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満月が昇る頃
日時: 2010/05/03 22:20
名前: 歳月

空の星が綺麗に見える頃。

俺は森の中で空を眺めていた。

「今日は雲一つない夜か…こういうのが風流ってのかな?知らんけど」

俺は危険な山や森で生計を経てているいわゆる【なんでも店】だ。

まぁ、主に俺にくる依頼の殆どが凶暴な生物の排除だったりする。

今回は珍しく薬草を採取する事だったがその薬草も見つけた。

しかし夜の森を歩くのも危険なので今日は野宿だ。
だから森の中の木に鈴のついたワイヤーを引っ掻け万が一に備える(更に懐にはカスタムマシンガン)。

「もう眠いな…」

こうして俺は眠りについた。
とても近くに見える巨大な満月を眺めながら。














「クククッ…今宵は久々の人間か。まぁ愉しませて貰うとしようか」

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Re: 満月が昇る頃 ( No.1 )
日時: 2010/05/06 04:37
名前: 名無しのゴンベエ

わざわざ樹と樹の間に鈴をつけた糸を張るとは無意味な事をする人間だ。

我にかかれば一瞬にして無に帰す事が出来るが…

「ふむ…久々の人間なのだから少々脅かしてみるのも一興か」

我は無音で翼を広げると樹木を越え人間の近くにくる。


しかし完全じゃないとはいえ我の存在にうすうす気付いているようだ。
この人間は寝てはいない。


「いい加減下手な演技を止めたらどうだ人間よ?」

「ッ…!」


人間は辺りを見渡しているが漆黒の鱗を持つ我は夜の色に掠れて見えぬらしい。

「後ろだぞ人間よ」

「!?」

我の存在に気付くと人間は小さな銃を撃ってきた。

しかし我の鱗は傷一つつかない。

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