Re: OUT OF THE ISLAND ( No.1 ) |
- 日時: 2010/06/12 08:21
- 名前: W.WOLF
- OUT OF THE ISLAND 季節は夏、知り合いの漁師に頼んで無人島にきていた。そこは絶海の孤島。わりと大きな島で、草木が生い茂り、川もあるようだ。海岸からは見渡す限り水平線が広がっている。この島で、二泊三日の予定をたて、三日目の昼に迎えに来てもらうことにした。 島につく前に船長が、"これをやる"なんて言ってきて、モリを一本と携帯型酸素ボンベを譲ってくれた。
なんでも、そろそろ新しいのがほしいのだとか。 「あ、ありがとな」 俺はありがたく受け取り、そんなこんなで島についたわけだ。 「さて、まずはテントだな」 テントが安定しそうな場所を見つけて杭を打っていく。木陰になっているのでわりと涼しい。 「これで、よし!」 無事テントがたって、今度は食料を探しに行こうと思う。早速もらったモリと携帯型酸素ボンベを持って海に入る。ゴーグルをつけて潜ってみると小魚から大型の魚まで沢山いた。 一匹とれば十分だと思い、大きめの魚に狙いを定めて突こうとするが、素早くかわされてしまう。 「…ップハァ、結構難しいな」
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Re: OUT OF THE ISLAND ( No.2 ) |
- 日時: 2010/06/12 08:56
- 名前: W.WOLF
- このままやってもつかまえられないだろうから、海からあがって魚が眠る夜を待つことにした。
その間、島の探検も兼ねて山菜などを採りに行こうと思う。 道という道はなく、まぁそれが当たり前だと思いながら、こんな事もあろうかと持ってきたマチェットで道を切り開いていく。 出発して数分、気になるものが目にとまった。 「焚き火の…あと!?」 ここは無人島のはず。昔から誰も住んでいないと聞いた。住んでいるなら住居くらいあるはずだ。でも、この辺りにそれらしきものは見当たらない。 以前に誰かが来たのだろう。そう思って気にせず進むことにした。 食材を探して数時間、いろいろなものが見つかった。果物やキノコ、野草に湧き水。これだけあれば上等だ。 テントに帰ってきた頃には日も暮れて、すっかりくらくなっていた。 少し休憩をして海に入る。 「いたいた」 岩の下や海底など、眠って動きが鈍くなっている魚たちがいる。 「よし…」 狙いを定めたのはおよそ70cmくらいの魚。食べごたえがありそうだ。 相手が眠っているとはいえ、気を抜かずに集中してモリを打ち込む。 ズドッ! モリは深く刺さり、すかさず引き寄せて網袋に入れる。
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Re: OUT OF THE ISLAND ( No.3 ) |
- 日時: 2010/06/12 09:24
- 名前: W.WOLF
- 魚もとれたので、テントに戻ることにした。砂浜に着くと焚き火が消えていた。それだけではない。暗くてすぐには気づかなかったが、テントが倒され、砂浜には横幅が1メートルはあろうかと思うような、何かが這いずりまわったあとがあった。それは森の方へ続いていた。
「オィオィ、なんだよ‥‥」 砂浜に付いたあとを見てその正体にだいたいの予想がついた。 「この動き方、蛇か…」 しかし、蛇と言ってもここまで胴の幅が太ければ大きいなんてもんじゃない。 いったいどれくらいの長さなのか想像もつかない。 「嘘だろ・・・」 こんな得体のしれない怪物がこの島にいる。恐怖心がこみ上げてくる。 急いでテントに駆け寄り、緊急用無線機を取り出して通信を試みる。 「CQ!CQ!こちらシルバ!誰でもいいから応答せよ!」 “ザ・・ザザ・・・ガーザー” 「CQ!CQ!・・・・くそ!」 無線機が壊れていた。無理もないだろう。とある山で崖から落ちた時にでも壊れたのか、それともテントを荒らされた事により破損したのか。それになにより、どうせ使わないだろうと思ってろくに整備をしてなかった。 直そうにも部品も工具もない。
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Re: OUT OF THE ISLAND ( No.4 ) |
- 日時: 2010/06/12 09:38
- 名前: W.WOLF
- しょうがないので、明後日の迎えが来るのを大人しく待つことにした。
周囲を警戒しながら場所を変えてテントをたて、さっさと夕食をすませた。 焚き火を消し、側にサバイバルナイフとマチェットをそえて寝る。
ーーー何事もなく、静かな朝を迎えた。早朝は少しひえるので、焚き火をたく。 朝食は昨日採ってきた果物を食べる。 朝食を食べ終わって落ち着いていると、近くの茂で何かが動いたのが見えた。 「何だ!」 慌ててマチェットを掴んで身構える。
とりあえず今はここまでで、 すいません。またそのうち書きます。
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Re: OUT OF THE ISLAND ( No.5 ) |
- 日時: 2010/06/12 23:15
- 名前: ケイル
- 設定が現実的で、モンスター系の洋画のようですね。
風景の描写が丁寧で、無人島の景色が浮かんでくるようでしたっ そして、いったい何が出てくるんだろう・・・!
この場にイチャつくカップルがいたら最初の犠牲者となっていたことでしょうw
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Re: OUT OF THE ISLAND ( No.6 ) |
- 日時: 2010/06/13 00:02
- 名前: リオレイア
- どんな蛇さんかな?
蛇は蛇神信仰を経てドラゴンになっていったのでそれなりに興味がww
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Re: OUT OF THE ISLAND ( No.7 ) |
- 日時: 2010/06/27 08:48
- 名前: W.WOLF
- しかし、出てきた者は・・・
「ぇ?・・・・人・・!?」 それは自分と同じ獣人種で、姿は猫だ。 わけもわからず見ていると、こっちへ向かって歩いてきた。そして、 『この島に居ちゃいけない!立ち去りなさい!』 声と見た目からして、やはり女だ・・・。俺はとっさに 「な・・あんた誰だよ」 『それはこっちのセリフよ!この島に何しにきたの!』 「何って、キャンプ・・・」 『とにかく何でもいい!早く出ていきなさい!この島の事を知らないうちに!』 島の事・・・もしや、 「それって、この島にいる怪物か何かの事か・・・・?」 『・・・見たの!?』 「見てはないが、昨日テントを荒らされてな。通信機も壊れた。それに、迎えの船は明日の昼に来る予定だから、今すぐ帰れと言われても無理だな」 『・・・知っているのなら話は別だわ。丁度いいから、あなたに手伝ってもらう』 「え?なに・・を?」 『決まってるじゃない、怪物退治よ』 「・・・!、冗談はよしてく・・」 『冗談なんかじゃない!私は本気よ!』 「・・・・。目的は何だ?それに、そんな奴相手に一人で来たわけじゃないだろ」 『話せば長くなる。一度私のベースキャンプまで行きましょ』
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Re: OUT OF THE ISLAND ( No.8 ) |
- 日時: 2010/06/27 08:59
- 名前: W.WOLF
- >ケイルさん
と言うわけで、出てきたのは女性の獣人です。この先長くなりそうなので、ゆっくり更新していきます
>リオレイアさん 今回の蛇は大蛇ですね、敵役としてのセリフは無く、本能のまま動く恐ろしいやつです。
今回も用事でここまでしか書けません。読んでくれている皆さん、気長に待っててください。 追伸、一つ一つの投稿文が少ないのは、実はPSPからの投稿だからです。
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Re: OUT OF THE ISLAND ( No.9 ) |
- 日時: 2010/06/27 14:17
- 名前: Wyvern-D
- PSPですか、○連打がんばってくださいw
本能に期待w
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Re: OUT OF THE ISLAND ( No.10 ) |
- 日時: 2010/06/27 16:18
- 名前: リオレイア
- 本能で動くだけに鬼畜になるんだろうか?
それにしてもPSPからとは・・・携帯からよりも大変そうだな・・ 乙ですww
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Re: OUT OF THE ISLAND ( No.11 ) |
- 日時: 2010/06/27 21:08
- 名前: ケイル
- まさか退治することになるとはw
無人島で出会う猫獣人の女の子ってなんだかちょっと素敵です
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Re: OUT OF THE ISLAND ( No.12 ) |
- 日時: 2010/07/04 10:12
- 名前: W.WOLF
- 「・・・・、わかった。そうしよう」
俺は案内されるまま付いていく。海岸から数百メートルくらい来た所で、大きな崖の下に着いた。 『ここを登って、あそこまで行くのよ』 上の方を指さしてあっさりとこんな事を言ってくれた。 内心、(また崖か・・・)と思う 指さされた方向を見れば、崖に横穴が開いていてそこから一本のロープが垂らされていた。 高さはおよそ80メートルはありそうだ。 「しょぅがないなぁ。はぁ」 そんなことをつぶやきながら崖を見上げる。 『さ、行くわよ!』 「あぁ、行こう」 できるだけ下を見ないように登っていく。 ゆっくりと確実に進み、今回は無事に登りきった。 横穴の中を見渡すと、思っていたより広く、暮らすには充分なスペースだ。 なにやら見たことが無い物もある。 興味津々で見ていたら彼女が声を掛けてきた。 『ね、まだ名前を聞いてなかったわ教えてくれない?』 「そういえばそうだな、俺の名前はシルバだ。よろしく」 『私の名はエリルよ。こちらこそよろしくね、シルバ』
「早速言いたいことがあるんだが」 『なに?』 「明日の昼頃、迎えの船が来るんだが、それで一緒に島から脱出しよう」 『それは・・・できないの』
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Re: OUT OF THE ISLAND ( No.13 ) |
- 日時: 2010/07/04 10:50
- 名前: W.WOLF
- 「ど、どうして無理なんだ!?」
『私は奴を退治するためにこの島に派遣された。奴を退治するまでこの島からは出ない。通信機も壊れたしね。それに、仲間のかたきも取りたいの。だから、奴の事を知ったあなたに手伝ってもらうことにした』 「じゃあ、もし俺が大蛇の事を知らなければ、一人でやるつもりだったのか?」 『ええ、そうよ』 「そうか・・・。よし、攻撃は今夜だ!そうすれば明日、帰れるじゃないか。今の内に何か作戦を考えよう!」 『そうね、その方が都合がいいわ。と言っても、シルバ、あなたが持ってきたような刃物じゃ、奴に傷一つ入らないわよ』 「え!?じゃあ、どうすればいいんだ?」 それを聞いたエリルは、さっき俺が気になってた見たこともない物を持ってきた。 『これを使うのよ』 「それは?見たことないが・・・。」 『普通は知らなくて当然。これは、地球という惑星で作られた銃という武器よ。名前は、バレットM82アンチマテリアル、で、こっちがM134ガトリング機関銃、それとこれが、パンツァーファウスト3』 「は・・・・はぁ、それで、その妙な形をした金属の塊がどうなるんだ?」 『使って見せるから、よく見てなさい』 「あぁ、わかった」
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Re: OUT OF THE ISLAND ( No.14 ) |
- 日時: 2010/07/04 22:13
- 名前: ケイル
- おおっ ファンタジーかと思いきやSFちっくな世界観ですね。
しかし巨大なモンスター相手に重火器で挑むのは死亡フラグw
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Re: OUT OF THE ISLAND ( No.15 ) |
- 日時: 2010/07/05 00:33
- 名前: リオレイア
- い、いや…
M82対物ライフルにガトリングなんか持ち出しても… 動けませんよ。崖からどうやって下ろすんだろう… 因みに、ガトリングは撃ち始めに2、3秒のアイドリングが必要なので即応性は低いです。知ってたらごめんなさい。
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Re: OUT OF THE ISLAND ( No.16 ) |
- 日時: 2010/07/05 19:46
- 名前: S
- お初です
なんか物騒な女の子だなぁ 巻き込まれたような主人公もちょっと気の毒な感じがするけど 現代兵器?で立ち向かうなんてメタルギア的でおもしろうそうw 更新が待ち遠しいですw
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Re: OUT OF THE ISLAND ( No.17 ) |
- 日時: 2010/07/11 09:27
- 名前: W.WOLF
- 俺は意味もわからず見ていた。
すると・・・ 《ドゥンッ!》 突然の爆音にビックリした。 「なっ!」 『どう?いいもんでしょ?』 「どうって、ただそれの先が一瞬爆発しただけじゃないか!」 『あんたって何処を見てるわけ・・。あそこを見てみなさい』 言われた所を見ると、木が一本倒れている。その後ろの木にも大穴が空いていた。 「どうなってんだ・・・?」 『鈍いわね〜。この武器は、弾丸という金属を飛ばす武器よ。特別に地球から取り寄せるのに苦労したんだから』 「凄いな・・・。世界は広いよ・・・・。で、そっちの二つはどんなやつなんだ?」 『この二つは弾がもったいないから今は使わないわ。特に、パンツァーはとっておきよ』 「ほぉー。なるほど」 『シルバにはM82を貸してあげるわ。使い方わかるわよね?』 「当然だ、見てたからな」 『あ!大事なことを言っておくわ!この島の大蛇は、ある時間になると一時間ほど眠るの』 「つまり、そこが攻撃のチャンスだってことだな」 『えぇ、一度きりのね』 「気を引き締めて行かないとな」 『さ、後は自分で準備しなさい。ついでに、心の準備もね』
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Re: OUT OF THE ISLAND ( No.18 ) |
- 日時: 2010/07/11 09:41
- 名前: W.WOLF
- >ケイル様、
俺は銃やナイフといった武器が好きなので、今回はそうしました。もちろん、ファンタジー的な作品もこれから書いていきたいと思ってます。 >リオレイア様、 アイドリングが必要なのは知ってますよ。でも持ち運びの面は考えてなかった・・・ >S様、 たいへんゆっくり更新しているので、まだまだかかりそうですね。この先二人がどうなるのか・・・ 気長に待っててください。
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Re: OUT OF THE ISLAND ( No.19 ) |
- 日時: 2010/07/11 22:30
- 名前: ケイル
- ふむふむ。 木が消し飛ぶくらいならダメージは与えられそうですね〜
1発で仕留められないとマズそうですがw
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Re: OUT OF THE ISLAND ( No.20 ) |
- 日時: 2010/07/13 22:37
- 名前: S
- 自分も銃器などは好きですんで(エアガンとかはもう集めてはいないけど・・・
死闘になるかは分かりませんが今後の展開に期待してますw それから自分は暇人ですんでいくらでも待ちますよんw
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Re: OUT OF THE ISLAND ( No.21 ) |
- 日時: 2010/07/14 16:56
- 名前: リオレイア
- パンツァーですかぁ…
あれは装甲車ぐらいならまるっと吹き飛ばしますからねぇ 蛇さん大怒りでごっくんかな(笑)
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Re: OUT OF THE ISLAND ( No.22 ) |
- 日時: 2010/07/27 10:16
- 名前: W.WOLF
- 「あぁ、そうするよ」
と、言っても、特にやることがあるわけでもなく、腹ごしらえをした後、役に立ちもしないナイフを研ぐ。 手入れも終わり、エリルから貸してもらった銃に教えてもらったとおりに弾を込める。
そんなこんなで時間は過ぎていきーーーーー
『そろそろ時間よ。準備はいい?』 「いつでもいけるぞ」 『チャンスは一度きりなんだから気を引き締めて行きなさいよ』 「もし失敗したらどうすればいい・・・」 『失敗なんてしない。絶対に勝つんだから!』 「そうだな・・勝とう」
『じゃあ、行くわよ』 「おぅ。案内頼んだぞ」 『任せなさい、こっちよ』 俺はエリルについて行く。正直、かなり恐い。嫌な予感というか、もし失敗したらと思うと・・・・ (失敗は考えないようにしないと。絶対に勝つんだ!) そう自分の心に言い聞かせ、恐怖を抑える。
『着いたわ。ここが大蛇の巣よ』 そこは木々が生い茂り、嫌に蒸し暑く、大きな洞窟の入り口があった。 「いかにもって感じだな。物語の中じゃ、よくあるシーンだ」 『本当にここなんだから。ブツブツ言ってないで、入るわよ。それから、ちゃんと作戦通りにね!』 「わかってるよ」
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Re: OUT OF THE ISLAND ( No.23 ) |
- 日時: 2010/07/27 10:31
- 名前: W.WOLF
- >ケイル様
はい、シルバたちは速攻で勝負をつけに行くとおもいます。でも勝てるかなぁ・・・ >S様 ほんと、かなりゆっくりとした更新ですのですいません。なかなか時間が無いものでして。 >リオレイア様 パンツァーは一発しかありませんからね〜。この先二人はどうなるのやら
それにしても、まだ小説二作目という初心者なので、いろいろと読みにくい所なんかもあると思いますが、よろしくお願いします。
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Re: OUT OF THE ISLAND ( No.24 ) |
- 日時: 2010/07/27 12:18
- 名前: S
- 洞窟の中で死角から襲われたりしたら一気に・・・w
それから謝る事ないっすよw 今回は分かりませんけれどもPSPからの投稿らしいですし
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Re: OUT OF THE ISLAND ( No.25 ) |
- 日時: 2010/07/27 21:55
- 名前: リオレイア
- いやいや…
僕もまだまだ初心者ですし…
それはそうと、洞窟とな? 迂闊にガトリングを撃つと跳弾が怖いですな。運悪く当たって動けなくなった所を『ゴクリ』? 続きが楽しみですぅ。
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Re: OUT OF THE ISLAND ( No.26 ) |
- 日時: 2010/07/27 22:06
- 名前: ケイル
- 緊張の瞬間・・・ですかね・・・!
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Re: OUT OF THE ISLAND ( No.27 ) |
- 日時: 2010/08/16 21:29
- 名前: W.WOLF
- ―作戦―
まず、気付かれないように大蛇に近付く。 そして俺がM82を大蛇の頭に打ち込む
トドメにエリルがM134で木っ端微塵 と言うことだが ――――――――― (作戦というより、もうほとんど真正面からの強行手段だな・・・) しかしこれが一番手っ取り早くかつ確実な方法だと思う。限られた時間の中で小細工をしたりして気付かれたり、目を覚まされたらこっちがやられる。素早く相手の不意をついて仕留める。 所詮相手は一匹だ。 『足音立てないように行くわよ』 「ちょっとまて、この真っ暗な洞窟の中にライト無しで行くのか?」
『ライトなんて持ってたら気付かれるかも知れないじゃない。それに、私は夜目がきくから大丈夫なの』
「なるほどね、じゃあ俺はこれでもつけとくよ」
首に掛けてるゴーグルを着けてバッテリーと繋ぎ、赤外線暗視モードにする。
「よし、行こう」
『何よそれ。そんなもの着けてどうかしたの?』
「これは・・・とりあえず万能ゴーグルとでも言っとくよ。今は暗視モードにしてるから周囲明るく見える」
『ふーん。便利じゃない』 「ああ、俺の宝物だ」
『大切にしなさいよ。さ、早く行くわよ』
「あ・・待てよおい」
いわれた通り、足音をたてずにエリルに付いて行く。息を潜めてゆっくり歩く。 少し奥に来た辺りでエリルが足を止めて、『見つけた、あそこよ』
「あぁ、見えた。・・・・デカいな」 確かにそこには大蛇がいた。ありえない程の巨体がとぐろを巻いて眠っている。思っていたよりも大きい。
『もう少し近寄りましょう。ここだと少し遠いわ』
「そうだな」
そう言って、とうとう大蛇から50メートルほどの場所まで来てしまった。目を覚ます前にやるしかない。 俺は銃口を大蛇の頭に向けて狙いを定める。
『こっちも準備OKよ。シルバ、集中して狙って』
緊張するなか狙いが定め、引金を引く・・・・ 《ドウンッ!》 それとほぼ同時にエリルも引金を引き、無数の弾が発射される。 《ウィィーーン》 《ドガガガガガガガガガガガガガ!!》 《ウィーン・・・・・》
「やったか・・・」 『待って。様子をみましょ・・・』
・・・・ズズ・・・・ズザザ・・・シャー!・・。
「嘘だろ・・・」
動いている。 あの時確かに弾は命中した。その後のエリルの攻撃もほとんど命中していたはずなのに・・。大蛇は無傷だった。弾丸がはじかれたのだ。 愕然としている時、エリルから声がかかる。 『シルバ!どいて!』 エリルはとっておきと言っていたアレを持って大蛇に向けた。 《ガチッ、バシュォォォォォ!!!》 《ドッゴォォン!!!!!》 何かが飛んで行ったと思ったら突然目の前で大爆発がおこった。
『シルバ!今の内に逃げるわよ!』
「あ・・・あぁ、そうだな、急ごう!」 二人で全速力で走る。洞窟を抜け出し、離れた所から洞窟の入口を見張る。
「・・・出てこないな」 しばらく見ていたが、動きがない。 『様子を見てくるわ。ここで待ってて』 「1人で行くのは危険だ。俺も行く!」 『ちょっと入口まで行くだけよ、いいから待ってて』
エリルは警戒しながらゆっくり洞窟に近付いていく。そして洞窟の入口を覗いてからこっちを見て、 『何もないわ!やったのよ、私た・・・・・』
・・・・・・・・・・・・・・
「・・・?。どうした!」 突然声が消えた。俺は洞窟へ駆け寄り、大声で叫ぶ。 「どこだ!エリル!返事をしろ!」 いくら叫んでも返事はない。 「まさか・・・」 俺は悪い予感がしながら洞窟の中へ駆け入る。
――――その頃エリルは・・・
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Re: OUT OF THE ISLAND ( No.28 ) |
- 日時: 2010/08/16 21:55
- 名前: W.WOLF
- ・・・・・・・・
洞窟の奥にいた。 『ぐっ・・・はなれなさいよ!』 大蛇が巻き付いている。 『くっ、待ち伏せしてたのね・・・。私も・・終りか・・・・』 ジュルリ・・ベチョ・・・ニチャァ・・・ 味見するかのように舐めあげられた。 『う…嫌ぁ。やめて・・・』 手足が拘束されて身動きがとれない。さらに武器まで落としてきてしまった。 『クソ・・こんな所で・・・私は・・』 ベチャ・・・・ネトォ・・ 大蛇の舌が首に巻き付いたり服の中に入れられて体中を舐め回された。 ネバネバした唾液で体中が濡れて気持ち悪い。 『私が・・そんなに・・・うまい・・か・・・・』 味見が終わったのか、大蛇が舌をしまった。そして・・・ 『うぐ・・・』 体が浮上った感じがした。そして何やら足がブヨブヨした柔らかく温かいものにつつまれた。『ま・・・まさか・・・・』 大蛇が足を咥えている。体の拘束は解かれたが、大蛇の口内に、そして喉にゆっくりと体が沈んでいく。 『嫌・・・嫌ァァ!助けて!シルバ!シルバァァ!!』 グチュ・・・・ゴキュ・・・・・・ゴキュ・・・ 必死に抵抗するが、ほとんど意味がなかった。 『はぁ・・・・はぁ・・誰か・・・たす・・け・・・・て』 ジュブ・・ベチュ・・・ニチョ・・・・・ もう体のほとんどが飲み込まれた。 死にたくない。死にたくない・・・もう助からないの・・・? エリルはそんな事を思っていた。 その時、 《ドウンッ!》 銃声が響き渡る。シルバが大蛇を撃ったのだ。しかしまたもや傷一つ付いてない。 大蛇がこっちを向いた。そしてシルバが気付く。 「エリル!」 大蛇の口からエリルの手が見えた。が・・・ ジュル・・・ゴクンッ! ついに大蛇がエリルを飲み込んだ。体の膨らみが下に落ちてゆく。 「お、お前ェェ!!!!」 《ジャキ、ドウン!ドウン!ドウン!》 「ぉおおオオ雄雄雄ーー!!!!」 《ドウン!ドウン!ドウン!ドウン!ドウン!ドウン!カチ、カチ・・》 「クソ!弾が切れた!なんて硬ぇんだ!」 俺は銃を捨て、マチェットを取り出し、即座に攻撃に移る。 《ギン!!ガィン!ガキーン》 「な、マチェットがあっさり折れただと!?。チッ!」 次はサバイバルナイフを取り出し、そして立ち止まる・・・ シャー!・・・シュルシュル・・・ギュッ!・・ 大蛇に捕まった。獲物を傷めないようにか、それとももがくのを楽しむ為か締め付ける力はそれほど強くない。 「この方法にかけるか・・・」 外部から攻撃したら刃がたたない。それに、エリルを助けなければ!
「もう・・これしかないな」 俺は最後の手段にかけた。 ナイフを逆手に持ち、大蛇を睨み付ける。 「かかって来いよ、このクソ野郎」 覚悟は決めた。 あとは、耐えて待つのみだ・・・
・・・ベチョ、グチョリ・・・ニチャァ・・・・ベリュン・・・ネトォ〜・・・ 「うっ・・・くぅ・・・・」 これでもかと言うぐらい舐め回された。ベチャベチャした大蛇の唾液が体中に纏わりついて気持ちが悪い。 「ぐ・・・うぅ」 グバァ・・・ 大蛇が大口を開けて顔を近付けてくる。このまま飲み込まれる・・・いくら覚悟ができていると言ってもやはり恐い。 もし、この攻撃が失敗したら、二度と帰ってこられないだろう。 「へ・・さっさと・・・食えよ・・」 ゆっくりと迫ってくる大口。そして・・・ ハグッ・・・・ベチュリ・・・ 生暖かくヌルヌルした口内に顔から肩を収められた。 ゴク・・・・グキュ・・・ミチュ・・・・・・ 続いて胸、腹と来た辺りで体が宙に浮いたような気がした。案の定、大蛇が上を向いたのだ。 ・・・・ズリュ・・・モチュ・・・・ゴプチュ・・・・・・・重力に従い、一気に飲み込まれる。そしてついに・・・
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Re: OUT OF THE ISLAND ( No.29 ) |
- 日時: 2010/08/16 22:18
- 名前: giratina
- おお、何という緊迫シーン。大蛇恐るべし
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Re: OUT OF THE ISLAND ( No.30 ) |
- 日時: 2010/08/16 22:33
- 名前: W.WOLF
- ニチュ・・・・グチュゥ・・ゴクン!
完全に飲み込まれた。真っ暗で何も見えない。ただ、そこは窮屈で体が締め付けられてネトネトとした大蛇の体液が分泌されていた。 グニュ・・・ムチュ・・グチョ・・・・・ 呼吸が存分にできない。 早くしなければこっちが気絶して大蛇の血肉となってしまう。 俺は最後の攻撃の実行に移った。ナイフを両手で持ち、思いっきり突き立てる。(これなら・・どうだ!) 《・・・ブッ・・・・グザ・・》 大蛇の腹の中でナイフが刺さった。さらに力を込めて刺す。 《ズズ・・・グボ!》 手応えを感じた。貫通したらしい。硬い鱗は外側からの攻撃は防げても内側からは防げなかったようだ。 ナイフを刺したまま切り開いていく。 大蛇が暴れ出した。異変に気がついたのだろう。しかしもう遅い。 《グイ・・・ズバァ!》 大きく切り開いた。かなり血が出ている。切り開いた穴から脱出する。 ズリ・・・ドチャァ・・ 「・・はぁ・・・はぁ・・俺の・・・・勝ちみたいだな・・・」 傷口から大量に出血しているため段々と大蛇の動きが鈍くなっている、そしてついに、 ズズ・・・・ズシャ・・・ 大蛇がほとんど動かなくなった。俺は急いでエリルを助け出すために駆け寄る。 腹を思いっきり切り開く。エリルが見えた。すぐに引き出して脈を調べる。 ・・・トクン・・・トクン・・・・ エリルは生きていた。気絶していてかなり弱っているようだ。 とにかく、何かないかと探し回ると、使えそうなものが一つあった。 携帯型酸素ボンベだ。それをエリルにくわえさせ、効率好く肺に酸素を送り込む。 『・・グフッ!ゲホッ・・・ゲホッ・・うぅ。』 「おい!大丈夫か!目を覚ませ!」
必死に声を掛け続ける。 「聞こえてるか!しっかりしろ!エリル!!」 『シ・・ルバ・・・』 気がついたようだ。安心してホッとする。 「大丈夫か。怪我してないか、心配したぞ」 『大蛇は・・・?それに私、食べられたんじゃ・・・・』 「安心しろ。蛇は俺が倒した。それに、二人とも生きてる」 ハッとした顔をしてエリルが起き上がった。 そして、こっちを向いて 《パチーン!》 一瞬何が起こったか分からなかったが、すぐに気付く。 「痛ッテ!殴ることないだろ!」 『何で逃げなかったのよ!』 思いっきりビンタされた。 「何でって、言わなくても分かるだろ」 『逃げなかったら死んでたかもし・・』 「助けたかったんだ!!!」
『・・・・・・』 「・・・・・・」
『・・・グス・・・・』 「な、なに泣いてんだよ」 エリルはいきなり泣き出して、突然俺に抱き付いてきた。 『・・・グスン・・・・泣いてなんかないわよ・・』 「わかったわかった、さっ!ベースキャンプまで帰ろう」 『そうね・・・』
―――――――――― その後、 ベースキャンプまで戻った俺達はこの島を出る準備を整えた。 昼になり、迎えの船がきた。
「おーい!こっちだ!」
『やっと、帰れるのね』
「そうだ。それにしても疲れたぜ・・・」
船に乗り込み、島をあとにする。
『シルバ、一つ聞いていい?』
「どうした」
『今さらだけど、何で命をかけてまで私を助けたの?』
「それは・・・・・・」
『何?』
「・・・俺だからだ!・・ハハッ」 『なにそれ、変なの。まっありがとね』
「当然のことだ気にするな」
こんな会話が続き、やっと港まで帰ってきた。 こうして、長い3日間は終わり、島から脱出した。
「エリルはこれからどうするんだ?」
『本部に戻ってブリーフィングを済ませた後、あんなとこやめてやるわ』
「そうか、元気でな」
『シルバもね。』
「それじゃ、ここでお別れだ」
『えぇ・・・。いつかまた会いましょう』
「もちろんだ。じゃあな」 俺は振り向かず、真っ直ぐに家へ帰った。
OUT OF THE ISLAND
〜END〜
|
Re: OUT OF THE ISLAND ( No.31 ) |
- 日時: 2010/08/16 22:41
- 名前: W.WOLF
- やっと完結しました〜。
最後の方はもうコッテコテのグダグダになってしまいました・・・
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Re: OUT OF THE ISLAND ( No.32 ) |
- 日時: 2010/08/16 22:42
- 名前: giratina
- こういう良い雰囲気、好きです。
名作をありがとう!
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Re: OUT OF THE ISLAND ( No.33 ) |
- 日時: 2010/08/16 23:57
- 名前: S
- メタルギアみたいな展開を予想していただけに
まさかの切り札も通じないとなった時は「大差ーっ!?w(汗」的な ツッコみ?も期待してましたが、腹中から切腹とは・・・w こんな湿っぽくないエンドも好きだなぁw
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Re: OUT OF THE ISLAND ( No.34 ) |
- 日時: 2010/08/17 17:13
- 名前: リオレイア
- ふーむ…
助かっちゃいましたか… 大蛇の中は気持ち良さそうですね。呑み込まれてみたいです。
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Re: OUT OF THE ISLAND ( No.35 ) |
- 日時: 2010/08/18 14:47
- 名前: W.WOLF
- >giratina様
名作だなんてとんでもない(汗 ありがとうございます。 >S様 自分でもいろいろ考えて、こうなりました。 こんな最後も良いなーって思いまして(笑 >リオレイア様 おや、バッドエンドがお好きなようで。次の小説はバッドにしようと思ってますw まだ考えがまとまっていませんが(汗 今回は題名が島からの脱出なので、こうなりました。
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Re: OUT OF THE ISLAND ( No.36 ) |
- 日時: 2010/08/18 16:35
- 名前: リオレイア
- うーん…
バッドはバッドでも呑み込まれちゃう限定ですね。グロは×です。消化は大丈夫ですが…自分を被食者達に重ね合わせているので…
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Re: OUT OF THE ISLAND ( No.37 ) |
- 日時: 2010/08/18 16:54
- 名前: giratina
- >W.WOLF様
いえいえ、名作ですよ。感情移入してしまった…
>リオレイア様 グロが駄目ですか…(今思えば僕の作品間接的にグロが…)
僕の場合、 鬼畜…大歓迎 消化…OK グロ…嫌いじゃない 愛捕…大歓迎 エロ…微妙 …です。僕の作品見て分かるように鬼畜が最も好きですが、基本的に捕食は何でもOKです。 ただ、過度のエログロは…おえっぷorz
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Re: OUT OF THE ISLAND ( No.38 ) |
- 日時: 2010/10/16 23:27
- 名前: ケイル
- 全体的に洋画のモンスターもののような雰囲気がありましたが、
獲物をベロベロ舐め回したりっていうのが、あっちの映画にはないので 大変おいしい部分でしたw 捕食界において、舐め回し描写はたくさん見かけますが、 こういう知能のなさそうなモンスターがベロベロやってくるっていうのは、 なんだかちょっといいなぁと思いましたw
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