと体を痙攣させている。 カイオーガは唾液を止めると、胃壁の拘束をはずし、コラッタを解放すると、久しぶりにコラッタを外に出してあげた。 コラッタの異常に膨れ上がったお腹を強く押すと、自分の唾液が勢い良く吹き出し、雨あられと降り注いだ。 カイオーガは目を回しているコラッタに微笑みかけ、こう言った。
「いつか、本当に食べてあげたいな」
今思えば単に自分とどんな形であれ遊んでくれるひとがほしかっただけなのかもしれない。
end?
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Re: 消えた理性 ( No.12 ) |
- 日時: 2010/08/05 15:44
- 名前: giratina
- 続きかな?
カイオーガは加減したハイドロポンプでコラッタの体を洗い流した。 いじめた後始末はきちんとやるようだ。
1時間後、遊び疲れたのかカイオーガは気持ちよさそうにコラッタの隣で眠っている。 コラッタは重い瞼を開けて、隣を見る。 「うあっ!」 いきなりカイオーガの大きな口が目の前にあった。 コラッタは静かに起き上がると、そのままカイオーガの口に触った。 胃袋は地獄だったが、カイオーガの口の中は、非常に気持ち良い空間だった。 「もう一度入りたい。」 そう思った。 しかしまたいじめられると怖い。 しかしあの肉厚な舌の虜であるコラッタは、その誘惑に勝てなかった。 重い唇をこじ開けると、カイオーガのその中にはいっていった。
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Re: 消えた理性 ( No.13 ) |
- 日時: 2010/08/06 16:31
- 名前: giratina
最高だった。 舌は獲物を認識し、ひんやりした唾液をタップリ塗りつけてくる。 「はぁ、、、、うむぅ!あぴゃあ!」 何とも幸せそうな悲鳴が、静寂の夜に響き渡った。 しかし、、、 「う〜〜ん?なんだぁ〜?」 カイオーガが目を覚ましたのだ。口の中の異物感も感じていた。 「あれぇ〜コラッタくん、そこで何してるの〜?」 「ヤ、ヤベッ」 またいじめられると思ったのか、急いで外に出ようとする。 しかし牙が、通り抜けようとしていたコラッタの体に向かって落ちてきた! 「ぎゃあ!!」
一応潰さない程度に手加減はされているものの、牙はコラッタの体を逃がさないように固定した。 「ねえ、質問に答えてよ。」 「あの、、その、」 「言わないのなら♪…」 牙の圧力がどんどん強くなってくる。 「潰しちゃうよ?」 「わ、分かった!言うよ!」 …このカイオーガに黙秘は通用しない。… それを嫌と言うほど体験してきたコラッタは、今回は真っ先に告示した。
「ええっと、あの、さっき呑み込まれる前、お前俺を舐めまわしただろ? それが、、、あの、、、」 「ん〜? なぁに?」 わざとらしく答えを待つカイオーガ。 「気持ち、良かっ、、、、た。」 顔を真っ赤に火照らせながら、ついにコラッタは自分から言った。 突然、コラッタを押しつぶしていた牙がはずされた。 そして静まっていた舌が、コラッタに巻きつき、コラッタの口を覆った。 「むぅぅ!、、むぅ、むむむ、(な、何を、)」 口が閉ざされているので、上手く喋れない。しかしカイオーガはしっかり聞き取っているようだ。 「気持ちよかったんでしょ?それなら、、、、」 舌がギュルリ、ギュルリとコラッタから何かを絞り取るような動きを始めた。 「うぐうううううう!?むぅぅぅぅぅぅ!!」 コラッタは本当に絞り取られていた。 恐怖や不安、倦怠感、そしてプライドを。 「どう?気持ち良い?もっとして欲しいのかな?」 カイオーガの甘い言葉に、コラッタはすぐに「うう、、、(うん)」と答えた。 カイオーガはニヤリと微笑むと、舌の拘束を解除し、コラッタの小さな体を口蓋に押し付けた。 「うむぅぅぅぅぅぅぅぅぅ!!!」 と嬉しそうな悲鳴を上げたが、大量の舌肉により外に聞こえはしなかった。 普通敵に対してこんな事をする時は、凄まじい力で押しつぶし尚且つ唾液の温度を80C°にするため、敵は物凄い苦しみを味わいながら潰死する。 しかし今回相手は親友、力を加減し唾液の温度を低くしている。 そのためコラッタは、凄まじい快楽を感じていた。 「あぴゃああああああああ!!」 もうコラッタの目には肉厚で柔らかい舌と、濃厚でひんやりとした唾液しか映らない。 「き、気持ちよすぎるぅぅぅぅ!!!」 たっぷり1時間、舌の洗礼を受けると、コラッタはこんな事を考えてしまった。
「もう………食べられてしまいたい。」 カイオーガにその事を伝えると、返事はすぐに返ってきた。 「もちろんそうして欲しいのならそうするけどさぁ〜、本当に良いの?消化は?」 「して、、ほしい。もうお前と一つになりたくなってきたんだ。」 「 ……わかった。」 カイオーガはそういうと、舌を傾けた。 コラッタは前食べられる時のような恐怖は少しも感じていなかった。むしろ喉の先に見える闇が、天国への入り口に見えていた。今は大好きなカイオーガの中に優しく消化されるのは、願ってもない事だった。
一方カイオーガは悲しかった。遊び相手がいなくなるからじゃない。親友を失うからでもない。その親友が、「自分に食べられたい」と言ったからだ。いくら本人が望んでいるとは言え、親友の命を消す事を任された。根は優しいカイオーガにやっぱりそんな事する気はできない。しかし食べないと嫌われるかもしれない。それなら……
コラッタの頭は既に喉肉に包みこまれていた。 そして体も全てやわらかい喉肉に包まれた。そして……
ゴクリ!
コラッタは微笑んだ。
コラッタは気絶し、体は胃袋にボトリと落ちた。 待っていましたと肉壁がコラッタを捕らえようと動き始める。しかしカイオーガがそれを制止した。
15分程すると、コラッタは静かに目を開けた。
……なんでまだ生きているんだろう。もう死んでいるはずなのに……
カイオーガはコラッタが気が付いたのを感じると、一気に胃壁の制止を解除して、今度は自分の意志で操作し、コラッタを襲った。
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Re: 消えた理性 ( No.14 ) |
- 日時: 2010/08/06 19:33
- 名前: giratina
- 「うぎゃああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」
前食べられた時とは比べ物にならない程の痛みが襲いかかった。それもそのはず、あの時のカイオーガは単なる悪戯でコラッタを弄んでいたが、今は本気である。 敵と同じぐらいの感覚で扱われ、ブヨブヨとした肉壁は凄まじい圧力でコラッタの体を潰そうとしていた。 グニャン、グニョン、ギュウウウウウウウウウ!! 「うぎゃああああああああああああ!!!」
その頃カイオーガは…… ……えぐっ!……うえっ!……グスッ! 泣いていた。いつも敵を混乱させるための嘘泣きでは無く、初めて流す本当の涙だった。そしてカイオーガは、胃壁を元に戻す。 やっと圧迫が解けたコラッタは、バタン! と倒れ込んだ。 「ハァ、ハァ、カ、カイオーガ。こ、こんな事してないで早く消化を、、、」 「くそぉ!」 「え?、う、うわああああああああ!!!」 カイオーガは胃壁の形を変え、コラッタが身動きできないようにする。物凄い力で抑えつけられたコラッタは、再び訪れた圧迫地獄に、ただ悲鳴を上げる事しかできなかった。 「うぎゃあああああ!!!! ヤ、ヤメテぇぇぇぇぇぇ!!」 コラッタは更に、カイオーガをもっと怒らせる一言を言ってしまった。 「カ、カイオーガ!!は、早く殺してええええええええぇ!!」
「え?」 次の瞬間、胃壁が著しく躍動し、コラッタの背骨を中心に体の形を強制的に変えた。 そして今、コラッタの体には、柔道チャンピオンも悲鳴を上げる関節技が掛けられていた。 「いぎゃあああああああああああああああああああああああああ!!!!!ヤメデエエエエエエエエエエエ!!!!!」 コラッタの悲痛な叫びは、もちろんカイオーガは嫌と言うほど聞いていた。 しかしカイオーガは泣きながら胃壁を動かしている。止めようとはしない。 コラッタは叫んでいるが、微かな泣き声を聞き逃しはしなかった。 「お、おいカイオーガ、もしかしてお前、泣いてるのか?」 「…うえっ!…うぐっ!………う、 うるさい!」 「やっぱり泣いて、、うぎゃああああああおおおあああああ!!!!」 カイオーガは最後に強力な圧迫をした後、胃壁を元に戻した。 「う、う、うぷ! ガハァ!」 お腹にすごい圧力を受けたため、コラッタは盛大に吐いた。 「グハアアア!オエッ!」
吐き終わるとコラッタは身構えた。こんな所で吐いたら、カイオーガは許してくれない。そう思ったのだ。
しかし、カイオーガはそんな事どうでも良かった。しかし心は優しくても、体はまた圧迫を始めた。 「うぶう!うむむむぅ!」 柔らかく容赦ない胃壁に揉まれているなかで、コラッタは考えた。ただひたすらに考えた。その結果はコラッタに、ある言葉を叫ばせた。
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Re: 消えた理性 ( No.15 ) |
- 日時: 2010/08/06 21:01
- 名前: giratina
- 「生きたい!!」
カイオーガは初めてコラッタの言葉に耳を貸す。 「頼む!殺さないで!!俺やっぱりまだ生きていたいんだあああぁぁ!」 コラッタは何故自分を消化しなかったのか。カイオーガは何故泣いているのか。 カイオーガを慰めたい。それらの思いが、コラッタにそう叫ばせた。
カイオーガの顔はほころんだ。 すぐに胃壁の圧迫を解き、コラッタの体を 上へ上へと押し上げていく。 噴門を超え、自分を移動させる舌の感触を感じて、ついにコラッタは吐き出された。
「ゲホ!ゲホ!ハァー、」 コラッタは唾液を吐き出しながら、泣きじゃくっているカイオーガに問おうとした。 …えぐっ!……うぐっ!……ぐす」 「カ、カイオー…」 ……ギロリ 「ひぃ!」 カイオーガは怒りに溢れた目で、コラッタを睨む。その顔はまさに鬼だった。 「ひ、ひぃやああ!」 カイオーガは、恐ろしい目線だけでコラッタの腰を抜かさせ、動けなくしてしまった。 動けないコラッタに対し、カイオーガは冷酷にも大きなヒレをコラッタに叩きつけ始めた。 「イタッ!イタイ!!、や、やめ…」 「このバカ!バカ!バカ!大バカァー!」 カイオーガはそのヒレを降ろすと、今度は大きく飛び上がり、渾身の「のしかかり」 を繰り出した。 「グバアアアアアアアアア!!!!!」 「痛いでしょ!?良い事じゃないか!なにも感じる事のできない死より100倍良いじゃないか!」 そう言いながらカイオーガは更にコラッタを押しつぶしているお腹に力をいれた。 …メキ!メキキ! 「ぎゃああ!!で、でも何もあんなに…」 「あそこまでしないと君は気付かない! なんなら今すぐ骨も残さず殺してあげようか!?」 そう言うとカイオーガはコラッタに向かってハイドロポンプを撃とうとする。 「い、嫌だ!し、死にたくない!」 コラッタは懇願する。 「怖いんでしょ?僕が怖いんでしょ?怖いのに何で食べられたいの!?死にたく無いんでしょ!?」 「うう、わ、わからな…」 「分からないのに軽々しく死にたいとか食べてほしいとか言わないでよ! 僕は相手が君なら、どんなことしても許す!僕の舌が気持ち良いのなら舐めてあげるし、飲み込んで欲しいんだったらそうするさ!でも殺して欲しいとかそう言う事言うんだったら僕本当に怒るよ!?もし口が滑った時は覚悟してよね?殺す直前まで痛めつけてあげるから!」 コラッタは唖然としていた。自分が情けなく思えてくる。自分の命の重さを痛い程実感した。 「分かった!?」 カイオーガは恐ろしい顔で問う。 「は、はい!わかりました!」 あまりのスケールに、コラッタは痺れていた。 そしてカイオーガはコラッタから降り、 ひしゃげているコラッタに持っていたオボンとラムの木の実を雨のように振りかけた。一瞬で体の傷や疲労が取れ、乾いた唾液もカイオーガが優しく洗いながしてくれた。 「冷たくない?」 「え、あ、いや、大丈夫だ」 「そっか。」 さっきの悪魔のような様子はどこにいったのか、いつもの優しいカイオーガに戻っていた。 「はい!終わったよぉ〜。」 「あ、ありがとう。」 「どういたしまして。」 洗い終わったあと、コラッタは恐る恐るカイオーガに話しかけた。 「あ、あのさ。」 「ん〜?」 「今日は、あの、ありがとな。いい事教えてくれて。」 「いいんだよ。過ぎた事は水にながそ?」 「あ、ああそうだな……ん?はっはー分かったぞー。お前泣いちゃった事を忘れようとしてるだろ。」 「へぇ〜、どうして?」 「顔見ればすぐ……に?」 目の前には大きく開かれた口、その奥にはヌップリとした唾液に濡れた舌が、餌を求めて蠢いていた。 「うわあ!」 「そんな事言うんだったら今度は言葉の使い方教えてあげようか?体に♪」 カイオーガは怖い声で脅す。 「い、いえ、結構です…。」 カイオーガは口を閉じ、無邪気な笑い声を上げた。コラッタも釣られ、大きな声で笑った。 そして2匹の親友は明るい夕日に照らされて、黄金色に輝いていた。
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Re: 消えた理性 ( No.16 ) |
- 日時: 2010/08/07 01:37
- 名前: giratina
- 続編 いつおわるんだろ
カイオーガとコラッタはいつの間にか 共同生活をし、そのまま3ヵ月がたった。 コラッタが木の実を集め、カイオーガは 肉や魚を採っていた。
コラッタがいつものように木の実を持って帰ると、大量のサメハダーがピチピチと音を立てて跳ねていた。 「カ、カイオーガー?まさかこれって…」 「もちろん!今日のお昼ご飯♪」 「さ、さめはだなのに食える訳がないだろ!?」 「そう?結構美味しいけど…」 カイオーガは一匹口の中に放り込むと、ガリゴリと音を立てて噛み砕いた。 「お前はそうかもしれないけど…」 コラッタに硬いさめはだを食べる力はなかった。 「口移しで食べさせてあげようかぁ〜?」 「やめろよ…」 「わ〜冗談なのに赤くなってる〜。 もしかしてコラッタって…」 「ち、違う!」 「ぷぷぷ、おこんないでよぉ」 「でも本当にどうしよう… 今日とれた木の実は苦いのばっかだしなー」 「コイキングでも採ってこようか?」 「うーん、いつもお前に頼るのもなぁー」 「わ〜優しい〜」 「癪だ」 「…ムカ」 …結局コラッタはカイオーガに魚を採ってきてもらう事になった。
「分かったよ、謝るから…な?」 「ふんだ。で?何か要望はある?」 「うーん、1匹で肉質がしっかりしてるやつ。」 「はーい。でもコラッタ君、絶対に残さず食べてね?もしひとかけらでも残ってたら……」 「はいはい分かってるよ。」 それを聞くとカイオーガは海の中に潜っていった。
…5分後、コラッタは腰を抜かしていた。 カイオーガが採ってきたのは何と体長2、5mのギャラドスだった。 「う、うそだろ?」 「さあ、召し上がれ♪」 「む、無理に決まってるだろ!!?」 「え、どうして?1匹だし肉質もしっかりしてるよ?絶品じゃないか。」 「こんなに無理に…決まってる!!」 そう言うとコラッタは急いで逃げ出した。 幸い足の速さには自信があり、あっと言う間にカイオーガとの距離は5mを越えた。 しかしそれ以上差が開く事は無かった。 何故ならこの時、コラッタの足にはカイオーガの長い舌が巻き付き、動けなくしていたからだ。 「くっ!こ、この舌長野郎!」 「お褒めの言葉ありがとう。早く食べてよ。」 「無理だって、そんな量!」 「少しだけとは言ってないもん。」 「くそっ!」 カイオーガは長い舌を巻き取り、コラッタの目の前にギャラドスをもってきた。 「しょ〜がない。口移しで食べるなら3口でいいよ。 「ほんと…ってええ!?」 カイオーガは気楽に言うが、口移しとはつまり…… 「お、俺ら同性だろ!?」 「僕性別ないも〜ん」 「あ…」 確かに性別は無い。しかし… 「じゃあ全部食べる?」 「うっ、わ、分かったよ…」 とうとう承諾すると、カイオーガはギャラドスの肉を喰い千切った。 「お、おまえ趣味悪いぞ…」 「よく言うよ。さっき赤くなってたくせに。」 「ち、ちがっ!……むうっ!」 強制的に唇が合わさり、肉が舌を伝って滑り込んでくる。 肉の旨さより、カイオーガの唾液の旨さの方が強く頭に残った。甘くとろけるような 味わいで、やみつきになりそうだった。 「ううん、むわっ。」 カイオーガが唇を離すと、コラッタの目はトロンとなっていた。
「どう?」 「はっ! あ、あんまりおいしく…」 「ほんとに〜?結構気持ち良さそうだつたけど。」 そんなこんなで口移しをあと2回繰り返したあと、コラッタは気持ちがいいのか、眠ってしまった。 カイオーガの言葉を聞きながら… 「明日は何の日か知ってる?」
…え。たしか……
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Re: 消えた理性 ( No.17 ) |
- 日時: 2010/08/07 09:44
- 名前: giratina
- 次の日、コラッタは起きると、木の実を採るために森に入ろうとしていた。しかし…
「おっはよー!」 「え?ぐわああああ!」 カイオーガが何故か空から降ってきて、コラッタの小さな体を押しつぶした。 「ぐええ!た、頼む降りてくれぇー!」 するとカイオーガはすぐに退いた。 「え?…」 「どうしたの?」 「い、いや別に…お前今日かなり素直だなーと思って…」 そう、いつもだったらもっとのしかかってきたりするのだが、今日は素直だ。 「えへへ、だって今日は君の誕生日だもん。何でも言う事聞いてあげる♪」 「ほ、ほんと!?」 「もちろん。さーて何かご要望は?」 どうやら本当に何でもしてくれるようだ。 「そ、それじゃあ木の実でも…」 「待って!」 「え?」 カイオーガは自分の大きな額をコラッタの額にくっつけると、目を閉じ、集中しだした。 「な、なにを…うむうっ!」 カイオーガの舌が、コラッタの口を覆う。 …喋るなと言いたいようだ。 10秒程して、カイオーガはコラッタから額を話した。 「へぇー、そうかそうか。」 「な、何をしたんだ?」 舌から解放されると、コラッタはすぐに聞いた。
「君の本当の望み、見せてもらっちゃつた。」 「な、なにぃ!?」 「僕に舐められたいんだぁ。」 「くっ!お前、なんでそんなプライバシーな事を…」 コラッタは赤面しながら後悔する。 恥ずかしい。もっとまともな願いを持っておくべきだった。 「だって本当の願いを叶えてあげないと心から喜ばないでしょ?」 「そ、そりゃそうかもしれな…うわっ!」 もの凄い速さで舌が体に巻き付き、持ち上げられた。 舌は口の中にも入り込んでいた。 「うむう!むわぁっ!むぐっ!」 「やっぱり気持ちいいんだぁ。じゃあこれはどうかな?」 プニョプニョの舌は、ぎゅうううう!と コラッタを締め付ける。 「うむわあああ!」 気持ちよさと痛みの境目で、コラッタは嬉しそうな悲鳴を上げた。 「えへへぇ。まだ終わらないよ? もっと楽しませてあげるから☆」 そしてコラッタは口の中へと引き込まれ、 肉厚な舌に埋もれているコラッタに対しカイオーガは… 「これからどうして欲しい?」
カイオーガは問う。
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Re: 消えた理性 ( No.18 ) |
- 日時: 2010/08/07 23:25
- 名前: giratina
- 「あ、飴みたいに舐め転がしてほしい…」
「了解☆」 そう言うとカイオーガはコラッタの体に暖かな肉布団をかぶせ、呼吸を封じた。 「むう!?んんん!んんんん!」 「え〜?聞こえないなー。」 わざとらしくそう言うと、今度は 舌を細くし、コラッタの首に巻き付けると、思いっきり締め上げた。 「ぐ、ぐはえええええええ!!」 「そんなに気持ち良いの?君ってMだなぁ〜。」 確かにカイオーガの舌は柔らかく蠢き、相手を締め付けるがコラッタにとってそれは快楽の海に溺れるようなものだった。 そしてその快楽は、コラッタを錯乱させる。
「も、もう食べちゃってくれぇ!……………あ。」 カイオーガと3ヵ月前にした約束を、コラッタは堂々と破ってしまった。 「ち、ちがう!今のは!じょ、冗談むうっ!」 舌は一瞬で牙をむき、コラッタを拘束した。 「ご、ごめん!悪かった!許してくれぇ!」 「へぇ〜。まだ言うとは思わなかったよ。」 カイオーガはそう言うと、コラッタを喉に持っていった。 「や、やめてくれ!もうあれだけは!」 …ズリュ、ズリュ、ズプリ。 「いやだあああ!!」 どんなに謝ろうと、舌はそれを受け付けない。そのまま体は引き込まれ… 体はほとんどブヨブヨした喉肉に埋まってしまった。そして…
「何か言い残す事は無い?」 「え?ど、どうして!?殺さないんだよな!?」 「もちろん。でも臨死体験してくるんだもん、耐えられなかった時のために…ね?」 「そ、そんな!」 「ふむふむ。遺言は「そ、そんな!」だね?じゃあ行ってらっしゃい♪」 「ちが、!んんん!んんんん!」
ごくん。
地獄のアトラクションへ☆…
the end…
「あー美味しかったぁ〜。病みつきになっちゃい…ん? はっはーなるほど君かー、僕達の事いつもジロジロ見てたのは。 そんな事する子にはお仕置きが必要だねぇー。 さあ君も僕の舌に抱きついていいよ?コラッタくんと一緒にいじめ倒してあげるから♪」
終わりです。 感想くだされば嬉しいです。
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Re: 消えた理性 ( No.19 ) |
- 日時: 2010/08/08 08:34
- 名前: スタクルス
- うわああカイオーガさんかわいいいいいじめられたいいいい////
自分だったら消化されたいです!w
中盤のカイオーガのお説教で「いい事言うなあ・・」と思ってたらこのコラッタはwwww
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Re: 消えた理性 ( No.20 ) |
- 日時: 2010/08/08 10:09
- 名前: リオレイア
- うわぁお!
カイオーガさんの舌に飛びついちゃいたいです。 だけど…消化はちょっとご勘弁を〜(笑) 僕の体はドラゴン(特にMHP2Gの飛竜種、フルフル覗く)の物だかんね!
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Re: 消えた理性 ( No.21 ) |
- 日時: 2010/08/08 12:49
- 名前: giratina
- スタクルスさん、リオレイアさん
評価していただきありがとうございます! ドラゴンですか…舐められてみたいなぁー。 そしてそのままゴックンww
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Re: 消えた理性 ( No.22 ) |
- 日時: 2010/08/08 19:27
- 名前: giratina
- 書く事が無いので後日談でも…
「はぁ〜〜〜」 コラッタは溜め息をついた。 何故なら…
「やあコラッタ君。」 「え、あ、うん。おはよう。」 コラッタの隣にはいつも通りカイオーガがいた。溜め息にも気づいていたようだ。
「どうしたの?溜め息なんかついちゃって…イメージと違うなぁ〜。」 「お前どういうイメージを俺に持ってんだよ!」 「えっとね、僕が大好きで小食でドMで嘘つきで舌好きで臆病…かな?」 「かな?じゃねえよ!良いイメージが1つもないじゃないか!」 「うん、ないよ」 キッパリ言われて少し傷ついたが、負けじと反抗する。 「だ、大体、嘘つきと臆病ってなんだよ! 俺はそんな…」 …ギロリ 「ひぃ!」 「ほーら♪僕がちょっと睨んだだけで声あげちゃうんだもん。かなり臆病だよ。 それに僕がきつーく説教してあげたのに、 3ヵ月で「食べてほしい…」っていったじゃん。嘘つきの証拠。」 「うっ…」 確かにその通りである。 「で、でもお前が好きだなんて一言も言ってない!」 「じゃあ…嫌い?」 カイオーガは舌をコラッタに巻き付けながら誘惑する。 舌の快感は忘れようにも忘れられない。 「い、いや別に嫌いって訳じゃ…」 「はっきりしないなぁ〜。ちゃんと答えてよ。」 舌の巻き付きを強くする。 「あう……」 ゾクゾクするような気持ち良さが込み上げてくる。 そしてカイオーガは♀の雰囲気を出し、誘惑する。性別不明とは怖いものだ。 「ねえ…?」 「うう、す、好きです…」 あっさり告白してしまった。いや、させられた。 「やったー。嬉しいな。」 カイオーガは舌を解き、コラッタを地面に降ろした後、 「そういえばどうしてさっき溜め息なんかついてたの〜?」 「そ、それが今度、この森の東部を領地にしているボスゴドラと決闘を… 「へえ〜どうして?」
事の始めは一昨日、島中央部の支配者であるバンギラスが行方不明(カイオーガの一部になっている)になっていたので、新統領としてボスゴドラが就任した。その記念式典でコラッタは盛大に転びボスゴドラの脛に体を打ち付けてしまい、 無礼千万と言う事で明日、ボスゴドラ直々の決闘(処刑)が行われる事になったのだった。
「でもそれなら話は早いじゃないか。僕が今すぐボスゴドラを殺してくれば…」 「い、いや今回は俺にやらせてくれ。 でも1つ頼みがあるんだ…」 「なに?」 「…俺を、鍛えて欲しいんだ。」 「…え?」 確かに今のコラッタがボスゴドラと戦った所で勝てる訳がない。しかし鍛えた所で、しかも1日で、倒す事ができるのだろうか?
「いいよ。」 「ほ、本当か!?」 「うん、でもぉ〜」 カイオーガは怪しい笑みを浮かべる。 「手加減しないよ?」 「あ、ああ。」
そして、コラッタにとって地獄の10時間ぶっ続けトレーニングが、始まったのだった。
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Re: 消えた理性 ( No.23 ) |
- 日時: 2010/08/08 22:32
- 名前: giratina
- 「じゃあ始めようか、僕をボスゴドラだと思ってね。」
「あ、ああ」 コラッタはビクビクしながら構える。
「おさきにどうぞ?」 「よ、よし! おりゃあーーーー!!」 カイオーガの隙だらけに見える体に向かって、コラッタは渾身の「たいあたり」を繰り出した!
ぷにゅ
「え…」 直撃した。しかしカイオーガの柔らかい体はいとも簡単にその衝撃を受け止めてしまった。
「く、くそっ!」 今度はがむしゃらを繰り出した。元々体力の少ないコラッタなので、与えるダメージは凄い。そう思ったのだ。
「まもる。」 ガキイイン! 凄かったのはカイオーガに与えるダメージでは無く、鉄壁の守りにより跳ね返ってきたダメージだった。
「うぐうう!」 「……」 カイオーガは喋らない。
「どりゃああああ!!」 根性で7発、連続で攻撃しまくるが、カイオーガはものともせず、真剣な眼差しでコラッタを見つめている。 「はあ、はあ、何とか言ったらどうだ!?」 「何を?」 冷たい声で言い返すカイオーガ、その瞳には厳しさしか映っていなかった。
「なにをって…」 「励ましの言葉でも言ってほしい? やられたふりでもしてあげようか?」 優しさの欠片も感じられないその言葉にコラッタは怒りを覚え、再び飛びかかる。 戦闘で最も大切な、冷静さを無くして…
「うがあああああ!!」 「はあ……拍子抜けだよ。」 体当たりがまた、カイオーガのお腹に炸裂する。しかし…
ぽにゅん…
「くそおおおおっ!!」 「さーて、そろそろ遊ぼうか?」 自分のお腹に埋もれているコラッタに対して、ついにカイオーガの攻撃が始める。
「えいっ!」 「う、うぎゃああああああああ!!!」 カイオーガはお腹にコラッタを抱えたまま、地面にダイブした。
「ぐ、ぐはぁ!」 凄まじい圧力に、コラッタは吐血するが、 カイオーガは攻撃の手を緩めない。
「まだまだ!」 口の目の前にコラッタを持ってくると、カイオーガは容赦なくハイドロポンプを繰り出した。 「うぐえええええええええ!!!!!」 零距離で撃たれたコラッタは、遠くに飛ばされた。 「逃がさないよ?」 カイオーガは物凄い速さで追いつくと、コラッタを捕らえた。
「うぎゃああ!!た、たのむ!ちょっと待ってええ!!」 「ボスゴドラは待ってくれないよぉ?」 冷たくそう言い放つと、コラッタの頭と脚を掴み、大きくひんまげた。 「ぎゃああああああああああ!!!!」 背骨は悲鳴を上げ、コラッタの体はイナバウアーより折れ曲がっていた。 「ほらほらぁ。早くしないと折れちゃうよ?」 本気は一瞬で砕き折る事はできるのだが、 それをやったらトレーニングにならない。
「ぐはぁ!」 ようやく地面に降ろされたコラッタは、 血を吐き、体中を曲げてゼーゼー言っている。 しかしカイオーガは指導の手を緩めない。 「さーてと。次は…」 カイオーガはコラッタの顔をくわえた。 驚いたのはコラッタである。 「な、なにを…」 「ボスゴドラが君を食べちゃうかもしれないでしょ?」 「い、いやだああ!!」 カイオーガは耳を貸さない。 「早くしないと食べちゃうよぉー?」 ズル、ズリュリ。
「ウムウウウ!!」 もう少しで呑み込まれる!という所で カイオーガは口を離した。 「うむわああ!!……あ?」 突然解放され、驚くコラッタに、カイオーガは話しかける。 「ねえ…本当に明日決闘する気?」 「えっ。…」 カイオーガの言った事は正論だった。 いくら頑張っても、種族までは変えられない。ましてや…
「ううっ!…くそお!」 コラッタは悔しかった。いつもカイオーガに頼らないと生きていけない。それは何よりもコラッタの心を苦しめた。
次の日、コラッタの後ろをカイオーガがついていく。 そしてバトル会場に着いた。そこは… …旧バンギラス城跡地だった。 もう既にボスゴドラは来ており、コラッタを嘲笑した。 「おいみんなみろよ!こんなのが俺の対戦相手だぜ? 時間の無駄だよなあー!」 「全くです、統領」 みんなが一斉に言う。屈辱的だ。 それをカイオーガは後ろから固唾を飲んで見守る。
審判が大きな声で叫んだ。 「これより!統領ボスゴドラ様対…」 「いいからさっさと初めてくれ。」 「ははっ!試合開始!」
試合の始まりを告げるホイッスルが辺りに鳴り響く。
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Re: 消えた理性 ( No.24 ) |
- 日時: 2010/08/08 23:46
- 名前: giratina
「かかってこいよ。」 ボスゴドラは挑発する。 昨日のカイオーガと同じだ。コラッタは勢い良くボスゴドラの懐に突っ込んだ。
「生意気だなぁ?おい。」 コラッタはつまみ上げられ、みんなの晒し物にされた。 「おい!お前ら!コイツをどうすればいいと思う?」 周りから共感の声が上がる。 「踏み潰しちゃってくださーい!」 「喰っちゃえ!喰っちゃえ!」 「噛み砕いてもいいなぁ!」
「ひどいもんだよなぁ?コラッタってだけでこんな扱いを受けるなんて。でもなぁ…」 ピシッ! 「……あ?」 捕まえられたまま、コラッタは尻尾でボスゴドラの頬を叩く。
「調子のんじゃねえよ!!このドブネズミがぁ!!」 「ぎゃああ!!」 話の腰をおられたボスゴドラは怒り狂い、 コラッタを踏み潰した。 「ぐえぇ…」 「もうテメェ死にな!誰にも看取られずに…ああ悪い!おめぇにはそんな友達いなかったんだっけなぁ!」 「あははははは!!」 野次馬が笑う。しかしコラッタは涙をこらえながら叫んだ!
「違う!!!」 辺りが静まり返る。 「…あん?」 「俺には親友がいる!そいつは怖くても、優しい!誰より強いんだ!あいつに掛かればお前なんか…!」 「いゃははははは!!!笑わせんな! お前の友達で俺より強い!?…そんなんいるとでも…」 「いるよ」
カイオーガが出てきた。 大衆を飛び越え、ボスゴドラの前に飛び出した。
大衆がざわめきだす。 「お、おいあいつって…」 「ああ、たしか伝説の…」 「うそだろ!?」
様々な会話が聞こえてくるなか、ボスゴドラがそれを制した。 「黙れええええ!!」 全員息を呑んで飛び上がる。カイオーガを除いて。 「伝説のポケモンだあ!? そんなん知るかよ!こんなのただのアホ魚じゃねーか。」 大衆の一部が笑う。 「お、おまえよくも…!」 「良いんだよ、コラッタ君。言いたい奴には言わせておけば。」 「で、でも…」 「でもコラッタ君を侮辱するのは許せないなぁ〜。」 「けっ!許せないならどうするんだ?ああ?」 「君を殺す。」 笑顔でそう言うと、周りがざわめく。 「ほう…良い度胸してるじゃねえか。」 「そりゃどうも。」 「ふん。おい!お前!こいつ預かっとけ。」 「は、はい!」 ボスゴドラはコラッタを審判に放り投げた。
だが… 「僕の親友投げないでよ。」 「なっ…!」 いつの間にかカイオーガはボスゴドラの目の前にきていた。 急いでボスゴドラは逃げようとするが、 カイオーガの大きなヒレが自分を取り囲み、動けない。 するとカイオーガは大きな声で叫んだ。 「さーってと。皆さーんこれからバトルを始めま〜す。興味のある人はじっくり観戦してくださーい。すぐ終わるけどね。」 「ほお…?すぐ終わるのか。自信あるんだろうな!」 「もちろん。君相手ならね。」 カイオーガはそう言うと、ヒレを交差させ、思いっきりボスゴドラを抱きしめた。 「ぎゃあああああああああ!!!!」 「えへへ…どう?僕の愛の抱擁は♪」 ぎゅむうううううう!! 「うぐえええええ!!!や、やめてえええええ!!」 「いやだ☆」 観客はざわめいていた。 「う、うそ?あのボスゴドラ様が振りほどけないなんて…」 「あいつはいったい…」
ぎゅむむむむむむむ!! 「止めてくれえええ!!」 「どう分かった?僕と君との力の差が。」 「わ、分かった!!分かったからやめてえええ!!」 「そっか。じゃあ終わりにしてあげるね?」 …ホッ。 しかしその安心は恐怖へと一変する。 カイオーガはボスゴドラを持ち上げ、その大きな足を口にくわえこんだ! 「え…な、なにを…」 「いったでしょ?「終わり」にしてあげるって★」 カイオーガは黒い悪魔のような笑みを浮かべる。 「い、いやだああああああああ!!!」 恐怖が身を奮い立たせ、ものすごい力で暴れまくるが、そんなのカイオーガには快感にしか感じない。 「あはは、力弱いんだねぇ。」 「う、うるせぇ!」 カイオーガの話術はプロ並みで、相手を 動揺させる事も恐怖に突き落とす事もできる。
ボスゴドラはまだ暴れているが、その体はゆっくり、しかし確実にカイオーガの圧倒的な力に引きずり込まれていた。 ズリュ、ズププ 「うわぁ!お前等早く助けろぉ!」 民衆に助けを求めるが、民衆は…
「うわぁ!化け物だあっ!」 「早く逃げろ!俺らも食われるぞ!」 カイオーガを恐れ、必死に逃げ惑っていた。 「え、あ、ちょっと…」 「クスクス…どうやら友達が1人も居ないのは君みたいだねぇ。」
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Re: 消えた理性 ( No.25 ) |
- 日時: 2010/08/09 00:24
- 名前: リオレイア
- そりゃあね(笑)
『力』で押さえつけた指導者は『力』を失ったり、それが通じなくなれば悲惨な最期を迎えると歴史で決まってますからねぇ… さぁて、何時まで正気でいられるかなぁ?
そしてふと気になった事。 カイオーガと大和級、どっちが強いんだろ?
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Re: 消えた理性 ( No.26 ) |
- 日時: 2010/08/09 00:42
- 名前: giratina
- >リオレイアさん
大和級ですか!これは良い勝負ですね。 戦い方によりますけど…
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Re: 消えた理性 ( No.27 ) |
- 日時: 2010/08/09 01:57
- 名前: giratina
- カイオーガはボスゴドラの首筋をベロリと舐め上げる。
その効果も相まって、ボスゴドラは更に恐 怖する。 「おい!だ、誰か助けてくれよ! なあ!」 しかし民衆は耳を貸さない。みんな、一目散に逃げ帰ってしまった。 「そ、そんな…」 「残念だったねぇ〜。もしかして君の仲間なんて最初からいなかったんじゃない?」 「や、やめてくれ!」 ボスゴドラは必死に耳を塞ぐ。カイオーガの言葉は悪夢に聞こえた。 「ははは。まぁいいや。食べる分には 関係ないしねぇ。」 ムニュ、ムニュリ ボスゴドラの体が更に口の中へと消える。 「うわああ!!ご、ごめんなさい!ゆるしてぇ!」 「あはははは!良い気味だよ。自分は弱者を従えてたのに、いざ自分が弱者の立場になったら命乞い?おもしろいなぁ。」 遂にボスゴドラは泣き出し、蒼い悪魔に向かって必死に懇願する。 「や、やめてぇ!し、エグッ!、しにたくない…、何でもするから…」 しかし返事は冷たく残酷だった。 「大人しく死んでくれるのが僕の望みだよ…あむあむ。」 クチュリ…ヌチャリ…ヌチュ 「う、うわうわわわわ!!」 とうとう首から下は全てカイオーガの口の中に収まってしまった。 「ひぃやあ…だれか…助けてくれぇ…」 「誰も来ないよ?」 無慈悲にもそう言い捨てると、カイオーガは舌を使ってボスゴドラの体に、たっぷりと唾液を塗りつけていった。
「うみゃあ、うう、あぐう、た、たすけてくれ命だけは。」
「残念だけどそれを決めるのは僕じゃない。」 「え?…」 ボスゴドラは困惑した。何故?俺の命はコイツが握ってるんじゃないのか? その答えはすぐにわかった。 「ほらきた。」 「?……!」 向こうから走って来るのは紛れもなく自分がいじめていたコラッタだった。 コラッタは足を、拘束されたボスゴドラの前で止めた。 「コラッタ君、君が決めて?」 「おれが?」 「そう、自分で決着つけたいって言ってたでしょ?そうしなよ。このボスゴドラを生かすも殺すも、決定権は君にあるんだ。」 コラッタは、さっきまで自分を嘲笑っていたボスゴドラを見下ろす。 「わ、悪かった!済まない!許して!頼む助けてくれぇ!」 喚いているボスゴドラをよそに、コラッタは後ろに下がり、たいあたりの姿勢をした。この状況で体当たりされるというのはつまり… 「や、やめろ!来るな!助けてぐでえぇ!」 コラッタのたいあたり! 効果はいまひとつのようだ。 しかしボスゴドラの頭は遂に口に収まり、 全身がカイオーガの温かい口の中に入ってしまった。 「カイオーガ…」 「ん?」 「後は…任せた。」 「了解♪」 そう言うとコラッタは走り去る。 それを口内で聞いたボスゴドラは、 「まってくれ!たのむ!見捨てないで! どうか!」 しかし、コラッタにその声が届く事はなかった。
「任せられちゃった〜。それじゃあ…」 「ひいっ!!」 「あそぼうか?」 突然、舌が動き始め、ボスゴドラの体中を舐め尽くす。ベロンベロリ、クチャア、ヌチュウ、ムニュウ、グニュウ。 「んんんん!!んんんん!」 悲鳴など気にもとめず、ただ欲望のままに舐め続ける。締め上げる。圧迫する。 そして思う存分舐め終わると、カイオーガは上を向き、ボスゴドラを悪夢の喉へと持っていく。流石に死にたく無いのか、自慢の爪を舌に立てるが、カイオーガにとってはくすぐったいだけだった。 「さあ、入り口だよ?準備はいいよね? 」 「だ、だめぇっ!」 「答えは聞いてない。」
ずぷん、ずりゅっ! 柔らかい喉肉に全てが包まれる。そして…
ゴクリ…ゴポン
嚥下の音が、森の中にこだました。
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Re: 消えた理性 ( No.28 ) |
- 日時: 2010/08/09 02:47
- 名前: giratina
- ボスゴドラが目を覚ます。生きてる?
気が付くとそこは口の中より広い空間だった。胃袋だ。獲物を吸収し、消化してしまう残酷なロイヤルルーム。そこにボスゴドラは倒れている。
「あれぇ?まだ生きてたんだぁ。」 突然上から声が降ってくる。 「お、おい!お願いだからだしてくれよぉ!俺はまだ死にたく…あれ?」 胃壁が動き出し、ボスゴドラを圧搾してくる。 「そんな希望は捨てた方が良いよ?」 「ぎゃあああああああああああああ!!!!!!ゆるし…」 「許さない。」
その一言でボスゴトラの願いは、怒りへと変わった。
「そうかよ…ならこっちも暴れさせてもらうぜぇ!!」 ボスゴドラは胃壁に向かうと、持てる力全て使った、「きあいパンチ」を繰り出した。 「うおおおおおおおおおおお!!!!」 ドガガガガガガガガガアアアン!!!
「痛っ!」 カイオーガは酷い腹痛を覚えた。
「手をすぐ離した方がいいよ…」 「けっ!何言ってやがる!俺はまだ死なねぇ!生きてまたあいつらを支配する!! フハハハハハハ!!!!」 ボスゴドラの目は貪欲な色をしていた。
「どうだ!出す気になったか!?」 「う、うん。分かったよぉ。イテテ。」 「さっさと出せ!このゴミ野郎がぁ!」 「君って口の聞き方をしらないなぁ〜。そして自分の状況も読めてないだなんて…」 「ああ!?お前何を……え!?」 ボスゴドラは仰天した。自分の気合いパンチを繰り出した右手が、胃壁と同化してしまっているのだ。 「お、おい!これはいったいどういうことだぁ!?」 「防衛反応ってやつだよ。自分の体にとって敵だと思い込んだら…吸収しちゃうんだ。」 ボスゴドラは青ざめる。つまりはカイオーガの一部になるという事。 「い、いや、いやだ!助けて!そんなのやだ!誰か助け…むうっ!」 胃壁は遂に右半身を完全に侵食し、同化させていた。 「い、いたい!だれか!たすけてくれぇ! おい!なんとかしてくれよ!」 「やーだよー」 「なんでだよ!うわあああっ!!!」 「自分の心に聞いてごらん。」 肉壁は左半身をも襲い、ボスゴドラはもう角と顔しか残っていなかった。 ブニュウン、ジュー。 「イ、イヤダ…こんな死に方…」 「えー?どうして?伝説のポケモンの一部になれるなんて光栄じゃないか。」 「た、たすケテヨォ…うアアァ」 侵食部分は更に拡大し、ボスゴドラの鼻は無くなった。 「ぐルジイいー!!?だズゲデーエ!!……ああああああ!!!」 そしてとうとう角も消え去り、完全にボスゴドラは取り込まれると、胃壁は元に戻り、いつものように鈍く光っていた。
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Re: 消えた理性 ( No.29 ) |
- 日時: 2010/08/09 09:51
- 名前: リオレイア
- うわぁ…
凄い鬼畜…同化とかなにそれ羨ましい。
ところで、大和級vsカイオーガって良い勝負になりますかねぇ… 大和の主砲は約45000m、つまり約45km届くんですよ。それに近くなら近くで40m三連装機銃とか高角砲やらがわんさかとありますし… 改装前なら20cm副砲三連装が三基… 防御もハイドロポンプ位じゃ穴が空きそうにないし… 問題はカイオーガを見て乗員(特に機銃手)がパニックにならないか?ですね。後は潜られたら攻撃しにくい… 一応、搭載している水上機で爆雷は落とせますしね。 カイオーガの有利な点は…船の真下から攻撃出来ることかな?そうなると攻撃手段が無いですからね。
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Re: 消えた理性 ( No.30 ) |
- 日時: 2010/08/09 10:24
- 名前: giratina
- 「えへへぇ ちょっと固かったけどおいしかったよ。」
カイオーガは弱者を降伏させ、それを胃の中に収めた快感を感じて、自分の柔らかなお腹を撫でる。
「ん?」 カイオーガは他人が見ているのに気づいた。バトルの時審判をしていた、ライチュウである。
「あれれぇ?どうしてそこに居るのかな〜?」 カイオーガはゆっくり近づいていく。
「うわああ!!く、くるなああ!」 ドッカーーン! とっさに「かみなり」を放ち、カイオーガの姿は爆煙でみえなくなった。
「や、やった!」 「なにがぁ?」 「え?」 カイオーガは一瞬でライチュウの後ろに回り込み、長い舌でライチュウの首をしめる。 「が、がはぁ!」 「ヒドいな〜。僕は話があるだけなのに」 「ぐ、ぐええ…」
「君、さっきコラッタ君の事笑った?」 ぎりぎりぎりぎりぎりぎり! 「うぐうううう!!してないっ!」 「ほんとに?」 ぎゅるるるるるる! 「うぐはあああああ!!ほ、ほんと…です。助け…て…」 ライチュウの顔がだんだん紫色になってくる。 そこで漸くカイオーガは解放してくれた。 「うげっ!…ゲホゲホ!」
「ねえ。」 「く、くるな!来ないでくれ!!」 ライチュウは後ずさる。
「くすくす…なんでそこまで怯えるのさ。」 「お、おまえ俺を食べる気だろ!?」 「うん。」
「いやだああああああ!!」 一心不乱にライチュウは走り出した。 今まで出した事もないようなスピードで…
「はあ、はあ…」 一気に森の外に飛び出し、走り疲れたライチュウはバタンと倒れた。
「やあ、遅かったね。」 「えっ!…」 いつの間にかカイオーガは目の前におり、残酷な笑みを称えている。 「いやだぁ…助けてくれよぉ…」 「え?ああ、さっきの冗談だよ?」 「おま…」 …ペロリ 「ひうっ!」 「っていうのも冗談だったりして…ね?」 「そ、そんな、やめてぇ。」 「大丈夫だよ。僕もうお腹いっぱいなんだ 。悪いけど食べられないや。 ……まぁでも、 どうしても食べられたいんだったら…」 「いや!いやだ!」 「そう言うと思った。さあ森へかえりなよ。」 「あ、ああ。ありがとう…」 「いえいえ。」 ライチュウは恐れを隠せない様子で、森に帰っていった…
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Re: 消えた理性 ( No.31 ) |
- 日時: 2010/08/09 10:37
- 名前: giratina
- >リオレイアさん
カイオーガが大和級戦用に戦法を考えたのなら勝てるんじゃないでしょうか? 例 舌を細めて乗組員を全部呑み込んでしまう。(あの戦場で…よりネタ借用)
例2 のしかかりで砲台を全て曲げる。 例3 得意の話術で説き伏せる。 例4 無条件降伏の提案www
などなど、戦法は無限にあります。(お互いにですが) どちらが勝ってもおかしくはないとおもいますよ。
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Re: 消えた理性 ( No.32 ) |
- 日時: 2010/08/09 12:05
- 名前: giratina
- カイオーガはコラッタを探していた。
あの後、どこかに行ってしまったのだ。 「コラッタくーん!おーい!…ふぅ。一体どこに…あ。」 居た。砂浜に独り佇んでいる。
「おーい!コラッタくん?」 「あ、ああ、よう。」 「元気ないね〜。どうしたの?」 尋ねた途端、いきなりコラッタは涙を流してきた。 「え!?な、なんで泣くのさ!」
「お、俺、自分が情けないよ…お前に頼らないと生活出来ないだなんて… 決闘にまで関わらさせてしまったし… 自分が嫌いになってくるよ…」
「そうか…もう疲れたの?」 「ああ…生きていく気力が消え失せたよ。 もう…死にたい…」 しかしカイオーガはそれを聞いて怒らなかった。それどころか、その思いを優しく受け止めてくれた。
「こんな事言うとお前は怒るかもしれないけど…」 「……」 「やっぱり俺、身も心もお前と1つになりたい。」 「……」
「怒りたいんなら怒れよ。殺しても良い。 というか殺してくれ。」 「…分かったよ…1つになろう。」
カイオーガは遂に認めた。コラッタを殺す事を。今のカイオーガの目には前のような悲しみや怒りはない。あるのは、親友と1つになれる幸せだけだった。 そしてカイオーガは口を開け、一口でカラッタの体をくわえこんだ。 「ああ、むう…。」
カイオーガは痛めつける事無く、優しく舌と唾液で歓迎してくれた。 クチュウ…ヌチャア…ヌプリ… かなりいやらしい音が辺りに響き渡るが、 カイオーガは舌の愛撫を止めようとはしない。 人生最後の快楽を、コラッタに与えるために…
「くわぁ…むうっ!…うわあ」 喘ぎ声を上げながら、コラッタは喉へと近づき、そして…
ズリュ…ズププ…ムニュ… 「あ、あああ…」 足、腹、胸がブニブニした喉肉に包まれる。コラッタも抵抗せず、静かにしている。 カイオーガが口を開いた。 「君にとって僕って…何?」 コラッタは静かに答える。
「親友…いや、それ以上だ…」 「……ありがとう…」
ゴクリ。
嚥下された。
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Re: 消えた理性 ( No.33 ) |
- 日時: 2010/08/09 12:56
- 名前: giratina
- 暖かく締め付けてくる食道を通り抜けると、コラッタは広めの胃袋に落ちた。
もう何度も来た事がある事がある空間に、コラッタは倒れ込む。柔らかい肉壁は衝撃を吸収し、プニュプニュとコラッタの体に張り付いてくる。 柔らかく気持ち良い感覚に、コラッタは喘ぐ。 「うむうっ!まむぅ…」
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Re: 消えた理性 ( No.34 ) |
- 日時: 2010/08/10 01:11
- 名前: リオレイア
- 羨ましいなあ…
柔らかい胃壁はロマンです。
なるほど〜(笑)そうきましたか… そんな手も有りますね〜。だとしたらカイオーガの舌は凄く長い事にww 缶室なんかは甲板から一番遠いから…40mはあるかな?そうして無人になったら後はポイッ(爆)
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Re: 消えた理性 ( No.35 ) |
- 日時: 2010/08/16 07:35
- 名前: giratina
- 懐かしの捕食映画、「アナコンダ」をDVDで3部作全部借りてきました。
感想としては、 一章…捕食シーンに萌えた(丸呑み最高!)
二章…捕食シーンが少し間接的だった 三章…グロイよ、グロすぎるよ。
みたいな感じです。 他に捕食シーンのある映画あったら教えてくれないでしょうか。
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Re: 消えた理性 ( No.36 ) |
- 日時: 2010/08/16 08:18
- 名前: giratina
- 「うう、むうっ…ううん…」
胃壁の暖かい抱擁にコラッタは眠気がさす。
「ねえ…カイオーガ…」 「ん?」
「眠っても…いいかな?…。」
「うん…いつまでもそばにいるさ…。」 「ありが…とう……」 最後にコラッタが流した涙は喉にまで入り込んだ胃液と混ざり、そして…
…ガク ジュワー
小さな命が、大きな命の中で今…消えた。
完
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Re: 消えた理性 ( No.37 ) |
- 日時: 2010/10/16 23:21
- 名前: ケイル
- 突き抜けた無邪気さと残酷描写が素敵でした。
戦闘描写においても、その辺の怖さを発揮されてましたが、 日常描写もなかなか狂気を感じさせますねw しかし、このカイオーガの手加減のないスキンシップを受け止めるコラッタがすごすぎるw
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Re: 消えた理性 ( No.38 ) |
- 日時: 2010/11/28 22:10
- 名前: ミルド
- ううっ、最後のほうジーンと来ました・・・
すごいです。文章とか、ストーリーとか尊敬しちゃいます。僕が書いている小説とは比べ物にならないです。
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Re: 消えた理性 ( No.39 ) |
- 日時: 2010/11/28 23:02
- 名前: ロンギヌス
- え…えらい古い作品でしたが…ご評価ありがとうございます!!(お二人とも
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Re: 消えた理性 ( No.40 ) |
- 日時: 2010/12/19 00:04
- 名前: akod <account.akod@jcom.home.ne.jp>
- すごい厚い内容ですね。
尊敬をこしてしまいました。 それに比べて僕の作品と言ったら(ボソッ
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Re: 消えた理性 ( No.41 ) |
- 日時: 2010/12/19 00:22
- 名前: ロンギヌス
- いやいや・・・そのお言葉ありがたく存じます。
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Re: 消えた理性 ( No.42 ) |
- 日時: 2010/12/19 00:25
- 名前: 闇銀
- そういや このころはたしか ロンギヌスさんがまだgiratinaさんだったころ・・・
・・・なんちて・・ この小説には僕も感動しましたよ・・・
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Re: 消えた理性 ( No.43 ) |
- 日時: 2010/12/19 07:11
- 名前: ロンギヌス
- そうでしたねー…(意味なく回想
一番最初に書いた作品ですが……他の作品に埋もれてましたねw
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