Re: 粉砕された日常 ( No.79 ) |
- 日時: 2010/12/15 17:55
- 名前: 大樹
- 「あー…やっと学校終わったー」
学校の終わりだけはいつも通りに過ぎたが 教室内にいる人数がやたら少ない、おおかた喰われっぱなしなんだろうから気にしないけど
「さて、さっさと帰って…ゲームしよ」
俺はそのまま帰ろうとして教室のドアを開けた
「ん?大樹かちょうどいい、一緒に帰ろうではないか」
そこにはラギア様が図ったかのようにいた、そして発言された言葉に どこの青春カップルだよ、などと脳内突っ込みを入れながらも断る理由が無いので了承した
「一緒に帰るのは良いですけど、バスには乗れませんよね?」
「ああ…その事なら心配いらぬ…」
じゅるり…ぽたっ…ぽたっ…
「え…あ、一緒にってそっちの意味ですか」
「そうだ」
ハグッ…あぐっ…あぐっ…ぬちゅっ…ぐちゅっ…
そう一言言うとラギア様は俺の頭を咥え込み、不良達が食らった激しく慈悲の無い舐め回しではなく 優しく暖かみ溢れる舌で何度も顔を首筋を舐められた
「は…くぅ…///」
人が喘ぐツボを刺激されて思わず甘い声を出してしまう、教室には何人かいてこっちを見ているだろうが関係ない
にちゃぁ…ぬちゃぁ…あぐっ…あぐっ…
徐々に腰まで咥えられていき、俺は飲まれる前に喉肉の洗礼を受けていた
「う…ぐぅぅ…///」
ぬちゃぁ…ぬちゅっ…ぐゆっ…
顔を柔らかい喉肉で揉まれ、体全体がビクンビクンと痙攣する
あぐっ…あぐっ…むぐっ……ゴクン…
「ぅくぁ…///」
優しく飲み下された俺は、体に張り付いてくる喉肉の感触に喘ぎながら 柔らかな座席へと落ちていく
むぎゅぅ…ぐぽっ………むにゅっ………
普段なら命を奪い自分の物にする胃袋も 落ちてきた俺を優しく受け止め、ゆっくりと包み込んだ
「ククク…では、帰るとするか」
「…はい…ラギア…様…」
明日はどんな騒ぎを起こしてくれるんだろう… そんな事を考えながら、俺は優しき主人の腹の中でゆっくりと眠りについた
エピローグ〈竜と人と〉
次の日
「んー…」
「おはよう、大樹」
「おはようございます…我が主人、黒竜神ラギア様」 いつもは休日のメールでしか行われなかった挨拶も これから毎日行われるんだな、なんて思いながら挨拶を交わす
「…ぶ…ククク…」
「?」
俺を見て吹き出すラギア様に首を傾げながら ベッドから降りようと縁に手を掛けた
「…………ぇ…?」
そこには、いつも見慣れた俺の手は無く 指が四本で鱗が生え指先にも鋭く尖った爪が生えていた
「…ククク…♪」
「ぇ…?ぇ…?」
ゆっくりと体全体を見回すと、首が異様に曲がり背中に生えた翼と 俺の尻の辺りから見慣れない長くしなった尻尾が生えているのが見えた
「ククク…♪」
「な…なんぞこれぇぇぇ!!!」
思わず叫んだ、てか… 叫ばなきゃやってられない状況下に置かれてしまった 「ちょっとラギア様!俺が寝ている間に何をしたんですか!?」
「うむ…あまりにも暇だったのでな、大樹を竜化させてどんな反応を取るのか見てみたかったのだ♪」
「そんな理由で竜化されたほうの身にもなって下さい!!てか、戻れますよね?戻れますよね!?」
「勿論人に戻せるが、しばらくは戻さぬ」
「へぇー戻さないって、コラァァァ!!!」
俺の日常はまだまだ壊れていきそうです
おしまい
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